女房様とお呼びっ!
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2001年05月31日(木) 希望の星

実のところ、ワタクシはまだまだ若いと思っている(あ、そこ笑うなっ、汗)
いやホント、自身の名誉の為に明らかにするが、不惑にはまだ少しだけ間がある。
それでも黒髪に混じる白い筋を毛抜きで丹念に抜きながら、時折、恐怖する。
一体、どこまでイケるのだろう?老いるごと、ワタクシも枯れていくのかな?
そんな時、思い起こすは年齢不詳の(?)希望の星々。我が同志にに栄光あれ!

***

『白鳥座アルビレオ、地に降りし天上の宝石』

十年前「犬」が主宰していたSM同好会に、当時のワタクシ同様「初心者S女」さんがいらっしゃるというので、引き合わされた。対面前に聞いていた彼女のデータは「既婚・30半ば」・・・って、オバサンじゃん?と思って会ったらば、とーんでもないっ。全身某ブランドで決めたスタイリッシュなレディだった。データの全てが信じられないッ程、驚愕した。全身からオーラが出まくってて、拝みたくなった。(実際、私は口が利けなくなった、笑)未だに彼女は驚異的な若さと美しさを誇っている。大した立派な奴隷も持っていらっしゃる。ご本人の告白によると、今のワタクシの年齢の時、自称26で通していたらしい。凄すぎる・・・(溜息)

『蠍座アンタレスはルージュのイマージュ』

彼女との初対面は「声」からだった。「犬さんいらっしゃいますぅ?」電話口で、必要以上に色っぽい熟女声を耳にした。暫く後、街角で日常に生きる彼女と遭遇する。ケッ、オバサンじゃんと安堵した。・・・ところがっ、更に後日、さる集まりで目にした彼女、ボンデージに身を固め、ピンヒールを装着した脚は完璧なフォルムを誇る美しい凶器。お供の者が虚ろな目をしてその太股に締め上げられるのは、当然すぎる風景だった。男を締め上げながら微笑む彼女の顔は、ぞっとする程美しかった。んでもって、そのナリで「こないだ父母会に行った話」とか披露する。ど、どう反応すればいいのでせうか?ワタクシ・・・ちなみに、彼女もワタクシの歳に28と宣っていたと聞く。むむむ、恐るべしっ(汗)

『たおやかにして青白く輝く乙女座スピカ』

彼女に初めて会った時、彼女は想像通りに年相応だった。楚々とした佇まいで、上品に言葉を紡いだ。やはり30半ばだったはずだ。・・・が、もうワタクシは彼女の実年齢を把握出来ない。いやもちろん、過ぎた年数を加算すればいいのは解っている。しかし、今や彼女は自然の摂理を裏切って、以前より若くなってしまった(溜息)一体、何を喰い、何を飲めばそうなるの?機会があれば、彼女を地下の小部屋に監禁し、喉元に刃を突きつけて尋問してみたい(笑)いや、真相は察しがつくのだよ。彼女はあの時、再生したんだ。だから、神の意志に背いて、あの歳で赤ん坊みたいな屈託のなさで弾けているんだと思う。

『オリオン座赤きペテルギウスは天空を圧倒する』

巷に回遊する手練れのM魚たちも、彼女のはっきりした年齢は知らないはずだ。彼女の戸籍は永遠の謎。しかしてその実体は、艶やかな黒髪をきりりと結い上げ、派手な柄行の着物を着こなす姐。玉を転がすような笑い声を翻し、ぴしゃりと決まる叱責の声音。緋色の襦袢の裾を割り、滑らかなふくらはぎに続く白い足袋も艶めかしく、男の背中を踏みつける。躊躇いなく草履の裏が、男の白いシャツに汚れをなする。をををーっ、言葉をなくすギャラリー。彼女が語る、ワタクシの生前のSM話はまことに興味深いのだ。(平伏)

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見渡せばあまたの綺羅星、まばゆいばかり。てなことで、殿方編は後日また^^


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