サッカー観戦日記

2013年11月03日(日) 高校選手権大阪大会準々決勝 阪南大高−興国 第2試合金光−大産大附 近大附−仰星同時観戦

まずこの日の朝のことを書こう。試合は9時半キックオフで、Jグリーン堺クラブハウス前行きの始発は住之江公園8時45分発。15分前に着けば何とか乗れるだろうと踏んでいたら、バス停には長蛇の列が出来ている到底乗ることが出来ない。時刻表ではクラブハウス前ではなく堺浜北へ行くバスが9時05分発だが、無理やり乗ろうとする客に対し、運転手が5分後にバスが来ますから、と止めていた。臨時増便?しかし実際に来たのは9時05分を回っていた。運転手が適当な嘘を言って場を収めたのか、連絡ミスか。いずれにしろ予定より大幅に遅れた。そして堺に着くと駐車場も案の定満車。会場のS8、S11ピッチは周囲をぐるっと取り囲める会場なのだが、既に人が埋め尽くしている。何とか2列目に入り、観戦体勢に入る。非常に観づらいし、状況次第で隣のピッチを観に行くことも困難だ。高校総体のときも思ったが、高校サッカーにおいては大阪準々決勝を堺で捌くのはもう限界だ。スタジアムで開催してほしい。2試合同時観戦できなくてもしょうがないから。

試合はプログラムを基に書くが、このプログラムは例年間違い・不訂正が多いので、観戦記も間違っている可能性があります。というか該当校が明確に間違っているし。阪南大高の背番号1がMFとか、左CB4番は確か南木だが12番になっている。そこでプリンスどおりと仮定してプリンスのプログラムで書きます。




阪南大高はプリンス2部優勝で夏の全国高校総体に出ている。個人能力がずば抜けて高いとは思わないが、組織力は素晴らしい。大学同様、組織的なプレスから奪ってショートカウンターの威力が抜群。詰まったときには奥平が変化をつけることもできる。CBコンビも堅い。一方の興国は徹底的にパスを回すチーム。CB北谷がJ1横浜FM入りが決まっている。CF金もプロ入りが噂される逸材。要するに興国のパスワークが上回るか、阪南大高のプレスが上回るかの勝負。


高校選手権大阪大会準々決勝
阪南大学高校−興国高校
堺S11 11月3日 9時30分 ピッチ人工芝 晴れ

阪南大高         興国
−−−松田−−奥平�◆檗檗 歟飜遶 欟癲檗檗鬱楙覘�
−−−−−−−−−−−− −−−中村−−吉田−−−
吉田�∪邵雖◆歛湿紂沮盒境◆檗檗檗檗蘖�見−−−−−
西川−南木−−富林−前田�⊂詒�−北谷−−柴崎−大上
−−−−−園−−−−−− −−−−−柴本−−−−−

阪南大高 監督:濱田豪
GK  1 園良友樹  183/70 3年 ディアブロッサ高田FC
DF  2 前田一樹  168/61 2年 千里丘FC
   16 富林頌仁  175/68 3年 和泉FC
    4 南木健宏  174/66 3年 川上FC
    3 西川竣也  171/63 2年 セレッソ大阪U−15
MF 10 �盒恐臓  �170/68 2年 千里丘FC
    6 村上健太  169/60 3年 千里丘FC
    5 川崎雄一郎 176/68 2年 八尾大正FC
    8 吉田恵人  170/61 2年 法隆寺FC
FW 14 奥平翼   170/65 2年 ガンバ堺
    7 松田吏王  171/60 3年 イーリス生野



興国 監督:内野智章
GK  1 柴本慎也  3年 リップエース
DF  2 大上健   3年 IRIS生野
    3 柴崎良太  3年 長坂FC
    5 北谷史孝  3年 サザンウェーブ泉州
   11 亀井大地  3年 セレッソ大阪U−15
MF  8 塩見仁   3年 ヴィッセル伊丹U−15
    6 吉田大河  3年 サザンウェーブ泉州
    7 中村太一  3年 ヴィッセル伊丹U−15
FW 14 宮城和也  1年 枚方Tフジタ
   10 金容輔   3年 IRIS生野
   18 中野勝太  1年 セレッソ大阪西U−15

