サッカー観戦日記

2010年01月23日(土) ミカサカップ2回戦 高槻FC−岩田FC

高野台中は初訪問の学校だ。校門が閉まっているし、どこから入ればいいのか分からないで、周囲をぐるっと回れば、グラウンド裏の高台からピッチが見下ろせる。この場所に慣れている人もいるようで、2人既に観戦していた。10分遅刻。すでに岩田が1点リードしているとのこと。試合は25分ハーフ

ミカサカップ2回戦
高槻FC−岩田FC
13時45分 吹田市立高野台中グラウンド ピッチクレー 晴れ

高槻FC         岩田FC
−−−十二−−三四−−− −−−−−七番−−−−−
−−−−−−−−−−−− 三七−−−四七−−−二三
二十−十八−−八番−二七 −−−七七−−三四−−−
十番−五番−−十七−十三 二九−二一−−二四−十四
−−−−−二番−−−−− −−−−−一番−−−−−

試合は高槻FCが持ち前の細かいテクニックを発揮できず、というかボールホルダーに対し岩田FCがあっという間に2人3人で囲い込み奪う。岩田は昨年のJユースカップ関西大会決勝トーナメントで4試合連続引き分けの上すべてPK勝ちして優勝したチーム。守備力が凄い。しかも高槻FCが足元へのパスばかりで、飛ばしのパスだとか、バックライン裏に出して走らせる、といった動きがまったくないので、岩田FCは守備で狙いが定めやすく、ますます守備網にかかりやすいという流れ。これは両クラブの哲学であり、相性の問題だ。高槻FCはブラジル流の技術にこだわるし、岩田FCは守備力で勝負する。高槻はレフティーの8番の引き球を多用した技術、18番の同じく細かいプレーとセンス、快速の34番が光る。

この試合は2点目が鍵だと思った。岩田は1人の相手を常に複数で囲もうというのだから、後半半ばにバテる。プレスが機能しなくなり、自陣に引くシーンが出てくる。実際、後半
10分過ぎから高槻FCが押し込み、技術で圧倒する。しかし決定機はなかなか奪えず。岩田FCは引いての守備もしっかりしている。個人の守備能力が高いわけではないが、後天的に身につけた守備技術がしっかりしている。そうこうしているうちに17分、岩田FCが高槻DFの裏に出し、GKが中途半端に前に出ているところを7番が見事なループ。0−2とした。20分過ぎから両者選手交代を次々に行なうが、高槻FCが攻めつつ。決定機は奪えない、という流れは変わらず。結局0−2でタイムアップ。

岩田FCの守備は圧巻だった。兵庫のフレスカに様に、個々の能力も組織力も高い、というわけではないが、個人の守備意識の高さは見事だ。一方の高槻FCは局地戦に秀でていたが、パッサーがいなかった。ともにポテンシャルの高いチームなので、今後が楽しみ。


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T.K. [MAIL]