moonshine  エミ




2006年12月31日(日)  2006年大晦日

つごもりも、大つごもり。
2006年12月31日です。

一年間あっというまで、何にも変わってない気もするけど、
なんにもなかったわけじゃない。
大過なくこの日を迎えられたことに感謝だし、
ちょっとは大人になれたかな、とも、思う。
大人になってしまった、、、という部分もあるかもな。

今年はここで日記を書くペースがちょっと鈍ったり、日記に対するスタンスがちょっと変わったりもしたけれど、
私は、元気です。
来年もよろしくお願いします。
日記と、ブログのほうも。

賢ちゃんが迎えに来てくれるそうで、彼の車に乗って、これから実家に帰ります。
実家では多分、今夜からおせち料理だな・・・。
みなさまもよいお年を。
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2006年12月27日(水)  畏れながら生きること

父の長兄が亡くなった。
長兄というのは正確には間違いだが、長男は小学校にも上がる前に夭折したので、親戚の中では亡くなった人がそう呼びならわされている。
父は終戦前の生まれ、鹿児島の田舎の8人兄弟の末っ子なので、亡くなった人とは20才ほども年が離れており、幼い頃は兄弟というより親子のような関係だったようだ。
その頼もしい兄は10年前に脳梗塞で倒れ、危機的な状況は避けられたが、以来、養護施設に入り、歩行はおろか、言語もままならないまま、長い時間が過ぎていた。
私たち家族は3年近く前に鹿児島に行き、見舞った。きれいにしつらえられたベッドの中、もの言わず、ただ、父とよく似た大きな目だけをぱっちりと開いて、もの言いたげに横たわっている小さな姿を。

人はみな、死ぬ。
うちの両親は共に多兄弟の末っ子で、二人とも両親は早くに、そしてもう何人か、兄姉も見送っている。
私は最後の祖母を2歳になる前に亡くしているので、祖父母の記憶はまったくない。
それでも、いや、だからこそだろうか? 身近で自分を慈しんでくれた人たちが、自分より先に、ひとりまた一人といなくなるということに対する想像力を、ずいぶん小さな頃から人一倍もっているように思う。
それでいて、本当に近しい人の死をまだ経験していない。
たぶん最初にやってくるのは、両親どちらかの死だ。
そのことに対する、言葉にはできない感覚的な恐怖が、昔から、沁みついている。
とても損な性分のように思う。
親はまだまだ元気なものだ。という気持ちでいる同年代の人たちも、20代後半になってもまだ多いものだ。私のおびえとは裏腹に、うちの両親はこれまでさしたる大病もせずに還暦を過ぎたが、私は本当に学齢になるかならないかの頃から、いつか来る親の死というのを、なぜか強く意識してきた。どんなに親と喧嘩をしても、反抗期でも、『それでも親がいなくなれば、どんなに自分は泣くだろう?』という気持ちがいつもあった。

逆にいえば、私が人に対して優しい気持ちになれることがあるなら、そういう前提ゆえだと思う。
人はみな、いつか、死ぬのだ。
愛する人に、先に死なれる。自分も、愛する人を残して死んでいく。
その限界を経験する、あるいは、経験することを想像する、
それは、本当に悲しいことだけれども、人間らしい感情の源なのかもしれない。
大事にしたいと思う。
肉体があるということに対するよろこび、それがいつか失われるという畏れの気持ちを。

さて。
今日は、忙しい日だった。久しぶりに3時間もの残業をした。
急にやってくるいくつもの仕事、でも、やらなければならないことというのを目の前にすると、人間、多少はしゃんとするものですね。
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2006年12月26日(火)  株主総会という現場

午前中、半休をとって投資先の株主総会に行った。経理の人間として好奇心の矛先が向かうのは、どんな招集通知(計算書類)を作っているか、できあがった計算書類をどのように説明するのか、個人投資家の質疑に対する応答、などである。

会社法が施行されてからの計算書類は、まだ数社しか見ていないが、やっぱりずいぶん変わったな、という印象。作るの大変そうだなあ。なんて、ひとごとみたいに言ってる場合じゃない、数ヵ月後には自分が作る立場だ。

