
しもさんの「新聞・書籍掲載文」
しもさん
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1997年07月03日(木) ■ |
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知人通じて生きた情報得る(39歳) |
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読売新聞 朝刊(気流)
パソコンでインターネットを楽しむのがブームだが、 自分自身で使ってみて気づいたことがある。 パソコンの情報があまりにも大量なため、取捨選択に困るのである。 パソコンの画面に映し出される情報のごく一部しか自分が必要としておらず、 そのために、真に必要な情報を容易に入手できないという状況が生まれるのだ。 そこで思い出したのが、最近読んだ本の一節。 それによると、生活していく上で一番必要な情報は「ノウ・ハウ」ではなく、 「ノウ・フー」であるという。 つまり、本当に役に立つ情報は、「どうすれば入手できるか」よりも、 「誰に聞くのが最も適切か」ということだ。 その分野に詳しい人に聞けば、自分で一から覚えるよりも早く、 しかも、詳しく知ることができる。 身近にも、このような達人は多くいるはずだ。 しかし、一日中、パソコンの前にいては、こうした人物と知り合うことは無理だ。 例えば、知人と一緒に遊びに行ったり、食事を共にすることが必要だ。 より多く、共通の体験を作ることで、生きた情報が得られる。 「ノウ・フー」のためにも、家に閉じこもらないで 人に会う機会をたくさん持ちたいと思う。
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