女房様とお呼びっ!
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2001年06月01日(金) プレイの現場から

SM同好の士にして「妄想派」の皆様には、夢を壊すようで申し訳ないのですが、
SMプレイの現場ってのは、ある意味3K労働です。キツイ、汚い、危険(笑)
いや、労働ってこたないですね、好きでやってるんだから、3K趣味とでも・・・
この辺り「実践派」の諸氏には少なからず肯いて頂けるのではないでしょうか?

S側はとにかく忙しい。一応恰好付けつつも、始終動き回る必要に迫られます。
何本も縄を使って縛る際は、M側の前へ後ろへと移動して、黙々と作業をし、
M側の動きを封じてしまったら最後、奴を動かすのはS側の筋力一本勝負です。
アナルなど粘膜相手の作業の折は、衛生のために幾度も手を洗いに往復します。
たかが鞭打ちでも没頭すれば、次第に息が上がってきて、汗だくになります。

でもって、はっきり言って現場は汚いです。ノーマルセックスの現場以上です。
汗は言うに及ばず、唾液、鼻水、涙、我慢汁、愛液、精液、糞尿、吐瀉物など、
もうありとあらゆるお互い様の体液にまみれながらのバトルが展開されてます。
それに加えて、蝋燭だ、ローションだ、グリセリンだ、と液体系お道具が散乱し
切り出しの新しいバラ鞭を使った日には、部屋中細かな皮くずが散らかります。
事後に出るゴミの量ったら!靴の裏にへばりついた蝋屑に難儀したりもします。

そして、お互いに望んだこととは言え、ぎりぎりの危険と常に隣り合わせです。
いえ、別に特別にハードな事をしなくても、ですよ。常に注意が払われてます。
縄を使えば鬱血の、浣腸をすればショック反応の、蝋燭ならば火傷の危険がある。
プレイをプランするのは、この危険値と効果の両方を予測した上のことなのです。
それでも不測の事態が勃発することもままあって、笑えないスリルに恐怖します。
針だのカッティングだのなさる方は、尚更の危険を覚悟してらっしゃるでしょう。

とまぁ、只のスケベな行為ではあるものの、かなり面倒臭いことやっとる訳です。
ああそれなのに、何でわざわざこんな事?と自嘲気味に省みながら、今日もまた
汚れた縄を台所で煮込み、鞭に脂を塗り込め、道具にアルコールを噴霧するのです。
んー、これじゃワタクシ、お道具奴隷だわーとか空しい独り言を呟いたりして(笑)
M側の想像以上にS側は働いているのです・・・だからどうぞ労って頂戴ね、うふ。

***

ああ、そそ、SMと言えばあまりにも象徴的な女王様のボンデージ衣装ですが、
確かにフェティッシュな欲情をそそり、装着感もウフンと心地よいのですが、
動き易く、汚れても平気、お手入れ楽々の作業着としてお召しの向きもあるとか。
ちなみにワタクシはボンデジ着用派でないので、最中は大抵下着姿になってます。
うーんと汚れそうな時には全裸でっす。おほほー


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