はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2004年12月22日(水) 隼のように

 もう終業式です。
早すぎる。
 この間2学期がはじまったばかりなのに。
でも、子どもたちの成長振りをみたら、
ちゃんと時間が過ぎたのだと感じました。
 今日は、終業式をして、その後は
外国人の先生を交えてのクリスマス会。
といっても、ケーキ食べたり、プレゼントをもらったのだけど。
子どもたちはうきうき気分で降園しました。 
 プレゼントといえば、親子制作も続々届き、そのできばえにびっくり。
皆さんのおもいがいっぱい詰まっていて、うれしくなりました。
 それから、ママみがきの会で作った絵本が見事「手作り絵本コンテスト」入賞したそうです。やった!!
 うれしい知らせでした!!
 今年もうれしい気持ちで年が越せそう。
 忙しさも、目標のある証。
子どものために一生懸命できることに感謝して、メリークリスマス!
そして良いお年をお迎えください。



2004年12月21日(火) 汗の形

 親子制作が届いています。
皆さん、よく工夫なさっていますが、
「こんなものですが・・・」といって届けてくださいます。
こんなものなんて!とんでもない!
 どのプレゼントも、宝物のようです。
なにより、子どもたちの自慢げな顔。
これ、お母さんがやったの、ここは自分でここはお父さん!
そういってお友達に自慢したり、
かわいいでしょ!とうれしそうだったり。
 汗は形になっています。
 制作のために、たくさんのご家庭で四苦八苦したとのこと。
でも、親子で頭をよせて考えること、なかなかありませんから。
いつもは、親が主導権を握るか、子どもがいいたい放題か・・。
 どちらもが力を出し合って作った、その過程が浮かびます。
といっても、本当に大変でしたでしょう。ありがとうございます。
作品展、楽しみにしていてくださいね。



2004年12月20日(月) お遊戯会

 今日の連絡帳には、土曜日のお遊戯会について
いろんなコメントをいただきました。
 どれもこれも、うれしいおはなしで、本当に感謝しています。
子どもたちの成長を感じていただき、
先生たちにも励ましの言葉をいただきました。
 毎日の積み重ね。時に大人も子どもも
「もうだめだ!」と投げ出したくなるときもあります。
でも、子どもの満足そうな笑顔や、皆さんの励ましを受けると、
やってよかったな・・と本当に心からうれしくなります。
 いま、30周年記念誌に寄せる
卒園児のメッセージが届いています。
中に「練習は大変だったけど、上手にできてうれしかった」
という思い出がでてきます。
 「やはり、子どもも子どもなりに感じ、また、達成感を味わっているんだな」と読んでいて、胸が熱くなります。
 今の園児に聞いても、明確な感想は出ないと思いますが、
がんばった、そしてほめられた、自信になった、という思いがいつまでも残ってほしいと思います。
 舞台裏ではたくさんのご協力をいただきました。
保護者の皆さんありがとうございました!!



2004年12月17日(金) いよいよです

 明日、お遊戯会。
会場にいた卒園児が、飾り付けの手伝いをしてくれました。
その働きのいいこと!!
 おかげで、早く仕事が済みました。
小学生の力はすごい!
子どもたちの可能性を改めて感じたできごとでした。
 皆さんの手をかりて、明日、発表会です。
水疱瘡で欠席の子もいますが、みんなの気持ちが集まって、
きっといい一日になることでしょう。
ご協力に感謝して、明日を迎えたいと思います。



2004年12月16日(木) 水疱瘡旋風

 アー!
どうしてか、いまだにわからないこと。
 なぜ、行事の前になると、はやりものがでるのか?
ただいま、水疱瘡旋風です。
しかも、おとといぐらいから、ばたばたとお休みです。
あさっては、晴れの発表会だというのに・・・
 運動会の前も、作品展の前も、なぜかいろいろはやってお休みになります。
これは、子どもも、保護者ももちろん一緒にがんばった先生も
とてもに残念です。
 まあ、大人になって、就職試験の前に水疱瘡になるよりは・・いいか
今かかっておかないと、あとあと大変だものね。
 しかし、なんで行事の前に・・・



2004年12月15日(水) お手伝い大好き

 先生!他には?
と追いかけてきてはお手伝いをせがむ子どもたち。
 今日は作品展の大型の作品作りに取り組みました。
片付けや、準備など、子どもたちは大人顔負けに手伝いをしてくれます。
「お手伝いしているほうが遊ぶより楽しいよ」という子もいるほど。
しかし、家庭では「信じられない」といいます。
 集団生活のよさでしょうか。
お友達と一緒にするお手伝いや、一人頼まれていい気分でするお手伝いなど様々ですがどれも自信につながります。
 「お手伝い助かったよ、ありがとう」
そういわれて、にっこりとする笑顔。
 頼んだ私もにっこりの素敵な時間です。



2004年12月13日(月) 視線

 今日はお遊戯会の総練習でした。
たくさんのお母様方がお手伝いにきてくれました。
本当にありがとうございます。
 子どもたちは、程よい緊張感のなかで、踊ったり歌ったり。
総練習は、遊戯の練習だけでなく、舞台に立つ練習でもあります。
本番はたくさんの視線にかこまれて、上がってしまう子もいます。
少しでも「見られること」になれておくのです。
 いつも一緒にいる保護者ですが、お客さんとしてみられるのは
どきどきするようで、その練習でもあります。
 この過程が大切なんですよね。
本番も皆様大きな拍手をお願いします。



