女房様とお呼びっ!
DiaryINDEXpastwill


2001年07月26日(木) 波の間に間に

昨日の豪雨で、熱波も一息。何かこう、凪いだ海に浮かんでるよな心持ちです。
漸くの清涼な風、湿った匂い。激情果てた後の気怠さに似てますわね(強引、笑)
いきなり避暑地に来た様な感じ。で、なぁんもしたくないわってのも似てる(笑々)
ぐっと息を詰めて堪えてた状況が、すぱーんと解放されたみたいな(以下同、笑)

・・・・・。

で、激情といえば恋。恋が終わった時ってのも、こんな倦怠感に襲われますよね。
常態でないエナジー交換でハイになった心身が突然停止して、呆然としてしまう。
昨日、ますみさん板に投稿した記事で著した「かつての恋人」と終わった時も、
哀しみや怒りや後悔や自己憐憫を抜けて尚、この虚脱感みたいのは残りました。

恋愛の最中は既に「自分にとってのSM」だとか、「一番大事なのは夫だ」とか、
ある程度心の解析が済んでましたから、純粋に恋を満喫。充実してましたよ(笑)
だから、彼の場合にはセラピと睦言(笑)と二段構えで対話が進行できたんです。
けど、互いに相当負荷が高かったのは確かで、かなり際どい関係とも言えますね。

膨大で広範なやり取りを彼は要求し、私も望んで、全力でそれに応えました。
私の持論として、人に対峙するのは、己の尊厳を掛けて行う事だってのがあって、
まさに魂を削って、彼に向きあった自負があります。それで痩せちゃったのね(笑)
きぁ、これって根マゾ丸出しだわぁ・・・ま、そういう星持ってるんですね、私(笑)

で、その状態がある日突然強制的に奪われると、心身共にショックは大きいです。
回復に時間が掛かるのは、即座に判断できました。実際一年位掛かりましたね。
その事自体に失望も驚きもないんですよ。寧ろ、自分を観察して楽しんでた(笑)
もっとも、この一年には他の要因も絡んでたんですが、遠因はそこにありました。

ま、夫との時みたいにSM自体に絶望した訳じゃないんで、少しは楽でしたけど、
実質、SM的欲求は著しく減退。貪欲な釣り人は陸に上がり、竿を折ったと(笑)
同時期に、恐らく私のSM人生最高のプレイパートナが家庭の都合で身近を去り、
結果、Sな欲情も行為も殆ど影を潜めました。そこに心の鬱屈があるにしても。

幸いなことに、体はインポを免れたので、こりゃいい機会かもよ?と発想を転換。
それまで機会を求めなかった、己のM性の確認をしたり(M女修行です、笑)
とある天然S男性と「一般的でない実現しにくい性妄想」追求に勤しんでみたり、
遂には、奇特なS男性を「おとーさん」と呼び、貴重なM体験をしてみたり(笑)

あーあー、波間にあっても私ったら、ホントに欲が深いってか、懲りないってか、
要は「我が身が好きで堪らない」って動機でもって、そんな事をしてた訳です(照)
あ、あと「更年期に備えて」ってな大義名分もあったなぁ(笑)ちと苦しいね(爆)
でもって、femdomな集いにも出てたり。これは、お付き合いって感じでしたねぇ。

ま、お付き合いであっても、欲深な性情は変わらず、ついM魚を釣ったりして(笑)
ただねぇ、Sな欲情が減退してると、交際自体に根気がなくなるですよ、マジ(笑)
何度かプレイしてみたけど思い入れが高じないので、すぱっと切ってみましたー。
んー、酷いかな?でも、SM関係って惰性で続けるのは無理なんですよ。本当に!

で、丁度同じ頃合いで「かつての恋人」の後遺症が終息したと自覚したんですね。
それで、SのSFにも「おとーさん」にも必要性を感じなくなった私は、つまり、
彼らとの交際を立ち消えにすることにしたんです。ちとズルイやり方ですけど (^^ゞ
・・・この後、日常が忙しくなり、私の性は再び一年余り停止することになりました。

・・・・・。

てな訳で、現在の激烈SM欲情期は、数えて第3期となるんですよ。あはは^^;
これ即ち、新しい奴隷の発見に拠る所が大きいです。5年ぶりに巡り会った逸材。
そして、2期以来じっと堪えて待っていた古い奴隷にも大感謝。偉かったね(^o^)
この波がいつまで続くか分からないけど、がっつり取り戻すわよっ。頑張って!

この世の全て何もかも、たかが我が身の根元的な性欲でさえも、波がある。
だから、波の間に間に息継ぎをして、上手に泳いでいくのよね・・・(笑)


女房 |HomePage

My追加
エンピツ