概況の説明を社長が読み上げていくスタイルはうちの会社とおんなじだったが、計算書類の説明については、プロジェクターで、あらかじめ用意されたフイルム(って言わないよね、なんていうのだろう?)と録音された女性ナレーションで行われた。まあ大きな会社は普通そうなんだろうな。貸倒引当金の戻入益が異常に多かったけど、もちろんそういうところについての説明はなし。質問もなし。

今日の会社は百貨店だったので(というと、福岡の人にはどこの会社かすぐわかるね。)、個人投資家も多く来場していた。おばちゃん株主の素朴な疑問や意見続出。丁寧で紋切り型な対応、まあ、そういうことに対するノウハウがもうしっかりできてるんだろうな。なんたって接客業だもんね。

総じて、たとえその場をしのぐだけのものであっても、「ひとりひとりの顧客、株主に対して応じる」って姿勢を見せようとすることの大事さをわかってるんだなー、と思った。当然のことだけど、うちの会社ができてるかって言われると・・・。株主総会の想定問答集とか、作ってるときは、「めんどくさーい。どうせ質問が出る可能性なんて限りなく低いのに・・・」なんて思ったりもする自分にちょっと反省した。たとえば営業の人にとってみれば、自社の決算書や株主総会なんて、しょせん「会議室で起きてること」でしかない。でも、私にとっては、そこが「現場」なのだ。

旅行でしっかり食べたので、今日から粗食にいそしまなければ。といっても、すぐ年末年始がくるので数日間のことになるのだろうが。昨日、帰りに寄った道の駅っぽいところでいろいろ買ってきたので、明日のお弁当は、お野菜中心のあっさり炒めものにしました。
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2006年12月25日(月)  涙にねぎらいのキスを

今年のクリスマスは、熊本県は田の原温泉というところで賢ちゃんと過ごした。黒川やら湯布院・別府といった、九州の名だたる温泉街は、シーズンだけあって宿泊予約がいっぱいだったので、黒川にほど近いこの場所にしたのだが、どんなところか内心ドキドキワクワクしながら乗り込んだ。結果は大満足。詳細はブログをご参照ください。

ひろびろとした離れのお部屋で豪華絢爛たる夕食を摂り、ビールをしこたま飲みながら、テレビ東京系?の特番を見た。200キロも超えるようなマグロ一本釣りを職業とする海の男たちのルポタージュだ。すげぇクリスマスだよな、とおかしみつつ、こういうのって、この人と過ごすからこそだと思うと、楽しい私であった。賢ちゃんは(さすがにそれが職業ではありませんし、マグロは釣りませんが・・・)釣り人なのだ。

自然を相手にする仕事、当然、それで生計を立て、家族を養うということ。
言葉にすれば軽いけど、本当にすごいことだと思った。
タイトルは忘れてしまったのだけれど、有島武郎の短編を思い出した。(生まれ出づる悩み、かな?) もちろん、文学は、真実その生き方をしている人々には遠く及ばないにしても、少なくともこうやってテレビで映像を見るのと同じくらいに、私たちにもそれを想像させる力をもっている。

きれいに完食してお膳をさげてもらい、食後のビールにいそしむ時間に、突如、クリスマスプレゼントをもらった。以前に一緒にテレビ見ながら、「おー、これ見たいんだよね〜」と私が言っていたDVDソフトと、ゴディバのチョコレート。チョコはさっそく、ビールのつまみにしました、ふっ。

私はなんにも用意してなかったので恐縮であった。(えーっと、自分の名誉のために釈明しますが、先週、誕生日プレゼントをいくつか差し上げてましたので・・・) 
さて、賢ちゃんがバッグから無造作にプレゼントをつかんで差し出して言ったことには「最近、いい子にしてるから、これをやろう」。

なな、なんたる関白っぷり。私はアナタのためにいい子にしてるわけじゃあ、ありませんよ! そもそも、いい子ってどんな子だよ、え?!
・・・と、本気で思ったりはしません。むしろ「わーい、いい子にしててよかったな〜、へへへ。」というのが、そのときの素直な気持ちだったのが、われながら、進歩というか退化というか、まあともかく驚きだった。

