moonshine  エミ




2003年06月30日(月)  恋に似ている

 その感覚は、恋にとても似ている。
 
 恋に落ちたばかりの人と過ごした次の日、女の子はきっと反芻する。
 彼が言ってくれた言葉や、してくれたこと、小さな仕草まで。
 思い出しただけでドキドキするような、ほかのことなんてどーでもよくなっちゃうような。
(ちなみに、こういう感覚が男の子にもあるのかどうか、知りたいと前から思っている。
 よくわからないのだ。)
 いいライブを見たとき、いい映画を見たとき、などなどの翌日って、まさにそういう感じだ。
 繰り返し、思い出す。
 ズドーン、とキたところから、ちっちゃなとこまで。
 ひとり、ほくそ笑む。
 
 これは「翌日」というのがポイントで、
“夜、寝て、朝が来て、新しい一日、いつもの日常が始まっても、
 ときめきが続くかどうか?”
 で感動度がはかれるなあ、とちょっと前から思ってた。
 
 案の定、今日は会社でも、頭の空白、作業の合間を縫って「めがねが・・・ねじが・・・」となっておりましたとさ。

 恋多き人生は、もう送らないかもしれないけど、
 ときめき多き人生は、これからもずっと続けたい。

 もうひとつ、ときめきの話。

 友人ゆうきちゃんが、小さなギャラリーで開催中のポストカード展に出品しており、会社帰りに見に行った。
 本当は明日(つまり7月1日)からの展示だったのに、間違えて勇み足してしまった。
 しかも閉館間近に駆け込んだのに、とても優しい応対をしてもらった。 
 芸術家然としてなくて、営業っぽくもなくて、普通の、でも本当にギャラリーが好きで、という感じの人。めがねのお兄さん。

 初めてのポストカード製作で、なかなか思うようにいかず落ち込んだりもした、と言っていたゆうきちゃんだけど、エエ?!むちゃくちゃいい出来やん! かわいいやん!!と思った。
 すぐに「あ、これがゆうきちゃんの絵だ!」てわかったし。
 友だちみんなに
「ほらほら、これ、あたしの友だちが描いたのよー」
 と見せびらかしたくなるくらい、かわいかった。
 よく思いつくなー。あんな絵。
 今日は時間がなかったので、また改めて出陣して、ほかの方の作品もじっくり見ようと思う。

 さて、アクセス履歴を見ると、最近になって、ちょくちょくここを見てくれるようになった方もけっこういらっしゃるようで嬉しい。
 どんな方がのぞいてくれてるのかな?というのはけっこう知りたいものなのです。
 気が向いたら掲示板に書き込んじゃったりしてくださいね。
 なんのことでも、ちょっと一言でも、書いてもらうとうれしいので。
 そういえば最近、掲示板のスレッドが長くなる傾向にあり、
 もしかしてsometimesの方が書き込みにくいかな?と思うときもあり。
 話題が展開していくのは、管理人の私は楽しいものですが。。。
 適宜、新しいスレッドにしたほうがいいのかな?なんて思うときもあり。
 いつものあなたも、まだ私が知らないあなたさまも、お待ちしてます。
 
 そんな感じの月曜日。
 博多では、明日から山笠がお目見えです。





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2003年06月29日(日)  汗するからだ

 今日は「真人間」に戻るつもりで、朝10時には起床。
 これが早いか遅いかは評価の分かれるところでしょうが。

 正午よりランニング。やや暑し。
 体力を温存しておく必要があり、普段の3分の2の距離、4キロにて終了。
 しかし疲れる。
 若輩者ゆえ、10のチカラがあるとすれば、
「今日は6キロ」というときには1キロあたりに1.66・・・のチカラを、
「今日は4キロ」というときには1キロあたりに2.5のチカラを
 使ってしまうものなのでありましょう。

 天神に出る。
 スーパー銭湯マスターであるゆうきちゃんに連れられ、『ゆの華』へ。
 ふつうのお風呂、外のお風呂、ジェットバス、茶の湯など、出たり入ったり出たり入ったり。
 しかしこういうところの楽しみはなんといってもサウナだ!
 毛穴から玉の汗が吹きだし、顔中からボタボタと雫が落ちてくる。
 ラベンダーサウナにて、つらつら話す。
「会社辞めてさー ぷらぷらしたいんだよねー」
 電気風呂には足を踏み入れず。
 
 案の定、湯あたり。
 持病と相まった偏頭痛に顔をしかめながらも、スーパー銭湯のロビーで肉うどんをがっつり食す。
 
 ゆうきちゃんと別れてハートビート(ライブハウス)へ。
 10万円争奪バトルの決勝戦だ。
 九大の後輩である2バンド「めがねうら」「ねじ式」めあて。
 160人くらい入ってたらしく、中は芋の子を洗うような混雑ぶりである。
 さすが、決勝だけある。
 最初のバンド「カスタロフト」、はじめて見たけどとてもいい感じのバンドで、チョイびびる。こりゃー気が抜けませんな。
 しかし見事に、優勝「ねじ式」、2位「めがねうら」という戦果に相成ったのでありました。
 予選を合わせて36バンドがエントリーし、客と専門審査員の審査で選ばれたのですから、すごいでしょ。
 どのバンドも上手かった。みんな若いし、エネルギッシュ。
 
 にしても、昨今のねじ式(「名誉より資本を!!」と叫んでいた。)の勢いたるや、すごい。
 奇ッ怪な歌詞、テレビで放映でもしようものなら、「て○かん協会」とからから苦情がきそうなパフォーマンス。両翼からも目ェ付けられそうだし・・・。
 万人ウケするようなバンドじゃないはずだけど、見てる人みんなを惹きつけている、いま。
 曲も詞もアレンジもキャラも、全部がうまく噛み合ってるって感じなのかなあ。
 確立されてるもんなあ。ねじ世界。
 ああ、私も今日からねじっ子です。はまるよー彼ら。

「伝えたいことを曲にする能力は、出場バンドの中で抜きん出ている」
 と審査員に言われてためがねうら。
 曲よし、アレンジよし、音よし、歌よしで。
 安定してる。歌が心に伝わってくる。
 今日は各バンド3曲ずつの披露だったけど、ふだんのライブのように、各バンド7−8曲ずつやったら、めがねうら、もっと票が集まったかもしれないなー、と思った。

 なんせ、両バンドとも、とってもシャープだった。
 シャープって、いいよねえ。
 垢抜けてるっていうのとはちょっと違って、なんていうか・・・。
 無駄なく、やりすぎず、自分たちの色を出すのがうまいっていうか。
 それでいてまだまだ良くなりそうだもんな。
 ステキでした。

 愛知の空の下にいるしん氏に、結果をメール。
「速報ありがとう
 すごいね。 
 これで気持ちよく、工場に行けます」
 との返信。かわいい・・・。
 電話をかけて、少し話す。
 彼は明日から2ヵ月半の工場研修で汗だくになるのでしょう。





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2003年06月28日(土)  一日ハイ人

 「少し疲れ気味なので、明日は一日、部屋で廃人と化します」

 ゆうべ(金曜日)、しんちゃんにそうメールを打った。

 宣言どおりに、ぼよんと起きて、ぼうっとテレビを見る、ごろんと本を読むなどして過ごしていたが、意外にも雨の中、出かけるという展開になる。
 姉とカラオケへ。
 別居しているので、一緒の外出はレアケース。
 やっぱり、改めて歌なんて聞くと、お姉ちゃんとは声が似てる気がする。
 私のほうがトーンが低いけどね、ちっ。
 2人で、突如Coccoを絶賛。一曲ずつ捧げる。
   エミ『雲路の果て』
  さとみ『強く儚い者たち』

 そうそう、今日は私が姉の車を運転した。
 ひい、ふう、みぃ・・・軽く9ヶ月ぶりでしたかね。
 結果、ちこっと、コスりました。
 しかも家の駐車場にて。前に突っ込んで入れたのに〜〜〜。 
 ま、走行距離過多につき、じきに廃車となりますのでね。事なきを得たのでした。
 参考:前回の運転日記『2人のドライブがスリルがいっぱい』

 その後は廃人に戻り、夕寝。
 読書。
 ごはん。
 アイロンがけ。(←お、ちょっと廃人ぽくない)

 ここで一句
『はこひだの アイロンがけにも 慣れたかな』
 ・・・「一日俳人」でもあるエミ氏であった。(ていうか川柳)

 よる、TELあり、しん氏より。
「廃人やった?」
 と聞かれる。
 焼肉帰りの道は、右に田んぼ、左に田んぼ、
「地平線が・・・見えそう・・・」
 なのですと。
「明日、速報を頼む」 
 と、念を押される。
 ハートビートで開催される、『10万円争奪バンドバトル決勝』の結果のことです。後輩バンドが二つ出るので。

■更新情報
 本屋さんと、写真屋さんを、ほそぼそとな。
 トップページに扉有り升。





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2003年06月27日(金)  繰り返しトリップ

 あーやっぱり行ってよかった。
 ちょっと体調が悪かったので、直帰しようかなーとも思ったのだが。

 フラッシュさんの一人ユニット“フラッシュ・ザ・徒歩5分”@JAJA。
 すごく、よかった。ちょっと言葉を失うくらい。
 前からそういうとこあったけど、最近のフラッシュさんは見るたびに印象が違って、目が離せん。
 ご本人は不安定・・・なんて自嘲してるのかもしれないけど、私としては、けっこうそれが面白かったりする。
 
 ギターを携えたフラッシュさん、ステージにけっこう年季の入ったラジカセを置いて、
 ライブの間中、ラジオを流しぱなし。。
 最初4曲くらい、あいだに一言も挟まずやったんだけど、
 それがすごく良かったりした。
「ツーアウト一塁・・・いやー今日の○○は調子が・・・」
 なんて、内容なんて全然きいてないけど、平和な野球中継。
 そこにフラッシュさんのギターが、歌が入る。
 じんと、ぐっと、せつない、強い歌が。
 ラジオはまったく聞こえなくなる。
 そして、曲が終わると、さっきと全く変わらない調子で、アナウンサーがしゃべってる。
 球場のざわめきを伝えながら。
(あー・・・・ラジオ、ついてたんだ。)
 と、気づく。
 吸い込まれるように聞いていた自分に気づく。
 世界は、と突然に大仰な語彙を用いるのもなんだが、同じように続いている。
 誰かの悲しみや、誰かの興奮や、そんなものおかまいなしに。
 野球もまだ続いてる。
 でも、私たちは、その場所で、ひとりの男が歌う歌に、耳を傾けている。
 20人とか30人とかだけど、その場のみんなが、何かを感じ取っている。

