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2003年01月12日(日) |
居てよかった、というべきか。/もう、わからなくていいよ。 |
ある日のこと。
私は玄関先におきっぱなしの 宅配の伝票やらボールペンやらの整理をしていたのだけど、 そこで小説を見つけ、座り込んで読みふけっていた。
しばらくすると、扉をはさんでむこうで誰かが立止まった。
二人くらいの男性の布がこすれあう音。
扉の前でなんかもそもそやっているようなので、 チャイムを押すなら早くおしてくれ、と 本から目を離さずに思った。
「……だめっすよ、ここ。」 「なんで?」
「だって、いつも誰かしらいるもん。無理っすよ。」 「あーでも」 「やめましょうよ、無理ですって。」 「そうか、それなら仕方ないなあ。やめとくか。」
二人の足音は遠ざかった。
・・・
・・・・・・
・・・・・・すみません、お聞きしたいのですが。。。
・・・・・・あなたたち。。。
・・・・・・何を。。。
・・・・・・やめとくことにしたんですか。。。
私はしばらくの間、硬直状態のまま動けなかった。
※ よい子のみんなっ! お金が足りなくなったら、 まともな手段でかせぎましょうね。
Aさん一家の夫は、最近妻が自分を邪険にするので とまどっている。
彼は、自分の性の力の衰えが原因だと思い込んだ。
わかってないな。
夫は、妻が自分を邪険にするのは収入が減った せいだと思った。
わかってないな。
夫は、娘が自分を邪険にするのは自分が馬鹿だから ではないかと思った。
そう。あんたはバカ。
だからもう、わからなくていいよ。
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