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| 2001年06月21日(木) | セックス・ラボ ＃２ 〜タンポン初挿入〜 |
高校１年生の頃、「タンパックスタンポン」の広告を目にした。
当時、愛読しいてたセブンティーンという少女向けの雑誌に掲載されていた。
『アプリケーター付で、初めてでも使いやすい』という宣伝文句に惹かれる。
二重になった紙の筒の中にタンポンが納まってて、それを筒ごと膣の中に入れ、
内側の筒でタンポンを膣奥に押し出し、その後筒を抜く、という仕組みらしい。
ナルホド、ソウダッタノカ！私はその時初めて、タンポンの役割が解ったのだ。
生理用品だという知識もあったし、友達が持ってるのを見たこともあったけど、
小さくてコロンとしたそのブツを、どうやって使うんだろうと不思議だった。
それが指で押し込む式の物だと後で知ったけど、誰にも訊けず終いだったから。
血の出る穴に栓をするタンポン！なんて素晴らしい発想なんだろう！感激した。
使ってみたくて仕方なくなった。けれど、残念な事に生理じゃない。ドウスル？
ソウダ！次の生理の前に予行練習ってことで入れてみよう！いい思いつきだった。
そんな無理矢理な言い訳を胸に、私は学校近くのスーパーにブツを買いに行った。
流石にタンポン一箱だけってのは恥ずかしく、山程の菓子に紛れ込ませて買った。
急いで家へ帰り、菓子には目もくれず、あたふたとタンポンの箱を開ける。
一人きりの部屋なのに、やたらに胸がドキドキした。同封の説明書を広げてみる。
そこには、女の内性器の断面図にタンポンが収まっている教科書っぽい図解と、
洋式便器の縁に片足を上げて、ブツを挿入している女の子のイラストがあった。
ソウカ、こうやって、あの穴の中にタンポンの入った筒を差し込むんだね。
早速、箱から紙の袋に納まった実物を取り出し、開封した途端、私はひるんだ。
コンナモノガハイルノカ？・・・それはボールペンよりも小指よりも太いのだ。
直径１�儷�、穴の奥まで差し込む筒の部分は８�冂�の大きさに怯えてしまった。
期待に膨らんでいた気持ちに、急速に不安が拡がっていく。大丈夫なのかしら？
デモデモ・・・私は自分を励ます。あの穴には、将来男のちんこが入るのよ？
それって、きっとこれより太いはず・・・いつか見た父のちんこを思い出してみる。
子どもの頃、風呂で見た芋みたいな奴。当然、勃起状態を想像できる訳もない。
それでも、乙女の乏しい知識を総動員して、そう自分を納得させたのだ。
葛藤の末、入るはずだと覚悟を決めた私は、遂に初挿入に挑むことにした。
パンツを脱いで、筒の先を穴の辺りにあてがう。鏡で正しい位置を確認する。
説明書の通りなら、このまま穴にするすると入っていく予定だったのだ。
しかし、いざ、入らない。きしきしとねじ込むようにすると、こすれて痛い。
今考えると当たり前の話だ。だって、生理でもないのに入れようとするなんて！
実際に血が出てて、適度な滑りがあれば、あれ程大変な思いはしなかった筈だ。
途中何度も、モウ止メヨウカと諦めかけて、その度に自分の穴をイメージした。
痛さを堪え、どうにか入れ終えて、股から垂れ下がった紐を鏡で確認してみる。
ハイッテル・・・大作業を完遂した安堵感と達成感で、本当にほっとした。
初めのうちは何となく嬉しくて、パンツを下ろしては、その紐を確かめた。
そっと紐を引っ張っると、確かに穴の奥にタンポンが納まっているのが解る。
凄く変な感じ。体の中に物を入れっ放しにするなんて・・・不思議な気持ちだった。
と、段々不安になっていく。一体、どんな物が穴の中に入っちゃったんだろう？
だって、実際に穴に突っ込んだのは、アプリケーターという筒の部分で、
今入っているタンポン本体は、直に目にしてないのだ。でも、入ってるのだ。
ここで新たな不安に駆られる。今は入れたばかりだけど、いつ出せばいいの？
説明書には、長時間入れっ放しにするなと書いてあったのを思い返す。
・・・長時間ってどれ位？入れっ放しにするとどうなっちゃうの？
否応なく不安が増していくのだ。ヤッパリ抜かなくちゃ・・・そう決意した。
決意したものの、抜いた途端にどうなるんだろう？血が出ちゃうかも知れない。
手許にチリ紙を沢山用意して、私はまたパンツを脱ぎ、股の間に手を入れた。
紐を摘んで引っ張ってみる。すぐに出ると思った。なのに、びくともしないのだ。
その結果に恐怖する。でも抜かなくちゃ。勇気を出して、強く引っ張る。
まだ抜けない。ソンナ馬鹿ナ、ドウシヨウ、抜ケナカッタラドウシヨウ・・・
気が焦って冷や汗が出る。更に力を込める。っと、痛い。猛烈に痛いのだ！
大変な事になったかも知れない、と泣きそうになった。
処女膜が破れちゃったかも？生理でもないのに入れたのがイケナカッタの？
思うようにならない焦りと、今更の後悔で、心臓が破裂しそうに鼓動した。
でも、ここで止めるわけにはいかない！ゼッタイに出さなくちゃ駄目なんだ！！
必死になったその瞬間、ずるずるずぼっという感じで、いきなり抵抗がなくなり、
やっとそれが抜けたのが分かった。ヨカッタァと安堵して、涙が出そうになった。
こんな痛い目に遭うなんて、一体どんなものが私の中に入っていたのだろう？
安心した私はまた好奇心を取り戻して、取り出したものを目の前にかざす。
と、その途端、私は吃驚して声を上げそうになったんだ。だって・・・
穴の中の湿り気を吸ったそれは、想像を超えて太く長い物だったのだから。
