女房様とお呼びっ!
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明日の午後、ホテルの部屋を用意してちょうだい。 どこにするかは任せるわ。アタシの好みは知ってるでしょう?
銀座のお店で、よく熟れた白桃と柔らかいチーズを買っておいて。 すぐに食べられるように、どっちもカットして、盛っておくのを忘れずに。 飲み物は、キンキンに冷やしたビールと辛いスパークリングワインをお願いね。 バケットに氷を張って、ちゃんとグラスも冷やしておくのよ。わかってる? 煙草はいつものメンソール。きっと途中で切れるから、余分に用意しとくのよ。
迎えに降りて来なくていいわ。部屋でそのまま待ってなさい。 電話はしない。ドアホンを二回鳴らしたらアタシだから、ドアを開けて。
・・・・・
ああ、長ったらしい挨拶はいいから、さっさとビールの支度して。 お風呂もシャワーも構わない。だから、そこに控えていらっしゃい。
『 お前と過ごす密室で、アタシは途方もなく欲張りになる。 カラダ全部が、気持ち良くなりたいと思う。 全てのモノに奉仕されたいと願う。
美味しい食べ物は、アタシの口や舌を歓ばせる。 酒は喉を潤し、心地良い酔いでカラダを包む。 煙草の煙が肺に満ちて、頭の芯を痺れさせる。 』
さあ、お前が奉仕するのはどこだかわかってる? そう、アタシの官能の全てに尽くすのよ。 お前はそのために存在してるのだから。
床に這いつくばって、足の指を舐めなさい。 指のあわいのひとつひとつ、甲の腱に沿って丁寧に。 そして掌で、ふくらはぎや膝小僧や太腿をさすって頂戴。
ほら、ここに顔を近づけて、鼻先でクリトリスを擦り上げて。 陰毛をついばみながら、柔らかな所にたくさんキスを繰り返して。 舌の先を、会陰の際から差し入れて、ゆっくりなぞりあげるのよ。 溢れてくるお露を啜りながら、辿り着いた陰核をそっと弾くようにして。 尖らせた舌先で膣の入り口をくじりながら、出来るだけ奥までいらっしゃい。
『 そうね、やっぱりアタシは欲張りな女。 全部がいっぺんに欲しくなる。 おまんこをねぶらせて、官能にざわめきながら、 甘い果物を食べ、弾ける酒を飲み、好きな煙草を吸う。 それって、それぞれを別々に行う何倍も気持ちイイのよ。 』
うふふ、とっても気持ちがイイわ、上出来ね。 でもね、後ひとつ、気持ちイイことが残ってる。 そろそろ来るの・・・。わかるでしょう?
さ、そこに口を付けなさい。ちゃんと喉を開くのよ。 ああ、これで本当に全部。アタシの気持ちイイことの全て。 あらゆる神経がそそげたってきて、鳥肌が立ちそう。
いいこと?こぼしては駄目よ・・・!
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