サッカー観戦日記

2013年11月02日(土) 高校女子選手権関西予選準決勝 桐蔭−日ノ本 大商−精華

まずこの日の朝について書いておこう。私は普段規則正しい生活をしている。23時就寝の5時起床が基本だ。念のため目覚ましはかけているけど、まず必要はない。ところが、疲れから体調不良が続き、この週の火曜日から軽度の風邪で病院に通い葛根湯(漢方薬)と痰の切れをよくするノイチームの処方を受けていた。そして前日金曜日、仕事から帰り、疲れきって8時ごろ気絶するように寝て、深夜に目覚めて、再び寝なおした。深い眠りだった。そして5時を過ぎ、目覚ましをかけた6時にも気づかず眠り続け9時に目覚めた。体調自体は悪くない。しかしこの日は関西の私鉄乗り放題切符「3daysチケット」を使うはずだった。三日間乗り放題で5000円。しかしそんな余裕はどこにもない。あわてて出発し、JR新快速で神戸まで780円、高速神戸で乗り換えて、神鉄で緑ヶ丘まで660円。そして三木防災公園へのバスが20分前に出て、3時間来ない。したがってタクシーで1580円、合計3020円、片道だけでかかった。本来なら緑ヶ丘まで往復で1700円弱に防災公園までのバス往復400円で済んだところをである。非常に痛い出費だ。しかも当然のごとく遅刻。

15分遅れで観戦開始。野球は試合開始1時間後に来て、終了30分前に帰る人が多いが、サッカーにそんな人はいない。流れが重要なスポーツだから最初から最後まで見ないとストーリーが追えないのだ。私も途中から観始めると前半は集中力が落ちてしまう。そういうわけで選手の特徴主体にメモをとることにした。




高校女子選手権関西予選準決勝
大阪桐蔭高校−日ノ本学園高校
三木防災公園陸 11月2日 11時 ピッチ良 晴れ


桐蔭           日ノ本
−−長谷川−−永野� 檗檗 檗檗檗檗歟羂罅檗檗檗檗�
−−−−−−−−−−−− −池尻�◆歹�江−−林−−
持田��村松� 歸鎮罩仝皺悪◆檗檗歉�島−−矢沢−−−
上西��八雲−−藤井−田中�⊂硝棔歙邂罅檗蘖�座−渡部��
−−−−−森田�◆檗檗檗檗 檗檗檗檗殘敝姚◆檗檗檗�


桐蔭 監督:天野泰男
GK 20 森田有加里 2年 970205 大阪COSMO FC
DF  2 藤井菜穂  3年 951005 ヴィスポ狭山
    3 田中楓子  2年 960713 FC VICTORIES
    4 上西可奈子 2年 970206 Belo.La日高FC
   10 八雲千咲  3年 951029 主将 青崎SC HANAKO
MF 16 田中ちひろ 1年 980209 大宮中
   14 村松夏帆  1年 970723 名古屋FCレディース
    7 持田なな  2年 960428 スフィーダ世田谷
    9 呉屋絵理子 2年 070127 宝塚エルパイレLFC
FW 11 長谷川理子 3年 950629 京都精華中
   15 永野未紗樹 1年 970922 シロキFCリベルタ

日ノ本 監督:田邊友恵
GK  1 木付優衣  2年 960411 ACミカン
DF  2 羽座妃粋  3年 960316 主将 宝塚エルパイレLFC
    3 川井保菜美 3年 959719 伊賀FCフロイライン
    4 松本ちひろ 3年 950515 下関ファンタジスタ
   17 渡部那月  2年 960807 出雲LFC
MF  6 矢沢未稀  3年 950621 浦和レッズJYレディース
    7 林咲希   3年 950413 AZUL滋賀FC
    8 小島和希子 3年 950426 FC EFRONTE
   10 入江未希  3年 950921 元気SC卑弥呼
   11 池尻茉由  2年 961219 MELSA熊本FCソフィーア
    9 中井仁美  3年 950927 ディアブロッサ高田FCソフィーゾ

