女房様とお呼びっ!
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2001年05月15日(火) |
そこにもあるオーガズム |
ああ、もう一回したい。 あの事を体験してから幾日か経った今、私は気が付くと、 その事ばかり考えています。ああもう一度・・・
心臓が破裂しそうなくらいの高揚感、身が縮む程の切羽詰まった感じ、 その瞬間に急に音が聞こえなくなって、目の前が真っ白になって、 ふわふわとした揺らぎの中で意識を取り戻した。
一度死んでしまった感じ、もちろんまだ一度も死んだことはないけれど、 セックスが頂点を極めて自分の身体と意志がバラバラになる時とか、或いは トランス状態にまで昇り詰めたSMプレイの果てに感じるとても清らかな感じ。 全てが停止して、スローモーションの映像の中にいるみたいだった。
それはずっとしたかったことでした。 念願の、そして期待以上に、いえ期待を裏切るほどに それは素晴らしい経験、感覚でした。
頭の中では想像してたけど、 そうセックスもSMプレイもそうなんだけど、 経験しなければ憧れだけで終わってたはずなのに、 知ってしまったあの気持ち良さ、快感。
もうきっと忘れられない、又再びしたくなる、せずにはいられなくなる、
恍惚をもたらす快感は人を虜にしますね。 創世記、たった一組の男女が口にした禁断の果実?
あの時、私は落ちていったのです。 自分の意志で。足下に広がる空気の層に向かって。 何もかも確かめたかったので、目は見開いたままでした。 声を上げることもありませんでした。 空を切る音が微かに耳に届いただけで、静かに風景が倒れていくのを見ました。 体をごついハーネスで拘束され、鉄塔に結びつけられた頑丈な金具に身を委ね、 手を首の後ろで軽く組み合わせて、そのまま空に身を投げました。
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