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2003年02月08日(土) |
冷たい風が、手招きをする。 |
今の時期になると、今年はどうしようかと考える。 あの場所に、行くのか。行かないのか。 暗闇と永久の孤独が待っている、あの場所へ。
もう、たくさんの約束を抱えてしまったから 今年はきっと行けない。 逆に、今の時期に誰も私とかかわりをもたなくなったら それがそのときなのだ。
今の私をつなぎとめているのは、 さほど楽しくもない約束事だけ。 今の時期はわざと人を避けているのに、 それでも約束事はやってくるのだ。 でも、何かが私をひきとめるのならまだ急ぐ必要はない。
いつか、その日はくるのだろうか? あの場所のことを二度と思い浮かべることのないほどの 安らぎをくれる人に出会える日が。 でももしそんな人がいるのなら、私よりも もっとそれを必要としている人のところに行ってほしいと思う。 だから、順番がくる頃には 私はもういないんじゃないだろうか? 私はいつも、タイミングの悪い人間だったから。
だからせめてそのときがきたら、失敗させないでほしい。 その時くらいは、今まで保留になっていた分の幸運を まとめて払い戻してもらっても文句はいわれないだろう。
また来年、迎えにきて。
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