 もう、コミカルでハッピーなフラッシュさんの歌を聴かなくてもいい。
「キスミー」も「のびた」も「メガネ」もしなくてもいい。
 楽しさまじりの新曲「118」で泣けそうになった。
 一見たのしそうだから、実はすごい剥きだしなのが滲みる。
 今のフラッシュさんの歌はとてもダイレクトだ。
 今日のフラッシュさんの歌う顔はことさらステキやった・・・。
 お客さんの拍手にも心がこもってた。
 私の近くに座ってた、たぶん対バンを見に来た男の人、
 フラッシュさんのトークや、小さな演出のたびごとに声を出して笑っていた。
 でも、この人の音楽は面白いだけじゃないってこと、きっと、その人にもみんなにも伝わっただろうな。

 フラッシュさん後、ゆうきちゃんとゆるりと話したかったので、お茶。

 えっと、きのう年下の人について書いたけど、今日は年上、ってことについてつらつら考えた。
 体育会系出身の私だし、年上の人には、フツーに敬意を払いたい。
 年が上であるということは、基本的に、経験が多いということ。
 でも、それはある意味、当然のことでもある。
「いいよねー若いって。」
「自分も若い頃はさー・・・・」
「今のうちに遊んどきー。」
 という常套句は(確かに、ある意味正しいし、実感のこもった言葉なんだけど)、私は自分より年下の人に、あんまりそれだけを言いたくないなあ、と思っている。
 前にHPのトップにも載せていたんだけど、

『子供が勉強している以上に、自分は仕事をしようと思う。
 子供が遊んでいる以上に楽しく遊んで、
 「早く大人になって自由に遊びたいな」
 と彼らに思わせよう、と考えている。』

 という森博嗣(『臨機応答・変問自在』)の文章。
 こういう態度の大人ってすごくステキだなあ、と思う。
 理想論ではあるけれども、
 これから大変だよー、とか、楽しいのは若いうちだけだよー、とか、
 そういう空気が蔓延しないようになったら、日本ももっと浮上するんじゃないかなーと思うし、私もステキな年上の人をたくさん見ると、自分の今後にも前向きになれるし。
 極端に前向きでなくても、かっこ悪いみっともないとこも、でもやっぱりかっこいいとこも、年上の人には全部見せて欲しい。
 コドモ扱いしないって、そういうことだと思うなあ。
 なんかうまく書けないなぁやっぱり。





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2003年06月26日(木)  時間は過ぎていくものだから

(良)          (悪)
 よろし→よし→あし→わろし

 の順だと高校時代に習ったような記憶があるが、
 今日は「わろし」の日であった。
 体調の話。

 頭の頭痛が痛くて
 くらりと目の前が暗くパソコンのディスプレイを見ると吐き気がした。
「そ、早退してもいいですか・・・」
 と何度も喉元まで出かかった。
 が、言えなかった。
 体調が悪いのを訴えるのは難しい。

 もう頭は使えない、と思ったところでちょうど作業的なことを頼まれ、
 そうこうしているうちに回復。
 な、なんか、体調不良があまり長続きしないのは、いいことなんだけど・・・なんかこの一抹のむなしさは何だ。
 健康モノの贅沢な悩みか。

 帰り際に不意の誘いがあり、天神で飲む。
 聞き上手な人なので、けっこう自分のことをしゃべってしまった。
 恋のこととか。

 恋。
 さらりとすまそうと思っても、人に話すのは、なんて甘美な。
 彼らが私くらいの頃によく行っていたという、親不孝通りの、すごくいい感じの店だった。気どらないステキさ。
 また、行きたい。
 福岡での若者の遊び場は、ここ10数年で
  親不孝通り→西通り・大名・今泉・警固・・・
 と確実に南下しているのだが、
 ここのところ自分の中で、親不孝通りが再びアツくなってきているので、うれしかった。
 好きな人に誘われるって、いいね。
 彼ももうすぐ異動かなあ。

 ネット上で愛読している、大学生の子の日記の過去ログを一気に数か月分読む。
 すごくおもしろかった。
 なんか、やっぱり行動だな、と思った。
 まだ若いのだから、行動することによって思考も生まれるのだろう。
 本当にいじらしく、かわいらしくて、でも年下だからって微笑ましく感じるだけではなくて、感心したり、尊敬しちゃったりするところもいろいろあった。
 もう、いくつかの年の差なんて関係ない年代に入ってきていると思う。
 どういう日々を過ごしていくのか、自分次第な年だ。もうとっくに。
 若いってすばらしい、だけど若さを羨むばかりの生き方はしたくない。心しよう。





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2003年06月25日(水)  ロイヤルマカデミアナッツ〜電リクスペシャル

 先述のとおり壊れてしまったMDウォークマンだが、苦あれば楽ありというかけがの功名というか、渡る世間に鬼はなしというか。
 いや、やっぱり、持つべきものは。
 ということで、
 同僚にカセットウォークマンを借りています。
 
 なんともう9年前にもなる、
「オールナイトニッポン第二部 BY小沢健二&スチャダラパー」
 2時間×5回分。
 長いこと陽の目を見ず死蔵物と化していた彼らが、今こそ表舞台に出てきました。

 今日聞いていたのは、
『ロイヤルマカデミアナッツ』と銘打たれた回。
 なっつ、とは懐メロのことを指しています。
「今日は電リクスペシャルです」という言葉に、ワオーン。
 電リク=電話リクエスト。
 なんて久しぶりに聞いた語彙であろうか。

  『俺たちのメロディー』 ショーグン
  『危ない土曜日』 キャンディーズ
  『元気を出して』 竹内まりや
  『木綿のハンカチーフ』 太田裕美
  『恋のトランスコスモス』 寺尾聰
  『Will You Dance?』 ジャニス・イアン

 前半一時間で流された曲たち。
 誰でも知ってるものと、(少なくとも私たちの世代には)ちょっと知らないかも?ていうもののバランスが、ココロ憎い。 
 読み上げられる視聴者のFAXの文章も、曲がかけられたあとで小沢くんとスチャダラがダベる、曲についてのコメントも、軽いノリ且つ気がきいてる。

 思えば、このラジオをやっていたころ、小沢くんとスチャダラの三人は25才前後。
 当時は「大人の男の人たち」と思ってたけど(私は高1でした)、
 今になってみれば、ちょうど自分と同じくらいの年頃の、
 音楽ずきで、自分たちも音楽をやってる仲良しの男の子たちが、
 好きな音楽をかけて、好きな音楽とかちょっとした話題なんかを、わいわいしゃべってる番組だったんだな。 
 インテリでマニアックで、あの頃ぶりっこしてた小沢くんと、
 オモロラップを提唱するくらいコトバに敏感なスチャダラパー、
 トークも随所でキラリ☆センスが光って、
 テンションは高すぎないけど、夜中特有の(この番組は深夜3時からやっていた)、何を言ってもちょっと可笑しい、みたいな雰囲気もあって、
 ジャンルにも年代にもこだわらず、いろんな音楽が流れて、
 それを胸をキュンキュンさせながら聞いていた15歳の自分のこともチラリ脳裏をかすめて、
 カムバック青春!
 の元祖ウォークマンの日々が不意に幕をあけているのであります。





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2003年06月24日(火)  傘が(抜け)ない

 昨日はMDウォークマンのことを書きましたが、今日は日傘です。

 日傘といっても晴雨兼用、ゆえに今朝の微妙な空にはうってつけ。
 意気揚々と家を出て、満員電車も慣れたもの・・・
 の、はずだったのですが。
 
 押し合いへし合いの毎朝の混雑、ようやく私が乗り込む番、ぐいぐい体で押しの一手、鉄則どおりに押すことだけに夢中になりすぎたのかしら。
 プシュー、と。
 閉まったドアにはきゃわゆい私の日傘の先っぽが、しっかり挟まっていた。

 そちら側のドアは、次の駅でも、私が降りる博多駅でも、開かないのである。
 ドアから飛び出ている部分はほんのわずかなので、ホームの人などを傷つけたりする恐れはないことが救いではあるが・・・。

 なだめてもすかしても(昨日からこればっかりだ)、ひっぱってもドアをちょこっとだけこじ開けようとしても、抜けない。びくとも動いてくれない。
 いったい何を拗ねているのであろう。
 私が何の意地悪をしたというのであろうか。

 仕方なく傘をドアに突き刺したまま、いったん下車して駅員さんのところまで走り、
「か、かさが・・・!」
 と訴えてドアを開けてもらいました。

 毎日たいへんです。

 MDウォークマンは、今夕ビックカメラに連れて行きました。
 
『大奥』今日で第一部完。
 北村一輝の上様は、みまかられた。
 あのドラマを見る動機の半分は、これでなくなってしまった。
 異常に魅力的な役だった。脚本家も彼に惚れ込んでいたに相違ない。
 次回からは、安達祐実・和宮&葛山信吾・家茂がメインか。微妙です。
 そういえば、『救命病棟24時』(松雪が出てたほう)で「エピクイック!!」と毎回やってた看護婦の山城さんが、大奥の女中役で出演している。あのドラマでいちばん鬘が似合っているのは彼女だと思うのです。

 表紙とタイトルがきれいだなーと目を引かれたのがきっかけで買った『みどりの月』(角田光代)。
 まあ、前から読んでみたい作家の一人ではあったが。
 まだ少ししか読んでいないが、いまのところ内容が汚いので(←これはとても直接的な意味で、つまりゴミとかカビとかがいっぱい出てきてるのです・・・)少し驚いている。





