とりあえず、カラ更新しない程度には新作UPしておこう、のちゃんちゃん☆ です。 ホントは「茂保衛門様〜」書きたいんですけど、アッチは長編。ちょっとやそっとじゃ書けないんで、とりあえずアチコチからご要望の高い(実際、一番反響大きいんだよなー)、流×彩?シリーズのコッチを更新しときます。 流川のハードルは、今回更に高くなります(汗)。ま、これは恋愛モノじゃ通過儀礼ってコトでv そー言えば書くの忘れてましたが、前回の試合は県予選です(汗)。でわっ! ************* Darling(7) それから2日たった時のことである。富ヶ岡中学は試合をするために、総合体育館を訪れた。 県予選の2回戦目に参加するためだ。初戦こそエース不在、という不安要素で部員の意気も消沈がちだったのだが、今は違う。「候補」という接尾語がついてはいるが、流川楓と言うエースがいるのだから。 当然この試合も、相手チームの2倍以上の点数差をつけての圧勝だった。「破竹の勢い」というヤツである。 が、流川にとっての試練は、実はこの試合終了後・直後に訪れたのだったりして・・・。 ―――――――――――――― 「あっ、またパスミス! ったく、もう少しうまくボール回しなさいよっ!」 「・・・・・・☆」 さりげなく彩子の隣り、と言うベストポジションを取ったにもかかわらず、流川の表情はいつも以上に仏頂面だ。 ここは観客席。三回戦目の相手の情報収集をしようと、部員全員で試合を見ていたのだけれど。 「そこでどうしてパスカットされるの? もっと根性見せなさいよねっ!」 一方のチームの敗戦が確実になっているというのに、彩子は何故かその敗戦しかけているチームにハッパをかけているのだ。 所謂「野党根性」というヤツか? とも思ったのだが、どうも違う。先ほどから彼女が注目しているのは、敗戦確実チームの一選手としか考えられない。 背番号はエースナンバーの4。頭が丸刈りで、観客席から見下ろしても流川より背が高いことが分かる、北村中の選手である。 その彼に、ゴール前で何とかパスが渡った。 「よし! 決めろっ!」 彩子の声援が聞こえたとは思えないが。 その選手は、両手でボールを抱えたまま、ゴールネット目掛けてジャンプした。 「!? まさかっ!?」 流川も一瞬、度肝を抜かれてしまう。 ガコンッ!!! もはや勝てる可能性はないとは言え。 そのシュートが決まった時、さすがの相手チーム・高橋中も、そして富ヶ岡中のメンバーも、呆気に取られて今のシュートを眺めていた。 まさか中学生がダンクシュートを決めるとは、誰が思うものか。 『ナイスシュート、赤木』 『おう』 背番号5と眼鏡をつけた選手が、大喜びでエースを祝福している。 「北村中の赤木、かあ・・・」 興奮で顔を赤くした彩子がそう呟くのを聞いて、流川はイヤな予感がした。 ───確かに、今のシュートは脅威だ。体格もバスケ向けと言えよう。・・・だがパスのマズさやドリブルの悪さなど、欠点がより際立って見える、あの選手。どうして彩子が、注目するのだろう? 「ワクワクするなあ。赤木さんって、どこの高校に入学するのかな?」 「赤木、『さん』?」 「? なに? 流川」 「・・・・・イエ別に・・・・・」 別に気にすることではないのかもしれない。エース番号をつけていることから察するに、どうやらあの赤木と言う男は彩子より年上だ。わざわざ「さん」付けにしたのも、年上の相手に対しての単なる礼儀だという可能性もある。 でも・・・。 『どうだね? 神奈川でも1、2を争う進学校を志望校にしたら?』 2日前の、彩子と教師の会話を思い出す。 おそらくはあの赤木と言う男は、特にバスケ推薦などされることもないだろう。となると当然、公立校へ行くコトになる。それもバスケ部のある高校へ。 <まさか・・・先輩、あいつと同じ高校行くとか、言い出すんじゃねえだろうな・・・> 試合は終わった。北村中は負けた。 だが、どうにも未練が残っている風の赤木を見るにつけ、流川の中では決着は全然ついていない気がするのである。 ≪続≫ ******************* ※ハハハ・・・ついに最大のライバル? 赤木が登場しましたねー。(こっそり小暮さんも)ここから話は急展開を迎える・・・予定なのですが(汗)。 でも冷静に考えたら、北村中が2回戦を戦えてるのかなあ? 一回戦敗北常連校じゃないかなあ、って首傾げちゃいます。(原作21巻参照)まあご都合主義ってヤツで、勘弁してやってください。 とりあえず、気長に続きをお待ち下さいませ。 ・・・どーでもいいんですが今回、流川と彩子、まともに話しとらんなあ・・・・・☆ 追伸:「エンピツ」経由で来るメール、ちゃんとチェック入れてますv 返事は出せませんが、皆さん感想ありがとうvv
|