なんというか、人にもよるのだろうが、男の人って、プライドを守りたい生き物だと思う。やっぱり。
そして、大人の男ってやつは、プライドを守るために行動してると思う。大人になって久しいから、もう無意識的にそうしてる部分もあるんだろうし、もちろん、完全無欠な人間なんているわけないから、意識的にそうしてる部分もあるだろう。

ぶつぶつ言いながらも仕事はきっちりやって、誇りをもっている。重いものはもつ。帰りは送っていく。道案内を担当する。いつでもどこでも堂々としてるし、如才ない対応もさりげなくできる。男が出てったほうが話がまとまりやすいときは、面倒でもそうする。男だからって変なメンツにこだわらず、家事労働もやるもんで、そっちのほうが気持ちいいと思ってる。ぐっと堪えることを知っている。相手の素直な気持ちにこたえる行動ができる。
無力でかよわい女の子じゃなくて、自立してどこに出しても恥ずかしくない女に対して、そう振舞って付き合うこと、大人の女を守ることが、彼の欲してるところなんだろうなーと思う。それは大人の男らしいことだな、と思う。

もちろん、男でも女でも、自分がどうありたいか、相手に何を求めるかは、個人の価値観によるものだ。何が正しいっていうのはない。
ただ、私は、この人が好きで、一緒にいられることが今は楽しい。彼は、いろんな面において、私より経験豊かで、大人だ。それが私には心地いい。彼は私にできないことがたくさんできる。それに対して、つまんない意地をはったり、なけなしのプライドを主張したりするのは、ばかばかしい。

だから、私が道でけつまづいたときに、「またボーッとしとったんだろ。」といわれようと、何度挑んでも神経衰弱で圧倒的敗北を喫しようと、それでもいっかー、と思うのでした。ん? しょうもないな、なんか・・・。

ちなみに、今日の車中での「クリスマスソング古今東西」では、勝利をおさめましたとさ。
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2006年12月22日(金)  親友デトックス法

金曜日、ゆうきちゃんとうちで忘年会を催した。クリスマスパーティー、なんて銘打たないところが、われわれの実直さである。前の日に焼酎を買って、当日に「や、やっぱりいちお、ワインも買っとくかね、いちお、クリスマス前だし・・・」なんて。

今日の料理は洋風にしてみた。洋風のお料理が食べたかったので。詳細はブログご参照ください。前の日に、ミートソース作って、白菜を刻むことだけ、しておいた。楽しい時間を過ごすためのこういうちょっとした仕込みしてる時間も、楽しいものだ。

ゆうきちゃんとうちで飲んでると、ほんとに時間を忘れる。飲むのも楽しいし、お料理をふるまうのも楽しいし、しゃべりが楽しいのも言うまでもなく。
核心に触れるようなディープなことも、たあいない笑い話とおんなじように、肩になんの力も入れないで喋ってるので、翌朝には忘れちゃうくらいだ笑。それでいて、なにかこう、どことなく、翌日まで心に残る雰囲気がある。「あー、どうでもいいことばっかり話して時間を過ごしちゃったなー」みたいな虚しさが微塵もなく、かといって、「昨日は俺っち、すごいいいこと言っちゃったぜ!」みたいな力投感もなく、ただただ、リラックス。

ザ・ゆうきちゃんデトックス効果である!
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2006年12月21日(木)  師走だけど弟子はのんびり

穏やかな日々である。季節労働者の休息の1ヶ月だ。平日の夜、時間が自分の思いどおりに使えるなんて。毎日、幸福を感じる。ちょっと戸惑いもあるくらい。でもこれを満喫しないとねー。1月は、仕事始めのその日から、きっとまた残業の日々なのだ。

それにしても、今年ももう、10日待たないで終わるなんて、早いこと。今年一年、生活に大きな変化はなかったとはいえ、やっぱりいろいろあったなあ。一年一年、変わっていくなあ、環境ってやつは。心境ってやつは。
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2006年12月17日(日)  またやってきた彼の誕生日。