2004年12月10日(金) 刺激的

 年長児が老人ホームへ慰問に行きました。
お遊戯会でのお遊戯を披露したり、歌を歌いました。
ご老人の方々は、子どもを見ると涙ぐんでいましたが、
花笠音頭は手拍子で参加。パラダイス銀河は・・・
でも、手拍子をくれました。
 子どもたちの動きに目を細めながら、ポーズが決まると
「よしよし」といった風に手をたたいてくれます。
お互いとても刺激になったようです。
 ご老人も、刺激があると張りのある生活ができるそうです。
人間、生きていくには適度な刺激が大切ということでしょうか。
 昔は、生活はシンプルでも、自然の恵みや恩恵を感じることで刺激を受けていたし、地域とのつながりは大いに刺激的だったでしょう。
 今は、過度な刺激はあっても、なんだか平坦な毎日。
自分で手足を動かす機会も、どんどん減っています。
そういえば、最近簡単な言葉が思い出せなかったりして。
まずいまずい!!子どもたちから、いっぱい刺激もらわなくちゃ!



2004年12月09日(木) 内緒ばなし

 のどを痛めてしまいました。
大きな声がでないので、子どもに
「先生、のどが痛くて、大きな声がでないんだ」
というと、3歳の男の子。いつもは元気いっぱいにはきはきとお話するのですが、「そうか、僕はいまから、お遊戯の練習をするんだよ」と小さい声で答えてくれました。
 子どもの優しさにふれ、小さな幸せを感じた瞬間でした。



2004年12月07日(火) あめふり

あめが降っています。
いいのかな?
もうすぐ師走も中ごろというのに、
今年は暖かい日が続きすぎ。
心配です。
子どもたちも、雪なら外で遊べるのに
残念。
どうなるのでしょう。環境の破壊は
あんまり目に見えません。
まるで教育と一緒。
何年もしてから、結果がわかるのですから。
未来の子どもたちのために
できること、ないかな。



2004年12月06日(月) 拍手喝采

 今日はふれあいデーを行いました。
ふれあいデーとは、祖父母様に幼稚園にお越しいただき、
お孫さんと一緒にすごしてもらう日のことです。
 今日はお遊戯会で発表するお遊戯や劇を見ていただきました。
毎年感じますが、祖父母様の会では、子どもたちに掛け声がかかったり、ポーズが決まると拍手をいただいたり、さすが「鑑賞上手」だな・・!ということです。
 今回も、面白いところでは笑いあり、時には一緒に涙して参加してくださいました。ありがとうとざいました。
 なんといっても、緊張感いっぱいに舞台に上がる子供たちにとっては、
応援の掛け声は心強いようです。
 拍手喝采のなかで、得意げに「にこ!」とする子どもたち、きっといい体験になったことでしょう。
 次は本番の発表会がきますが、ぜひ観客席も一緒になって、子どもたちの出し物を楽しんでほしいと思います。



2004年12月03日(金) 歌を届けに

 あさ、向かいのケアハウスにクリスマスツリーを届けにいきました。
子どもたちがつくり、行きたいお友達が届けるという趣向でした。
20人弱が行くことになり、お邪魔しますと中へ。
 おばあさんたちが何人かいらしたので、「ツリーのプレゼントです」と渡しました。
 聖歌隊のように、歌も歌おうか?と得意のクリスマスソングを披露。
ところが、たくさんの拍手のあとに「一緒に歌いたいけど、知らない歌だから残念だなあ」とひとことつぶやいたおばあさん。
 それなら!と「お正月」の歌をうたいました。
ツリーをもってお正月とは、なんとも日本的。
 でも、おばあさんたちは目を輝かせて一緒に歌ってくださいました。
部屋に入っている方もいたので、「声だけ届けよう」と冬の歌を歌いました。子どもたちはすごい。声だけでもボランティアできるのですね。
おじいさんが出てきて「おはよう」と声をかけてくださいました。
 また、歌を届けに行きたいと思います。



2004年12月02日(木) ほめてあげよう

 月曜日のふれあいデーにむけて、
お遊戯の衣装合わせをしました。
 うれしくてわくわくしながら踊る子どもたちの姿が印象的でした。
それぞれ思いをこめて踊れました。
拍手です。
 本番では、大勢の観客を前に動けなくなる子もいます。
でも、ちゃんと、踊れるんです。
 考えても見てください。大人だって、あの観客とカメラビデオの前で踊るのは至難の業ですよ。
 スピーチなんて、頼まれてもしないでしょ。
子どもたちはよくやってる。
 ですから、ほめてあげましょうね。
お祖父さま、お祖母さま、月曜日はたくさんの拍手をお願いします。



2004年12月01日(水) オーという感動

 年長さんが抹茶椀を作っています。
お茶会のときに、自分で作った茶碗でお茶をいただくのです。
今日は上薬をつけました。
 上薬は、素焼きの茶碗に吸い込まれるようにつくのですが、
自分たちでバケツに入った釉薬の中からお椀を引き出すと
「オー!!」という声が上がります。
 感動にはいろいろありますが、新しいものにであったり、
思いがけない出来事に「オー」となる静かな感動。
いいですね。この感動は、心も成長しないと、出てこないような気がします。
年長さんも、もうすぐ小学校、様々なことに気がつくようになってきました。
感動する気持ち、感動を見つけられる目をいつまでも忘れないでほしいです。
釉薬は、焼きあがると色が変わるので、また「オー」と感動してくれるかな?楽しみです。


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はなこせんせい

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