サッカー観戦日記

2006年04月29日(土) プリンスリーグ第4節 科学技術−野洲 金光大阪−G大阪

プリンスリーグ関西 Bリーグ
科学技術−野洲
11時 長居第2


科学技術         野洲
−−須ノ又−−伊藤−−− −−−中村−−吉岡−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−乾−−−−−−
−柳−松本−−竹内−中岡 向井−村田−−荒堀−山田
山川−−金−−原田−筏− −−田中−竹中島−青木−
−−−−−織田−−−−− −−−−−瀧本−−−−−

神戸市立科学技術と書けば、新興チームみたいだが、その実は前御影工。プリンスも4期連続の常連である。試合前の円陣では「セクシーフットボールがなんじゃい」「日本一がなんじゃい」と怪炎をあげていた。対する野洲は3−5−2で荒堀をフォアリベロに置く形。

立ち上がり、野洲はつなぎがイマイチで、ロングパスも全く合わない。そしてトップに全く楔が入らない、というより楔を狙わないためFWが不参加のパス回しとなり、思うようにつながらない。対する科学技術はカウンターから何度かいい形を作り、パス回しでも引けをとらない。野洲は昨年のチームに比べ中盤での厳しさ、激しさが落ち、無抵抗で最終ライン前まで運ばれるシーンが目立つ。13分には科学技術が1対1のチャンスを作りかけ、22分にはゴール前のこぼれをペナ少し外から松本がボレーで狙う。野洲は33分にパス回しからゴール前に現れた乾にラストパスが通りコントロールシュートを狙うもGK織田キャッチ。43分には野洲の致命的なパスミスから科学技術の決定的チャンスになるが決められず。

前半の野洲はテンポが遅く、サイドチェンジも決まらなかった。乾や村田のドリブルもなく、吉岡のポストもなく、つまりは全くいいところがなかった。科学技術とすれば終了間際の決定機を決めていれば、あるいは、と思われた前半だった。

ハーフタイムで科学技術・柳→上北。RHに入り、中岡がLHに回る。

後半もテンポは変わらない。ゆっくりした展開から若干科学技術ペースで進む。そして12分、野洲守備陣のミスから伊藤がシュート、これはGKはじくがこぼれに須ノ又がつめて先制。しかしいきなり野洲の動きが鋭くなり直後に左クロスを吉岡がヘッドで合わせて同点に。ここで中村・向井→岩崎・木村。木村がLWB、岩崎がRWB、山田がFWへ。しかし科学技術は左60度30mFKを獲得。狙ったシュートはカベに阻まれるが、こぼれが中岡に通りシュート、これが決まり2−1となる。野洲はドリブルが増えるが突破しきれない。荒堀の両足でのサイドチェンジはズバズバ決まるようになる。そして30分、左サイドを突破した野洲・乾が角度のないところから流し込む得意のシュートを決めて2−2の同点に。やや動きの落ちた科学技術はファウルが増えて31分原田がアフタータックルで警告。32分、野洲・吉岡→内久保が右のボランチ。乾が上がり目となる。科学技術は竹内にもアフタータックルで警告。40分乾のスルーパスにぬけだしかけた山田がフリーで右クロスも失敗。ロスタイム、科学技術・竹内に2枚目の警告で退場。よく分からなかった。結局2−2で終了。

科学技術は目立った選手こそいなかったもののひじょうに良くまとまった好チームだった。
須ノ又などスキルフルな選手もおり、今年の総体では滝二の牙城を崩せるかもしれない。野洲は守備力の低下は気になるが、意識付けの問題で、時間が解決するだろう。攻撃面でFWに柱が出来れば再び全国上位も狙えるだろう。



プリンスリーグ関西 Aリーグ
金光大阪−G大阪
13時15分 長居第2

金光大阪         G大阪
−−−金沢−−今枝−−− −−−星原−−瀬里−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
森本−近藤−−吉田−渡辺 安田−持留−−倉田−池−
大石−井原−−松尾−園田 下平−池田−−本田−松本
−−−−−北村−−−−− −−−−−木下−−−−−

立ち上がりすぐ攻め込むG大阪が攻め込む。4分、右CKを獲得、本田が倒されPK、これを倉田が左隅に決めて先制。9分にはカウンターから池の右クロスを瀬里が右足で流し込み0−2。11分には星原が1対1のチャンス、しかしシュートはGKにかかる。決定機。14分にはG大阪が素早いチェックからこぼれを拾って池が右クロス、瀬里がヘッドで狙うが左に外れる。決定機。17分には倉田にラフタックルで警告。20分には星原からスルーパスが瀬里に通りまたもGKと1対1、これもセーブ。決定機。その後もG大阪の攻勢が続く。しかしポゼッションが高い割りに突破へのチャレンジに乏しいため、なかなか決定機につながらない時間帯が続く。37分にはポストシュートを持留が狙うが上に外れる。結局前半は0−2で終了。

シュート数3(2)対9(3)、CK数0対3、GK6対1、オフサイド1対3、右クロス3対5(2)、左クロス1対1、FK1対1

ハーフタイムで金光・大石→森本。RB園田がLBへ。吉田がRBに回り、森本がトップ下へ。後半もG大阪の高いポゼッションは変わらない。対する金光は豊富な運動量で歩レスをかけ続ける。が、G大阪の中盤でのパス回しは止められず、結局自陣に引いて守る展開となる。7分、G大阪・池の右クロスが中に合い持留が狙うが左に外れる。14分、G大阪・瀬里が左から切れ込みシュート、GK北村はじく。直後の左CKのこぼれを倉田が狙うが上に外れる。22分、G大阪・右FKで金光GKかぶるが何とかクリア。23分、池がドリブル突破からクロスを瀬里ボレー。GK北村セーブ。24分G大阪・安田晃大→大塚。金光は全くシュートがない。28分、G大阪・松本→原。金光・園田→八木。RBに入り吉田がLBへ。ポジションを色々試しているのかもしれない。30分、G大阪・瀬里→吉本。星原がLH、大塚がFW。32分、金光・金沢が左サイドから中に切れ込みシュート・上に外れる。金光は後半初シュート。33分、G大阪・倉田が大塚に入れてそのまま大塚が反転シュート、決まって0−3。G大阪は残り時間に選手を入れ替えつつ逃げ切り0−3で終了。

後半シュート数1対9(4)、CK0対2、GK7対4、オフサイド1対1、右クロス0対4(2)、左クロス1対4、FK1対0

G大阪は金光GK北村の好セーブもあってシュート数の割りに得点が伸びなかった。決定機自体は多かったのだが。金光はシュート数が伸びず、決定機を奪えず勝算を見出せなかった。

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