興国11番は亀井とのメールでの指摘を受け訂正。


試合は両者慎重に入った。阪南大高は消耗を考慮し、あまり前からプレスに行かないし、興国はあまり前でパスを回せない。興国��柴崎はなぜか「ポテト」と呼ばれている。北谷はタッチライン際までカバーし、鋭くフェアなスライディングタックルを多用する。宮城なかなか強い。金もパワフルで突破力も高く、宮城とポジションチェンジして右に現れたときは鋭い突破を見せる。阪南大高は左サイドバック西川と左CB南木が左利きでロングフィードがいい。5分、阪南大高�Ь湘弔�右スペースを突きクロスも興国��柴崎カット。なかなかパワフルですね。通っていれば決定的クロス。直後に興国��金が突破から力強いシュート、セーブ。左CKに。決定機。春先は阪南大高は3トップで奥平がトップ下だったのだが、FWに入り、北谷に潰されまくる。18分、阪南大高�Ь湘弔�左から切れ込みシュートもわずかに右に外れる。決定機。21分、興国、ペナの右カド付近のFKを�┗�見蹴るが逸機。終盤には左CKから阪南大高�Ь湘弔�左突破、クロスはGK�ー橡椒�ャッチ。決定機。40分ハーフの前半終了。互角でしたね。興国は勝気な�┗�見が守備で奮闘。テクニシャン��中村は潰されまくった。興国CB陣にロングフィードがあれば別の展開もあっただろうが。

後半開始。いきなり阪南大高、右CKの折り返しをボレーもブロック。繰り返すが、観づらい会場なので、誰が撃ったか特定できません。サインプレーかな?44分(後半4分)、阪南大高バックパスに興国�加飜邉佑瓩藤韮砲�前にきろうとしたボールをブロック、右にこぼれ��金が蹴りこむ。0−1。GKはコーナーに逃げるべきだった。直後に勢いに乗った興国が��金のスルーパスに�加飜逎轡紂璽函�右に飛ぶがキャッチ。GK、動揺していないようでよかった。興国��奥平→��?58分、たぶん阪南大高�Ь湘弔�決める。背の高い人が邪魔でよく見えなかった。1−1。60分、��が決定的シュート、左足セーブ。このあたりから興国��中村が自在のテクニックを見せ始める。阪南大高のプレスが緩んだこともある。イニエスタっぽい。たぶん本人もファンなんじゃないかな?いつの間にか興国��宮城→��。70分、阪南大高�Ь湘墜佑湛�むがラストパスはカットされる。71分、阪南大高、左CKに��西川のヘッドはわずかに右に外れる。決定機。74分、阪南大高���盒兇�右からカットイン、しかし�ニ銘�が素晴らしい守備。81分、押し込んだ興国�┗�見、右シュート、GKの脇を抜くが戻ったDFがカバーしてクリア。結局後半も1−1で終了。延長へ。

延長は省略する。興奮でメモが読みづらく、不正確なため。

PK戦に入る。
阪南�て醋據∪�功。左足で左隅。
興国�Φ氾帖∪�功。左に決める。
阪南��西川、成功。タイミングを外した左足チップキック。
興国��亀井、失敗。右に飛ぶがセーブされる。
阪南�β湿紂∪�功。逆を突いて右に決める。
興国��金、成功。左足で逆をついて左に決める。
阪南�Ь湘帖∪�功。右隅に決める。
興国��柴崎、成功。左に決める。
阪南�杏拯咫⊆最圈4鼎ぅ棔璽襪鬟察璽屬気譴襦�
興国�┗�見、成功。左隅。

ここからサドンデス。阪南は決めれば勝てた、などという気持ちを引きずらないことだ。

阪南���盒供∪�功。上に突き刺す。
興国�ー橡棔∪�功。左隅。
阪南�∩暗帖⊆最圈�左ポスト。
興国�ニ銘�、失敗。弱くセーブされる。

北谷が5人目に入っていないあたりPKに自信がなかったのだろうが、中心選手の失敗は痛い。

阪南�ダ銷�、成功。逆を突いて左。
興国��中村、成功。右隅。
阪南�┻氾帖⊆最圈1Χ�をセーブされる。
興国�加飜遏∪�功。左隅。

結局PK戦6−7で興国が次戦進出。ベスト4を決めた。PK戦だけでもドラマが詰まっていた。

一応主力選手についてコメント。北谷は身体能力がすごい。タッチライン際スライディングタックルが3回くらいあったが、それくらいカバーリングエリアが広いということ。パワーも十分。塩見は勝気で中盤を締める。中村は観ていて楽しい選手。突破力十分でファンタジー性もある。あとはコンスタントにプレーできれば。金は野性派ですね。中でも外でもプレーできるし、本来2トップのほうが向いているのかもしれない。無理目のボールを収めるのは高校レベルを超えてます。