18分、日ノ本、��林の右クロスを��池尻が左からシュート、決まって0−1。日ノ本は4−2−3−1と表記したが、左右対称というわけではない。まず�μ霏瑤�引き気味。確実なキープでボールを落ち着かせ、組み立ての起点となる。�┥�島は伸びるキックを持っており、展開やセットプレーで脅威。��入江は相変わらず受け方に工夫があって後ろ向きに受けてもターンして前を向くし、そもそも半身でいいポジショニングをとるからすんなり前を向いてドリブルを仕掛ける。��羽座は凄まじい寄せの鋭さでカウンターを潰しまくる。フィードも凄い。ちなみに兄は大阪桐蔭のFWだったが、この日は兄の母校の前に立ちふさがる。��中井は強靭。U−18代表のLB万屋がベンチにも入らず。怪我。しかし�ぞ硝椶皹ν�きの小刻みなドリブルで左をかき回す。実力的には明らかに日ノ本が一枚上なので、桐蔭は引いてブロックを作りスペースを潰す。それでも入江にドリブルを許す辺り、先天的なセンスの差を感じる。ドイスボランチは1年生なので経験不足なだけかもしれないが。28分、桐蔭��呉屋が絶妙な右クロス、中にこぼれ��村松左シュートが左に飛ぶがGKキャッチ。決定機。38分、日ノ本��入江が強引に切れ込み狙うも体を入れられる。41分、日ノ本、右50度30mFK、�┥�島のキックはファーでクリア。結局45分ハーフの前半は0−1で終了。

後半3分(48分)、日ノ本、リズミカルなパスワークから��林が右寄りから切れ込み左足シュート、わずかに上。惜しい。決定機。51分、��池尻のやわらかいクロス、��小島ぎりぎり届かず。桐蔭は前から追いかけ始めた。53分、日ノ本�ぞ硝椶�右足で左クロス、��小島逸らすが誰も詰めていない。54分、日ノ本��林が深く切れ込み右クロスはカットされ右CKへ。小島のキックは逸機。56分、桐蔭��長谷川→�加羸昇F�子(3年)。2トップ変わらず。57分、桐蔭��呉屋が右で1対1、�ぞ硝椶鯣瓦�去るが��川井が好カバー。呉屋はなかなかいい選手だ。というか桐蔭の中盤は守勢には弱いが、ポテンシャルは高そうだ。59分、日ノ本�ぞ硝椶�左で1対1を仕掛けて切れ込み、クロスを��林が折り返すもカットされる。松本は攻撃力だけなら万屋に引けを取らないかもしれない。左足でクロスを上げられないので、必ず切り返すけど、決めてかかったらタテに切れ込むし。60分、日ノ本��林→��八坂芽依(2年)。CFに入り、��中井が右ハーフに。この時間帯�μ霏瑤�明確に1ボランチ。�┥�島が左の上がり目、��入江が右の上がり目。64分、��入江が中央突破、シュートは弱い。64分、�┥�島が大きな展開、右の��中井がクロスもカットされる。この時間帯、日ノ本は勝負を決めに来ている。桐蔭とすれば耐えて勝機を待ちたい。70分、桐蔭、�暗鎮罌���船越結衣。同じボランチに入った。さつき攻撃的な選手だが、田中も攻撃的な選手だし、フォーメーションを微妙にいじったのかもしれない。72分、日ノ本��池尻、左足ミドル、わずかに外れる。惜しい。素晴らしいキック力。75分、桐蔭サイドチェンジ、�Щ�田1対1を仕掛けるが決断が遅く囲まれる。�ぞ綫匠��γ羯魁複嫁�)。78分、日ノ本、左でタメて中の�┥�島へ、ドリブルで仕掛け��入江へ、決めて0−2。80分、��八坂のカットから猛スピードで突っ込み1対1を決める。0−3。これで勝負あり。桐蔭��永野→��和木春奈(2年)。84分、日ノ本��入江→�仮承椶譴漾�89分、日ノ本、��川井→�惟�武愛美(2年)。��池尻→�慨篥弔△�り。��中井→��鈴木綾華。結局0−3で終了。

