2004年06月18日(金) |
雑文・大阪招待サッカー用大阪選抜考 |
毎年8月に開催される大阪招待サッカーは国体近畿予選に向けての大阪選抜少年男子の重要な強化試合である。が、今年はスケジュール上全国大会出場チームからの選出がなかなか厳しい。
島根の全国高校総体が2日に1回戦、8日に決勝が行なわれる。また福島・J村ではクラブユース選手権は1日に第1戦、4日にグループリーグ最終戦、そして決勝は8日となる。 大阪招待は7〜9日なので万が一各チームが揃って勝ち進めば選抜チームを組むこともままならなくなる。そこでいっそのこと、G大阪・フジタ・関大一・履正社、それにクラブユース選手権出場の可能性を残しているC大阪、もちろん元々参加資格の無い大阪朝高の選手を外して選抜チームを作ってみた。主力となるのは金光・清風・近大附あたりとなる。なお選手の所属が一部の強豪と高槻の高校ばかりなのは、観戦範囲が限られているのとトレセンでいいと思った選手の所属がたまたまその様になってしまった為。
GK 岡本健太郎(近大附)岩崎大穀(三島)
DF 島本歩樹(清風)山口惇也(近大附)森隆行(大冠)森實竜哉(近大附)前田幸男(三島)
MF 伊藤和也(清風)平岡怜阿(清風)長束昌信(近大附)入江崇夫(近大附) 西村亮介(金光大阪2年)中藤彬宏(金光大阪1年)足立直紀(金光大阪1年)大樫孝司(東海大仰星)
FW 前川亮(金光大阪2年)川原優(近大附)出口義隆(東海大仰星)岡田裕典(芥川)
計19人。これにトップ(サテライト)チームに帯同していてユースのゲームには出ない家長昭博(G大阪)を加えて20人。GKのバックアップが可能なら神田寛之(長尾)もほしい。
大阪選抜は4バックのはず。右SBには一瞬のスピードがある島本かタフな山口、左SBは山口か動き出しのいい平岡を想定。CBは森・森實・前田を考えた。3バックなら森を中央に森實と前田がストッパー、岡田もこのポジションをこなせる。
中盤にはできれば屈強なボランチが一人欲しいところだが見当たらず、やむなく1年生の足立を選ぶ。といっても金光の選手としては、まだ入学前の大垣フェスティバルでしか見ていない。大樫が捌き役で、右に入江・西村、左は長束・平岡。トップ下に家長でパッサーの伊藤を置く。昨年のチームが足元パスばかり繋いで攻撃がスローになり、勝負のパスがほとんど出なかったので、家長・伊藤以外は動いてボールをもらえる選手、チームメートのために走ってスペースを作れる選手を重視した。スクランブル時には中藤にバイタルエリアでの仕掛け役としてベンチに。
FWでは岡田以外は飛び出しが持ち味の選手。中盤の選考と合わせ、相手にスペースを消された場合に詰まってしまう可能性は高い。ただFKになれば右足の入江、左足の家長のキックで打開できる、できるかも。
本来のベストメンバーと比べればやや苦しい陣容になってしまった。国体担当スタッフは全国大会出場チームの早期敗退を心から願っているかもしれない。これが昨年の話なら久野修平(関大一)とか植田慶仁朗(清風)とかDF陣だけでもある程度好選手もいたのだが、今年の場合そこまでの選手層は残念ながら無さそう。
率直なところG大阪の選手以外は大会前に合流する可能性が高い。ただおそらく大阪選抜の過半数を占めるG大阪がクラセンで準決勝に進出すれば、選抜強化にとっては致命傷になる恐れも……。
今年の招待チームは韓国の水原工業高校、中国の上海国際大?、岡山選抜。昨年ウエストハムの不出来に失望したのでヨーロッパ勢に不参加に不満はない。ただ招待チームのほうが不満を持たないよう大阪選抜も必死に戦ってほしい。本番の近畿ブロック大会は13日〜15日開催。修正するヒマはない。
|