皇帝の日記
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2010年12月31日(金) ハワイ島2

そんなわけで、朝の5時頃に起きました。
イサムさんが。

イサムさんが起きたら、全員起床です。
6時半から開く朝食を食べに一階へ。
外のテーブルについて、バイキングを食べ、イサムさんは果物をモリモリ食べ。
せっかく良い天気なので、そのまま食後の散歩にでた。
滞在中は、ずっと天気が良かった。
暑すぎず、寒くなく、ちょうど良いのが良いですね。
ダラダラ。

イサムさんは、広い芝の上に集まって来る鳥を追いかけ回すのに夢中。
「ぎゃああああああああああ」と叫びながら、鳥に向かって突進して行く。
もちろん、鳥は飛んで逃げるので、全く捕まらず。
でも、ご迷惑だったわよね。
鳥さん、お疲れさまでした。

さて、本日はホテルを仲介として、ナニーさんを雇っていたのだ。
10時から16時まで。
何故ならゴルフレッスンを予約していたので。
ゴルフ場にイサムさん。
熱々の油に、イカを入れるようなもんだわ。

部屋に戻り、ナニーさんにあれこれメモを作って待機。
メモは
①外に出るときは帽子を忘れずに。
②オムツを替えるときは粉を振って。
③昼寝は午後一時間。
だけ。
高校生のバイトに児童をあずけるのと違って、乳幼児をあずけるナニーさんはプロなので、最小限の指示でオッケーなのだ。
やって来たナニーさんは年配の女性で、どすこいな体型の現地の人。
イサムさんは、ナニーさんが来ると「遊んでくれる人」センサーが働くのか、「きゃああああああ」と突撃して行く。
ではよろしくね〜と部屋をでる時には、すでにナニーさんの膝の上だった。

・・・人見知りも困るけどさ・・・。
なんかこう、寂しいときもあるよ、お母さんは・・・。

ゴルフのレッスンは1時間ちょっと。
初心者なので、同じ所から打ちまくるだけ。
だけ、なんだけど。
これ結構難しい。
最近ヨガにストレッチにと、筋トレに励んでいたからまだしも、一年前の私ならば腕を振り上げるのも大変だったことでしょう。
あと、腹筋も結構使う。

ちゃんと当たった時は良いんだけど、ちょっと間違えて地面こすったりすると、爪が指から離れちゃうのよ。
イタタ。
苦戦するジャバ夫婦を尻目に、父はパコパコ爽快に打って行く。
さすがジャパニーズビジネスマン。
ゴルフができなくて、なんとする。
でも、父は膝を悪くしているので、しばらく打ってお休み。

ジャバ夫さんは、ゴルフがいたく気に入ったらしく、サンタバーバラでもゴルフをするんだ、と言っていた。
あらそう、良いんじゃない。
サンタバーバラはゴルフ場一杯あるし。
家のお隣のポロ場のお隣はゴルフ場だし(その隣はテニス場)。
ついでに、イサムさんも連れて行って、タイガーウッズにしてきてくれ。
日系の選手なら、日本でもモテモテになっちゃうかもしれないしな。
うははは。
と、捕らぬタヌキの皮算用をして、満足だったゴルフ。
電動カーを運転して、楽しく帰って来た。

お昼を食べに、昨晩行ったショッピング街へシャトルで行く。
お昼はなんざんしょ。
ジャバ夫さんが、ハワイの日本食を食べたいと言うので、日本食屋さんへ。
ソバとか食べました。
近所のギャラリーで、ジャバ夫さんが前から欲しがっていた作家さんの、ブロンズの置物が扱われていたので、それをジロジロ眺めたり。
スーパーでイサムさんのゲータレードとおやつのクラッカーを買って、一度荷物を置きにホテルへ。

部屋では、ちょうどイサムさんがお昼寝中。
起こさないようにそーっと入り、水着に着替えて外出。
一応、予約入れてないから無理かな〜?と思いつつも、スパに行ってみると、やっぱり混雑。
無理〜。
大人しくビーチへ。

無料で使えるハンモックがあったので、そこにごろりと横になって、お昼寝。
ぐうぐう。
こりゃ良いぞ。
今年の誕生日は、ハンモックを買ってもらおうか。
ぐうぐう。

ふと、ビーチセンターでシュノーケリングのグッズを貸し出している事を思い出し、借りて浅いビーチに繰り出してみる。
ちなみにジャバ夫さんは、腹の傷がまだ塞がっていないので、海水浴禁止。
でもビーチは驚く程遠浅で、腹以下の水深で、けっこう遠くまで行けてしまう。

妻が華麗に(?)シュノーケリングをしている横で、足だけザバザバ海に入って行くジャバ夫さん。
すると、海亀が3匹もやってきて、甲羅干しを始めた。
わー。
ハワイ島では、ウミガメの休息中には4〜5メートル離れなければなりません。
ということを知らなかったので、しっかり近づいて、記念撮影してしまった。
ごめんウミガメ。
でも、全然相手も動揺してなかったけど。
あと、ヒラメも居た。
ウニも沢山落ちていた。

