しもさんの「コラムニストを目指して」

2002年05月31日(金) 「地方からの観衆の為に、6時スタート」

久しぶりに、午後9時半を過ぎていたプロ野球に、珍しさを感じた。
ところが、気がついたら6時20分スタート。
神宮球場と広島球場に、よく見かける時間である。
私たちのように、地方から観戦に出かける人たちは
試合観戦をしながら、最終の新幹線の時刻を気にする。
観客のほとんどが、その地域だから・・
仕事を終えて見に来てくれる時間帯、という発想があるとしたら、
それはとても寂しいことである。
球場でよく見かける修学旅行の生徒たちも、9時前後には
試合結果を気にしながら、席を立つ。
最後の最後まで見せてあげたい、といつも思う。
ストライクゾーンが広がった分、四球が減り試合時間が短縮された、
という記事を最近、どこかで見かけた。
その20分の差は、なにか意味あるのだろうか?
私には、いまだ理解できない。

「地方からの観衆の為に、6時スタート」はいかが?



2002年05月30日(木) 「行間、字間は意識的に差をつける」

ワープロ、パソコンが普及し、活字が自由にレイアウトできると
資料は、予想以上に増える。 (笑)
以前は、なんとか一枚で収まるように工夫したものだが・・。
ところで、先日配られた資料は、手に取った瞬間、
縦書きか、横書きか、わからなかった (笑)。
原因は「行間と字間が同じ」だったことに気が付いた。
クロスワードパズルではないのだから、
なんでもかんでも一字扱いは、特に読みにくい。
これから、自費出版する人たちが増えてくるのは、時代の流れ。
やっぱり、読まれることを意識したバランスを身に付けて欲しい。
読んでいただくとは、そういうことであろう。

「行間、字間は意識的に差をつける」はいかが?



2002年05月29日(水) 「まず、寝ている自宅を丈夫にする」

仕事を終えてからの防災の講義は、寝不足の私には睡魔との戦いだった。
早く帰宅して、食事をして、お風呂に入って寝たい、が本音であった。
しかし、自分で決めたことだから・・と老体に鞭打って頑張ってきた。(^^;;
そんな私を知ってか知らずか、講師の先生がこう言った。
阪神大震災でも、倒壊家屋の下敷きで死んだ方が大半だった事実、
だからこそ、自分が寝ている家の耐震診断だけはして欲しい・・と。
来るか来ないかわからない地震に対して、私たちが出来ることは
倒れない家を作ることである気がしてきた。
「世帯主として、家族の安全を守る」と口約束をするのではなく
本当に耐震診断をし、必要であれば耐震工事をする。
それが「家族の安全を守る」ことの一歩である、と反省させられた。
「東海地震は、倒壊ゼロを目指す」なるほどなぁ・・

「まず、寝ている自宅を丈夫にする」はいかが?



2002年05月28日(火) 「日本人に限り・・宣言」

フランスの高級ブランド「エルメス」ウィーン店の店長が
殺到する日本人客にたまりかねて、
「日本人へのバッグの販売は一人2個までに制限する」と
週刊誌に発言したと話題になっている。
そけにしても、恥ずかしい限りである。
外交問題で恥をかき、文化財問題で恥をかき・・
世界の中の日本は、笑いものになっている気がする。
さらに、追い討ちかかけるように「販売制限宣言」。
なんだか情けなくなってしまって、言葉が見つからない。
こうなったら、もっともっと、こんな恥かしいことを公開し
「日本人って恥ずかしいな」を感じる必要があると思う。

「日本人に限り・・宣言」はいかが?



