はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2004年11月30日(火) 飾りつけ

 子どもたちが、制作でクリスマスのオーナメントを作りました。
そして、幼稚園のツリーに早速飾りました。
 今日のあさ、ツリーが用意してあるのをみて
「おー、新しいのあるね!」と喜んだ3歳の男の子。
「これ作ったら、飾るんだよ」と張り切っていた子。
 生活の中で、手作りのものを飾り楽しむ習慣はどの国でもあったのですが、日本では便利な既製品におされて、その経験は少なくなってしまいました。12月になればしめ縄を作るおじいちゃんの姿が目に浮かびますが、私自身、自分で作ることはできません。悲しい・・・教えてもらおうにも、おじいちゃんは、もういません。
 知らずに文化が消えていくのはこうして少しづつ変化していくんだろうな。
 子どもたちの飾ったツリーはとっても楽しく素敵にできました。
 今度見に来てくださいね。



2004年11月29日(月) 初雪

 幼稚園に雪が積もりました。
うっすらですが!
 早速、外にでて、雪であそびました。
とっても楽しくて、ハッピーになりました。
 完全防備で登園した子どもたちは、元気に遊べましたが、
手袋のない子は、寒くてリタイアでした。
手が冷たいと、本当に寒いです。
 明日からは、手袋持参でお願いします。
すっごく寒くなりました。いよいよ冬到来。
冬は冬なりに、外遊びをします。
幼稚園の本領発揮です。
 体調には気をつけて、たくさん遊びましょうね!



2004年11月26日(金) おかしくないか?

 今日、幼稚園のPTAで、町長さんに要望書を出しにいきました。
就園奨励費や、すくすく子育て補助金の件です。
 教育にかかるお金が増えていく中、今まであった補助金が
減らされます。
 まさに、「国民が痛みを伴う」改革のせいだ、と町長さんはいっていました。
 この件で話したいことはたくさんあるけど、直接話します。
ネット上はなんだか誤解を招くので。
 皆さんにお伝えしたいのは、私たちが知らないことがたくさんあるということです。知らないうちに、いろんなことが動いていて、「おかしいよ!」というと、「知らない人が悪い」といわれます。
 知りましょう。
 子どもたちのために、真剣に考えているのは、私たちに他なりません。他には期待できないのです。
 今日、役場にいって、強く感じました。
 おかしくないか?そう思ったら、調べてみることにしよう・・・



2004年11月25日(木) PとT

 今日はPTAの大会が八戸でありました。
いま、保護者の負担金への補助が減らされると、
大変な問題になっており、どの会場でも
その話題で持ちきりでした。
 子どもの教育の機会も自分たちで守る時代になりそうです。
そんなときはPとTの連携が大切になりますね。
 世界は動いていきます。待ってはくれません。
政治は私たちのために、動いてくれません。
自分の身は自分で守ることです。
でも、人間一人では心細い。力も限られます。
ですから、PとTが力をあわせて、
子どもたちの未来を作り上げていきましょう。
 



2004年11月24日(水) 大掃除

 リフォームが終わってから・・
毎日のように、園児が帰った後は大掃除です。
結構捨てられずに残っているものってあるんですよね。
でも、思い切って捨てました。
 「制作に使える!・・」と捨てられなかったものの数々。
ものも増えると人間を圧迫するようになるので、
ここは子どもたちや保護者の皆さんによりよい環境をつくるためにもと張り切りました。
 工事が済んでからが、本当のリフォームだったりして。
 子どもたちは、幼稚園の工事をみていたので、
「工事ごっこ」をしていました。かわいい・・!
「先生、ここ、工事中ですから」と教えにきてくれました。
滑り台の下と、脇のところが工事中だそうです。
なにやら、まわしていました。
 園児も不便ながら、いつもとは違った生活を体験したり、
間近にミキサー車やショベルカーを見ることができて、楽しかったようです。
 さ、明日も大掃除です。張り切っていこー!



2004年11月22日(月) きれいになったね

 今日は、保護者の皆様に幼稚園をお披露目しました。
「わー広くなった!」と皆さん一様におっしゃっていました。
窓が大きくなったので、開放感があるのです。
 見学の後は、お茶を飲みながら、皆さんでおしゃべりタイム。
教育のこと、最近考えていることなど様々にお話が聞けて楽しかったです。
 間取りは変わっていないのですが、色や開口でずいぶん変化がでました。
見学会に(30日)来る方は、どうぞお楽しみに!
 色使いもポップになって、ますます楽しい生活がおくれそう!



