竜の爺の戯言日記
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2005年06月26日(日) 父親の重み知らずに親となり 知らず果たせず親の顔

父親の重み知らずに親となり 知らず果たせず親の顔

暑い体育館での親の主催による体育祭にちょっと顔を出した。学校の体育館を借り切って親たちが何が出来るか、という試みで小学校の親たちが体育祭なる行事を
執り行った。土曜日だから、学校側、教職員及び教育委員会はノータッチで、市が体育施設開放するという制度を利用したものだ。土曜日だと言うのに子供たちは
いそいそと出かけていった。無論、いつもの登校時間より1時間遅かったが。



この試みの中心は矢張り母親で、快く賛同して催しに参加してくれる父親の数が少ない。勿論勤めを持っている父親もいることだろうが、それにしても、全国的に
休日となっているこの日も休まずに勤めに精を出しているのは極僅かで、効いてみると大方が家の留守番だと言う。ま、留守番というのは態の良い格好で、休みに
子供たち、子供たちの親たちと一緒に行動することが苦手らしいのだ。

わが子供と連れ立って行楽地や旅行は出来るが、他の子供たちやその親たちと一緒になって行動することが出来ない親が多い。これは何も今頃始まった現象ではな
い。団塊と言われる人たちが受験競争という仲間を作れないシステムの中で育ち、資本の競争原理を嫌というほど叩き込まれてきたから、同調し、協議し、平坦に、
平穏に、親密になどということには不慣れで、自己中心的な世界観が邪魔をしているのだろう。こうした親から育った子供たち、特に男は、他の世界との妥協する
心構えが無いからそうした場面に遭遇して右往左往しなければならないかも知れない現場には出向きたくないと言う気持ちが働くのだろう。とにかく触らぬ神に祟
りなし、ということなのだろう。



その点、女性の同和調整感覚というのは驚くほどすばらしいと、改めて感心するが、母親は強し、などと馬鹿なことを言っていないでどんどん進出すべきだろうと、
ま、そんなことも思ったりして・・・次なる、高齢者のゲートボール場へと、はい、暑かったですなぁ。今日は(笑)


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