2002年05月27日(月) 「Vで3700万円、全敗なら3万円」

テーマ日記で「飴と鞭」について書いたばかりだった。
最近は、そんなことで奮起するなんてないだろう、と思っていたら
朝刊に「報奨金で奮い立つ?日本代表」の見出し。
国や地域の威信を掛けて戦うので、当然のように存在するらしい。
各国の報奨金事情が掲載されていたが、
日本は1勝につき100万円、引き分け50万円、負ければ日当1万円。
優勝すれば、いろいろなプラスを含めて、3700万円、
1次リーグ3戦全敗で終われば、日当のみの3万円。
ちょっと違った角度で、サッカーW杯を見ることが出来そうだ。
以前、弱くなったヴェルディが同じような手法で、突然強くなった。 (笑)
国民が寄付して、もっと額を増やしたらどうだろう。
もし、勝ち進むことにより、景気が回復するのなら、彼らの活躍に
期待するのも悪くないな、と思えた話題である。

「Vで3700万円、全敗なら3万円」はいかが?



2002年05月26日(日) 「新聞は便所で読めるから紙がいい」

こんなにインターネットが普及し、HPも増えてきた時代に
わざわざ、ローカル新聞を発行し始めた人達とあった。
「なぜ、いまさら?」と問いに、なんという答えが返ってくるのか
私は知りたかったから・・・。
その答えが、これだった。
いくら、インターネットが盛んといっても、
トイレにまで持ち込んで、ネットサーフィンする人はいない。
新聞は、長い歴史で人間が作り上げてきた文化とも言える。
小さい子から高齢者まで読める新聞。
今では、学校の教育にも取り入れられてきた新聞。
見出しから、写真、コラム、全て自分でつくる楽しみがある。
周りから見ると無謀と思える行動の影には、
こんな思いが詰まっているのか、とちょっぴり嬉しくなった。

「新聞は便所で読めるから紙がいい」はいかが?



2002年05月25日(土) 「アメリカ人の判断を深く考えてみる」

誰もが便利と感じる「温水洗浄便座」と、思っていた。
しかし、アメリカ生まれのこの製品は、
なぜかアメリカでは普及していない。
日本では40%を突破したというのに、1パーセントにも満たない。
新しもの好きのアメリカ人でも、尻込みするという。(笑)
未経験の人には、面白発明の領域らしい。
しかし、本当にそれだけだろうか?私は納得がいかなかった。
ところが、ある記事を見つけて「!」となった。
身体障害者の人は、健常者とは逆向きに便座にまたがるため
「温水洗浄便座」は足がつかえて利用できないという記事である。
別の情報源であるが、関連性を感じて取りあげてみた。
ユニバーサルデザインを重視するアメリカらしい判断だと思う。
誰でも使いやすくする、とはそういうことなのか・・と教わった。

「アメリカ人の判断を深く考えてみる」はいかが?



2002年05月24日(金) 「怪我をしないためには柔軟体操」

「鉄人20年目の皆勤賞」の見出しで、
貴闘力の通算連続出場を讃えていた記事を発見した。
83年春場所の初土俵以来の蓄積である、とあるが、
これは簡単なことではない。
それは、毎日コラムを書いている私が一番よくわかっている。
怪我で相撲人生を棒にふった力士を彼は見続けてきた。
1426回出場を続けてきたその秘訣は、柔軟体操だという。
怪我は誰でもする、ただ大怪我をしないためには
身体を柔らかくしておくことだ、そんなメッセージが
伝わってきそうな記事であった。
先日の「寺尾」といい、今回の「貴闘力」といい、
目立たないけれど、コツコツと頑張っている人に
私は惹かれるようだ。

「怪我をしないためには柔軟体操」はいかが?



2002年05月23日(木) 「サッカーW杯を、成功させたい気持ち優先」

見出しとは逆に、サッカーW杯の成功より、自社製品の商標優先。
こんな見出しを付けたくなるような話を耳にした。
「埼玉スタジアム2002」の最寄駅「埼玉高速鉄道・浦和美園駅」、
サッカーをモチーフにした絵の中で、
ボールが自社製品にそっくり、とクレームが付いたために、
100万円かけて、白く塗りつぶしたという。
そこまで、商標が大切なのだろうか、私には理解できない。
みんなで雰囲気を盛り上げること。
これが成功のポイントだと思っていたが、私が甘いのだろうか?。
白く塗り替えられたサッカーボールは、バレーボールみたいで、
なんだか蹴るのが悪いような気がしてた。 (笑)
こんなことで大丈夫だろうか?、心配である。

「サッカーW杯を、成功させたい気持ち優先」はいかが?



