女房様とお呼びっ!
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2001年08月09日(木) オトナの実験 #4

S男性の中には、女の動きを封じ、玩具のように扱いたいと望む方も多いだろう。
対して、そうされたいと願うM女性も多いだろう。では、彼らの望む「玩具」とは?
無機質な玩具なのだから、されるがままに無反応であることを夢想しているのか?
・・・多分、違うと思うのね。扱う側にとって、反応のない相手はかなーりキツイぞ。

死人の私としては、快感が昂まってきても、喘がず押し黙ったままでいたいのだ。
だって、その方が気持ちイイからさ。我慢して声を上げないってんじゃないのね。
快感が放出されずに、内側に渦巻く感じ。内圧が上がり、感覚が鋭敏になる感じ。
・・・ああ、コレ、タイトラップ(註)されるのと、結構似てるなぁ(笑)

・・・・・。

さて、時を止めた童貞少年を夢想する彼は、黙々と作業に勤しむ。没頭していく。
スカートを腹まで捲り上げ、露わになった私の股間をストッキング越しに撫でる。
脚はまだ閉じられたまま。ストッキングの縫い目を、指先がなぞる。まさに悪戯。
何故か、ショーツは穿かずにと要望された。直に触られるのと違う感覚を楽しむ。

太腿と股の間の隙間に、指が差し込まれ、上下に動く。体に電気が走る。イイ。
段々と割れ目が開くのが、自分でも意識出来る。愛液が流れ落ちるのが分かる。
死体から体液が滴る様子を思い浮かべると、更に昂まる。閉じた肉襞がひくつく。
いよいよ侵入した指が、柔らかな部分を押す。湿った圧力が、体の芯を駆け上る。

不意に、足首が揃えたまま持ち上げられ、無機質な圧力を感じた。例のテープだ。
ビニールがチーッと引き延ばされる音とともに、荒い動作で脚が螺旋に巻かれる。
ストッキング越しなので痛くはない。太股まで巻いて、一旦テープが切断される。
二本の脚を閉じたままで、一括りにされたワケだ。死体っぽくてイイなぁ。感動。

次に、上半身にもテープを巻き付けようとするが、脚程は上手くいかないみたい。
半身起こさないと無理ダナ。髪を掴んで起こすってのもイイナ。私に雑念が湧く。
ところが、彼はそこまでしなかった。ま、重いしね。シカタナイヤ。死人に戻る。
腕を取られ、肩口から手首まで巻かれる。脱力した体を自在にされるのは快感だ。

生身の女の体をぐるぐる巻きにした少年は、いよいよ欲望の虜になる。悪戯再開。
テープで分断されたストッキングを、あちこち引き裂き、剥き出しの肌を撫でる。
その無秩序さが新鮮だ。結構イイかも。・・・でも、そこを舐めてはくれないのね?
ああ、もうっ。舐めてと言いたい。・・・死んだフリを覆すような発想が次々と襲う。

・・・・・。

脚を舐めて欲しい彼の舌は、しかし、私の乳首を舐めている。んー、イマイチだ。
あまり上手じゃないんだなぁ。赤ん坊が乳吸ってるみたい。ああ、焦れったい。
それに、さっきから何度も死人な私に呼びかけるし。聞こえないフリしてたけど。
・・・こうなると、もうダメだ。集中力が途切れ、没頭できない。実験中止か?

遂に私は決断し、それまで固く閉じ合わせていた目蓋を開けて、息を吹き返す。
声を立てて笑い、彼を見る。彼は少し驚いたようだが、目を逸らす事はなかった。
欲情した彼の瞳は、とても美しく、胸にこみ上げるものを感じて、私は言った。
フツウニシヨウ・・・そして、今度は自ら、彼の唇を求めていく。命あるキス。

そして、私達はただのオスとメスに戻って、ごく自然にまぐわい、声を上げた。
実験で昂まってたせいか、初めての相手だからか、互いに怖い位興奮し続けた。
ここ最近は一回が精々という彼は3度も勃起し、吃驚しながら腰を酷使してたし、
私は久しぶりの行為に、子宮は下りる、尻穴は使うと大ハッスルしてみたさ(笑)

・・・・・。

結局、オトナの実験は中途半端に終わった。互いに我慢しきれなかったからさ。
でもま、オイシイ所はきっちり味わったからヨシとしよう。ホント、面白かった。
ああ、それと、素肌への緊縛拘束に「ビニールテープ」は使わない方がいいね。
剥がした痕が、縞模様になってた(笑)皮膚を巻き込んでしまうんだ。要注意。

註)ラップや包帯でぐるぐる巻きにする緊縛拘束の一手法。


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