第2試合はS8へ移動しようと思っていたが、第1試合が伸びてしまったため、既にS8は観客に埋め尽くされ、移動が困難なので、引き続きS11で観戦。プリンス関西1部の強豪・大産大附と高校総体予選ベスト4の金光のカードである。一方S8は高校総体出場の近大附対昨年の代表校、東海大仰星のカード。どっちも観たいのは山々なんだが。

例によって背番号の名前はプログラム頼り。間違えのご指摘お待ちしています。大産大附は大阪大会のプログラムが明らかに間違っているのでプリンスからお送りします。

高校選手権大阪大会準々決勝
金光大阪高校−大阪産業大学附属高校
堺S11 11月3日 12時 ピッチ人工芝 晴れ

金光           大産大附
−−−山田−−大久保−− −−−−−大蔵�◆檗檗檗�
−−−−−−−−−−−− −吉永−−善積�◆歛舅足�
貴名−眞口�◆歙吸蝓歙亟檗 檗檗欟盪魁檗歹麋薪牒◆�
新家�¬畋次檗蘖�田−出水 垣添��亀田−−松田−牧野
−−−−−岩田−−−−− −−−−−宮内�◆檗檗檗�

金光 監督:岩松哲也
GK  1 岩田静也  3年 セレッソ大阪
DF  2 出水洸輝  3年 千里丘FC
    4 羽田昇平  3年 千里丘FC
    3 木村龍一朗 3年 城南FC
    5 新家碧   2年 千里丘FC
MF  6 石丸湧也  3年 千里丘FC
    7 正條光紘  3年 セレッソ大阪西
   10 守田英正  3年 高槻九中
    8 貴名航世  3年 ガンバ大阪
FW  9 大久保貴光 3年 城南中
   11 山田一喜  3年 セレッソ大阪

大産大附 監督:中西幸司
GK 20 宮内直人  2年 SC大阪エルマーノ
DF 22 牧野峻大  3年 伊丹FC
    3 松田颯人  182/72 3年 ガンバ堺
    5 亀田航平  3年 神戸FC
    2 垣添拓哉  166/60 2年 枚方第一中
MF  6 二反田知暉 170/56 2年 ヴィッセル伊丹
   14 金山巧未  3年 大阪市ジュネッスFC
   10 大和正憲  169/63 2年 ヴィッセル伊丹
    8 善積楠貴  170/58 2年 ヴィッセル神戸JrY
    9 吉永脩人  166/60 3年 大阪市ジュネッスFC
FW 11 大蔵竜也  170/62 2年 大阪市ジュネッスFC

立ち上がりから金光が早めに前線に放り込み、こぼれ球を拾って二次攻撃を繰り返す。また��守田が左右に振り分け、サイドからもシンプルに入れる。対する大産大附は消極的になり前線に当てることもなければサイドで起点を作れず、落ち着いて回すこともできない。金光の猛烈なプレスが、大産大附のあらゆる攻撃手段を奪い、いわゆる「悪魔のサイクル」に陥っている。運動量を上げて、体を激しくぶつけて、ロングボールでサイドの裏を狙い、金光を押し下げ、プレスの効きを弱くするしかないのだが、理詰めのサッカーをする大産大附はそこに思いが至らない。あるいは嵐の時間帯が過ぎれば真っ向からパスで崩せる自信があるのか?プリンスで修羅場をくぐった経験は豊富なだけに。しかし先制は14分、金光��石丸の右クロスがファーサイドネットに直接決まってしまった。これは大産大附にとっては最悪の展開、不運である。金光はどんどん勢いづき、大産大附はどんどん消極的になる。25分、背の高い人の陰で金光のロングシュートが決まり2−0。これは勢いが止まらなさそうだ、と判断してS8に向かう。ちなみに歓声と周囲の客の情報から、近大附対仰星は既に後半に入り、仰星が先制したことがわかっている。




