2024年10月19日(土) |
全社1回戦 市原−JSC |
滋賀国体のリハーサル大会として全国社会人選手権は開催されている。2025年の滋賀国体(国スポ)は滋賀開催なので、その前年の全社は滋賀開催になる。5日間連戦のタフな大会。社会人の大会としては9地域リーグ覇者によるJFL昇格をかけた地域チャンピオンズリーグに焦点が当たるし、全社は地域チャンピオンズリーグの出場チームの残り枠に影響するので、下位補完大会という色彩があるのは事実だが、全社は社会人チーム王者を決めるカップ戦だ。ちなみに英語表記では「アダルトフットボールトーナメント」になる。 今大会はマイナーな会場に足を運ぼうと決めた。初日は大津市の伊香立公園を選んだ。だいぶ前にも行ったことがある会場だが、何の大会だったかは覚えていない。滋賀県は公共の会場はかなり回っている。 伊香立公園へは湖西線堅田駅からバスである。以前なら国体やそのリハーサル大会の全社は無料シャトルバスが付き物だったが、日本が貧しくなるにつれて行政がお金を出せなくなっていき、なかなか厳しくなってきた。今年度の全社も無料シャトルバスは一切ない。 堅田駅ではほぼ全員がサッカーファンだとわかる格好でバス停に並び、順調に最寄りのバス停に着く。案内のバス停の一つ手前だが、皆さんが降りる以上は一緒に降りた方が賢明だ。バス停の向かい側に公園があり、待合のテントや振る舞い用のテントがある。国体や全社と言えば無料ドリンクや無料の食事がつきものだったが、やはりお金がなく、今朝作った饅頭を振る舞っている。この日はドリンクがあったが、今大会はドリンク難でもあった。安いお茶と水のみ、一人一本とか。ジュースもない。
で、この日は雨がきつく、待合のテントで待機するしかなかった。試合を見ずに撤退も考えたが、バスが6時間後とかで、歩いて帰るにも1時間近く歩かねばならず、雨がきつい中 では辛いものがある。
この会場の第1試合はVONDS市原対ジャパンサッカーカレッジのカード。VONDS市原は関東リーグ王者であり、地域チャンピオンズリーグの本命と思われる。こういうチームは全社においては手の内を明かさず、ケガしないように戦い、なおかつ他のチームの情報収集などと都合のよいことを考えているものである。もちろんVONDS市原以外の地域チャンピオンズリーグ出場チームも手の内を伏せている。こういうチームは全社では強さは分からないものだ。メンバーには元Jリーガーも多い。関東のクラブの優位性である。 対するジャパンサッカーカレッジは新潟のサッカー専門学校チーム。いわゆるサッカー関係の専門学校というものは得てしてJリーガー育成を掲げる胡散臭い商売をしているものだが、専門学校大会はレベルが低い。だが、ジャパンサッカーカレッジは専門学校の大会には出ず、北信越リーグでプレーし、新潟のフットボールセンターのアルビレッジで活動してアルビレックス新潟とよく練習試合を組んでいるらしい。要するに専門学校の中ではガチに強化しているところだ。
全国社会人選手権1回戦 VONDS市原−ジャパンサッカーカレッジ 10月19日 11時 伊香立公園 ピッチ悪 強雨
VONDS市原FC JAPANサッカーカレッジ GK 21 今川正樹 GK 1 倉持一輝 DF 3 吉田和暉 DF 4 安藤裕麻 DF 5 渡辺広大 (Cap.) DF 5 篠田翔太 DF 13 有永一生 DF 7 太田賢吾 DF 27 谷口智紀 DF 16 堺千空 MF 4 垣根拓也 MF 6 大野泰成 MF 7 清原翔平 MF 8 石橋樹 (Cap.) MF 22 渡邊龍 MF 14 大野秀和 MF 26 鬼島和希 MF 33 本田修也 MF 33 須藤栄二 FW 9 上元直樹 FW 11 一木立一 FW 11 宮嶋祐槻 控え選手 GK 25 山口瞬 GK 17 亀山龍平 DF 6 湯澤拓士 DF 2 松村晃汰 MF 10 沼大希 DF 3 心山秀馬 MF 17 吉田力也 DF 13 吉野大貴 MF 23 磐瀬剛 FW 10 渡辺亮太 FW 8 加藤勇司 FW 15 小手川慎吾 FW 9 谷尾昂也 FW 18 大田知輝
開始からジャパンサッカーカレッジが押し込み、開始5分でPKを決めて先制。ボールが全く走らないピッチにあって若くて馬力に優るジャパンサッカーカレッジが重馬場で走力を見せる。前半は2−2。
雨が若干弱まったので会場を後にする。徒歩で堅田駅へ。駅近くでちゃんぽんを食べて撤退。この日はVONDS市原については何もわからなかったので、伊香立公園のことが分かったので満足とした。来年の滋賀国体ではシャトルバスがない限りは中立観戦者にはお勧めできないことがよくわかった。大津市内とはいえ、へき地ですよ。
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