凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2006年06月13日(火) ママ友の離婚

アイの公園時代のママ友さんと偶然会ったついでに世間話をした。
アイの幼稚園入園と同時に遊ぶ事は殆ど無くなったけれど、会うと世間話して近況を報告しあったりしている感じの間柄。

あれやこれやと話していたら、「話してなかったけど、うち、離婚したの」といきなりの話。
「特に隠してたわけじゃないけど自分から言う話でもないし」との事。
そりゃぁもうこちらはびっくり。びっくりっていうか、吃驚ですな。
思わず漢字で表現しなきゃ表現しきれない位、今までに無い吃驚だったので。

下のお子さんが生まれたときはお祝いがてら赤ちゃんの顔を見せてもらいにアユム連れて遊びに行ったのに。
その頃から程なく離婚に向けて裁判所通いが始まったもよう。

原因は旦那さんの「妻に内緒の借金」と、「浮気」だそうな。
まぁ酷い男ね!そんな男と別れられて良かったじゃない!と話を聞きながら心の中で思っていたのだけれど、「それでも私はその位我慢できたのに」と彼女は言う。
我慢できなかったのは彼女じゃなくて元旦那の方らしい。
いわく、「俺は最低の男だ。お前達に合わせる顔が無い。別れてくれ」と言われたのだとか。
聞いてて「なんだそれーーーーーーーーーーーーーー」と心で絶叫。
最後のほうは家に帰ってこなくなったそうだ。
さては妻子を養う事に疲れて…というか、家庭と言う重圧に耐え切れなくなって、若い娘に走ったか?と思いきや、相手の女性はバツイチ子持ちだそうな。
ますますなんだそれーーーーーーーーーーーーー。
自分の妻子にあわせる顔はなくても他所の母子にはあわせる顔があるのか。
自分の好きな女が産んだ知らない男の子供の顔を見てる方がマシなのか。

マシなのかもなぁ。

男にとって子供ってそんなに比重の無いものなのかもしれない。
「自分の子を養う」ってのより「他人の子を養ってやってる」って事実の方が気分的に楽なのかもなぁ。
なんか話を聞いているとどうも理想の自分がかなり高くてそれに追いつけない現実の自分にあがいている気弱でプライドだけ高い弱い男って印象。

「でもそれも私から見た一方的な話だから、聞いてる人はそう感じるのかもしれないよね」と彼女の冷静なコメント。
この人のこういうとこはとても尊敬できるよなぁと聞いてて感心。

とにかく、彼女は元旦那のすべてを許すといっているのに、元旦那が「合わす顔が無いから別れたい」の一点張りで、裁判所でも珍しい例だと呆れられたそうだ。
「訳が分からないの」と彼女。
「相手の女性に言わせられてるのかなぁとも思うけど」
そうなのかもなぁ。

それにしても借金もして浮気もする旦那を「そのくらいなら許せるのに」と言える彼女の懐の広さに本当に驚いてしまった。
私は「借金する人間=人間失格」とばかりに最初から近寄らないか、きっぱりお付き合いを止めるタイプなので。
そんなのもひっくるめて、その人全部を愛せるって凄いよなぁ。

仕事も始めてとりあえず母子家庭生活を始めた彼女。
何事も前向きな彼女ならきっとしっかりやっていけるだろう。

なんか、軟弱な自分が恥ずかしいなぁって気分と、女って色んなタイプがいるもんだよなぁとしみじみ実感。





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