高校選手権大阪大会準々決勝
近畿大学附属高校−東海大仰星高校
堺S8 11月3日 11時20分 ピッチ人工芝 晴れ

近大附          仰星
−−−−谷−−吉野竜−− −−−原田−−吉薗−−−
−−−−−金藏−−−−− 安井−−−−−−−−安藤
下田−江本�◆鬱�井−川上 −−江郷下−−兼子−−−
−−柴田−吉野晃−鈴木− 野崎−−桂−−和丸−中山
−−−−−川路−−−−− −−−−−加藤−−−−−

近大附 監督:山田稔
GK  1 川路雄太  187/72 3年 盾津東中
DF 12 鈴木直也  174/62 3年 柏原FC
    4 吉野晃基  180/65 3年 セレッソ大阪U−15
    3 柴田はじめ 177/67 3年 ヴィッセル神戸伊丹
MF  6 京井奎樹  172/60 3年 セレッソ大阪U−15
   15 江本遼   164/55 2年 ガンバ大阪JY
   13 川上青空  173/63 3年 近畿大学附属中
   10 金藏和仁  164/58 3年 ガンバ大阪JY
    7 下田義起  178/66 3年 ガンバ大阪門真
FW  9 吉野竜生  175/67 3年 ガンバ大阪
   11 谷太貴   183/70 3年 京都サンガU−15
仰星 監督:中村正幸
GK  1 加藤広通  3年 京都サンガFC
DF  2 野崎    2年
    3 中山大二郎 3年 ALS吹田FC
    4 桂鴻介   3年 千里丘FC
    5 和丸    2年
MF  6 兼子直也  3年 セレゾンFC
    8 江郷下奨  2年 ガンバ大阪 
    7 安藤優作  3年 京都サンガ
   10 安井修平  3年 FC TIAMOジュニアユース
FW 11 吉薗航   3年 岩田FC
    9 原田樹生  3年 FC TIAMOジュニアユース


メールの指摘により仰星がほぼ特定できた。

なお掲示板の書き込みによれば、近大附のスタメンは以下のとおりだった模様。



------------9吉野竜------------
--------------------------------
--------15江本----10金蔵--------
--------------------------------
-7下田--6京井--5黒岡--8田上-
--------------------------------
----3柴田--4吉野晃--12鈴木----
--------------------------------
-------------1川路-------------




両校サイドが生命線。近大附がストッパーまで上がって無理目のサイドアタックを仕掛けるのに対し、仰星も攻撃力自慢の両サイドハーフが下がって守備。カウンターでは7番安藤と10番安井が囲まれながらもよく運ぶ。近大附は��吉野竜に当てて来るが、仰星CB陣も忠実に潰す。近大附12番→14番。ストッパータイプではなくSBタイプ。明らかに右から攻めて安井を守備に追わせて、攻撃力を封じる策。左は下田の正確なクロスがあるので、単独で何とかしてくれ、といったところか。仰星7番安藤の突破にも必死に食らいつく。近大附��江本→�押�?長身。パワープレー要員。対する仰星もすかさず9番→DF投入。必死に守りきり、ベスト4に進出した。近大附0−1仰星で終了。



S11に戻る。スコアは金光3−1大産大附となっている。大産大附は左の��吉永→�扱�山愁翔(3年・岩田FC)になっている。小柄で快速。前半は気づかなかったが�ζ麋薪弔皺�速。トップ下に入り、��林誠道(2年・長洲FC)が右ハーフ。��大和が1トップへ。8番と11番も下がっている。しかし金光ペースは変わらず。そしてロスタイム、�┻�名が突破し右ポスト際から決める。4−1。さらに直後にも1点取り、5−1で終了した。

まあ高校生は怖いですね。プリンス1部残留を決めた大産大附は大敗ですよ。この差を分けたのはなんといっても試合の入り方。ゲーム運びです。大阪トップクラスでの経験豊富な金光が気迫勝ちした。大産大附は守勢に入るなら入るで激しく体を当ててロングボールに切り替えるべきだった。どういうサッカーを志向するにせよ、基本は1対1の局面で勝つことなのだから。


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T.K. [MAIL]