2002年05月22日(水) 「完全ボランティアの押しかけ授業」

NHKアナウンサーの鈴木健二さんが、
退職後、地元青森県の小学校に、手作り紙芝居などを片手に
回っている記事が載っていた。
彼ほど有名でなくても、
長年の経験で積んだ技術を持っている人は多い。
しかし、自治体で作っている「人材バンク」には、
なかなか、男性の登録者が少ないのも事実である。
自分で自分を売り込むなんて、というプライドがあるのだろうか?
待っていても、誰も長年の実績は評価してくれない。
本気で社会の為に自分の経験を活かしたい・・と思うのであれば、
「押しかけ」ても、自分を売り込むくらいのパワーが欲しい。
それが「生きがい」となる。

「完全ボランティアの押しかけ授業」はいかが?



2002年05月21日(火) 「紙面と生き方を重ねてみる」

「余白が大切である」。
先日、広報の研修で習ったことのひとつである。
紙面いっぱいに詰め込むのが、一番悪い。
読まされる立場を考えて欲しい・・。そう教わった気がする。
だから、B5の内容をA4サイズに入れて、
余白を入れるテクニックを覚えたばかりである。
確かに、今回は紙面に余白を入れてみたら、全体に引き締まった。
しかし、私自身の生き方は、今、余白がない・・・そう思う。
たぶん、私に接している人は、
忙しさにもがいている姿が映るに違いない。それくらい余裕がない。
「反復横飛びみたいだね」(息ばかり切れて、前に進まない)
と誰かが言った。 (笑)
紙面の作り方が、今の私の生き方の迷いに、ちょっぴり役に立った。
意識的に、余白を作ろうと思う。

「紙面と生き方を重ねてみる」はいかが?



2002年05月20日(月) 「朝が来るまで『おやすみ』を言い続けたい」

シェイクスピア「ロミオとジュリエット」などの作品の一部を、
小さなバラ園で上映するから・・と誘われ、見に出かけた。
コンサートとは違い、台詞の一つ一つを大切に聴く、
まったく大人の文化という雰囲気が漂っていた。
その劇中の台詞を、思わずメモしたのだが・・・。
「朝まで一緒にいたい」、そんな気持ちを
シェイクスピアを直接的ではなく、こう表現した。
学生の頃、確かに一度は読んだ作品群も、
経験を重ねたこの歳になって、もう一度読み直してみようかな?と
帰りに本屋に足を運んでしまったのは、私だけではないはずである。
時には、シェイクスピアの作品に触れるのも悪くないな、と
感じている。苦手な愛情表現、とても勉強になる。 (笑)

「朝が来るまで『おやすみ』を言い続けたい」はいかが?



2002年05月19日(日) 「外野席はビールが売れない、という視点」

野球場で、一番ビールが売れる場所は・・・の問いに
私は、自信を持って「外野」と答えていた。
が、その予想は完全に間違っていたことに気が付いた。
ビールなんて飲んでる暇がないのである。
応援チームの攻撃は、立ち続けて声を出す。
守りの場面でも、ピッチャーを応援するか、トイレ。
当然、試合中に夕食なんて出来ないから、試合開始前に取る。
それも30分前には、先発メンバー発表だから・・。(笑)
だから試合中は、ビールが売れない。
喉がガラガラになった時に、初めてビールを口にするから。
内野席の時は、意味もなく飲んでいた気がする。
やっぱり経験してみないとわからないものだとつくづく思った。

「外野席はビールが売れない、という視点」はいかが?