土曜日。警固のTUTAYAにCD返しに行ったあと、賢ちゃんと天神で待ち合わせ。昼ごはん、また焼肉を食べに行く。食べ放題60分1,500円、イムズの「太平楽」にて。それなりの肉質だけど、費用対効果を考えると満足。こないだもそうだったが、賢ちゃんは外で鉄板があったら支配する。やらせて悪いなーと思うけど、割り箸でチマチマ焼くより、トングでガーッと焼くほうが美味しいし、そうやるんだったら、やっぱり男の人のほうが絵的に素敵だ。手も長いしね。

満腹になったあと、お買い物へ。明日が賢ちゃんの誕生日なので、プレゼント探しの旅だ。就職活動のときから使っているという通勤鞄がもうボロボロなので、それを買うってことは決まってた。事前に、彼自身が下見をしてたので、候補を5つほど、いろんなお店まわって順番に見せてもらい、ベストなやつを選んだ。こうやって、意味のあることにたまにパーッとお金を使うのって、楽しい。いい品物を手に入れて長く大事に使ってもらうのって、うれしいし、大人ならではの楽しみだと思う。

ついでに私も買い物をした。懸案だったダウンを手に入れたのだ。GAPで買いました。「似合うかどうか、着るだけ着てみぃ。」と賢ちゃんが選んだやつを羽織ってみると、けっこうかわいい。そしてかなりあったかい。でもちょっとサイズが大きい、XSなのに・・・(ぐすん。)というところで、すかさず店員さんが登場、「XXSがありますよ!」と力強く言って、もってきてくれた。そして「XXSはこれがラスト1着なんですよー」というお決まりの戦法にくらりときてしまいました。でもね、16,000円なんよ。コート買う思いしたらずいぶん安いし、コートよりあったかいくらいだし! よし、ヘビロテで大事に着よう。

お昼の焼肉が効いてたので、夜ごはんは軽めにした。詳しくはブログをどうぞ。

日曜日。賢ちゃんの31歳の誕生日は、彼には珍しくお寝坊。なんて言いつつもちろん私も一緒にぐうぐう寝てましたけどね。10時半ごろ起き出すと、外は見事な悪天候! 雹まじりの冷たい雨、吹き荒れる突風。「どうする〜?今年一年を象徴してたら。」なんてからかいながら、外に出る。誕生日なのにずいぶんリーズナブルに、「小麦冶」でおうどん食べました。

それからネットカフェへ。(誕生日なのになんて質素な希望なんだ・・・。)並んで、ひたすらお互いマンガに没頭。吉田秋生の『BANANA FISH』、11巻まで読みました。ああ、続きが気になる・・・。こんなにマンガにハマるのは久しぶりだ。もっと若い頃に読みたい名作だったと思うけど、いい大人になってから読んでよかったとも思う。感受性豊かすぎる時期に読んでたら、予想される悲しいラストを受け入れるのが大変すぎたに違いない。

さて、その後は再び悪天候のなか、車を西へ走らせてイオン伊都ショッピングセンターへ。2時間ほどぶーらぶらしたあと、夕飯の買い物。姪浜のケーキ屋さんで誕生日ケーキも買って、帰る。何を食べたか詳細はこれまたブログにて。おうちで思うさま、そしてまったりと飲み食いする誕生日ってのも、いいねえ。賢ちゃんちはホットカーペット+コタツでぬくぬくだ。

それにしても、過ぎてみれば月日は早い。去年いっしょに誕生日を過ごしてから、もう一年か。記念日と記念日のあいだには、当然、普通の日々が一年間あったわけだ。普通の日々とはいえ、一年もあれば、けっこういろんなことがある。一年のあいだ、一緒にいた日もあれば、当然、別々の場所で過ごしてる日もたくさんある。それで一年経っても一緒にいるってことは、けんかしてそのあと仲直りしてっていうことのわかりやすい結果でもあるし、別々に過ごすそれぞれの時間や経験も、ある意味、お互いが受け入れてきたってことだ。

