女房様とお呼びっ!
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2001年09月21日(金) エロよりも生臭い話

以前話題したが、私が男の人と初めてデイトしたきっかけは、テレクラである。
女と交渉する機会の為に金を払う男。金のかからない娯楽としてダイヤルする女。
男女が首尾良く会えたとしても、その後、飯だ酒だラブホだと出費は嵩んでいく。
男が「割り勘ね」と言えば、落とせる確率は下がるだろう。その程度の出会いサ。

当然、私の初デイトも、電車賃以外は男が持った。正直、得したなぁと思ったヨ。
そん時は酒飲んだだけで、つまりそれっきり。別に悪い事したとは思わなかった。
そして、また次の男を物色する。財布を開くことなくデイトする。その繰り返し。
縁あって、逢瀬を重ねた人もいる。けれど、やっぱり、私は手ぶらでヨカッタの。

テレクラは、本当に素敵な遊びだった。金が要らない事に明白に魅力を感じてた。
彼らが、私の「女」目当てに金を出し、ちやほやする「ぬるま湯」は甘美なものだ。
その甘ったるい環境の中で、私の感覚は培われた。男や性、金に対する感覚等。
ついでにハッキリ言おう。私はテレコミ以外で男と会った事がない。いやはや(笑

・・・・・。

「お得」なテレクラ遊びに有頂天になっていた頃、その男と会った。当然テレクラ。
同い年で同じ業界人。若気の至りで「俺が日本を動かす」とかカマす脳天気な奴。
初対面を果たしてからは、再々に電話で長々と話を重ねた。頭の良い奴だったネ。
互いに若いから、仕事の話から哲学的な事柄まで、話題が尽きることはなかった。

ある真夜中、電話中に大喧嘩になった。論争でなくて喧嘩。泣きながら喧嘩(笑)
恋仲でもない、体の関係もない彼と、泣く程に言い争ったネタが、実は金の事だ。
「飲食代を折半てなら解るが、ラブホ代は男もちだろう?」と、私は主張したのだ。
そこへ、切れ者の、ディベート好きの彼が切り込む、切り込む。で、泣いた(爆)

泣いた挙げ句に、開き直った。「これから迎えに行って、ラブホ代奢ってやるっ」
・・・どうして、こういう結論に達したのか、我ながら不可解だ。馬鹿げてる(笑)
今となっては、話の筋も不明だ。彼はその時、私を口説いてたのかな?うーん・・・
結局、私はタクシーを飛ばし、彼を拾い、ラブホへ直行。直情径行極まれりダ(笑)

ここからが、更に謎な成り行きなのだが、私達はある約束のもと、同衾している。
・・・笑うぞ。もぅタイプしながら肩が震えてる。「お互いに手出しをしないこと」
・・・何でこうなったんだ?うーん・・・ま、最終的にはヤッタんだけどね(笑)
そこまでの駆け引きは、実に愉快だったけど、本題から外れるので、ここで割愛。

・・・・・。

この奇天烈な経験で、漸く私も「男女交際で女が金を出す」経験を果たした訳だ。
いや、概念として「女も金を出すべき」とか「出してもいい」とかを知り得たのね。
ナンダカネ・・・我ながら呆れちゃうけど、事実そうだ。意識の変革とはかくの如く。
とは言え、その後も相変わらず、財布を開けずに済む日が続いた。結果としてね。

このツケが廻ったのか、単に巡りが悪かったのか、後に、私は男の為に金を失う。
惚れてたからか、男に依存してたからか、ホイホイ金を出した。惜しくなかった。
とは言いつつ、結局、縁が切れてから回収にかかったんだけど。薄情な女ダワ(笑
その後「犬」と出会い、またも養う側に回る。バランス悪いナ、私。そうゆう星か?

「女に金は出させない」って主義の男性もいるわね。こりゃ有り難い。拝んじゃう。
ま、各々のやり方だからね、男が出す方が納得できるんだろう。それもアリだよ。
そそ、M魚遊びを始めてから、年下M魚については、コッチ持ちだったんだ、私。
でね、これが気持ちイイのよぅ。奢ってやるってのがさ。やぁ俗物だね、私(笑)

・・・・・。

そうそう、「同志」たるSFは、ラブホ代を出してくれてたのよ。感謝してるワ。


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