女房様とお呼びっ!
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と言われてしまったよ。先日出向いたfemdomチャットで。とあるM魚にっ^^; まぁね、キミの発言は非常に核心をついているのだけど、キミが真の意味で本質に迫れているかどうかは、疑問だわ。だって、キミの言は経験則から導かれたものじゃない。でもま、直感的にでも、その結論に着眼したキミを褒めてあげよう。うむうむ・・・そしてお節介かもしれないが、オバサン的エールを送ろう(笑)
ここへ至る成り行きは、やはりそこに同室していたS女さんと私が「M魚をコマすのは、忍耐が要る。Sってば、ホント我慢稼業だね」と共感しあっているやり取りに、彼が「SはサービスのSって言いますもんね」と絡み、「いや違う。自分が望む結果の為に我慢してるのだよ」と私が言った。それを受けて、「それって、完全なマゾじゃないですか?(笑)」と彼が切り返したという経緯。
さて、「完全なるマゾ」と評されてしまったワタクシだが、実のところ、基本的な気質としては、まさにその通りっ、マゾである(笑)・・・かなりストイックに内省的で、もっと若くてエナジーがあった頃には「全部私が悪いのよっ」と、滅茶苦茶な内罰型思考に自らを追い込んで、それでカタルシスを得ていたような奴である(流石に最近はもう出来ない、笑)。我慢も効く方だろう。いや、効く(笑)
巷では、女王様ってのは我が儘で傍若無人だと定評される。実際そういう自分に正直な(笑)人もいるが、dominationを嗜好している方々は、意外に「根マゾ」だ。奴隷を育てるは盆栽を育てるが如く。余計な枝を見つけても刈り込みの時期を待ち、足りない枝を無理に伸ばせる筈もないので、精々添え木をしてやってひたすら待つ。これが「Sは我慢稼業」と称した由縁。やー、確かに「マゾ的な所業」だね(笑)
ここで、件の彼の身の上も押さえておかねばなるまい。実は彼、恋人を女王様にすべく「逆調教」中なのであるっ(笑)・・・いや、これは、S女M男界隈ではよく起こっている事だ。M魚がやり方さえ間違わなければ、femdom界の宝がまたひとつ増える喜ばしい結果を招く。私はそういう意志的なM魚の存在を歓迎しているよ。どうか焦らず急がず我慢して、未来のドミナを育ててくれたまえ。
この意味で「キミとアタシは、スタンスは違えど同じ側の人間だ、頑張ろう!」と言ったらば、キミはちゃんと「ハッ?!」と勘付くだろうか?(笑)私がキミの言葉に応えて「SとMは合わせ鏡だよ」と言った真意を理解するだろうか?キミがやがて、自分を支配して『くれる』主を創り上げた時、陥るだろうジレンマを想像できるだろうか?・・・いや、きっと、今は分からないだろうなぁ(笑)
ただ、その時が来たら、キミは自分が辿った「逆支配」の歴史をちゃんと胸に収めて、せいせいとキミ本来のsubmissiveを晴らして、隷属する立場を満喫して欲しい。そしたら、多分、ドミナ達が抱える「根マゾ」の意味が分かると思う。たかが性愛のために、何故私達がこんな難儀で厄介な道を辿っているのか?・・・それが、他者と関わるSM(DS)に必須であることに気付くはずだよ。うふふ。
ああ、それからね、キミの恋人が性的なサディズムの芽を抱えていることを、心から祈っているよ。ま、多分、それは大丈夫だと思ってるけどね。だって、キミが恋しちゃって、更にドミナに仕立てようとまでしてる女だもの。だから、上手に彼女のS性を引き出していくんだよ。いきなりは無理よ、少しずつ現れるのを、きちんと歓んであげてね。結果キミが気持ちよくなれるんだ、根気よくやろう(笑)
あともうひとつ、彼女もまた「根マゾ」だとイイわね。恋人としての絆が強ければ、きっと頑張ってつき合ってくれると思う。キミも彼女もまだ若いんだ、沢山回り道をしても平気だからね。お互いが等分に負担を分け合い、歓びを分かち合ってることを忘れちゃ駄目よ。ってなことで、健闘を祈ってるわ。ファイト!
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