2004年11月18日(木) 勤労に感謝する日

 今日は、年長児が、勤労感謝の会社訪問にいきました。
勤労感謝・・という言葉は難しいので、
「いろんな人が働いているから、みんなが暮らしていける」ということをはなすと、○○の人もいないと、困るよね!と子どもたちから声が上がりました。
 最近読んだ本で、倫理観の臨海というのがあるそうで、
12歳ぐらいまでに、道徳観や倫理観を身につけないと
それ以降は、もう難しいそうです。
 感謝する気持ち、みんながいて、自分たちがいるということを感じる心。
行事を通じて、体験させたいと思います。



2004年11月17日(水) もう少し

 リフォームも佳境に入ってまいりました。
もう少しですよ!
 大工さんもお掃除を始めました。
3ヶ月も一緒に顔を合わせていたので、
棟梁さんがいなくなるのもさびしい感じです。
 子どもたちも、お部屋の引越しに始まり、
いろいろと環境が変わりましたが、すぐに対応してくれました。
感謝です。さすがです。
 今日は親子教室の方もいらして、ちょっとだけ、新しくなったホールをみました。いかがでしたか?
 今週で、工事終了の予定。
 来週からは、衣替えした園舎で、すごすことができます。
お遊戯会の練習も、力が入りますね。
 そうそう、12月のはじめには、御祖父母さまに
ミニお遊戯会を披露します。劇に踊りと、練習が始まっていますよ。
本物のお遊戯会もあと、一ヶ月。
 たのしみな冬がやってきました。



2004年11月16日(火) 風に向かって遊ぶ

 寒い朝でした。
幼稚園では、そんな日でも、外遊び。
子どもたちの防寒具もだんだんしっかりとしたものになってきました。
 生活の中で「寒かったら着る」ことを覚えていきます。
寒いところでも、防寒をしっかりして遊んでいると、
寒さに強くなるのです。寒くても「外に行きたい!」といいます。
 今日は、風が冷たかったので、「明日は、手袋もってこよう」と約束しました。
 寒いときには寒いなりに、鬼ごっこなど、体の温まる遊びがはやります。
風に向かって走る子どもたち。とっても楽しそう!
ほっぺは赤くなってきたけど、もっと遊びたい!
 室内に入ると「あったかーい!」とこれまたぬくもりのありがたさに感激!
 雪が降るのも、幼稚園にとっては、待ち遠しいのです。
 イチョウの葉が落ちたら雪が降ると、おじいさんが教えてくれました。
幼稚園のイチョウも、きれいな葉を落とし冬支度。
もうすぐ雪・・・かな?



2004年11月15日(月) バーバーパパご来園

 園長先生が、ベンチを買ってくれました。
幼稚園のベンチは手作りでしたが、直して直して大切に使っておりました。
でも、だんだん補修しようがなくなっていたころでした。
 新しいベンチは、なんとバーバーパパ。
先生たちが「かわいい!!」と大合唱。
園庭に運んでいると、子どもたちも「わー」と集まってきました。
運んでいるいすに座ろうとする子も!
「重い!重い!置くまでまってて!」と先生たちは悲鳴をあげながら無事園庭へ設置したのでした。
 新しいものも、すぐに慣れていくとは思いますが、大切に大切に使っていくことを子どもたちと約束しました。
 ものがあふれる時代だからこそ、「大切に」していきたいと思います。



2004年11月11日(木) バイオリズム

 最近様子の気になる子どもがいます。
怒ってみたり、調子がよかったり、気分のむらがあります。
 担任の先生に聞くと、お母さんのお仕事が早く終わったときはとても調子がよいそうです。反対のときは・・
 子どものバイオリズムは、お母さんのそれにそっくりです。
お父さんも一緒に住んでいるのですが、やはり小さいときはお母さんのリズムが子どもに大きく作用しています。
 おかあさん、今日のバイオリズムはどうですか?



2004年11月10日(水) 僕もやりたい

 今日はとても暖かくて、なんだか怖いくらいです。
地球はとうなっちゃうんだろう・・?
映画の見すぎですかね。
 さて、戸外の遊具、ずいぶん汚れてきたので、暖かい今日が掃除日和と、午後はじめました。
 すると、園庭にいた子どもたちが「何してるの?」と集まってきました。
ごしごしとこすっているのに「何しているの?」とは・・
「何だと思う?」と聞くと、「掃除!」わかっているのよね・・。
さて、遠まきにみていた年長さんが「先生がんばってよ」と励ましの声をかけてくれました。「ハイ、がんばります!」君たちの助けがあると、心強いんだけど・・。というと、「手伝うよ!」待ってましたとばかりに腕まくり。
 この瞬間、大好きです。子どもたちの心がキラッと輝くのが見えます。
年長さんの力を借りて掃除を続けると、またまた集まってきます。「先生、僕も手伝いたい!」いいよ、お願い。「私も、やりたい!」どうぞどうぞ!
こうしてお掃除チームが出来上がり、わっせわっせと磨きました。
 やりたい!という気持ちが子どもたちの原動力。気持ちが入らなければ、どんないいことでも、楽しむことはできません。
 楽しい、午後になりました。



