2005年07月08日(金) |
総理大臣杯準決勝 筑波大−関西大 早稲田大−流通経済大 |
筑波大 関西大 −−−平山−−木島−−− −−−阪本−−櫻田−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−安藤−−−−− 内藤−岡田−−今田−竹下 吉村−−−亀ケ淵−−古橋 中野−川端−−石井−野本 大屋−松田−−門田−佐藤 −−−−−工藤−−−−− −−−−−森田−−−−−
筑波大はオランダ帰りの平山とルーキーのドリブラー木島の2トップ。関大は頭を負傷している亀ケ淵をボランチに、安藤が上がり目。左サイドはサンフレッチェ・コンビ。 立ち上がりから関大ペースでじっくりパスを回す。11分筑波大・岡田がゴール前から反転シュート。17分、左サイドから関大。吉村が飛び出しフリーで角度のないところからシュート、GK好セーブ。22分にも吉村は竹下をタテにかわしクロスもファーにあわず。徐々にゲームは互角の展開となる。しかし筑波大は平山が利いておらず、ボールを入れてサイドを使う攻めができない。36分、関大・吉村が左サイドをスピードで突破しクロス、これをゴール正面で櫻田が右足アウトであわせて右サイドネットに突き刺し関大先制。39分には筑波大・竹下の右CKを平山が頭であわせるが左に外れる。43分には35mのFKを平山が強シュートで狙うが壁に当たる。0−1で前半終了。
ハーフタイムで筑波大・内藤→三澤。
後半いきなり吉村の左クロスをファーで櫻田が落とし、正面から安藤シュート、DFに当たる。決定機。後半も関大ペース。筑波大も岡田→永芳と交代し、中盤の引き締めを図るがうまくいかない。21分、櫻田のポストプレーから安藤がDFラインの裏に飛び出すが、GKが抑える。しかし23分、櫻田が右サイドでボールを受け、クロスを予測したGK工藤の逆を突く強シュート、これが決まり0−2。その後、筑波大・野本が警告2枚で退場。試合は決まった。関大は吉村→木元。33分、亀ケ淵→北橋と余裕の選手交代。筑波大は裏を徹底的に狙われピンチの山となる。さらには今田まで退場し、勝負は完全に決まった。35分、木元の左クロスにニアに走りこんだ安藤が決めて0−3。筑波大も36分、ロングボールの平山とGKの競り合いのボールがこぼれ、平山が決めて1−3。しかし38分、関大はロングボールに櫻田が抜け出し、飛び出したGKをはずしゴール。ハットトリック達成。40分には櫻田のアシストで木元が決めて1−5。
関大の完勝だった。櫻田(3年・清商)は身体能力を活かしたプレーが冴え、シュートにポストに大活躍。この日の阪本はイマイチだったが能力の高さは感じさせた。
早大 流経大 −−−松橋−−渡邉−−− −−−西森−−難波−−− −−−−−兵藤−−−−− −−−−−糸数−−−−− 玉田−鈴木−−金田−徳永 −平木−−鎌田−−瀧原− −−塗師−金守−山口−− 宮崎−染谷−−伊藤−赤井 −−−−−時久−−−−− −−−−−飯塚−−−−−
早大は矢島がベンチにも入らず。
序盤から早大ガボールを支配。流経大は蒲田を兵藤につけるが兵藤はあえて前線にポジションをとり、流経大は5バック気味となる。薄くなった中盤で早大のパス回しが冴える。また流経大は良く走って中盤でプレスをかけるチームなのだが、フィジカルに難があり、ことごとく当たり負けし、プレスの効果が薄い。タテに早い攻めを目指すが、金守の巧みなラインコントロールとカバーリングで一度も裏を取れない。早大は左サイドの玉田から何度かクロスが上がるが精度に欠け決定機にまでは至らない。それでも17分、玉田の左クロスが渡邉に合い、最初の決定機。22分には右クロスから渡邉がヘッドも弱い。決定機。28分、流経大・西森がペナ内でボールを受けたところを早大が3人がかりで潰しにかかるが間をすり抜けシュート、GK時久が好セーブ。43分には徳永が中へ切れ込みクロス、松橋が飛び込むもシュートはバーを叩く。早大が押しながらも決定機を奪えない展開のまま前半を終了する。
後半もボールを回す早大とプレスを掛けようとする流経大という展開。13分、流経大・平木→保崎、早大も玉田→島村。FWに入り、松橋が左WBへ。19分、早大・松橋の左クロスに島村が合わせシュートもGKセーブ。22分、流経大・西森→岡本。守備に忙殺され攻撃面では消えてしまっていた。早大も松橋→山本。そのまま左WB。23分・26分と早大は決定機を迎えるがいずれも飯塚が好セーブ。しかし27分、早大のロングボールを流経大・染谷が処理をミス。裏に抜け出した渡邉がGKとの1対1を落ち着いて決め1−0。29分にはフラストレーションの溜まった流経大・難波に警告。34分、流経大・瀧原→楠瀬が左のハーフに入る。狙いは徳永の裏。しかし中盤の足の止まった流経大はタテに蹴るしかなくなる。ロスタイム、徳永のフィードに島村が裏に抜け出し、ペナ内でDFに追いつかれるも落ち着いて決めて2−0。これで完全に勝負がついた。
早大の完勝。中盤で圧倒し、流経大に付け入る隙を与えなかった。流経大の決定機は1回のみ。玉際の差が目立った。流経大はもう少しパワーをつけないと全国制覇は無理だろう。
インカレ・天皇杯出場権をかけた決勝は早大−関大となった。ボールをともにつなぐチーム同士の対決となったが、パワーに勝る早大の優位は動きそうにない。兵藤対亀ケ淵の国見対決も面白そうだ。
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