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2003年06月23日(月)  夢とチューイングガム

 最近の月曜日は、少し気が重いけれど、少し楽しみなのである。
 帰り道なんか、大声で歌いながら歩けそう。

 しかし、浮かれる私に異変が突きつけられた。
 るるるー♪とハナ歌いながらウォークマンのEjectボタンを押すと、どうもすっきりしない音、そしてMDが出てこないのである。
 出てこない、というか、つっかえてる感じ。
 もう一度閉じようとしても、ウシャッ、という心地よい感触がない。
 もう一度出そうとしても、出てこない。
 もう一度閉じようとしても・・・(以下リピート)
 
 なだめてもすかしても、怒鳴りつけても叩いても、エンピツの先でほじくってもダメ。
 いや、正確には、ほじくったら一度出てきたのだが、もう一度入れると、明らかに入れ触りが違う。
 いったい何を拗ねているのであろう。
 私が何の意地悪をしたというのであろうか。
 このMDウォークマンは、去年の夏、どろ酔っ払った際に忽然と姿を消した先代に代わって新しく買ったもので、まだ一年と経っていないのだ。
 
「ううううう壊れたーMDウォークマンごぁでだー
 ほじくっても叩いても出てこんーーーー
 なんか触りよったら、いろんなとこが曲がった気がするーーー
 もうやだ、明日、新しいやつ買うーーー録再のやつ買っちゃうーーー」

 キーーーッとなった私に電話口でわあわあ訴えられたしん氏は、

「新しいの買うなんて、もったいない。おれなら買わんよ。
 さわらんと。それ以上、さわっちゃいかんよ。
 余計わるくなる。保証期間内やけん、そのまま店に持っていきなさい。
 さわらんとよ。いいね。
 自分で適当に触ったら、“壊れた”んじゃなくて“壊した”とみなされて、金とられるよ。
 ていうかもう自分で触ったっちゃろ? それ以上ぜったい触らんがいい。
 ま、ぜんぶ分解してバラバラにして、『へーウォークマンてこげん作りになっとうっちゃねー』て楽しめるってんなら、止めんけど」

 と、冷静に、辛抱強く、なだめたりすかしたり、私を責めてみたり脅したり。
 しん氏、自作のパソコンをこれまで何度も壊しては再構築してきた経験からか、いやに落ち着いている。
「ぐぐぐ・・・わかった、わかったよう。触らんけりゃ、いいっちゃろ。明日ビックカメラに持ってくよう。」
 ようやく私が思いとどまると、
「一件落着」
 とささやかに桜吹雪を降らせ(←自分で言っていた)、
「もう寝るよ」
 とおっしゃる。まだ22時である。
 仕事で疲れているらしい。
「○▼※(←なんのことやらよく分からず。)やってー仕様変えてーソフトを動かしてー書類つくってー・・・間に合わんよー」
 なんだか忙しそうだ。
「が、がんばって・・・」
 
 電話を切って、少しの時間、しみじみとする。
 仕事してんだなー、しんちゃん。
 どんな建物のどんな部屋で仕事してんだろう。
 どんなカッコで仕事にいってんだろう(←Tシャツとチノパンらしいが、いまいち想像つかず。)
 どんな雰囲気の会社なんだろう。
 寮ってどんな感じなんだろう。
 愛知、工業の町なんて住んだことないもんなあ。
 なんか、不思議だなあ。 
 がんばってんだなあ、しんちゃん。

 その後ほどなく、思い立って同期に電話する。
「使っていないポータブルプレーヤーがないか」
 と厳しく尋問。
 カセットのウォークマンを明日会社に持ってきてくれるとのこと。
 ありがたやー。持つべきものは友だちです。
 部屋の中を捜索。カセットテープを探す。
 テープ類は2年近く前に、大幅に処分してしまっていたのだが・・・。
 あった、あった。
 ラブ・タンバリンズと、久しぶりの「オールナイト・ニッポン第二部」
 6年前に、小沢健二とスチャダラパーがパーソナリティをしていたのを、毎週、ダビングしていたのだ(熱中性質大発揮)。
 それも大部分は捨ててしまっていたが、5本、残っていた。
 間違いなく洋楽('60-'70ソウルとか)オタクである小沢くんが、いい曲をいっぱい流していた番組だ。
 高校生の頃より、いま聞いたほうが絶対、良さがわかるはず。
 
 何年ぶりに聞くだろう、あのテープ。
 わくわく、明るい気持ちになってきた。
 
 なので、お風呂の中で、きのうテレビで見たひばりの歌を口ずさんだ。

「右の ポッケにゃ 夢がある
 左の ポッケにゃ チューイングガム・・・」






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2003年06月22日(日)  歌ごころ

 天神へ出かける。

 なんのイベントだったのか未だにわからないのだが、警固公園にて無料ライブがあるという。

 警固公園では、時々こうやってライブがあってる。
 いいんだよね、これが。
 チケット買う必要もなくて、色とりどりのライトもなくて。
 座り込んだ足元には蟻が這いまわり、小さな子供がちょろちょろ駆けまわり。
 音も風に乗って届く。
 新鮮だ。

 ふくもとくん(@めがねうら。大学の後輩です←誇らしいね。)が弾き語りで出た。
 歌にしろギターにしろ、抑揚のつけかたがほんとうまいなーと思った。
 そこが、ほかに出てた人(いやちょっとしか見てないけど他のひと。)とは決定的に違うとこだった。
 全編で歌いすぎたり弾きすぎたりしないんで、
 すーっと声が伸びるとこや、ときどきギターかき鳴らすところが、すごくぐっとくる。
 これがセンスというものでしょうか。心がこもった弾き語りやった。
「カバーをやります」といってやったのは、なんとねじ式の曲なのだって。
 これがすごくいい歌で、ねじ式といえば「電卓坊や」系しか聴いたことのない私にはオドロキであった。
 一緒に見たエツジ曰く「こんないい歌に裏ウチつけてるとこが心憎い」とな。ふむふむなるほどねー! 素晴らしき哉ねじ式。
 そして「あの坂をのぼれば・・・」と始まるめがねうらの名曲(あ・・・タイトルがわかんない)アコースティックバージョン、とても良かった。
 いい声、いい曲、心がこもった弾き語りやった。

 次に出た男女ユニットは、エゴ・ラッピンみたいな曲をやってた。こういうユニットがいま日本に数え切れないほどいるのだろうなー、と。歌は曲を重ねるごとに良くなってった。うまいんだろうな。
 この、明らかに夜を思わせる音楽を、昼間の野外で聞くのがまたオツってやつ。
 その次に出た赤いハッピの男の人、一曲目が陽水「氷の世界」カバー。思わず笑みがこぼれるエミ・エツジ・ふくもとくん。

 で、思った。
「『氷の世界』って、ほんと難しい・・・」
 一生懸命にやるとどうしても熱くなってしまうのだよなー。でも陽水のは、ほんと、寒々しい。
 ジミヘンを思い出した。
 ジミ・ヘンドリクスの自由自在のギターは、ほんとにその曲のイメージを伝えてくる。
 英語なんてよく分からない私にも。
『Little Wing』は最後ほんとうに飛び立つ感じがするし、『Castle Made of Sand』では波うちぎわの砂の城が思い浮かぶし、『Fire』はあの通り、燃えとる。
 それってすごいんだな。

 45分ほどでシャカシャカ好きなお店たちを廻り、洋服を三点、購入。 

 満足しておうちに帰り、ギターを触ってみる。
 化粧を落として再び外へ。近所を6キロほど走る。
 霧吹きで噴いたような雨がぱらついては止むのを繰り返していた。
 ほかのことにかまけてココひと月ほど走っていなかったので、おびただし〜い量の汗をかくのが懐かしかった。

 ごはんを食べながら、美空ひばりの特番を見る。
 なんという存在感! ひばりさんはこのテレビっ子でない私を番組終了までブラウン管の前にへばりつかせた。
 あれぞ歌姫。大大大スターだねえ。
 武道館でのコンサート映像から何曲も流れたけど、いやはや、低音域から高音域まで、ほんと安定してる。MCもすごくいいし。本当に歌うのが好きなんだね。
 哀感を帯びた声だけど、軽やかに響くってのもすごいと思う。あ、中島みゆきも、そんな感じだな・・・。
 
 歌詞も、どれもほんとにいいんだよ。
「一本の鉛筆があれば 人間のいのちと私は書く」
 反戦歌のタイトルが「一本の鉛筆」ってのがもう好きすぎるし。
「過去たちは やさしく睫毛に憩う
 人生て 不思議なものですね」
『愛燦々』もさ、ちっとも仰々しくないもんね、歌詞が。
 人生て「すばらしい」ものとか言わずに、「不思議なもの」て言う、この歌詞が好きだなー。
 歌の途中でセリフが入る曲もけっこうあるんだけど、それがまた、聴いてて全然気恥ずかしくないの。むしろ、涙が出そうになってしまう。
 ひばり、すごい。
 堪能した。


 今日のしん氏は回転寿司を食したらしいのだが、寿司のネタに“天ぷら”があったそうな。
「さすが愛知やねー」
「うん、おいしかったよ、アスパラの天ぷら」
 ・・・しかも野菜かよ!