実力的には明らかに日ノ本が上だった。桐蔭は策を練ったが実らず。0−1のまま我慢するか、攻撃的な選手を早めに入れて打開を図るかは判断次第だが裏目に出てしまった。ただ我慢していても日ノ本のパスワークで消耗していたので、失点していたかもしれないし。日ノ本はかつてのフィジカルだけのチームから完全に脱却しましたね。足元の力強いパスだけなら常盤木に匹敵するかも。総合力だとやはり常盤木が一枚も二枚も上だが。��入江の進路には注目です。なでしこリーグでも通用するし、下位のチームならレギュラーを取れる。大学なら即レギュラーでしょう。羽座や小島も大学ならベンチには入れるだろう。桐蔭も全国で十分通用するし、この日も万事上手くいけば日ノ本にPK戦までは行けたかもしれない。下級生の中盤4人が楽しみです。




高校女子選手権関西予選準決勝
大商学園高校−京都精華女子高校
三木防災公園陸 11月2日 13時30分 ピッチ良 晴れ

大商           精華
−−−−−田中−−−−− −−−小島−−中松�◆檗�
−川相�◆欒�田−−藤根�  檗檗檗檗蘖狹牒◆檗檗檗�
−−−大井�◆鬱氾帖檗檗檗 檗欟眥有“次檗飮害辞 �
谷村�∋葦梱◆歸萠哭�高田 加島−前澤�◆歟�口�⊂�路��
−−−−−垣内�◆檗檗檗檗 檗檗檗檗盜睫遶◆檗檗檗�

大商 監督:岡久奨
GK 12 垣内愛菜  2年 96/06/05 三木FCドリームス
DF  2 高田真帆  3年 95/05/29 ディアブロッサ高田
    3 嶋林美花  2年 96/11/29 名古屋FCレディース
   11 三浦桃   2年 96/11/23 名古屋FCレディース
    4 谷村佳世  2年 96/12/05 INAC神戸U−18
MF 10 吉田紫穂  3年 95/07/10 主将 ディアブロッサ高田
    5 大井美波  2年 97/01/14 高知JFC ROSA
    8 藤根有彩  1年 97/07/04 名古屋FCレディース
    6 鎌田知夏  3年 95/05/31 プルミエール徳島
   14 川相愛里  2年 96/12/01 備後府中TAM−S
FW  9 田中江梨奈 3年 950527 ヴィスポ狭山
    

精華 監督:越智健一郎 前登録記載なしは京都精華女子中出身
GK 12 高野有希  2年 969711 
DF 16 小路葉都紀 1年 970822
    9 谷口木乃実 2年 960823
    6 前澤彩香  2年 960402
   22 加島優女  3年 950715 主将
MF 14 伴自然   3年 950611     
   19 山下えりい 1年 970507
   10 園田瑞貴  2年 961121
    7 金塚咲恵  1年 970417
FW  8 中松瑞月  2年 961115
   15 小島奈々  3年 960323 バニーズ京都SC
 
両者準々決勝とはスタメンを一人変えただけだが、フォーメーションを大きくいじっている。大商CF田中は大柄で身体能力が高くボールが収まる。精華は中心選手の伴をCBからボランチに、園田をFWからトップ下に変更。中盤を強化する。CBに谷口を回したのは田中対策か?

3分、精華��園田の左足スルーパスに��小島が抜け出して決める。0−1。しかしこれでおかしくなったのは精華だった。攻勢に強く守勢に弱いチームがあっさり先制点を奪ったばかりに守りに入っておかしくなることはサッカーではよくある。全国経験豊富な高校なら建て直しも利くのだが……。大商も攻勢に強いわけではないが、今年のチームは高校総体ベスト4だ。5分、精華��園田がカットからループ、ワンタッチあって左CKへ。これも園田が左足で蹴る。7分、大商、右70度20mFK、�ヂ膂罎�ら�E萠咾皀�フサイド。13分、大商、右CKで��三浦の左足に�E萠咼悒奪匹盧犬乏阿譴襦�精華は攻撃は自在だけど、守備はそこまで行かない。15分、精華GKのキックミスが大商�Τ�田に渡り、ミドルで上を抜く。1−1。20分、精華��谷口に警告。スライディングタックルが恋に足を引っ掛けたと判断された。27分、精華��園田の左足スルーパスに��小島抜けて1対1を決められず。32分、大商22加島の左クロスを��小島ヘッドも届かず。32分、大商�Τ�田→�Щ嚇朕琉疇燹複映�)。負傷交代。しかしこの山田はなかなか技術があり、キレある突破力がすごい。34分、大商�っ�村の左クロスを��藤根シュートもGKに当てる。37分、大商��田中が圧倒的な強さでクサビを受けてキープ、、追い越した�Щ嚇弔�1対1になり、決めて2−1。田中の身体能力は圧巻でしたね。寄せられてもびくともしない。結局前半は2−1で終了。

