凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2004年10月05日(火) 抜けた歯

歯医者で抜歯した歯を貰ってきた。
「持っていかれますか?」と聞かれ、「処分してください」と即答したのだけれど、他の方は持ち帰るのか疑問に思って聞き返したら、大概の人は屋根の上にほおったりとかするために持ち帰るんだそうな。
ほほう。皆、偉いなぁ。
それじゃぁととりあえず持ち帰る。

しかし集合住宅住まい。
どこへ放ろう。

他の奥さん達に聞くも、近所に一戸建ての実家がある方ばかりで、「実家の屋根に放った」だので参考にならない。
うーむ。
とりあえず、上の歯だから、地面にでも埋めるか。って、だから地面ってどこの。

仕方ないので管理人さんにお願いして集合住宅内の花壇の隅っこに埋めさせてもらう。
「まぁ。今でもそんな事するのねぇ。私の小さい頃は上の歯は縁の下に投げるって行ってたけど、ここじゃ無理だものねぇ」と埋めるのに適したような場所を教えてくれる。
ここなら猫もこないし子供たちが踏み込んだりもしないし…と丁寧に教えてくださる。

スコップ片手にアイと隅っこの土を掘り起こす。
「なんで埋めるの?」
「丈夫な歯が生えてきますようにっておまじないよ」と答えつつもほんとにそうだったかなぁと自信がない。(←おい)
ガーゼに包まれたままの白い乳歯を土に埋める。
「丈夫な歯が生えてきますように」とアイがお祈りをする。
ほんと。丈夫でまともな歯が生えてきてほしいもんだけど。

「下の歯が抜けたらあそこに放り投げればいいよ」と管理人さんが集合住宅の屋根部分を教えてくれる。
成る程。あそこなら、どこのお宅からも見えないから目触りでもなかろう。
間違ってよそ様のベランダに投げ込む恐れもなさそう。

子供たちが「何してるの」と寄ってくる。
アイの歯が抜けたのだというと「どれ」「見せて」とアイを取り囲み口を覗き込む。
誇らしげに口を開けて抜けた歯茎を見せるアイ。
「すげー」「おれだってもうじき抜けるもんー」(←なんだそれ)
歯が抜けるのってそんなに嬉しかったっけなぁ。





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