一緒にいるっていう状況は変わらなくても、一年前と今では、気持ちはぜんぜん違う。全然ちがうのに一緒にいるっていう状況は、とても、すばらしいことだと思う。時間を積み重ねていくって、喜びだ。
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2006年12月15日(金)  金曜日飲みって独特。

金曜日。仕事さっさと終えて、いったん家に帰り、洗濯・掃除する。家事もてきぱきやると気持ちいいものだ。

終わったころちょうど、同僚より連絡あり、飲みに行く。いちど行ってみたいと思っていた「炭寅」だ。予想どおりの美味しさ! 鶏好きにはたまらない店ですな。

同僚の公私に渡る愚痴、いろいろ聞く。大変ね、みんな。共通する悩みもあり、建設的に話し合う。飲みの席で愚痴からポジティブな善後策が出てくるのって、けっこう珍しい気がする。よいことに違いない。

生ビール3+焼酎水割り3+場所を移してジントニック1。
体調がいいのか、ほろ酔い以上にまったく進まず、終始、いい調子。
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2006年12月13日(水)  忘れてちゃダメっしょ、と言いたいわけですが。

今日は、経理・事務・総務・システムという管理部系の合同忘年会であった。ここのところ、私はある要因でこれらの部署(の一部)に対して冷めてる、っていうか、憤懣やるかたない感じなので、だいぶ気が重かった。しかも飲み会の会場も冴えない感じ・・・。

会費のもとが取れたとはとても思えないけど、まあ、ある人からいろいろな言辞を聞けたのはよかった。その点については、もっと話したかった、っていう感じ。こんど機会があったら、また聞いてみよう。

冴えないながらも一次会でさっくり終わるのがこの飲み会のいいところで、21時半ごろ帰ってきてから早速、明日のお弁当づくり。昨日のうちに材料を切りそろえるところまでしておいたので、楽だった。こういう段取りするの、嫌いじゃない。むしろ好き。飲み放題だったけどとても酔うまでのテンションには盛り上がらない飲み会だったので、帰宅後、ビールを飲み足しました笑
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2006年12月12日(火)  天神書店戦争にひとつの決着?!

びっくり! 天神コアの紀伊国屋書店、3月末で閉店だって。
天神の中では最古参の大型書店。少女のころ、ここでコバルト文庫の本をいったい何十冊買ったことでしょう。久しく丸善通いが続いてるけど、思い出深い老舗だし、なんせ本屋さんの撤退というのは、無条件に悲しいものだ・・・。

やっぱりアレやね。ジュンク堂の進出が、かなり痛かったんやろうね。
繰り返しますが私は天神ではもっぱら、丸善を愛用しておりますが、ジュンク堂が繁盛するのは、仕事柄、ありがたかったり・・・・ゴニョゴニョ(言葉を濁す。)

そういえば心配なのは青山ブックセンター。売上どうなんだろうか。個性的な本屋さんも大好きだし、何よりともかく本屋さんは一軒でも多いほうがうれしい。いろんなブランドの洋服屋さんがあってほしい、とおしゃれ好きな女の子が思うのと、まったくおんなじ気持ちでそう思う。どのお店も、がんばってほしいのよ。

今朝、賢ちゃんからきたメールに、『エミ肉の煮物、うまいな。』と書いてあった。日曜日に作った煮物、月曜日の分まで残していたので、ゆうべ食べた感想らしい。ありがとう。「えみ、(おまえが作った)肉の煮物は美味いな」の意だったんだろうけど、読んだ瞬間、「えっ、私の人肉の煮物?!」と思ってしまった・・・。
ちなみに、「肉」って限定してあるのは、以前、魚で失敗したからデス。つ、次こそは。

ともかくあれじゃの、仕事が早く終わるってことは、うれしいのう。
しかし人間、ラクな状況に慣れるのはあっという間じゃの。
気合入れてかないかんのう。
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2006年12月10日(日)  あたたかなものたち

