女房様とお呼びっ!
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夫と出会って、マジなSM(?)に関わって以降、S女を標榜してた私だけど、 色々な出来事を過ごして一息ついた、とある日に、天啓のようにヒラメイタのよ。
『 イマナラ、Mヤッテモ、ダイジョウブ・・・カモ・・ヨ?!』
・・・・・。
それは素晴らしい考えで、思い付いた自分を嬉しく思ったわ。またも脳天気にサ。 だってね、DSな支配願望お持ちの方なら、分かって下さるかもしれないけれど、 「主」やるのって、「従」に対して見栄張るってか、しょっちゃうとこある訳よ。 いや、これは器の小さい私が何人かを支配しようなんて野望を抱いたせいかもね。
笑われるの承知で告白すれば、「女王様かくあるべし」なんつーまことしやかな、 巷のM専雑誌で語られる、M魚の身勝手な希望的観測に踊らされた感もある(笑) 更に、今にして我ながら笑っちゃうのは、威厳を保つべくあらねばとか思ってた。 あー、恥ずかしい・・・たかが平凡なエロ姐ちゃんが、幻想にトチ狂ってた訳だ(笑)
ま、せめて自己弁護しちゃえば、それは若さゆえとか「犬」に対する愛情ゆえとか、 そんな可愛らしい、辿るべき道だったのかもしれないけど、結構厄介だったよね。 自信のなさが、身の丈に合わない理想像に縋るいじましさを生む。不幸だわ(笑) 立派なSたらんと自分で自分に枷を掛けて、ストイックなまでに拘ったものよ。
だから、SMにハマって知恵つけて「誰しもSとMの両面を持っている」なんて、 教科書的な文言を操りながら、己のM性については考えたくなかったのね(笑) いや、この見解が是か非かかは論の別れるとこだろうから、それは置いといてね、 例えば、第三者に「キミはMですね」なんて言われることに怯えてたってことさ。
実は「犬」時代の夫は、自分の主が本当はMなんじゃないか?と悩んでたらしい。 ああ、これも可愛い悩みでしょ?ま、彼はそれを自分の中に納めてたけど涙出る。 夫以降に関わった奴らは、そこまでの洞察をしなかったから、助かったけど(笑) 依然、私の中には自分のM性が露見する事への怖れ、みたいのはあったのよね。
実際、夫と離れて単独で行動するようになって、色んなSM人に会う機会を得て、 そういう輩のヤラシサでもって、キミの本質はネ、なんてお為ごかしな詮索して、 S男性に「ホントはMでしょ?キミ」とか言われたりする。鬱陶しい話だけどさ。 「ソレモアリマスネ」なんて返してたけど、笑顔が引きつる気がしたっけね(笑)
・・・・・。
てな訳で、この閃きを得た時には、大袈裟だけどパァーッと光が射した気がした。 わかっちゃったのよぅ、今更だけど。恐ろしくシンプルな原理がさ。あはは(照) あーもう、改めて綴るのも恥ずかしいんだけど、ひとり羞恥プレイを敢行しよう。 タイプしながら身悶えしている私を想像してほしい。って、往生際が悪いナ(爆)
『Mやったからって、これまでの私は否定されないし、今ある私は失われない』
・・・んー、ま、そゆことに30過ぎてやっと気付いたのよ。遅咲きだわね(笑) 自意識過剰も大概にしなよって人様には言えるけど、我が身はこの体たらく・・・ でもほら「気付いた時はいつでも遅くない」わけだし、例によって自分を褒めて、 意気揚々とM女修行の旅に出た、てな次第。こりゃ、かなり面白かったわよぅ。
っとコンナこと言うと、マジなSM(?)の人は眉を顰めるかもしれないわね(汗) ただ、私は本当に己について欲深で、その上かなり業が深いって自覚があるの。 M女修行はそのことを更に明白にしたのだけど、そんな自分が面白くて堪らない。 純粋に「己が己を楽しみながら生きてる」だけで・・・だから、勘弁して下さい(笑)
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