女房様とお呼びっ!
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2001年10月02日(火) レイプごっこ未遂 #1

オコゼは、私のSM第二期の始動に関わったM魚だ。SM関係では二人目となる。
一番目が「犬」だったから、初めて持った「奴隷」。実に有意義な出会いだったよ。
奴は職業として訓練を受けていたから、所作の躾なんて必要なくて、楽出来た(笑
その上、友人の元奴隷だった(!)ので、情報が得られて、都合が良かった。

ある日の電話で、彼女が言った。「イイコト教えてあげよっか?」あ、奴のネタね?
「奴ったらね、サテンの下着が好きなのよ」一瞬、耳を疑った。ナンデスッテ?!
「あと多分、レイプ願望もある」彼女は吹き出しながら、言葉を継ぐ。私も爆笑。
・・・だってさ、奴の風貌は男臭くて、ガタイが良くて、顔もオッカナイのよぅ(笑

互いに奴を知ってるから、いよいよ可笑しい。人は見かけに因らないネ、ぷぷッ。
話すごとに、女物の下着をつけたオコゼを想像して、なお笑える。あー腹痛いぃ。
残念なことに、彼女も実際は見てないと言う。じゃ、私が試してみるわ、あはは。
そんな不埒な約束を告げ、電話を切った途端、私の頭の中でプランが走り始めた。

・・・・・。

交際時、私はオコゼとあまり会話しなかったの。必要最低限の言葉を交わすだけ。
いや、口数の少ない男じゃない、寧ろ饒舌な方かな。だからこその対応ってこと。
表では黙々と私に付き従い、機敏に働く。密室にあっても、寡黙な奴隷だったヨ。
それでも、しょっちゅう粗相をして、私に蹴り上げられては、体を丸めてた(笑)

だから、その日「レイプごっこをするよ」と告げた私の言葉に、酷く驚いたみたい。
が、奴にとって、私の言葉は一も二もない。自動的に「ハイ」と頭を垂れるばかり。
その顔が、「コレ着てらっしゃい」と差し出した衣服一式を手にして、輝いたのね。
・・・奴は感情を抑えて返事をしたけど、見逃さないよ。イケルと確信したワ(笑)

奴に用意した衣服は、フェミニンな幅広レースが胸元を飾るカットソーの上物、
ニット素材のマイクロミニ、黒ストッキング、当然サテンのショーツとプラジャー。
・・・これらは全部、私のお古だ。実に有効なリサイクル。切っても破いても可(笑
ただ、奴のサイズの方がデカイので、全てが伸縮素材ってとこがイマイチだけど。

・・・・・。

憧れの女物の衣装を握りしめて、奴が洗面所に消えた後、私も用意にかかる。
粘着テープと裁ちばさみを手許に。ロープはすぐに手に取れる所に隠しておく(笑
本日の道具立ては以上・・・いかにもSMな匂いがない方が萌えるじゃん、うふふ。
奴の着替えの進み具合に耳をそばだてながら、タイミングを窺う。ワクワクする。

洗面所からの物音が止んだ頃合いを計り、私は体を屈め、奴の背後に近づく。
・・・このために、今日はバスルームと居室のドアがないラブホを選定したのよね。
粘着テープをソロソロと引き出しておく。音をたてちゃ駄目。息を詰めての作業。
ふと見遣ると、奴は洗面台の鏡に自らを映し、呆けたような顔で見つめている。

サァ、イクワヨ・・・私はやおら立ち上がり、まずは奴の喉輪に手を掛けて引く。
奴がのけぞったところで、洗面台側に倒し込む。そこを、上半身で押さえつける。
もう片方の手で奴の両手首を掴み、そのままテープを巻き付ける。素早く無言で。
奴の髪を掴んで、再度顔を上げさせて、口元にもテープ。ここまでで、一段落だ。

・・・・・。

「どう…?」漸く私は声を出し、鏡に映る可哀想な奴の目を見つめて、話しかける。
しかし、口を塞がれた奴は返答出来ない。虚ろな目を泳がせるのが、答えかい?
そうしながら、私の膝が奴のストッキングに包まれた脚の間を割って、這い上る。
のけぞる喉仏が上下する・・・その淫靡な起伏を、裁ちばさみの先でなぞっていく。


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