凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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片方だけ補助輪をはずしていた自転車。 後ろを持って走らせれば、なんか補助なしてもいけそうだったので 意を決して、もう片方もはずしてスタンドをとりつけた。 「えーこわいー」と言いながらもアイは破顔。嬉しくてたまらない様子。 「補助なしになったらもうバカにされないね」と嬉しそう。 おお。バカにされてる、と子供心に感じてたのね、正解。 あんた補助なしの子にバカにされてたもんね。
後ろを支え、自転車と共に走る。 ベビーカーに拘束されたままのアユムが降ろせと泣き叫ぶ。 すまん。あんた背負って自転車を押して走るのは無理。 無視してアイと走る。 うわぁ息が。ぜいぜいぜい。 スタートが難しいらしく、漕ぎ出せないが、そこを支えてやれば後は走れるようになった。 しばらくすると、そのスタートも克服できた。 「できた〜!!」と叫ぶアイ。 嬉しいらしく、猛スピードで走り回る。 途中でお友達の男の子が来る。 「補助はずれたの?」と一緒に走り回ってくれる。 おお走れ走れ。 今日はアイの「自転車に乗れた日」だ。 その瞬間ってかなり気持ちいいらしいよね。
男の子のママさんが来て「アイちゃん補助はずれたのね!」と喜んで下さる。 「これでアイちゃんは自分で自転車に乗ってもらって、アユムちゃんだけ乗せて自転車でいけば、買い物とかもずいぶん楽になるね」 ……あの…… 「あ!そっか!お母さんが乗れないんだったっけ!」 そうです。はい。
やっぱり次は私が特訓する番かなー 自転車の必要性は確かに感じてるのよね… だとしたら、アイに内緒で練習しないと。 でもどこで。アイ以上に子供達にバカにされそう。とほほ。
暁
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