2002年05月18日(土) 「東京ドーム見学ツアーに参加してみる」

午後6時から試合開始なのに、
私たちは午前10時にはドーム前にいた。
何を隠そう、東京ドーム見学ツアーに申し込むためである。
インターネットのホームページで、
いつも一緒に観戦する相棒が見つけてきた。
試合のある日は、グランドの中に入れるという特典付き。
ブルペンも見学したし、数時間後、選手が座るベンチで写真も撮った。
いつもテレビで見ていた、バックネット裏のシートにも座ってみたり、
新しくなった人工芝の感触を足で感じたり、大満足のツアーであった。
試合を観るだけが、野球の楽しみではない。
1時間1000円は、とっても楽しい時間となった。

「東京ドーム見学ツアーに参加してみる」はいかが?



2002年05月17日(金) 「930敗の寺尾にスポットを当てる」

昨日、頑張っている人を見つけ、人生の応援歌を書きたい、
そう思って「生きるヒント」を書いた。
そんな思いで見ていたからだろうか、今日は、
大相撲の結果から外れた夕刊の片隅に
「寺尾が休場」の文字を見つけた。
39歳という年齢で、十両まで陥落しても頑張っている彼を
「通算負け数は、単独トップの930になる」と。
こういった表現の方法もあるな、と勉強になった。
「負けても負けても、好きな相撲を続けている」、
そんな彼の生き方が、とても輝いて見えた。
ますます、私も「人生の応援歌」を書きたい、と
心から思えるようになってきた。
人と逢うことが、何よりも楽しいことを、実感として伝えたい。

「930敗の寺尾にスポットを当てる」はいかが?



2002年05月16日(木) 「みんなに紹介するタイミングを計る」

仕事柄、新聞紙に目を通す機会が増えた。
話題は豊富になるが、同じ事件、同じ人物紹介でも
各紙によって、捉え方が違い、とても参考になる。
違うのは、論評だけでなく、タイミングも違うことに気付く。
例えば、自分の性別に違和感を覚える「性同一性障害」の
安藤君(競艇選手)の取り扱いなどが、わかりやすい。
男性として、レースにデビューしたとき紹介した新聞社、
男性として、初勝利を飾ったときに紹介した新聞社。
私的には、後者のタイミングが、さわやかに感じた。
「男性選手としての初勝利は、これまでの勝利よりも
100倍幸せ」というコメントが、物語っていた。
人物紹介は「人生の応援歌でありたい」。
先日の研修で勉強してきたばかりである。
どのタイミングが、彼を一番喜ばしたのか、
ちょっぴりだけど、興味がある。

「みんなに紹介するタイミングを計る」はいかが?



2002年05月15日(水) 「いつもみんなの『半歩前』を行く心構え」

先日の広報研修会では、たいへん多くの気付きを戴き、
仕事に対して、とても前向きに取り組めるようになってきた。
しかし、ひとつだけ気になっていた台詞がある。
「私たちは、いつもみんなの『一歩前』を行く心構えで・・・」という
いうフレーズである。
私は学生の頃から「半歩前」と決めていたから・・・(笑)
それは「現代ジャーナリズム入門」の扇谷正造氏の台詞が影響している。
「ジャーナリストが教育的であるということは、
彼が常に大衆の前を歩いていくことである。
ただし、その間隔は『一歩』ではいけない。『半歩』前を進めば足りる」と。
広報だから、一歩でいい、という論理はない。
私は、やっぱり「半歩」の間隔を大切にしていこうと、メモを消した。

「いつもみんなの『半歩前』を行く心構え」はいかが?