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2003年06月21日(土)  ひた走る

 外はそうでもないようだが私の部屋は暑い。

 美容室へ。
 初めて行くところだった。
 店員さんの優しさといったら感動的なほどだった。

 夜は、かわいい後輩とおいしい食事。
「風の歌を聴け」(村上春樹)の話をしていてハッとした。
 あの本を読んでのわけのわからない感動が言葉になったのだ。
 やっぱり春樹はすごい。文章も上手いし、多大な影響力をもつ作家だと思う。
 本は読まないけど春樹だけは読む、という人も多そうだな。
 基本的に自分に甘い小説で、私はいまいち入り込めないけど。
 彼の小説を読むと、なにひとつ解決なんてしていないのに、どこか「救われた」ような気分になる、でも私はそれに浸れない。
 
 時間は間違いなく流れていると思った。
 あまりに懐かいことが多すぎる。 
 しかし、夜は、いいねえ。
 今もけっこう夜更かしの日々だけど、数年前は、最高に夜の時間が長かった。





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2003年06月20日(金)  どうにかなんないっすかねー

 嵐の翌日はピーカン晴れ(←すごい死語。)
 
 部内にて、今後の打ち合わせ。
 先輩がつくったスケジュール表、七月にびしっと入った決算作業の数々を見て言葉を失う。
 し、しちがつに決算なんて!!
 年に二度の決算でも、半年間はその作業に忙殺されるというのに、
 世の中は恐ろしいことに、企業に「四半期決算」などというものを公表させるべく、
 着々と移行しているのである。
 つまり、年4回、決算をして世間サマに発表するということ・・・。
 二度の決算の谷間である7−8月と1−2月、
 ここで定時ダッシュをしたり決算作業中の休日出勤を取り返す有休をとってみたりして
 リフレッシュしてきたのに、ああなんとなんと。
 
「どーにかなんないっすかねー」
 BY:チキュウ人
(このあと、「どうにもなんないっすよー」と
 レスポンスが返されるんだよね、この歌・・・ああ。)

 やれといわれたらやるしかないのでとりあえずこれはおいといて、
 仕事の後、ちょうど帰りが一緒になった同僚を誘ってプレアデスへ行く。

 ちょうど、フラッシュさんが始まる直前に入った。
 この日の対バンで興味があったのは「金的三番街」というバンドだったのだが、
 終わってしまっていた。

 フラッシュさんは、先月よりもスッキリして見えた。
 ライブは、すごく短かかった。
「エーッ!!」と、いいともばりに言ってやりたかった。
 曲数自体多くはなかったけど、まあ、それだけ、入り込んで見てるってことかもね。
 先週のスモブギのライブも飛んだり跳ねたりで短く感じたけど、
 あのときも、あとから聞くと11曲もやっていたとのことだった。
 
 で、今日のライブはroughな感じだった。
 カタカナ英語じゃなくて、英単語の、ラフって感じ。
(いや、英語のことなんてよくわかりませんが)
 ざらついた手触り・・・ていうか。
 大事にくるむんじゃなくて、大事だけどていねいになんか扱わないもんね、というのかね。
 新曲を二つやった。
 アジア風レストラン(?)の歌、
 生春巻、トムヤムクン、ナシゴレン、グリーンカレー・・・って、
 楽しいおいしい食事の名前がいっぱい出てくるけど、
 鍋を焦がして、夢を焦がして、ソースこぼして、涙こぼして、
 そんなふうな歌なのが、フラッシュさんだなーと思ったことでした。
「裸になりたい」がよかった、とは連れの談。同感。
 最後の「いい夢をみたいなら」ではなんと、手拍子が起きた。 
 今日はなんか、なかなか珍しいノリだったんだよねーお客さんが。 
 で、お客の手拍子というのは当然、メトロノームとは違って正確ではないわけで。
 あんなに早い「いい夢をみたいなら」は初めて聞いたなあ。
 ギターもわざとのようにラフなんだけど、
 終わったあと、近くに座っていた男の子たちが、
「すごいね今の人。あれは真似できんね。
 あの左手、見た? いやー勉強になるね」
 と言い合ってたのが嬉しかった。
 左手がどうすごかったのか問い詰めたかった。
 
 その次がフレンチコネクションという3ピースバンド、初めて見た。
 ベースの男の子のTシャツには「PROGRESS」のロゴ。
 んープログレですかい?と思ったら、ロックンロールな感じだった。
 いやージャンルわけなんてよく分からないんですけどね。
 ロック、好きですから、曲の感じとか、なかなか好きでした。
 ギターの人が多分このバンドの中心で、うまくて、特にソロとか危なげないんだけど、あの人、ギターの音、あの音で弾きたいのかな。
 
 やっぱりライブを見るのは楽しいです。
 なんだかよくわからないやる気がめばえます。





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2003年06月19日(木)  確信なき嵐

 梅雨台風がやってきた。
 が、私の一日にはなんの影響もなし。
 もしかしたら来なかったんじゃないかと思うほど。
 えへへ、今日って、お昼くらいに帰れたりするのかなー?
 ・・・なんて、淡いというにはあまりにも強い期待は、あっさりと裏切られた。
 もし早帰りになったら、嵐の音を聞きながら、おうちであれしようこれしよう、
 なんてウキウキ考えていたのに。

 台風なんてどこ吹く風で、眉ひとつ動かさず仕事をしている人たち。
(もちろん私も表向きはそんな顔・・・)
 頑丈な建物、ぶ厚いガラスに守られて、ざあともびゅうとも言わない会社の中。
 コレガ大人ノ世界ネ・・・と思ったことだった。。。
 携帯をみると、
『電車止まったから仕事休みになったよ♪』
 という喜びのメールが約2通。
 つまらない。

 面白い話を提供してくれたのは同僚で、
 昼休みにインスタントのスープの粉を紙コップに入れ、
(ちょうどその階、ポットのお湯が切れていたので)
 裏口のドアを開けた瞬間、
 ザッ!と粉のすべてが宙を舞った、とか、
 ふと見るとコピー機に黒い粉がびっしりとついていて、
「なんだこれ?!」と思ってよくよく見ると、
 機械後ろの壁と壁の間に溜まっていたゴミや埃が風にあおられて付着したのだった、とか。
 そしてお約束、暴風の中、銀行に行くため外に出て、傘が折れかけたらしい。
 お疲れ様でした。
 しかし、それくらい波風たってこその嵐の日だ。

 私はといえば、平常どおりに仕事をして、
 帰るころには復旧していた電車に乗り込んで、
 飛ばされ少しひび割れた屋根瓦も、
 嵩のあがった川を勢いよく流れていく流木も見ることなく、
 いつもより葉っぱが散らばったコンクリートをてくてく歩いて、
 まっすぐおうちに帰ったのでありました。 
 
 母の部屋には、植木たちが所狭しと避難してきていました。
 うちには間違いなく、嵐が来たのだった。


 またキャロキン(=キャロル・キング)プレイ中。
 そのあとは、同僚が落としてくれたエミネムのアルバムを聞いてみるのだ。
 初めて聞くのだ。先入観はポイなのだ。
 CDが(正確にはCD-Rが)増えて机の上に積んである。
 さくっと整理したい。

 6月29日に決勝が行われる「10万円争奪バンドバトル」
 ねじ式やらめがねうらやら出るのでおもしろくなること必至だが、
 ハートビートのHPを見たらなんと、ヘップニッパーズが予選消えしているではないか。
 彼らをおさえて勝ち抜いたバンド・・・見たことない。気になる。そんなにいいのか。
 でもヘップニッパーズ、決勝出て欲しかった!
 三つ巴の争いのはずだったのに(←自分の好み)
 これで双璧になるのか。
 あるいは無印のダークホースが敢然とあらわれるのか。

 明日はどうしよう。

「長崎物語」後も、写真館はときどき更新中。
 チェックしてねー。





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2003年06月18日(水)  芥川龍之介と宮沢賢治。としん氏。

 部署(というか部長宛)には、いろーんな会社からの各種ビジネス系冊子が無料進呈されてやってくる。
 無料とはいえ、全ページカラーで紙もしっかりしていて、ページ数も多く、しかも中身も充実しているようなものも意外と多い。
 回覧でまわってくるその全てに目を通すことはとてもできないが、目次や見出しをぱらぱらめくると、時々「おっ」「へえっ」という文章に出会うことがある。

 今日まわってきた冊子、いつもそうだが部署のほかの人は誰も二度とは見ていないので、ちょっと家に持って帰ってきてみた。
「スミセイ ベストブック 7月号」
 やるねースミセイ、こんな本の情報誌を、毎月つくってるらしいよ。
 そんな金あったら、保険料下げろっていう人もいるかもしれんけど・・・。
 本のレビューや、ビジネス人のインタビュー、エッセイなどなど、なかなか興味深いものばかりである。
 とりわけ心ひかれたのは『羅生門』と『宮沢賢治』についての、数ページに及ぶ文章。
 どちらもつい最近、しん氏と話していてチラと話題にあがったものだ。

 ・・・とここで、30分ほどしん氏と電話。
 思わぬグッドニュースがあるかもしれない。がっかりするといかんので、期待はせんどこう、ああ、でも。

「ねー、会社に行くとき、どんなカッコしてるの?」
 なんて興味津々で聞くわたし、なんか、男女逆かも・・・。
 いや、しんちゃんはスーツ族じゃないもんだからさー。
 愛知はほんと、独立国ですな。 
 
 さて閑話休題。
 しん氏はもともと理系なので(なので、という因果関係はないのだろうが)本はほとんど読まない。が、ごくたまに、思い出したように読んでいるようだ。
 彼の読後の感想を聞くのはけっこう面白かったりする。
 たどりつく場所は同じでも、通る道順がまったくちがうという感じ。道順、というよりも、パッと感覚で着地するようだ。

 最近は『羅生門』を読んだらしい。
「なんかよくわからんかった」
 と言っていた。正直モノだ。
 なので、
「あ、私もね、去年、宮沢賢治を読んだけど、なんかよくわからんし、あんまり面白いと思えなかった。
 まちがいなく名作のはずなのに、良さがわからん自分がショックやったよ」 
 という、話をした。  
 ・・・って、文学的素養のない会話だなー。
 そう、しんちゃんも宮沢賢治を読んでいたんだ。
「なんかねー謎の木があって謎の歌が聞こえてきて、
 謎の木のそばにいる謎の子供ふたりに
『あなたが歌っていたんですか』と聞いたら違うっていわれて、
 そこに謎の人物がやってきて、
『あの歌は君が歌っていたんですか』ときかれて、
『君は君だから、君なんです・・・』みたいな謎の会話がかわされて、
 なんか、ようわからんかった」
 と。謎だらけだ。
「でも、なんかおもしろい感じではあった。非現実をとおして現実のことをいってる感じ」
 と。
 
 さて、そんな謎だらけの宮沢賢治について、この冊子の文章では
『賢治は科学者と宗教家の顔を持つ。そして自然と親しみ自然を愛する顔も。
 賢治はその自然を科学の力で克服しようとしたが(エミ註:宮沢賢治は農業技師でもありますからね。)及ばなかった。
 科学の限界を知って、その限界を超えた現象に対して信仰の力に頼らざるを得なかった。
 その信仰の精神は自己犠牲にある。
(中略)
 少年ジョバンニは、溺れた友人を救うために死んだカムパネルラとともに銀河鉄道に乗って旅をする。
 現出するのは幻想的で美しい死の世界である』
 と書いている。
 すごく、おもしろく読んだ。
 しんちゃん並びにこの文章のおかげで、私の中で、再び賢治に対する好奇心がアップ。