2004年11月09日(火) 職人

 幼稚園のリフォーム、ぐんぐん進んでいます。
あと1週間ぐらいで完成だそうで・・
楽しみ!!
 子どもたちは、新しくなった教室とホールで楽しく生活しています。
「木のにおいがする!」という感想も。なかなか、通だね!
さて、いま、玄関のタイルを張ってくれている職人さん。
 さすが職人!足元を見ずに上った郵便局員さんを一喝!
仕上がりが、命ですものね。それは、見ないで上った人の落ち度でしょう。
 幼稚園にいると、子どもの感覚で「間違ってやった、知らないでやった」ことを多めに見ることが多いので、ついつい「許してあげたら?」という気持ちになってしまいます。でも、大人の社会は厳しいのだ!ということも、知っていていいことだと感じます。
 なぜなら、最近の子どもたちのけんかでは「謝ったのに!」「間違ったのに許してくれないんだ!」と平気でいう子が多いのです。
 取り返しのつかないこと。自分の不注意が自分の責任であることを忘れています。家庭でも、許してしまうからではないでしょうか?
 そんなときは、間違いは間違いとしても、相手にまたは自分に万が一のことがあったら、取り返しがつかないんだよ。と話すことにしています。
  職人さんが「がんばってやったけど、うまくいきませんでした」
なんて、けろっとしていたら・・・
 仕事をする責任。どんな小さいお手伝いでも、引き受けたら最後まできちんとすること。そんな経験は、きっと社会に出て役立つことでしょう。
 
 



2004年11月08日(月) いちょうの木に会いに

 今日は七五三参りに百石の大銀杏の神社へお参りにいきました。
15日にいければよかったのですか・・今日のお天気を逃しては、次がない!と早速出かけました。
 神社までは、お散歩しながらいきました。おおよそ30分ぐらいですが、白鳥をみたり、木々を眺めたりしていると、あっという間でした。
よく、「うちでは、すぐ抱っこっていうんですよ、歩けないみないで・・」とおっしゃるお母様の声も、みんなで歩くと、しっかり歩けるんですね、本当は。
 ですから、幼稚園のような集団生活が大切だと思います。
歩くことで、体力もつきますし、観察力もつきます。
 また、幼稚園の子どもたちは、2学期になると、比較的散歩が苦に
なりません。というのも、園庭で3ヶ月走り回ることで、相当体力がつくのです。歩き方もしっかりとしてきます。毎日の積み重ねの大切さを感じます。
 さて、神社にお参りした後は、大きなイチョウを囲んだり、葉っぱをあつめて、楽しみました。帰ってくるとみんなで集めた葉を大きな紙に貼り付けて、イチョウの木を作りました。
 午後は、焼き芋パーティー。これまた、みんなで食べるお芋のおいしいこと!秋を感じた一日でした。



2004年11月05日(金) 白鳥さん、こんにちわ!

 今日は下田に白鳥見学にいきました。
子どもたちが白鳥をみていると、たくさんの発見をしたようです。
水の中にいるときは、前に羽ばたいているのに、飛んでいるときは上下に羽ばたいているとか・・・ かもの種類とか。
 パンをあげると、子どもたちに白鳥がついてきて、「まだ、パン食べたいんじゃないの」と話したり。
体験は知識に勝るのです。
 今日は白鳥の夢をみるのかな?



2004年11月04日(木) お久しぶりに

 今日はお久しぶりの天気!
子どもたちも、すぐに園庭に飛び出しました!
園庭は真っ赤なじゅうたん。
落ち葉がきれいに敷き詰められています。
 わー!と感動していました。
お山のもみじもまっ黄色!
 秋本番です。
 昨日のイルミネーション点灯式では、テレビ局もきて、夕方のニュースで放送されました!!
一足早いクリスマス気分も味わいました。
テレビ、ごらんになりましたか?



2004年11月02日(火) アンジー先生とお話

 幼稚園で英語を教えてくれる先生は3人います。
そのうちの、アンジー先生は、週に3回きてくれるので、子どもたちの人気者です。
 百石幼稚園では、使える英語を目指しているので、とにかくたくさん話す機会を設けています。
 毎日、外国人の先生に会えるようにしているのですが、すごいことがおきました。
 3歳の子どもたち。特にアンジー先生大好きの子達は、英語がわかるのです。英語で話はできませんが、なぜか先生のいっていることがわかります。
環境って、すごい。「門前の小僧、習わぬ今日を読む」「孟母三遷」などなど・・環境の与える影響は半端じゃありません。昔から。
 幼稚園を卒園した子どもたちが、どんな風に英語やその他体験を活かしていくのか、これからが楽しみです。



2004年11月01日(月) 早すぎる・・

 もう11月です。どうしよう。
今日から、願書受付も始まりました。
きっとすぐにお遊戯会がきて、そうこうしているうちにクリスマス。
おや、どうしよう。
 ハロウィンは、大盛況のうちに終わりました。よかった。
子どもたちも楽しんでくれたようです。
 先生たちは、結構目の回る忙しさ。
でも、園長先生は言います。
「大人がへっちょはがなきゃ(苦労しないとということ)いい教育はできないよ」
 はい、その通りでございます。
さ、また、へっちょはきますよ。
 次は、音楽祭です。


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