女房様とお呼びっ!
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実の所、私がテレコミでしか男と知り合った事がないってのは、歪な気がしてる。 男と縁のない環境だったワケじゃない。学校は全て共学だったし、合コンもした。 社会人になっても、職場に独身男性はいたし、大学OB同士の付き合いもあった。 なのに、縁がなかった。縁を遠ざけてたのか?・・・その節はあるかもしれないナ。
齢24にして、テレクラで「女」としての賭けに出て、その後、私生活は一変した。 貪るように色々な人と会い、色々な性を求め、そして恋をし、愛し合う事もした。 スタートは遅かったけど、自分なりに懸命にやったと思っている。それは事実だ。 しかし、他方の事実として、まともな男女の関わり合いに未経験だってのはある。
確かに、テレクラなんて出会いのきっかけの一つに過ぎないてな見解もあるよね。 けれど、昨日話題した「女も金を出すべき」という概念は、漸く手に入れたものだ。 私のオトコの歴史が、まともな経過を辿っていれば、より早く身に付いたろうか? 誰しも初っ端は未熟だ。が、学習の機会がなければ、未熟のままに過ぎるだろう。
その意味で、私はこれ程歳を重ねても、男付合いに我が身の未熟を疑っている。
・・・・・。
S女としてM魚に相対してると、彼らの礼儀知らずぶりに驚かされることは多い。 テレコミやネットでの交渉も、ノーマル(?)相手とは、段違いにレベルが低い。 「SMは非日常」は理解もしよう。けれど、人としての交渉まで「非日常」は困る。 開口一番「どんなプレイがお好きなんですか?」と訊く。ちょっと待てヨと思う。
セックス相手を探してても、いきなり「どんな体位が好き?」とは言わないだろう? 即アポでヤル為に口説いてるとしても、もう少しマシな切り出し方があるはずだ。 先のM魚も同じことだ。それを質すと「どんな方かと思って…」と言い訳するが、 じゃ、普段どやって女口説いてるんだ?もっと当たり前にしてるんじゃないのか?
・・・・・。
M魚が、イタ電を寄越すのは再々だ。ノーマル(?)男子でも、そりゃいるけどね。 ところが、M魚のイタ電ってのは、常識では測りきれない。不可解過ぎるんだヨ。 もちろん、イタ電自体が常識外れだ。それを基準にしても、更に理解に苦しむの。 名を明かさずに、彼の妄想が結ぶ青葉様の行状を語る。これは、相当気色悪い。
番号を教えてもない奴が、名乗ってかけてくる。奴の事は知っている。が、何故? 「先日のパーティーで、他の人に教えてらっしゃるのを聞いて…」と明かす。はぁ? その行状に呆れながらも「そこまでして、連絡寄越す用件があるの?」と問えば、 「いえ、遊んでもらいたいなと思って…」と当たり前のように答える。ナンナンダ?
・・・・・。
ハタと想う。奴らのM魚としての歴史が、哀しいかな、歪に過ぎてきたことを。 奴らも、タダの人に帰れば、極普通に人と付き合い、社会生活を営んでいる筈だ。 が、M魚としての経験は、SMクラブの客として重ねられるまま、偏向したのか? 或いは、現実離れしたM専誌の記事に妄想する日々が、常識を覆しているのか?
現状として、M魚が、常識ある現実的な経験を積む機会は、確かに少ないだろう。 けれど、現実を手に入れたいのなら、失敗を怖れることなく経験に勤しむことだ。 少しでも機会を捉えて、未熟から脱していってほしいと、現実にいる私は願うよ。 現実的な経験値が上がれば、自ずと希望する現実に近づく事が出来る。そう思う。
己の未熟を疑う私だけど、だからこそ、M魚の未熟さが残念だ。頑張って欲しい。
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