『羅生門』については、この冊子の文章では、芥川の原作と、ベネチア映画祭でグランプリを受賞した黒澤明の映画とを比較しながら書いてあった。
 こちらも面白い文章だった。
 人間のエゴイズム、陰惨な心の闇を容赦なく描いた原作に付加して、黒澤の映画ではヒューマニズムを描く意思をはっきりと見せている。
 それが、殺人事件を見た売り子が、羅生門に捨てられた赤ん坊を拾って育てるというラストであるという。
「俺のところには、子供が6人いる。しかし、6人育てるも7人育てるも同じ苦労だ」
 進んで難儀を背負うこのセリフに、黒澤のメッセージが込められていて、だからこそあの映画は名作として世界に認められたのだって。
 ほー、ってな話だ。
 ただの薀蓄ではなくて、作品や作家に対する興味を盛り上げてくれる文章であった。

 私は原作の『羅生門』の、
 老婆を殺した男が底知れない闇に消えていく、
 という救いのないラストに身震いするような衝撃を受け、
『こういう表現者もいるんだなあ!』と芥川龍之介という作家自体に畏敬の念を感じたものだったが、
 原作の闇とは真逆の味つけをした映画も、まったくいいと思う。

 原作のあるものが映画化されると 
『原作の良さを描ききっていない!』とか、
『原作と筋が変わってる!』とかいう非難を耳にすることがある。
 原作への愛ゆえにそういいたくなる気持ちもよくわかるのだけれど、
 映画は原作を忠実に再現するためにつくられるのではなく、
「原作から何かを感じた監督が、自分の感じたものを表現する場」のように思っている。
 だから、大好きな小説が映画化されたもの、宮本輝原作の『道頓堀川』や『優駿』や、吉本ばなな原作の『キッチン』や、花村萬月原作の『皆月』を見て、筋もオチも違っていても、全然、腹立たしさなどなかった。
 自分と違う人が、映画という原作とは違ったフィールドで表現しようとしているのだから、いいのだ。

 そんなわけで、原作が好きだった『GO』(窪塚のやつね)や、『御法度』(司馬遼太郎の原作)や、『たそがれ清兵衛』(これは原作を読んでないけど、大好きな藤沢周平が原作だ)など、今後も機会があればビデオを見ようと思っております。

 見たいビデオといえばいえば今日、おすぎがすすめるディズニー映画ベスト15、というのをテレビで見た。
 こちらも俄然、見たくなった。わんわん物語とかシンデレラとかノートルダムの鐘とか。

 と、次々生まれる興味関心に素直に書いたら、ばらばらになった今日の日記でした。





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2003年06月17日(火)  存分に起伏

 寝覚めなど良いはずもなく、鏡を覗くと案の定まぶたがぶっくり腫れている。
 ゆうべは散々テルに泣かされた。
 いったいこれまで、何度彼に泣かされたことか。

『幻の光』(宮本輝 新潮文庫)
 よせよ、泣くぞ、どうせ。
 と思いながら先日、買ってしまっていた本。
 やめとけよ、ひどいぞ、明日の朝の顔。
 と思いはしたけど、読み始めてしまった。
 短編集。表題の「幻の光」を読む。

『夢見通りの人々』(宮本輝 新潮文庫)の次に、こんなに泣いたよ。
 自分と三ヶ月の子供を置いて、線路に入って自殺した夫。
 その原因ははっきりとは語られない。
 どうしようもなく悲しい。
 「夢見通り」にしろ、「錦繍」にしろ「蛍川」にしろ、宮本輝の描く悲しみは、悲しい出来事、とか悲しい人生、とかいうのではなく、大げさな言葉だけれど「悲しい宿命」のような気がする。
 どこか歯車が狂い続けているような、小さいけれど必要なねじを忘れて生まれてきたようなそんな人生、
 努力とか、一生懸命とかではどうにもならないような悲しみ、がんばってもがんばっても埋められないことがあるという恐ろしさ、そんなことを感じる。
 もちろん「それでも生きていく」というのが宮本輝の小説の主題になっていると思うし、じゃないとさすがに読めないよね。
 昨夜の短編だって、あれほど悲しいものでありながら、光。幻ではあっても、光なのですから。

 読みながら泣き、読み終わって「もう寝よう、もう」と思って電気を消して目をつぶっても、また涙が出てきてかなわなかった。
 こんなに共感してる自分が妙に悲しかった。
 誰にでも「泣きどころ」というのがあるだろう。感動して涙が出てくるということはまあよくあるにしても、「これはひとごととは思えない!」というような感情移入をさせるものが、どれだけあるだろう。
 たとえば「戦場のピアニスト」を見れば私も泣くだろうが、私は幸運にも戦争を体験していないので、映画が終わってまでえんえんと泣き続けるということはないだろう。エンドロールが終わったら、涙を拭いて同席した友達に向かって「てへへ」と照れ笑いして気持ちを切り替えることができるはずだ。
 でも、宮本輝の小説は違う、泣きながらすごくいろんなことが思い浮かぶ。自分の周りのことが。登場人物は、すぐに自分の周囲に置き換えることができる。どうか愛する人たちが、あんな悲しい思いをしませんように、と私は強く願う。けれど一方で、いつか必ずあの悲しみを通る、とも思うのだ。だってこれまでもそうだったじゃないか、と。

 もちろんそれには涙が呼び入れた一種の激しい思い込みも混じっているのだけれど、そうまで思いつめるほど入れ込んで読んでしまうのは、やはり私の中に、宮本輝の描く悲しみを頭じゃなくて体で感じてしまうような要素があるからだと思う。私の「泣きどころ」が反応しているんだもん。

 人生が変わってしまうような大きな失恋をした人、戦争で家族を亡くした人、身近に身体の不自由な人がいる人、犯罪を犯してしまった人、それぞれ泣きどころは違うだろう。
 私が宮本輝のほかに「これはひとごとじゃないナミダ」にくれた本はほかに、『忍ぶ川』(三浦哲郎)、『駆ける少年』『帰れぬ人々』(鷺沢萠)、そして『キッチン』(吉本ばなな)もそうだった。泣いたり感動したり、っていうのはよくあるけど、打ちのめされるような気分にすらなって大泣きする本はそれほどない。ああ、こうして挙げてみると、見事に私の「泣きどころ」が浮かび上がってくる。しみったれてるなあ。暗い。つまり生活に余裕がないのよね、生まれてこのかた。

 いや、生活人ですから、だいじょぶ、です。
 泣いちゃう夜もあるだけ。
 むしろ泣きたい夜なのかも。わーっと笑うのと同じように、わーっと泣くのも、かえって健康的のような気がしなくもない。 

 今夜は軽めの本を読みながら寝ましょう。

 そうだー今日も『大奥』を見た。
 基本的にノリは昼ドラで筋も脚本もわざとらしいんだけど、
 家定のセリフにはぐっときたね。

「(徳川幕府の将軍という名の飾り物として生きている自分をたとえて)
 手水鉢の亀にも、できることはある。
 それはそこに居続けると言うことだ」
 
 うまい! これには説得力あったね。
 やっぱり、北村一輝といういい役者には、自然といいセリフを書いてしまうものなんですかね、脚本家も。
 菅野美穂(御台所)も、この際、青二才っぽい原田龍二なんかとっととうっちゃって、北村一輝(将軍)とねんごろにすればいいのに。(ていうか・・・あの二人って・・まだプラトニックなのか既に契ったのかよくわかんないんだけど、どっちだ?!)





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2003年06月16日(月)  熱中性質

 ネット散歩の時間を少し短くしようと思い、「はてなアンテナ」をはじめてみた。
 このアンテナくんは、私が登録したページに更新があったかどうか一目瞭然に教えてくれる賢い子です。
 いつも見るお気に入りのページを(けっこう控えめに)登録していると、あっというまに30くらいになった。
 それとは別に、お気に入り日記の更新状況はここの「エンピツ」サイトの機能で管理していて、その数が45ほど。
 もちろんその全てが毎日更新されるわけではないが、これでは巡回に時間がかかるわけですね。

 会社では「定時の女」になりつつある。
 仕事のあと天神に行く。
 楽しい。がんばろう。
 すごく面白そうな本を買う。
 
 社会人になってから、ある本を読み終わらないうちに次の本を買う、という行為を特別に感じなくなってきた。
 まあ一つには、忙しくなったらなかなか本屋にも行けない、というのもある。
 読書量自体は減った。この原因は仕事というより、ネットかも。(というより日記か?)
 
 そういえば、土曜日に花村萬月の『幸荘物語』(角川文庫)を読んだが、どうもしみったれた話で、いただけなかった。
 だんだん、教条くさくなってきてる気がするなァ。
 それでも一気に読んでしまったのは、やっぱり作家の力というものか。

 ごはんを食べながら、『東京ラブ・シネマ』
 たまに、見ている。
 今日も20分ほどのうちに「江口、カッコイイ!!!」と何度言っただろうか。
 見なけりゃよかった、と後悔した。
 私はどうも惚れこむたちなのか、好きな人が出てるドラマをつらーと見て、終わったからってふーんと流して忘れちゃうってことができないのです。もう昔っから。実在の人、ドラマや本の登場人物、音楽、なんでもそう。
 好きになる気持ちはいとおしいけれど、それに伴う感情の起伏は、日常にとってときに鬱陶しいものだ。 
 ちなみに、熱中性質は秘書には向いていないそうです(秘書検定の勉強をしているときに書いてありました←検定は通ったぞ)。いや、秘書になる予定もないのでいっこうにさしつかえない。
 これでも最近はマシになったほうだ。考えようによっちゃあ鈍くなったということかもしれぬ。
 しかし江口の面影が今も胸に。

 面影といえば昨日のスモブギのライブで、今日もMDウォークマンで「情熱のハイウェイ★スター」を聞きながら思いだし思いだし、にんまりというか、うっとりというか。
 ああ、かっこよかったなあ。あれぞ、ライブバンドだなあ。
 しかしシマゼンさん、ライブ前から司会者に「すごい眼圧ですねー」と言われてたなあ。笑。