ちょっと寒くなったので、ジャグジーで暖まろうとプールサイドへ行く。
ジャグジーに浸かっていると、なんか子どもばっかりじゃね?
と不審に思い、上がってみたら、ジャグジーは別の所にあった。
それは、子供用プールであった。
失敬失敬。

改めてジャグジーに浸かり、暖まってから部屋に戻って、イサムさんをお迎えに。
ナニーさんと、仲良くお絵描きをしておりました。
すると、ナニーさんが「はい、イサム。お片づけ」と言ってクレヨンの箱を出すと、イサムさんがクレヨンを片付け始めたではないか。




なにーーーーーー!!?




そ、そんなバカな!!

いつものイサムさんなら、お絵描きの終わりは、お母さんがイサムさんの握っているクレヨンをどうにか引き離し、泣きわめくイサムさんを押さえながら箱にしまうと言う、阿鼻叫喚の地獄絵図なのに!
ニコニコしながら、イサムさんはクレヨンを一本ずつ「あい!あい!」と言いながら箱に入れて行く。
うれしい!
うれしいが、なにこの脱力。
私の教育方針が、著しく間違っていたとしか思えない。

ナニーさんを送り出してから、ジャバ夫さんは「あの人は、魔法使いだったんだよ・・・ナニーマクフィーだったんだよ」としみじみ言っていた。
時に、教育は外注しろってことですかね。

夕飯は、同じリゾート内のホテルオーキッドのビーチレストランに予約していた。
年末のハワイは本当に混んでいて、事前予約が無いとどこにも入れないのだよ。

食事をしていると、猫が寄って来た。
この猫、ご飯が欲しいのかと思ったら、そうではなく。
ただ撫でて欲しいだけ。
撫でて撫でて、と寄って来るのだ。

隣の席に父母娘、娘婿という4人組の白人金髪グループが座っていたのだが。
母はモリモリヘアに白スーツの上下アクセサリはパールでまとめ、父と婿は白のタック入り長パンツにシャツとベスト、娘は白のタイトなスカートでロングヘア、という絵に描いたような面子。
この人等、食事中に誰一人ニコリともしないと言う、不思議な家族。
娘(つっても、たいがい皇帝くらいのお年)が猫が嫌いなのか、うちのテーブルに寄って来る猫等に「しー!しー!」と言いながらメニューであおいで来る。
・・・なんか失礼じゃない?
とムッとしたのであるが。

我が家のテーブルは、イサムさんがギャースかわめくので、またしても交代で席を立ってビーチをウロウロ。
ビーチサイドで良かった。
ウロウロ。
この娘が、夕日の写真を撮ろうとしたところ、丁度イサムさんを連れた父が横切ったらしく「チッ」と言って、夫に「人が入っちゃったんだわ」とかなんとか訴えるので、たいがいイラッとしたので「あ〜らごめんあそばし!」という感じで、父母に向かって無言で肩をすくめておいた。
そんなに完璧な夕日を撮影したかったら、席を二歩立ってから撮れば良いだろうが!

いや、こんなつまらぬことで怒ってはいけない。
お会計を済ませる前に、眠いイサムさんの忍耐が限界に達していたので、父と皇帝だけ先にホテルへ帰った。

ホテルに戻ると、後から帰って来たジャバ夫さんもちょっとイラッとしたらしく、隣のテーブルを観察していた。
ジャバ夫さんの報告は
①娘は、その前にも夕日の動画を二時間撮影していた。「とっても美しいわ」と自慢。
②婿は「でも、その二時間の動画、誰も観ないでしょ」ともっともな事を言い、義母に睨まれた。
③婿はタバコを吸いに席を立ったが、戻らなかった。
④娘はビーチでスクリーンを出しているのを見つけ、映画を観に行ったが「トイストーリー3だった!」と怒って帰って来た。
⑤終始、誰もが無表情だった。
とのこと。

うーん。
昼間にスパの予約状況を確認した時、コンシアージュの人がやっぱりニコリともしない人で、なんか聞いちゃいけない事を聞いただろうか、とちょっと心配になったのだが。
人間、笑顔って大事ですね、と思った。
たぶん、隣のテーブルの人も、それほどおかしな人ではないんだけど。
笑わないと、急に凄惨な家族に見えてしまう。
微笑みを忘れずに。

イサムさんはおじいちゃんと眠ってしまったので、ジャバ夫さんと連れ立って、ビーチハウスの近くのバーに行ったが、これがとんでもなく混み混みで、メニューすら出して来れない状況。
しかたないので、プールサイドでカクテルを注文して、のんびりしてから就寝。

年末のハワイは混んでますよー。
続く。


皇帝