女房様とお呼びっ!
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2001年06月20日(水) セックス・ラボ #1 〜穴はいずこ?〜

私が初潮を見たのは、中学1年生の時。と同時に、膣の存在を知った。
母の整理箪笥の中にひっそりとしまい込まれた「婦人百科事典」を拝借して、
初めて、オンナの股の間にある「女性器の図解」を見た。異常に興味を惹かれた。
家庭の主婦に向けて解説されたそれは、線も荒くて見づらかった記憶がある。

解説文も余さず読んだ。「経血」「帯下(おりもの)」が興味にヒットする。
ああこれが、ここ最近パンツが汚れてしまう原因なのね。判って嬉しかった。
女の子にとって、一番身近な心配事なのに、この辺は誰も教えてくれなかった。
当時の中学生必携の「中1コース」や「中1時代」にも載ってなかった。

小学生の時、「初潮教育」で習ったのは、月経は血が出るという事だけだ。
それで、近い将来パンツが真っ赤な血染めになるんだと想像していたのだが、
その時が来て私が見たものは、クロッチにべっとりと着いた茶色いペースト状の
ものだった。吃驚して、悪い病気じゃないかと心底恐怖した。マジ、本当に。

最初はうんこかなと疑った。でも、匂ってみてもそうじゃない。ナンダコレ?
と、その時、以前下級生の男子が言ってた言葉を思い出して、ヒラめいた。
「ウチのねーちゃん、パンツにうんこ漏らしたんだよぅ・・・」
そうか、ヒョットシテ・・・?股にチリ紙を挟んでみた。赤く染まった。納得した。

こんな調子だったものだから、婦人百科の女性器図解は私のバイブルとなった。
幸い、自分の部屋をあてがって貰っていたので、自分の性器の研究に没頭した。
パンツを脱いで、股の間に鏡を置いて、バイブルを片手に自分のそれと見比べた。
極端に簡略化されたバイブルは、私の生の性器とは似ても似つかなかったけど。

今考えると、第二次性徴を迎えたばかりの性器が、それ程発達してる訳がない。
でも、私は真剣に桃色の肉を押し広げ、「膣」という穴のありかを探した。
せめてもの救いは、既に月経を見ている事だった。血が出たんだもの、ある筈ヨ。
躍起になった私は、ボールペンを石鹸でよく洗い、襞々の間を探ることにした。

念の為に言うと、この時の私に、性感は一切発生していない。
ただただ、未知の物体に対する興味と執着が、行為を駆り立てていただけだ。
暫く慎重に肉の裂け目をなぞっていると、ペンの尻がめり込む一点を発見した。
アッ、コレダッ!・・・はやる気持ちを抑えながら、そろそろとねじ込んでいく。

果たして、ボールペンはするすると体の内側へ貫通していくのだ。感動した。
5センチ位入ったところで、ちょっと怖くなって、またゆっくりと引き抜く。
どこまで穴に入ったのか?・・・抜き去ったボールペンをしげしげと見つめる。
入っていた部分は、穴の中の分泌物で汚れており、それを匂い、また舐めてみた。

オヤ?・・・それが、いつもパンツを黄色く汚してるアレと同じ匂いだと気付く。
急いでチリ紙で拭う。乳白色。バイブルの「帯下」の解説と同じだ。安心した。
私にも「膣」が存在した!それは、世紀の大発見のように感動的なものだった。
因みに、帯下の味は悪くないと思った。ちょっとしょっぱくてコクがあって(笑)

その後、私はこの安心を確かめるように、穴にモノを入れて遊ぶようになる。
ただ、それは細い棒状のものに限られていて、奥まで突っ込むこともしなかった。
何故なら、やっぱり「処女膜を傷つけちゃいけない!」と思っていたから(笑)
婦人百科は処女膜が穴あきの構造だと解説してたので、その穴よりも細いモノを
選ぶようにした。例えば、小指とか鉛筆とかね。カワイイモンダ、あはは。

ところで、母の婦人百科には「クリトリス」の存在は記載されていなかった。
やはり医学よりの事典だったので、性器の性感については触れてなかったらしい。
なので、バイブルに従った私のセックス・ラボの黎明期はここまでだ。
次回ラボは、タンパックスタンポン新発売!と出会う高校時代を待つことになる。

・・・・・

そそそ、私は「お医者さんごっこ」をしたことのない清潔な子どもだったのです。
でもって、私のライフワークであるセックス・ラボは、未だに続いてるのねー(笑)


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