 そして今、私の手もとには「井上陽水ベストコレクション」が。
「リバーサイドホテル」も「夢の中へ」も「東へ西へ」も、それから私が知らないあんな曲やこんな曲も入っているのだよ!!
 うわーい、ってな気持ちだ。
 ひとまず、興味のある曲から聞いてみる。
 BGM程度に流すつもりが、あまりのあまりさに、作業の手を止め、歌詞カードを凝視しながら聞いてしまった。

 『氷の世界』『傘がない』『心もよう』
 続けざまにきくと、もう鳥肌モンだ。
 甘く切ない若い声に、ぴんと張りつめた感のある楽曲。
 才能か・・・。





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2003年06月15日(日)  ようわからんけどくさ。

 ゆうべ(ていうか今朝)寝たの朝4時すぎ。
 
 ダルさをひきずりながら10時前に起床。
 
 2時半に家を出て、キャナルシティ博多でしずちゃんと待ち合わせる。
 AMCで「マトリックス・リローテッド」
 あんなに大勢並んでる映画を見るのは、高校1年のときの「マスク」(ジム・キャリー主演)以来であった。
 
 内容は相変わらず派手かつ難解。
 大学で言語学(文学部人間科学科)を学び、
 哲学と科学は通じてるものなんだなー、と、その難しさに憮然とした気持ちを思い出す。
 でも、わたし、この映画、好き。
 好みか?といわれれば違うんだけど、なんか、作り手側のやりたいことやってるなーという感じがする。
 ヒロインのトリニティが華に乏しくひたすらストイックなところ、
 ザイオンという場所の土っぽい、太古の雰囲気、
 主人公たちがどこにいるのかさえ、わけわかんなくなる定点のなさ、
 なんか不可解がおもしろい。
 わからんなーと思いながら見るのも、いいね。
 しかしCGは時折、プレステ2のムービーみたいな微妙さだったなー・・・。
 それでも充分すごいとは思うけど。

 しずちゃんとお茶しながら映画の感想などしゃべり、
 その後ひとりでキャナルシティそばのジェリコへ。

 F-musicというサイトの一周年イベントライブだ。
 2番目、3番目の出演者は、ここにこないと、まず見る機会ないだろうな、という人たちだった。
 いつも行くライブハウスとは、ノリもだいぶ違う。
 でもそういう中でスモーキン・ブギがどんなライブするのかなーっていうのが興味あったんだよね。
 で、トリのスモブギ、すごく楽しかったよ!
 なーんであんなに盛り上がるっちゃろうね? スモブギ。
 わからんちゃけど、もうとにかくおもしろい、なんか、脳からドーパミンというのかアドレナリンというのか知らんけど、興奮物質が分泌されようみたいっちゃんね。
 しかも、楽しいだけじゃなくて、なんか、なんとも名状しがたい、いろんな気持ちが湧き上がってくるんだよなー。
 KINさんのドラムはすごいね。強くて鋭い一発、ガツンとくる。
 セットリストもすごく好きだった。
 F-musicがプッシュしてるアルバムを中心にやるのかなーって思ったけど、それに入ってないのもガンガンやってたもんね。
 楽しそうに踊ってる子たちを見るのもスモブギライブの楽しさのひとつ。
 わー、ってこっちも踊りたくなる。
 アンコールまでバッチリ盛り上がって、たくさんジャンプして、
 終わったあとは「あちー」「あっちー」と客もみんな汗をふきふき。
 勢いで、博多駅まで走って帰りました。





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2003年06月14日(土)  りん!りん!りん!

 涼しい土曜日、サニイサイド@JAJAを見に行こうか相当思い悩んだ挙句、今日は家で過ごすことに決める。

◆ 
 明日、映画デートをするお相手のしずりんと電話で話していると、なぜか急にトム・クルーズを二人で絶賛し続ける会話になる。

「やっぱ、トムはハリウッドの花だよね!」
「あの華やかさは、ブラピにはないもんね」
「若い頃も良かったけど、近年のかっこよさといったらないよね」
「悩む役とかしても、基本的に雰囲気がノーテンキじゃない?
 あれがスターの条件よね!」
「『MI2』でエアーズロックを登るシーンなんて、
 トムのかっこよさをアピールするためだけのシーンだよ」

 なんであんなに一生懸命に褒めていたのでしょう。
 明日われわれが見に行くのはキアヌではないか。

 しずりんなんて、

「うちの会社によく来る人が、ちっとも似てないくせに
『トムです』なんて自分で言ってるけど、
 オマエがトムならみんなトムだよ、おまえなんかせいぜい『トム・キャット』どまりだよ!!」

 と暴言まで吐いていた。
 トム・キャットだと、そもそも性別が違う。



 しん氏とつらつら電話でしゃべっていると、
「英語を勉強したら、いずれ、海外勤務になれるかも。
 行きたいなー」
 などと言い出すではありませんか。

エミ「ええっそんなのヤだ!」
しん「一緒にくれば?」 
エミ「やだよ海外なんて」
しん「そう?」

エミ「あーでもね、しんちゃんとこの会社のHP見て、
   しんちゃんが海外勤務になったらどうしよう、って、
   ひそかに前から考えよったよ・・・」(←暗い)
しん「永住するわけやないよ。3年かそこら」
エミ「そっか・・・」
しん「アメリカかヨーロッパだよ」
エミ「あ、行く」
しん「ね」

エミ「でも、お金ないよ」
しん「そんなにいらんよ、お金は」
エミ「なんでっ?! いるやろーもん?!」(←ムキ)
しん「出張手当出るし、物価だって日本より高いってことないやろ」
エミ「そっか・・・」

 我々はなぜ、決まってもいない(あるとしても何年も先の話の)海外勤務について、あんなに熱く、しかもけっこう具体的に話し合ったのでしょう。


 本屋さんにもうすぐ感想が並ぶ本をとりあえず並べる。
 この本屋さんね、ほんとに買えるのですからね。
 おためしあれー!(もちろん私の懐には一銭も入りませんが)

 昨日の日記はこの下に↓
 珍しく昨日は書かずに寝たので、二日分更新なのです。





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2003年06月13日(金)  まさか自分が遠距離恋愛。

 仕事のあとプレアデスへ。
 6時半から始まるこのライブハウスに、平日も間に合うような季節になった。
 感無量。

 ・・・しかし、1つのバンドがキャンセルになったため、7時20分から始まることになっていた。
 急いで損した。
 店の前で、だらだらしゃべる。
 気になってたことを、相手のほうから切り出してくれた。
 
 魚座。
 この日のセットリストは、

  「海」(ポップス)
  「カスタネット狂い」(ブルース)
  「俺は帰ってきた」(ファンク)
  「夏の踊り子」(あ、これだけ言わなかったな)
  「穴」(歌謡曲)
  「夜の二人乗り」(ロック)
  「雨」(フォーク)

 の7曲で、カッコの中のジャンルを、一個一個、藤井くんが挙げながら歌っていった。おもしろかった。「これが魚座のファンクです」なんて。
 聞くのが2回目になる「穴」が、かなりキた。
 付き合ってる彼女の頬にできたニキビが弾けて穴ができて、そこから覗き込む、っていうような歌。文学だ! 
 ふし穴、落とし穴、っていうように、「穴」って言葉は基本的にマイナスイメージだよね。
 でも、この歌における「穴」がプラスイメージなのかマイナスイメージなのかがどうしても判然としないんだよね。すごくあいまいなの。
  「私たち本当は 幸せなのかもしれないね
   明日は二人して お芝居みましょうね」

 ここの歌詞が、メロディーと相まってかなり耳に残る。
 幸せなのかも、と歌ってるけど、「幸せだ」って断言してはいないんだよね。
 そこがなんとも、はかなく、うつろで、文学的だ。

 そのほかの曲も全部全部好きな曲だったので、
 おおいに嬉しく楽しかったのだけど、
 この日の魚座はなんとなく、さくさく、と進んでいった気がした。
 大きな声で伸び上がりながら歌う藤井くんだけど、なんとなく、淡々とした印象だった。
 ライブ前の様子とか見てるから、こういうふうに感じるのかしらん。

 ムラサキヤッコ。
 先日のメガネロックフェスティバルに続いて2度目の拝見。
 もう、すばらしかった。
 小柄なムラサキヤッコさん。ギター一本を携えたムラサキヤッコさん。
 なのに、一曲目から、プレアデス中がヤッコ色に染まる。
 あの人の弾き語りは、すごい。本当に。
 弾き語りって、ともすると、ひとりよがりっぽかったり、なんといっても音数が少ないのでしみったれた雰囲気になっちゃったりするけど(そういう弾き語りを見たもんなーこないだ・・・苦笑)
 うまい、ステキな人の弾き語りって、いいよねえ。
 それ以上なんにもいらないと思うもん。
 くじらしかり、フラッシュさんしかり、ヤッコさんしかりだ。
 そうそれに、魚座の藤井さんの弾き語りもね。
 吸い込まれていくようだった。
 そして、ヤッコさんのライブでもう一つの見どころは、MC。
 これがもう、おもしろくて、ほのかに恥じらいがあって、なんともステキなのだ。
 CD持って来てたらしい、買えばよかった!! 痛恨。

 エアールース。
 初めて見た。
 ギターボーカルとベースの男の人のユニット。
 楽器屋に行くとしん氏が熱心に見ている機械(名前なんていうの?)を、バックトラックに使いながらの演奏だった。なるほど、ああいう使い方するのね。
 セッティングのときの、試し弾きしてるベースの音に「ウワー。」
 ぶりっと太い、重く跳ねる、かっちょいい。
 たぶんもう長いことやってるユニットのようで、ファンがたくさん来ていたし、彼らを見に来ているバンドマンも多いようだった。
 演奏、うまい。
 しかし、演奏以外のことで、ハラハラさせられた。
 終わってからお友だちに「いつもああなの?」と聞くと、「そうだよー」だって。
 ふーん。別にいいけど・・・。
 ルックスといい、キャラといい、あのパフォーマンス(?)といい、ファンのノリといい、
 なんとなく、少女マンガに出てくるバンドって感じだなーと、思った。
 