2002年05月14日(火) 「表現のマンネリ化は、生き方のマンネリ化」

ある本で見つけた台詞である。
言い換えれば「情報源がマンネリ化してきた証拠」である。
気持ちは、前向きでも、生活のリズムが安定してくると
ついつい同じ生活を繰り返すことになる。
それは、文章を書いている人間にとっては、致命的だと思う。
何年も続けてきた深夜族の私が、
早寝早起きを始めた理由も、少なからずそこにある。
朝早くから、こんな番組をやっていたのか、と驚くこともあるし、
朝と夜では、空気が違うことにも気がついた。
太陽の陽射しを浴びることの喜びも、味わっている。
でも、時には深夜しかできないこともあるので、
まだまだ、深夜族を捨てきれない私がいるが・・。
刺激が欲しかったら、生き方を変えてみるしかない。
だから、手帳の隅にでも書きとめておきたい台詞である。

「表現のマンネリ化は、生き方のマンネリ化」はいかが?



2002年05月13日(月) 「生きるということは、心の富を蓄えること」

利家は、秀吉にこう呟いた。もちろん、ドラマの中での話。
気になってメモをしたが、どうも私なりに昇華できないでいる。
あまりに、サラッと言い切ったので・・。
場面に似合わない台詞だなぁ、と感じてしまった。 (笑)
確かに、私の心に響いたが、
果たして「心の富とはなんぞや?」が手探り状態なのである。
とても難しい台詞のようにも思えてきた。
この台詞を、素直に受け取れなくなっている自分に
ちょっとイライラしながら、近いうちに
「言う」から「吾」を加えた(自分の意見を入れ)「語る」として、
周りの人に紹介したい、と思う。
素敵な言葉には、変わりがないから、書き留めておこう。

「生きるということは、心の富を蓄えること」はいかが?



2002年05月12日(日) 「お客さんの髪の毛のために、20万円のハサミ」

同級生の美容院へ、近況報告をしながら、足を運んだ。
彼が手にしているのは、20万円以上のハサミ。私は驚いた。
怒られるかもしれないが、美容院の道具って、
もっともっと安い、と思っていた。m(。_。;))m ペコペコ…
(勿論、ピンからキリまであるだろうけれど・・・)
「どうしてそんな高いの?」のという私の問いに、
「す〜っと、抜けるんだよ。ハサミが引っ掛かって、
お客さんの髪の毛を痛めるわけにはいかないから」と答えてくれた。
なんだか、凄く嬉しい気分になったのは言うまでもない。
「一生ものだけどね」と照れながらも、確かな手応えを感じている、
そんな感じがした。
なんでも、道具じゃないよ、と言いたいけれど、
今日ばかりは、道具のもつ力を感じた一日であった。

「お客さんの髪の毛のために、20万円のハサミ」はいかが?



2002年05月11日(土) 「人生の応援歌である人物紹介を書く」

各新聞に「人物紹介コーナー」がある。
タイトルは「ひと」であったり「この人」であったり・・。
共通点は、最後にちょっぴりヨイショして、期待するところ。
私も、なんどか人物紹介を書いたことがあるが、
これは、とてもいい経験になる。
人間ひとりを、短い文でまとめるには、それ相当の観察力がいるし
その人の生き方を、真剣に受け止める包容力も必要になる。
間違いなく、ひとまわり大きな人間になれる気がする。
だから、毎日書いてるコラムやエッセイとは別に、
「しもさんの人物紹介」を書き溜めたいな、と真剣に考えている。
生きている間に、何人の人物紹介ができるだろうか?と考えると
ワクワクしてくるが、ますます忙しくなる (笑)。
だから、思案中。もう少し、落ち着いてから・・。

「人生の応援歌である人物紹介を書く」はいかが?



2002年05月10日(金) 「確認とは、信頼できる原本でチェックすること」

またまた、広報の話。
文字にして、他人の目に触れるということは、
とても大変なことだということを、教えてもらった。
社長が、夏休みの旅行記で
「〜と言う坂を上ると、目の前に海が広がった」と書いたら
本当に見えるかどうか、現地に確認を取る。
それくらいの慎重さが必要だと・・。
ある読者が、その旅行記を読んで現地に行ったら、
そんな景色を見えなかった、では済まされないからだろう。
それだけ、人間の記憶は不確かなものだから・・。
他人から聞いた話を、
いかにも自分の情報のように使うのだけはやめようと思う。
情報源をハッキリさせる、これも大切なことである。
(今までのコラムも反省しなくちゃ・・ (笑))

「確認とは、信頼できる原本でチェックすること」はいかが?



