皇帝の日記
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いよいよハワイ島を選んだ理由ナンバー1、火山見学へ。 朝6時ロビーに集合。 ねむ〜。
昨晩遅かったですからね。 眠さ爆発。 でも頑張ってロビーに行くと、もう迎えのバスが来てるから、と言われて出て行く。 しかし、待てど暮らせどバスは来ない。 はて。 ところで、玄関に立っているこの太った人はなんだろうか。 と話しかけると、バスの運転手さんだった。 ジャバ夫さんの姓で申し込んでいたので、お迎えに来たものの、謎の東洋人達しか居なくて困っていたらしい。 よもや皇帝と父がマック×××さんだとは思わなかったんだそうな。 そうだね。 むしろスズキさんっぽいよね。
バスに乗り込んで、他のホテルからの参加者を拾いに行く旅に出る。 これが一時間くらいかかるんだが。 島がでっかい菱形だとしたら、皇帝のいたホテルが北西の辺にあり、バスは南下して西南の辺へ。 コーヒーで有名なコナKONAという市に突入する。 ランブータンなどの木にまじり、コーヒー豆の木が増えて来る。
あと、次週トライアスロンの大会があるとかで、新年早々熱心にトレーニングに励む人々が走り込みをしている。 すっ転んで、膝を血まみれにしているお姉さんとか居て、一体どんな苦行かと思わせるところ。
ここで、コーヒー豆センターに寄り、お土産を購入。 このツアーでは、マカダミアナッツ工場だのキャンディー工場だの買い物の行程が含まれているのだが。 普段の旅行なら、余計な事を〜とか思ったりするのだが、今回はホテルリゾートからほとんど出ないので、お土産を買う所も無く、地方特産品を見る機会も無いので、ありがたく利用させてもらう。
というわけで、コーヒーを買っていると、真珠貝を開けさせて、真珠を売っている日本人のお姉さんがいた。 楽しそうなので、一個貝を開けてもらうと、金色の真珠が入っていた。 それをシルバーの指輪に仕立ててもらって、自分のお土産にする。 この真珠開け土産物、どうやらハワイの宝飾屋さんでは良くあるサービスらしいので、お勧め。
再びバスが出る。 南の端をくるっと周り、東側に出る。 運転手さんは色々とハワイの歴史やトリビアを説明してくれるのだが、いかんせん眠い。 眠い上に心地よいバスの揺れ、適度な気温、運転手さんの絶妙な声量。
ぐうう。
眠りこけていると、小さな村に到着。 ハワイ島の人々は、過酷な自然故にか市の方針故にか、あちこちに小さな集落を作って暮らしているようだ。 小さな村の小さなカフェで、あらかじめ注文していた昼ご飯のサンドイッチを仕出してもらって、ランチ。
前の席に、インド人の母娘が座っていたのだが。 この二人はベジタリアンらしく仕出しサンドイッチは食べず、近くのスーパーで買って来た名前もよくわからないトロピカルな果物と、タッパーに入れて来たカレーを食べていた。 カレーって。 まさか早朝ホテルで自炊したんだろうか。 異国に来て、そうまでして自国料理を食べる根性には脱帽だわね。 それとも作り置きだろうか。 なんてな事を考えながら、スパイスの香で食が進むのであった。 あと、このインド人母の事で気になっていたのが、ピアス。 ダイアの綺麗なピアスをしているのだが、スタッズタイプの上から金のチェーンが出ていて、それがぐるっと耳たぶを巻いているのだ。 なんだろう。 言葉では説明できない。 アクセサリーマニアの皇帝としては、たいていの不思議装飾品の装着方法はわかっているつもりなのだが。 なんだろうか。 いまだ謎。 あのチェーンは眼鏡のツルを押さえるため? それともピアスのスタッズを落とさないため? こんなにも気になるのなら、聞けば良かった。 気さくなおばあちゃんだったから、聞けば答えてくれただろうに。
娘も不思議な指輪をしていた。 ルビーのローズカットという珍しい石がパベになってて、指一節分をたっぷり使ってV字に曲がっているのだ。 なんだろう。 もう、この不思議アクセサリー達の謎を解く為に、インドに行かなければならないのだろうか、私は。
さて、バスはブラック・サンド・ビーチへ。 溶岩が砂状に細かく砕けて、それが浜になっているのだ。 この浜は流れ出た熱々の溶岩が地底を流れており、海に出て行って7000千度の熱々の蒸気を出しているんだそうな。 でもこの時は、蒸気を吹き上げている所は無く、ウミガメが休んでいた。 そして、観光客がウミガメに近づかないように亀の前に椅子を出してじっと見ているボランティアの人が。 バスの運転手さんに「タートル・レディ」とか言われていた。
休憩してから、またバスに乗り込み、寝たり起きたりうつらうつらしながらキラウエア火山を登って行く。 ついに。 わくわく。 火山見学ツアーというからには、噴火してバンバン火柱が立っちゃって、溶岩吹き上げてるのを想像するんですが。 そんな事になったら死んでしまうのです。
噴火して真っ赤っかになってる山を見たかったら、予兆が全くなくて避難警報が間に合わないくらいいきなり爆発して、しかも焼け死なない絶妙な距離の所で吹き上がってくれないといけない。 つまり、そんな事はないのだ。
二年前に噴火して、いまだ煙をモクモク吹き上げてるカルデラを見に行く。 しかも、この煙は有毒なので、あんまり近づいては行けない。 モクモク。 マーク・トウェインが取材旅行に来た頃には、バンバン噴火して、真っ赤に燃え上がっていたそうな。 マーク・トウェインはカウアイ島でも色んな伝説を残していたが、ハワイ島でも色々やったらしい。
バスで更に、水蒸気が吹き上がっている穴を見に行く。 こちらも煙っぽいけど、毒性は無いので触れる。 この蒸気は暖かく、温泉っぽい。 モクモク。
そして、ラーバ・チューブを見に行く。 ラーバは溶岩。 溶岩の通り道。 かつて熱々の溶岩が通り抜け、段々冷えて天井だけ固まり、洞窟のようになって残ったのだ。 ちょっと鍾乳洞のようだけど、成り立ちが違うので、水の滴りっぷりとかが少し違う感じ。 あと、穴がわりと直線的。
今回のツアーでは、このチューブだけが唯一歩かなければならない所であった。 ジャバ夫さんが行ったツアーは、ジャングルを歩く旅が付いていたが、我々は父の膝を考慮して、歩かないツアーにしたのだ。
そして、北上しながらホテルへ戻る道へ。 ところがこの日は元旦と言う事で、勤勉に道を走っている車があまりなく、バスがスイスイ行程をこなしてしまったらしく、時間があまった。 運転手さんのご好意で、滝やジャングルを見せてくれる事になった。 参加人数が比較的少なく(やっぱ元旦だからね)、バスが小型なので、山道も通れるとの事。 ラッキー。
ホテルに戻ると、すでに夜。 ジャバ夫さんと一緒だったイサムさん、朝から女の子に追いかけられたり忙しかったそうな。 二日目の夜に満席だったカヌー・ハウスのレストランに行く。 するとイサムさん、7時でおネムになってしまった。 夜7時はロスで9時だからね。 すると、ウエイトレスさんが二つの椅子を併せて、簡易ベビーベッドを作ってくれた。 そこに横にすると、クカクカ眠りはじめるイサムさん。 ゆっくり夕食がとれました。
続く。
皇帝

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