 終わってからおしゃべりなどしていると、さちゑちゃんがワンコを連れて来た!
 龍之介くん。りゅうちゃん。
 めちゃくちゃかわいかった!
 いとおしまずにいられない、ワンコ。
 毛並みがうつくしく柔らかで、黒い大きな目が澄んでて、おとなしくて、利発そうだった。
 さわりまくった。
 あんなにワンコと戯れたのは人生初でした。
 シマゼンさんに焼酎をつくってもらい、飲む。おいしー。焼酎はおいしい。


 さて、ムラサキヤッコさんの曲に「大丈夫」というのがある。

 江戸っ子ふうに言うと「でぇ〜じょうぶ」(この日のヤッコさんMCより)

 職業は?と聞かれたら、「侍です」と答えてる私が、
 桃太郎侍ふうに作ってみた曲(メガネロックフェスでのヤッコさんMCより、エミ編集) 

 そんなこの歌は、数え唄ふうになっている。

「ひとつ ひとりごとつぶやいて
 ふたつ ふたりじゃないことに気づく
 みっつ 見つめあうことも ままならぬ」

 こんな感じで(ちょっとうろ覚えですが)始まるこの歌、
 メガネロックフェスで初めて聞いたとき、
 みっつまで数えただけでも、なんだか涙が出そうになった。
 今日もやっぱり、いや前回よりももっと、涙腺がゆるみそうになった。
 遠く離れている恋人同士の歌なのだ。

 昼休み、シズラー時代のお友だち、よりちゃんに他愛もないメールを送ったら、
 返信に
「おたがい遠恋がんばろうね!」
 とあった。
 
 ちょっと、はっとして、愕然としてしまった。
 わたし(たち)、遠距離恋愛をしてるんだ・・・。
 いや、もちろんわかりきったことなのではあるが、
 なんとなく「遠距離恋愛」という語彙が、まだ自分には馴染まない。
 そして、それは何となく喜ばしいことのような気がする。
 私にとって「遠距離恋愛」という単語は、どうも「さみしくて苦しくて不安で」というイメージを喚起させるもの。
 目下の私は、さみしくはあるけどあんまり苦しくないし、不安でもない。
 もちろん、これからもそうかというと、わからないけど。
 しかし、しんちゃんは、私の心境とはまた、違うだろうな。
 見知った街、仲の良い人たちみんなと離れて、ぜんぶ一からスタートしてるだから。
 そういう新生活を送っている人はたくさんいるのだけれども、やっぱり、
 しんちゃん、がんばってるなー。と思う。 





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2003年06月12日(木)  登頂とかもめと博多の山と

 月曜日からの缶詰生活、夕刻をもって終了。
 最後の山もこれで越えた。
 作家でもないのにカンヅメになって何をしていたかというと、
 「読み合わせ」。

 6月12日、帰りに寄ったところ。
 ・BOOK OFF 
 ・ヨドバシカメラ(B1F)

 という原稿だったら、

「ふとじ ろくがつじゅうににち てん かえりによったところ まる
 なかぐろ びーおーおーけい ぶらんく おーえふえふ
 なかぐろ よどばしかめら かっこ びーいちえふ」

 というように、句読点や記号、アルファベットのスペルに至るまで、
 一言一句漏らさず音読して誤りがないか確認していく作業だ。
 出版社などだったらきちんと校正係という専門の人がいるのだろうが、
 うちくらいの規模の会社だったら、有報作成チームはみんなこうして、自分たちで最後のチェックまでちまちまとするものなのである(たぶん。)
 本屋さん(専門書店だけど)でも売る企業最高峰(?)の出版物であるからして、間違いは許されませぬ。

 仕事というより作業だ。
 難しい交渉や計算をするわけでもない。別室なので電話もかかってこないし雑事に煩わされることもない。
 しかし、狭い部屋にこもって、これを約80ページ×2回、ひたすらえんえんと読んでいく・・・想像してほしい。けっこうきつそうでしょ。
 わたしは、1回目は読み手、2回目は聞き手だった。
 どちらもつらい。
 いや、ほんと、普通の仕事をさせてくれ〜い!!と叫びだしたくなるよ。
 頭や気を使わないからって、楽な仕事とは限らん、ほんと。

 前回の読み合わせは、諸事情によりスケジュールが急遽タイトになったので、一日に6時間ほど、マシンガンを撃つように早く激しく行われた。
 その結果、三日目の会社帰りに、電車を途中の駅で降りて吐いた。
 原因不明の気分の悪さだったが、蓋し、やはりあれは読み合わせの苦しさからきてたはず。
 これ、けっこうトラウマだったりする。今回もまたあんなことになったら・・・と思うとチクと怖かった。なんせ、普段わりと丈夫なので、あんなに急激な体調低下が起こると非常に弱っちくなるのだ。

 いや、しかし、今回はもう終わった。
 一日4時間の(比較的)ゆったりペースで、叫びだすことも吐くこともなく、無事に。
 いやーよかった。
 季節労働者、解放の時期です。


 今週のはじめにしん氏に送っていた空メール、届いたようだ。
 添付物を気に入ってくれた様子。
(誕生日プレゼントのTシャツです)

 えーと、たった8時間ほどしか滞在しなかった長崎の写真を、
 えんえん1ヶ月以上にわたって小出しに掲載してきましたが、
 もう(やっと)おしまいです。

 『長崎物語』
 1.シンボル
 2.「白いかもめ」号
 3.君と待ち合わせ
 4.やっぱりこれでしょ
 5.はふはふ
 6.かもめスタジオ
 7.ぱりぱりが当然です。
 8.ちんちんちん
 9.江戸町一番
10.そう一番といえば
11.長嶋さんを思いだしました。
12.希望
13.地図のロマン
14.歴史の波
15.moonshine
終章.涙でにじむチンチン電車

 ということでした。
 添えた文章と合わせて、どれかお気に召したものはございましたでしょうか?
 私は12かなあ。
 よかったら教えてくださいね。
◆ 
 ああ、「山を越えた」と書いたが、もうすぐ博多は、山の季節だ!
 博多駅前の飾り山の骨組みもだいぶできている。





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2003年06月11日(水)  音楽の生まれるところ

 まずは、メガネロックフェスのライブ映像を見てくれたみなさま、
 どうもありがとう!
 帰宅してネットに乗ると、たくさん感想の書き込みがあって、
(自分で呼びかけておいてなんだけど)驚きました! 
 ほんとにほんとに、ありがとー。
 楽しんでいただけたでしょうか? いただけましたよね?!
 遠くに住んでいる方々にも見ていただけてすごく嬉しいです。

 ライブハウスで地元のミュージシャンたちを見てはいつも刺激を受けてます。
 すばらしい音楽たち、それに触れるとき、
 たくさんのお金や技術や頭脳を集めてつくられるメジャーの音楽と比較することはあんまりなくて、
 むしろ比較する対象は(恥ずかしながら)自分だったりするのです。

 音楽をたくさん聴くと、なんとなく、わかるようになります。
 あーこのバンドはあの系列だな、とか、音がどうだとか、あーだとか、
 分析できるようにはなっていく(気がする)。
 でも、にわか評論家になっていく自分と、
 アマチュアでも音楽をつくって発表してる人たちには、決定的な隔たりがあるわけで。
 
 自分たちがやりたいことをやって、伝えられるようにすごい工夫をしてます。みんな。
 音づくり、歌詞、演奏、MCだって、衣装だってそう。
 はじまりは模倣でも、試行錯誤しながらでも、
 みんなもっといいものを、もっと楽しいものを、響くものをと、音楽をつくり、ライブをやってる。
 全然、受身じゃなくて。
 そんな中、100万人に聞かれるような音楽家になるひとは、本当にほんの一握りなのだろうけれど、
 そうやって、目指す方向にいちずに楽しくひた向きにやってる姿に、胸打たれずにはいられない。
 よくもまあ、こんなに心のドアをノックしまくる表現ができるもんだ!
 と思うバンド、ミュージシャンがたくさん。
 音楽に限らず、何かを生み出そうとやってる人は、本当に魅力的。
 ささやかな暮らしの中で生み出されていく素直なものにたくさん触れながら、楽しみながら、
 私もいろんなことをやっていきないな。

 そうそう、
 パソコンで見ると、どうしても音数が多いと聞きづらいとこがあるみたいで、人数が多いバンドのほうが不利みたいなんだけど(笑)
 私が日記でも何度もプッシュしてる「魚座」、もうちょっと聞いてみたいなーって思う人がいたら、
 ぜひ彼らの公式HP「ときめき2003」も見てみてね。
 ほかの歌も聞けます(音質はやっぱり、あんまり良くないけど・・・)
「海」がわかりやすいかも。
 歌詞もたくさん見られます。
 すごい世界観ばかりです。

「二人乗りのバイクはゆれて
 お前が落ちないか心配なのに
 お前は頭を揺らして
 下らぬはやり歌歌ってる ああ

 やさしい音で車の流れが追い抜いてゆくよ
 時速40キロでおれたちどこまでゆけるのだろうね
 さっきお前が口ずさんでた歌 口笛吹こうとしたけど
 俺はもう わすれてしまったよ

 二人して僕らは出かけた 雨上がり道路の輝く夜に
 お前は涙を浮かべて 終わりのない歌歌ってる
 ゆらゆらどこまでゆけるのか」

『夜の二人乗り』より。
 バイクという密着した乗り物で一緒に走っているのに、
 このどうしようもない断絶感。
“くだらぬはやり歌”を歌いながらも、女は涙を浮かべている。
 初めてこの歌を聴いたとき、ほんと、撃たれたようになりました。
 こんなに悲しい、轟音の世界。
 
 メガネロックフェスティバルのライブ映像も、まだ見てない方は、ぜひ見てみてね。
 昨日の日記に、映像が見られるサイトのリンク貼ってます。
 出演バンドはほかにも、あと4つあります。
 こちらもライブ映像がアップされ次第、日記で報告したいと思いまーす。

 さて、今週末に話題の「マトリックス リローテッド」を見に行こうと思っていまして、
 今夜はその予習のために、友だちの家で「1」のビデオを見てきました。
 いやーなかなか興味深かったです。
 こちらの感想は、また明日にでも。