昨日は日曜日でした。

あ、その前に。

書き損ねていたのだけれど、金曜日の昼休みは高校時代のクラスメートでランチした。前週の鍋パーティーで約10年ぶりに再会して、ちょうど博多駅近辺で働いてる女の子たちと約束したのだ。それぞれの会社の制服着てとかIDカードぶらさげてとかで待ち合わせて、それぞれの仕事のこととかお休みの日のこととか話しながら、日替わりランチを食べた。もちろん1時間で会社に戻らないといけないので慌しいんだけど、すごく新鮮で楽しかったし、「みんな働いてんだよね〜」って思うとなんだか心強いような気がする。

それで話は戻って(進んで?)日曜日。

賢ちゃんに迎えに来てもらい、大橋で早めの昼パスタを食べて、一路、日帰り温泉の旅へと出発。筑紫野を通り、久留米を過ぎて、大分県日田市大山町というところに着いた。国道沿い、「いっつもココ、車がえらい停まっとうけん、なんがあるのか見てみたかったんよな〜」と賢ちゃんが停車したそこは、あらなんと、「木の花ガルテン」だった・・・。

そう、3週間前の日曜日に、福岡市南区野間大池でさんざん食べたあのバイキングレストランはいわば支店。大分のこっちが本家なんですね。大山町の農協が運営してるのだ。レストランの隣には物産館が併設されている。肉厚の椎茸がたくさん入って100円!てやつをホクホクと購入。椎茸、スーパーで買うと高いんだよね〜。

その後、温泉へ。大浴場と露天をうろうろ。賢ちゃんは温泉に来ると長風呂なほうなので、気が楽だ。こういうときって、必ず赤ちゃんや子供ちゃんがいるので、見ちゃう。うるさいのや小生意気なのもいるけど、お風呂で見ると、なんとなくかわいく思える。

ゆだった体で帰路へ。姪浜のいつものスーパーでその他の買いもの。夜ごはんは、地鶏炊き込みご飯(炊き込みご飯の素を、道の駅で買いました。)、鶏と椎茸・長ネギの煮物に鶏刺し、椎茸のチーズ焼き。鶏尽くしの夜であったが、それぞれ料理方法が違うし、炊き込みご飯にもお野菜たっぷりだったしで、飽きはこず、たいへん満足した。そして椎茸のチーズ焼きばりウマ! 大山町の椎茸ばんざい!「こぶたレシピ」ばんざい!

すぽると見た後、「ラストサムライ」やってたので見る。劇場で見て以来、久しぶり2回目の鑑賞だ。かなりステレオタイプだし、現代的・ハリウッド的解釈にみちた日本観だけれども、やっぱり綺麗な映画だなーと思った。ちょっと音楽がうるさすぎだけどそれもハリウッド的にしょうがないのか・・・。そして、トム部のくせに、トム様にはほとんど目もくれず、「渡辺謙、かっこいー! 真田広之も(ならず者みたいな性格の役なのに)かっこいー!」とそればっかり見てるのが、やっぱり日本人だなーと思った。
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2006年12月09日(土)  お金って使うのは簡単だよねえ。

昨日はボーナス支給日ということで、張り込んで高砂の「金の箸」に行ってみた。悪い意味じゃなくて、想像してたのと違った。もっととりすましたお店かと思っていたので。そこを出た後、違う店で2次会。2時まで飲んでたよ、久しぶりに。しかし、そこまで酔わなかったんだよね。飲む前に、薬局のおばちゃんおすすめのドリンク剤投入してたからだろうか? 400円もしたから、なかなか効果テキメンだったのでしょう。

今日は午後までぐっすり寝て、それから掃除とか洗濯とかして、クリーニング出して(高かった・・・涙)、天神へ行った。INCUBEでプレゼント買って、岩田屋でプレゼント買って、自分へのプレゼントもついでに買って、TSUTAYAでCD5枚借りて、帰ってきた。夜ごはんは、炊きたての白ごはんと、とろとろ肉野菜炒め、納豆。あまりの美味しさにちょっと食べ過ぎたかも・・・。じゅうぶんストレッチして、お風呂に入って、湯船の薄い文庫本を一冊読んだ。総じて穏やかな休日。いっぱい寝たはずなのにもう眠いよ。ベッドの中でちょっと本読んで、寝ようっと。
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2006年12月07日(木)  クリスマス序章の肉

今朝は雨。毎朝毎晩、欠かさず天気予報をチェックしてる私としては、「最高気温15度」っていうのを見てはいたけど、どうにも冷たい雨に寒気を感じて、コートを着て行った。バスはすごく混んでいて、危うく、遅刻するかと思った!