2002年05月09日(木) 「取材する前に、取材される立場を経験する」

ついつい、取材する立場になると、忘れることがある。
それが、取材される人の気持ち。
うまく撮ってくれたかな? うまく紹介してくれたかな?
そんなことが、気になったのに、
立場が変わると、忘れがちになっていた。
今一度、取材された時の気持ちに戻って、
取材をしたいと思う。
人間相手にすることは、
すべてこの基本を忘れない方が、いいかもしれない。
〜する前に〜されてみる。
例えば「愛する前に、愛されてみる」 (笑)。
それだけで、その後の接し方が変わってくるとしたら
是非、体験して欲しい。

「取材する前に、取材される立場を経験する」はいかが?



2002年05月08日(水) 「自分の色を付けたかった」

人物取材の練習で、隣に座った初対面の女性と話す機会があった。
趣味の「ガラス細工」に話が進むと、彼女は嬉しそうに
私の「どうしてガラス細工なの?」の問いに答えてくれた。
他人と違うことをしたかった、という思いをこう表現したのだと思う。
いつだったか、マラソンの高橋尚子選手も
「自分の生きた証づくりをしたい」って言っていた。
若い女性が、自分の生き方を見つめ、
ガラス細工を通して、自分らしさ、自分の色を付けたい、と思う
そのことに、なんだか嬉しかったし、羨ましかった。
こういう輝いている人たちを取材し、
多くの人たちに紹介していく仕事も、広報の仕事。
私も、広報を通じて、自分らしさを見つけたくなった研修であった。

「自分の色を付けたかった」はいかが?



2002年05月07日(火) 「世界共通語は、数字」

先日、横浜へ出かけた時に、気がついた事。
ワールドカップのために、いろいろ工夫がされていた。
さすがに、決勝開催地だな、と思ったものは・・。
地下鉄の駅に番号がふられていたこと。
(なんだ、そんなことか、と思うかもしれないが・・)
訪れる外国人をはじめとした、都会になれていない人たちには
横浜の駅名を説明されるより、番号で説明してもらった方が
わかりやすいと思うから・・。
「何番の駅で乗って、何番の駅で降りてください」
世界共通語は、数字であることを、認識させられた場面であった。

「世界共通語は、数字」はいかが?



2002年05月06日(月) 「悩んでいる人の背中をポンと叩ける人」

今回の大河ドラマ「利家とまつ」、
見方によっては、大変面白かった。
利家におなごが出来た(浮気)という話を、信長から聴き、
ムッとするまつ。
「まつ、まぁ、あまり怒るな、利家も男だ」と言い切る信長。
実際の夫婦、反町と松嶋の会話だから面白いのだが・・。
役柄とはいえ、なぜかメモを取ったのは私だけだろうか?(笑)
話は、戻る。
一向宗の好きな人を忘れられず、殺されるかもしれぬ女に
まつは、ポンと背中を叩き「忘れなさい」と諭す。
悩み迷っている人に、曖昧なアドバイスをするよりも、
はっきり毅然と、まさしく相手の背中を押してあげられる
助言が光っていた。
一緒になって、悩んであげることだけがよいとは限らない。
そんなことを教えてくれたシーンであった。

「悩んでいる人の背中をポンと叩ける人」はいかが?



