女房様とお呼びっ!
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2001年10月12日(金) おしっこ随想 #2

セックスの時に、おしっこをして見せる荒技を得て、得々としていた私だったが、
SMプレイで排尿排便を取り沙汰するのを知ったのは、結構時間が経ってからだ。
我ながら、この辺の鈍感ぶりに情けない位だけど、ずっと無知のまま過ぎていた。
浣腸を施されながら(註)気付かない。フランス文庫読んでも、目覚めない。んー。

そそ、浣腸の彼は、今思えばキッツイSM小説を読んでいた。それがフランス文庫。
彼が私に授けた膨大の知識の中にそれはあったから、ただ読み物として面白く、
時にスケベな描写に疼いて、オカズにした・・・わ!私、調教されてたのねぇ(笑)
どっち側に調教されてたんだろ?・・・ま、ただ変態したかったのかもしれないナ。

生憎と尿を飲めとか飲みたいとかのやり取りはなかったけれど、浣腸はしてたし、
私の尻穴を犯したがってたし、私が迫れば、彼の尻穴はローターを飲み込んだし、
生理の血を舐め、タンポンを口の中に納めてたし、汚れたまんこが好きだったし、
私は首を絞められたし、彼の首を絞めたし、色々ヘンタイぽい事したっけね(笑)

・・・・・。

っと、話がずれたけど、テレクラでとある男の話を聞いたのを、よく憶えてるワ。
男は「女の尿を、カテーテルで自分の膀胱に注入する」話をしたんだ。驚愕した。
そのビックリだけが印象に残って、男がSMな言葉を使ったかどうか記憶にない。
ただ、男はとても熱心に「それで愛を感じる」って語ったの。今ならワカルけどね。

男に限らず、テレクラで交わす話題の中には、再々SMネタが潜んでたのだろう。
けど、鈍感な私が「コレがSMだ」と認識したのは、はっきり請われた時だった。
「SMに興味アル?」と言葉にして言ってくれたんだ、その男は。分かり易い(笑)
で、「SMプレイ試してみよう」と約束して会った。殆ど好奇心だけで出向いた。

可もなく不可もなくってな男は、小さなポーチに用意したお道具を見せてくれた。
ディルド型のバイブレータと、簡単に菱縄が作れる綿ロープ(笑)以上。これだけ。
このロープ、菱の瘤の役目をするストッパーが幾つかついてるの。ちゃちいゾ(笑
全裸に縄掛け、鏡で見させられたんだけど、反応薄いせいか、すぐに外されたワ。

・・・・・。

浴室に連れてかれて、床に座れと言われた。ちゃんと正座したヨ。習慣だもの(笑
口を開けろと言われて、小鳥の雛のように待つ。男の萎えたちんこが入れられる。
条件反射的に舐めようとしたら、待ってろと言う。意味が解らないまま、止める。
何を待てと言ってるの?上目遣いに窺うと、男は目を瞑り、何かに集中していた。

鈍感な私も流石に気付き、「あ、しっこされる」と思ったのと、排尿が同時だった。
と同時に「飲め」と言う声が降ってきたけど、残念、間に合わなかったんだなぁ。
舌の先が、おしっこの苦くて辛いような味を感じるや否や、口の端から排除した。
ゲーッて感じ。泣きたいような気持ちになった。抗議するように、尿を吐き出す。

私のはかばかしくない反応に、またも男は落胆した様だけど、怒りはしなかった。
そして私は、この時初めて「SMってしっこ飲ますんダ」と身をもって感じたのだ。
その後、どんな会話を交わしたか憶えてないが、帰り際、男は道具を全部くれた。
「いつか使うかもしれないよ…」そう言われたのは憶えてる。使わなかったけど(笑

・・・・・。

しっこを口にされたのはともかく、初めてのSMはとてもツマラナイ経験だった。
好奇心は満たされたけど、私には合わないなと断を下し、それきりSMを忘れた。


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