会社についてからは黙々と。今日から、半期報告書の読み合わせに入った。句読点、かぎかっこ、罫線に至るまで、愚直に声に出して読んでいく。小さな部屋に暖房を効かせる。音読係の私は、のどが痛くてしょうがなかった。もちろん、仕事ですから、ちゃんとやります。この地味な作業も、必要不可欠なのよねえ。

で、夜はさっくり上がって天神までバスで異動。待ち合わせの時間までに、年賀状を選んで買った。毎年買っているシリーズ物と、あと2種類、今年のかわいいやつ。そんなにたいした枚数も書かないので、住所に至るまで、私はいまだに、手書き派です。悪筆ですが・・・・汗

それで、7時15分に岩田屋にて賢ちゃんと合流。今日は、予約係は賢ちゃんだ。久しぶりの焼肉!がテーマだったのだが、「ウエスト」とか「天神ホルモン」とかっていう予想を遥かに凌駕して、用意されてた店は、な、な、なんと「叙々苑」だった・・・・! 

確かに、普段は週末にしか会わないので、それならのんびりとってことで、おうちで作って気ままに食べることが多くって、その結果、必然的に安上がりな私たちだ。だからたまにこういう機会には!てことで、選んだらしいんだけど、ちゃんとした個室、コース料理。(焼肉ですが。)

なんか、「なんの記念日?」て感じで、笑いが止まらなかった。しかも、ふだんおうちで食べるときは、「男子・厨房に入るべからず」ばりに、片付け以外には賢ちゃんは何の手出しもしない(そのかわり文句も言わない)のだが、こうやって外で鉄板を前にすると、俄然、家長的権威を発揮して、すべて支配する。というと強圧的なようだけど、彼は、焼くのが、めちゃ上手いのだ! もう、されるがままの世界だ。肉も野菜も、すべてが絶妙のかげんで、サーブされる。My・to・do・is・only!! eating!

平日だけあって、近い業界で働いているだけあって、互いに仕事の苦労とか尊敬できる上司の話とかしながら(でもお互い、コンプライアンスに反することは話さないのが、金融系らしい慎重さ。)、ビールいっぱい飲む。帰り、きらめき通り交差点とか、警固公園とかのクリスマスイルミネーションを堪能して、おなかいっぱいで帰宅。
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2006年12月06日(水)  昼も夜もいい感じ。

12月はお仕事お忙しい方、多いでしょうが、私は、余裕しゃくしゃくです。日が進めば進むほど、落ちついてゆく。もうすっかり安らかな気持ちです。マリア様ってこういう心境だったのでしょうか?

というのは言い過ぎにしても、やっぱり、早く帰れるっていうのは、すごくいい。まず、朝、会社に行くのが憂鬱〜って気持ちが半減してるもんね、いま。むしろ、「ああ〜今日も夜は時間があるな」て思うと、音符マークさえつきそうな気分だ。

そして、適度な労働は心身にとても良い。定例の業務をてきぱきこなし、1月にまたやってくる四半期決算の準備、一歩踏み込んだ仕事など、充実した一ヶ月にしたいと思います。

そしてそして、夜は私のものよ! 

昨日は、うちの近くでたくさん飲んだ。さかんに交わすおしゃべりも、実のある内容。生ビール3杯のあとにモルト3杯飲んで帰っても、11時だった!