2002年05月05日(日) 「距離ではなく、行動範囲を表す時間地図」

GWも終わりに近づき、恒例の渋滞がニュースになっている。
ふと、思い出したのは「時間地図」。
距離の地図ではなく、時間の地図。
言い換えれば、自分の行動範囲を時間で示した地図である。
予想以上に、変形していて面白い結果になるのでお試しあれ。
例えば、職場までは歩いて30分。
静岡市まで、新幹線で30分。同じ位置にある。
下田まで車で2時間。新幹線では名古屋まで・・。
東京駅で「じゃあ、また」と別れた友達。
千葉や埼玉、横浜に鈍行で帰る人と、新幹線で三島に帰る私。
帰宅時間が変わらなかった。(笑)
何か、行動しようとする時のヒントになるに違いない。

「距離ではなく、行動範囲を表す時間地図」はいかが?



2002年05月04日(土) 「人の動き、心理を読んだ商売をする」

横浜スタジアム、野球観戦に行く途中、
三島駅で「立ち食いそば」を久しぶりに食べた。
「GWでお客さん、多いでしょう?」の私の問いに
「そんなことないのよ、普段の日の平日の方が、
サラリーマンや学生で賑わっているよ」と続けて、
なんだか、妙に寂しそうだった。
お願いだから、早く平日に戻って欲しい、
という想いが伝わってきた。
世の中、GWが一番儲からない商売もあるんだ、と苦笑いした。
観光客が多いからと、材料の仕入れを増やすだけではなく、
人の動き、心理を読んだ商売をする必要があるらしい。
ただ「一度食べてみたかったんです」と私の横で
嬉しそうに話している老夫婦が、なぜか眩しかった。

「人の動き、心理を読んだ商売をする」はいかが?



2002年05月03日(金) 「企画展より、建物を見に行く美術館」

イタリア・ファエンツァ国際陶芸博物館所蔵、
「マジョリカ名陶展」を観に出かけた。
場所は「東京都庭園美術館」。目黒駅から徒歩7分である。
しかし帰宅してから、思い出そうと思っても、
なかなか作品が浮かんでこない。(笑)
それもそのはず、建物が「旧宮家、朝香宮邸」で、
その落ちついた雰囲気、内装の素晴らしさ、庭園等にばかり
目がいってしまい、肝心の陶器をじっくり観てなかったからだろう。
地方に住んでいると、皇族の邸宅など、
なかなか観ることが出来ないと考えれば、それだけでよかった。
時には、そういう視点で美術館を訪れるのも悪くないな、と思う。
また、インターネットで捜してみよう・・。

「企画展より、建物を見に行く美術館」はいかが?



2002年05月02日(木) 「弟は、居心地の良い空間を共有できる相手」

人間の生きてる醍醐味は、人間関係にある、と私は思う。
大切なことは、相手をどういう存在として考えられるか、である。
毎日、ある日記サイトで、テーマに沿って日記 (笑)を書いているが
「兄弟について」というテーマで、こう表現してくれた女性がいた。
この表現を見たとき、自分にとって妹はどうだろう?、
妹は私のことをどう思っているのだろう?と気になった。
一人っ子の娘を眺めながら、兄弟に代わる存在ができればいいなぁ、と
しみじみ考えさせられた言葉であった。
最近、他人の日記ではっとさせられることが多い。
若い人の日記、異性の日記、私にとっては、言葉の宝庫である。
(覗きではありません、公開されている日記です_¢(0-0ヘ)メモメモ。)

「弟は、居心地の良い空間を共有できる相手」はいかが?



2002年05月01日(水) 「東北はお手入れ、西日本はメーク、という情報」

資生堂が、化粧についてアンケートをしたらしい。
詳細はわからないが、東北はまめに肌を手入れし、
西日本は化粧が好き、という傾向が現れたという話を聞いた。
面白いものだなぁ、とメモしながら、
こんなところにも、日本の季節感、風土というものが、
影響しているんだ、そんなことを思った。
もちろん、どちらがいい、悪いの問題ではなくて、
自分の住む土地柄に合わせているのかな、と感じた。
「東北美人は、毎日のお手入れから生まれている」という
関係者のコメントが、妙に説得力があった (笑)。
西日本に住む女性が、美人というわけではありませんので
あしからず・・。

「東北はお手入れ、西日本はメーク、という情報」はいかが?


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