皇帝の日記
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ロスからハワイ島に直行便で行く飛行機は、朝の9時頃の出発である。
ということは、7時にはLAXにいなければならず、その為には5時半にサンタバーバラを出なければならない。 うーん早い。 早速くじけそうだ。 イサムさんもまだ寝ている時間だ。
なんて事を言っていても仕方が無いので、日の出前に起きたら、大雨。 ああ、もう駄目だ。
とか言ってても誰も代わりに飛行場には行ってくれないので、車にスーツケースを積み込む。 何故昨日のうちに積んでおかなかったのか、悔やまれる所。 寝ているイサムさんを毛布で包み、濡れないように車まで運ぶ。 ちょっと起きちゃったけど、座席に固定したらまた寝てくれた。
空港は相変わらず混み混み。 さすが世界ワースト3に入る駄目駄目空港なので、人の列が縦横無尽に入り乱れ、押し合いへし合い。 そして、アホで有名なアメリカのセキュリティーチェックを通り。 ジャバ夫さんだけ悪名高き洋服が透けて撮影できる機械を通らされ。 イサムさんグッズをわっさわっさ持ちながら、ゲートへ。 ユナイテッドのへっぽこさは、もう散々色んな所でぶちまけたので置いといて。
なんか色んな所に並ばされたあげくに、全然搭乗できないので、イサムさんとふてくされて床に座り込んでいた。 お行儀は悪いんだけど、荷物が重いんだもの・・・。 はーどっこいしょ。
すると、金髪の巻き毛の赤子がイサムさんめがけてストスト歩いて来て、その指をイサムさんの耳に突っ込んだ。 「きゃあ〜」と小声で悲鳴をあげるイサムさん。 更に、女の子はイサムさんの肩を抱き寄せ、背負っていたキリンさんを掴んだ。 「にゃ〜」と困っているイサムさん。 すぐにその子のお父さんがやって来て、「スイーティー、そのキリンは君のじゃないでしょ」と諭してみたり(もちろん聞かないけど)。 散々お父さんが引き離そうとするも、粘る女の子。 仕方ないので、皇帝と世間話を始める父。 「19ヶ月なんだ。君の子は?」 「20ヶ月くらい」 というような他愛も無い会話をし。 皇帝は思っていた。 「このとーちゃんどっかで見た事あるなあ〜?」
そして、ユナイテッドのスタッフに呼ばれて、父娘は搭乗口へ消えて行った。 あ。 あの人スパイダーマンだ。 と、後から気がついた。 目が顔面に対して尋常じゃないくらいの面積を取っていたよ。 周りの人が「今トビー・マクガイアを見た!」と電話をかけ始めたりした。 降りる時にもう一回探してみよう。
そして、ハワイ到着。 イサムさんは、間にお昼寝も挟んだので、死ぬ程大変ではなかったです。 軽く大変だった。
ハワイ島は、さすがに暑かった。 着いてすぐにイサムさんのセーターを脱がせ、暑い〜と言いながら荷物を取りに。 スパイダーマンはすでにいなくなっていて、奥さんとおつきの人が荷物を取りにきてた。 残念。
さてタクシーに飛び乗り、ホテルへ。 マウナ・ラニという、3回言うとぐちゃぐちゃになっちゃう名前のホテルだった。 ビーチリゾート施設と一体になっており、それ以外の所に行かなくても快適に過ごせるようになっている。 施設内は無料のシャトルバスが通っていて、どこからでも呼べば来る。 実は旅行前にレンタカーを借りようとしたら、すでに予約が一杯で借りる事ができなかったのだが、特に必要なかった。 空港とホテルの間のタクシーだけ必要。
ハワイ島は今まさに、活火山が元気に島を拡張している所なので、地面は基本冷えた溶岩むき出し。 広い島の上が、ほとんど黒い岩に覆われている。 背の低い草が、チョロチョロポソポソ。 そして、その黒い大地に、観光客がわざわざ海岸から白い珊瑚的な何かを拾って来て、字や絵を描いている。 タクシー運転手によると、はじめのうちは皆頑張って海から白い石を持って来ていたけれど、最近は前の人の石を使っている。 賢いでしょ?とのこと。 どうかな。 ただの怠け者なんじゃないかな。
ホテルには、すでに日本から皇帝父が来ていて、イサムさんと感動の再会を果たす。 一ヶ月ぶりだけど。
すぐに着替えてビーチにでて、とりあえずマイタイで乾杯。 ういー。 夜は予約していたハワイアンのレストランでお食事。 イサムさんがハイパー元気で、全く大人しくしてくれず、大人が交代で席を立って、レストランをウロウロしていた。 そして、このタイミングでオムツを替えなければならなくなってしまったイサムさん。 おお。 酔っぱらっていたからか、オムツを忘れてしまった。 バーカバーカ。 自分バーカ。
ジャバ夫さんが、お隣のスーパーでオムツとお尻拭きを買って来てくれ、事無きを得る。 レストランの他の客には、すでに事有りだったが。 すんません・・・。
この日は2時間の時差もあり、さっさと眠りについた。 イサムさんは、おじいちゃんの部屋にベビーベッドを貸し出してもらい、就寝。 そして、翌朝はやけに早く起きてしまったのでありました。続く。
皇帝

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