今日は、紀伊国屋に行って、雑誌2冊、ビジネス書1冊、小説1冊、お料理エッセイを1冊買ってほくほくしながら、会社近くに新しくできたラーメン屋さんに寄って帰ってもまだ20時! それから、明日のお弁当のおかずを作った。明日は夜、焼肉を食べに行く予定なので、お昼はヘルシーにしようと思い、ちょっとのベーコンとたっぷりの野菜を蒸し煮。それから1時間ほどかけてゆったりとお風呂に入った。
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2006年12月03日(日)  いちぶしじゅう

8:00 起床。部屋の片付けものちょこちょこ。
9:00 シャワー。

10:00 賢ちゃん来宅。CDを大量にレンタルしてきていたので、i-pod更新作業。

11:30 昼ご飯へ。家からほど近い「玄瑛」、時間が早いのでまだだいじょうぶだろう・・・と向かってみると、既に長蛇の列、列、列。「うわー、こんなに寒いのによぅ並ぶばい」と言いながら車でぐるっと列をなぞると、最後尾のあたりで、こちらに向かって笑顔で手をふる男の子。私も一緒に飲んだことがある、賢ちゃんの会社の後輩だった・・・・

列に加わる根性なんてこれっぽっちもない私たちは、素早く別のラーメン屋さんへ。薬院大通り四つ角近くの「高田家」です。ここも一度、行ってみたかった。あっさり味のほうをオーダー。あっさりしてました。まあ、普通かな。「ここでなきゃ!」てのは特になし。

12:00 小倉へ向けて出発。目的はラーメン屋さんです。えっまた? そうです、うふふ、今日はラーメンはしごの日なのです。さあ、レッツゴー! もちろんノー高速道路よ。道中、賢ちゃん、債権回収してて出会った(?)その筋の方・右翼の方などなどの話する。もともとの素質(?)があったとはいえ、そういう修羅場をくぐって、威風堂々たる彼の人となりがつくられたのね・・・。みんな、人には歴史アリだ。

13:40 小倉着。けっこう早く着いたもんじゃのう。って、あれー? おめあての「ぎょらん亭 本店」は既に売り切れ閉店だ! なんたること。しかし、こんなこともあろうかと、いちお、第2希望をピックアップしてきてたのだよ。ほど近い「珍竜軒 総本店」へ。よかった、営業してる。お客さん多い。お店のおじちゃんおばちゃん、元気。無事にありついた。素朴な味だった。ふむ。

14:30 リバーウォーク北九州・アミュプラザ・井筒屋でぶらぶら。賢ちゃんの誕生日が近づいてきたので下見もかねて。ところで私たちは、天神よりもむしろ小倉でぶらぶらショッピングをすることが多いのでは・・・? 小倉、都会でお店もまわりやすくて、楽しいね。さんざんうろうろして2時間半後、この日最初のお買い物は、ドラッグストアで98円だったサランラップだった・・・(その後、私がルームスリッパ購入。)

17:30 帰路へ。夜ごはん検討。最初はすき焼き案が出ていたが、「このままいくと、夜21時からすき焼き開始、ぐらいになるぞ。それちょっと、胃にきつくねえ? もう、手っ取り早く、食べて帰るか?」「うーん、今日は野菜を食べてないけん夜には野菜をいっぱい食べたくない?」「じゃあ、水炊きにするか。それなら濃くないしな。」「そうやね、すぐできるし」「よし、それなら、今日は変則。スーパー寄って、おまえを先にうちへ下ろす。作ってる間に俺がCD返しに行く。これが一番、早くメシを食えるコースだ。」段取り上手な男であるよ。

19:40 私が先に帰宅。計画どおり、着々と準備。

20:20 「すぽると」見ながら夕食開始。鶏もも肉・砂肝・豆腐・椎茸・ぶなしめじ・えのきだけ・白菜・小松菜(春菊がなかったので)。美味い! やっぱり家鍋は落ち着く。前日のK−1グランプリ見る。誰かシュルトをダウンさせろ! そして、トム・クルーズばりにカッコいいルスラン・カラエフ、もうちょっと強くなってくれ! しかし、冷静になってみると、見せるべくやってることとはいえ、人の殴り合いに歓声を送りながらの夕食というのも、なんだか妙なものではある。缶ビール二人で8本。あとかたづけは彼におまかせ。
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