シュート数9(5)対4(2)、CK数5対2、GK数3対6、クロス数6(3)対0シュート数やクロス数の差には簡単にはシュートを撃たないし、クロスも上げない精華の特徴が出ていたが。いずれにせよ明らかに大商ペースだった。

45分ハーフの47分、精華の右クロスに��園田シュートもわずかに左に外れる。決定機。48分、大商��川相の左クロスに�Щ嚇張錺鵐肇薀奪廚�大きい。4分、��小島の右クロスを��中松がポストで落とし��園田の前が全開、これを決める2−2。51分、大商、左CK��藤根のキックを��吉田競り勝ち�ヂ膂罎�蹴りこむ。3−2。51分、精華��伴が前線に上がった際に故障して倒れる。以後ガクっと伴が動けなくなる。これは無理だ、と思ったが、中心選手だし3年生だし、越智監督が意気に感じたのか、交代させない。以降中盤の底でパスを振り分けるだけになる。一方の大商も運動量が落ち、また攻撃意欲が落ちてチャンスを作れない。もともと守備がベースにあるチームということもある。精華は��園田が徹底マークを受ける中、ほかの選手が上がり始める。そして69分、左サイドバック22加島が��伴のカバーを信じてオーバーラップ、しかし伴は中盤の底から動けず、広大なスペースを与えてしまい、そこへ侵入した大商��藤根がドフリーで右クロス、中で��吉田が難なくヘッドで決めて4−2。この時間帯��園田も怪我でピッチ外に出ていたのだから、22加島も自重すべきだったが、攻撃的にいくのは精華の美学なんだろう。70分、大商、ハーフ付近のFKが右ポスト直撃、跳ね返りシュートは右に外れる。決定機。71分、��園田がピッチ内に戻る。直後に��園田のスルーパスに��谷口がGKと1対1になるが当ててしまう。超決定機。75分、精華��伴→�澗臠�木優奈(3年)。大商��川相→��山田明莉(1年)。精華は大きく布陣を変える。↓の通り。パッサーとしてのプレーをしていた園田を点取り屋に専念させる意図だろう。また全体を押し上げる意図もあると思う。


−−−園田�◆歟�口�◆檗�
−−−−−−−−−−−−
金塚�‐�島−中松��大八木
加島−前澤�◆飮害辞‐�路��
−−−−−高野�◆檗檗檗�

76分、精華スルーパスを受けた��園田が切り返して左足シュートも左に外れる。決定機。78分、大商スルーパスに��田中はシュートもGK高野がセーブ。決定機。79分、大商��吉田が女子では珍しいロングシュートを決めて5−2。85分、大商�ヂ膂罌��汗ダ遒海覆帖複廓�)、��藤根→�鮎�林瑞紀(3年)、��田中→22迎幸音(1年)。精華��園田→�セ害式ξぁ�87分、��谷口→22佐竹未凪。90分、��小島→�ざ霖�早紀。93分、放り込みから22加島がこぼれを蹴りこみ5−3。直後には�鎧害爾�裏に放り込み�Ф眥佑�決める。5−4。しかし大商が逃げ切り、全国行きを決めた。

大商は試合巧者だった。CB��三浦の守備量、��吉田の攻守にわたるハードワーク、��田中の圧倒的な高さと軸があった。精華は翌日の全国へのラストチャンスの3決の桐蔭でも伴を起用したらしい。結局大敗して全国への道を絶たれた。


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T.K. [MAIL]