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2003年06月10日(火)  キャッチして。

 ドラマ『大奥』を見る。
 筋書きといったら単純だし、時代モノ好き以外の人をターゲットにしているのがありありとわかるのだが(そう、私は時代モノ好き。)、
 宮尾登美子の傑作『天璋院篤姫』(講談社文庫)を愛読した私である。
 菅野美穂演じる篤子にも、浅野ゆう子演じる瀧山にも、まるで旧知の人がテレビに出ているような親しみを覚えながら、思わず集中して見る。

 何よりイカしてたのが、13代将軍家定を演じる北村一輝。
 わたし、この人がすごく好きなのだ。
 大河ドラマ『北条時宗』での平頼綱役といい、
 日活のVシネマ(?)『皆月』(原作:花村萬月 講談社文庫)でのアキラ役といい、
 こんなに淫靡な雰囲気を漂わせる俳優、今ほかにいるだろうか?! 
 今回の役どころでも、歪んだ魅力をむんむんとふりまいている。

「不届き者め。
 わしがいやなら、泣け。わめけ。
 これも罰じゃ」

 と言いながら菅野をかき抱く姿、ああ、どくどくした。
 歴史にさだめられているとおり、来週にはもう死んでしまうようだ。
 かわいそうに。来週も見るからね。

 友だちエツジ氏のサイトの日記に、しん氏(=みーくん)のことがチラリと書いてあって、またきゅっとなる。
 半年前の友人の結婚式のビデオに映っていたみーくんがなつかしかった、と。 
 お嫁さんの妹さんをボーカルに据えてギターを弾いたビデオを見て、
「すばらしかった、でも、みーくんが見たら『弾きすぎた』っていいそうだって思った」
 と。
 ああ、そう言うしんちゃんが、私にもありありと想像できる。
 たぶん言うだろう。
 友だちがピシャリわかってくれてるのって、なんか、いいね。

 さて、最後に、眼鏡ノスゝメ。
 去る5月31日に大敢行された、
 お友だちのマーブルちゃん主催イベント『メガネロックフェスティバル』 のこと、覚えていらっしゃるでしょうか?
 F-musicというサイトで、ライブ映像が公開されています。
 ぜひ、ごらんください!

 6月10日現在、
 ・オノ&ジェリー(apple fish Mondayより)
 ・ムラサキヤッコ
 ・魚座
 の3組の演奏が、それぞれ1曲ずつアップされています。
 今後、ほかの出演バンドについても、順次アップされるもよう。
 ほんとにどれもステキです。
 F-musicトップ→Live Report→新着ライブレポート より、
 イキのいい九州の音楽を生で感じてみてください!!
 
 えーい名指しもしちゃいます。
 たぶんこの日記を見てくれてる、
 洋楽好きのペックさん、バンドやってるNAKANOさん、くじらライブにも一緒に行った音楽好きQさん、BBSでいろんな音楽の話してるニコさん、よく日記でいい音楽についてみずみずしく書いてる美津子ちゃん、福岡出身のぴかりちゃん、仲良しのスナフち、
 私のライブ感激バナシをいつも聞かされてる友だちたち、 
 ほかにも、音楽好きのあなた、メガネ好きのあなた、
 見ればわかる!
 みんなみんな、見てみてね!!
 感想もきかせてね!
 では、楽しんでくださ〜い。





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2003年06月09日(月)  この歌を

 同僚のおうちの犬が、急に具合が悪くなったらしい。
 ワンコとしてはもうだいぶおじいちゃんでもあり、もともと心臓が少し弱っていたらしく、それに加えてフィラリアを発症してしまったとのこと。
 話を聞いているだけでいたたまれない。
 が、いったいどんな言葉がかけられるだろう?
 同期の前では無理して元気にふるまうことないからね。

 大事な人がたくさんいるほど、別れも多いものかもしれない。
 私もよく、いつ来るともわかない別れのときに怯える。
 小さいときからそうだったのは、親の若いときに生まれた子どもじゃないからかなあ。
 四六時中気に病んでいても仕方がないのだが、
 いつかは別れが来る。という気持ちは、時に拭い去れない。
 だからこそ今を大事にしないといけないのだろう。

 お風呂の中でふと、子供のころに歌っていた歌を思い出した。
 歌詞が少しあやふやな部分があったので、ネットで調べてみた。

  『切手のない贈り物』
 
 私からあなたへ この歌を届けよう
 広い世界にたった一人の
 私の好きなあなたへ 

 年老いたあなたへ この歌を届けよう 
 心優しく育ててくれた 
 お礼がわりにこの歌を

 夢のないあなたへ この歌を届けよう 
 愛することの喜びを知る
 魔法じかけのこの歌を

 知り合えたあなたに この歌を届けよう 
 今後よろしくお願いします
 名刺がわりにこの歌を

 別れゆくあなたに この歌を届けよう 
 寂しい時に歌ってほしい
 遠い空からこの歌を  





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2003年06月08日(日)  本日はお日柄も良く

 日傘をさしててくてく歩き、今日の目的はフリーマーケット、フリーは自由ではなくて蚤だ、確か。のみの市。
 友だちと、初めてお会いする友だちのお友だちと3人で臨む。
 最近、初めての人やあまり知らない人とお話しするのが面白くなってきている。よろしい傾向ではないでしょうか。
 出品もした。何を、というと、いや、よそう。
 こっそりと、やったことですから。
 大丈夫、知らない人にはほんの数人にしかあげてません。許容範囲でしょう。
 その場にはいなかったけれど、ゆうきちゃんおつかれさまでした。
 我々はなかなか楽しいタッグだよ。

 今日は車屋さんでのイベントだったので、お客さんは基本的に車好きな人々である。
 ミニカーなど、たくさん出品されていた。
 私はふだん、車にはとんと関わりなく生活している。
 けれど、収集癖のある人は、割と好きなのだ。
 というより、凝り性な人が好きなのかもしれない。
 何かを好きだという情熱が見え隠れしている人は、興味深い。
 
 通信教育の課題も何とか仕上げた。
 今月の残りの夜の時間は、少しゆっくりと自分のために使えそうだ。
 なんだかんだいっても、友人と会う機会もけっこうあるし、本も読んでいるし音楽も聞いて、ライブにも行きお酒もちょこちょこ飲んでいるが、
 それでも4月からこのかた、残業は多いし残業は多いし休日出勤はあるし残業は多いし試験はあるしで、なかなかもどかしかったのである。
 しかし、それもまたよかろう。
 若いのだ。

 昨日のDr.Toshライブでは、「見返り不美人」をやったそうだ。
 見たかった・・・! 
 サッカーは完敗だったが、久しぶりに司令塔中田の映像をたっぷり見られて幸せでした。
 そして松井、ホークス、私はいつも君たちのことを気にかけている。





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2003年06月07日(土)  再会アートイベントライブ完成読書(親知らず)

 キャロル・キングを聞いている。
 この人の声、好きだ。いいね。時折、ほろっと涙が出そうになるよ。

 私の大学時代といえば、おバカな悪さをはたらき、懲罰として4年に進級したあとに単位を20も剥奪されたことがある。
 あのときは本当に卒業できないかと思った。
 土俵際の粘りがきいて(いやだな、このたとえ)無事に卒業し、今となってはそんな出来事も忘れかけていた。
 
 今日、ソラリアプラザのエスカレータをくだっていたら、目の前の男の子は、そのときの悪さの仲間だった。
 スーツに無精ひげで、かわいい女の子と並んで、私と同じに下へと運ばれていた。
 声をかけた。
 卒業してからは全然連絡をとっておらず、まる2年以上ぶり。
 偶然を喜び合ったあとに彼が出した名刺には「電通」と書いてあった。
 電通。電通だ。
 ただの電通。そう、子会社でも関連会社でもない。しかも本社だ。
 そんな友人、はじめてだ。
 電通がどんなにすばらしいのか全くもって知らんが、
 あんなに浅はかなマネを共にした悪友(しかも彼は留年した。)が天下の電通の入社試験に合格していたことに、おおいに興奮してしまった。
 たとえ縁故だとしても、心からの称賛の意に変化ナシ!
 
 ゆうきちゃんとアートなイベントに行く。
 親不孝通り付近のクラブにて。
 アマチュアやセミプロの人々がつくった洋服やポストカードやアクセサリーや人形や雑貨や帽子やバッグ・・・などなどが出品されていた。
 何人かの制作者の人とお話した。
 みんな、やさしげで、はにかんだしゃべり方をする。
 どこが恥ずかしげな様子が表現者らしく、とてもステキだった。
 飲み物を出してくれたスタッフの女の子もモーレツにかわいかった。
    
 ライブもあった。
 とんちピクルスと土崎玲さん。
 貧弱なものではあったけど、音楽が聴けるなんてやっぱり得した気分だ。
 とんちピクルスって、何者なの?!
 最後の曲、良い歌だった。『夢の中で泣いた』という。
 貨物列車の中で夢見たのはこんな暮らしじゃなかった、
 おなかが空きすぎて魚をくわえて走って逃げた、
 追いかけてきた女に「泥棒猫!」と叫ばれた、と。
 どうしようもないけど優しげな歌だった。
 土崎さんのキーボードは、かなり年季が入っているもののようで、古くささが良かったなあ。音楽はポップだった。ややフレンチ風なのだろうか?
「この人のルーツのミュージシャン、わたしは絶対知らないな」
 というような人のライブを見るのが面白く感じられる今日この頃なので、楽しいひとときであった。
 二人でのジョイントは、THE MODSのカバー。
 ますます謎な人たちだ。

 今泉に移動し、カフェバーでゆうきちゃんとの共同制作の最終作業。
 すごくいいものができた、というのは自己満足が入った感慨であろうが、いかにもいかにも、ちょっとした感無量だった。
 つくっていたこの一ヶ月間というもの、たいへん楽しかった。
 それが大事だと思う。
 また楽しいことをやるよ。

 ゆうべから、長野まゆみの『魚たちの離宮』を読んでいる。
 読み終わるのが少し怖くて、もったいなくて、もう、なんともいえない気持ちだ。疼くような。
 電車の中では山田詠美『ソウル ミュージック ラバーズ オンリー』読了。
 5年ほど前に買って5回ほど読み返していると思うが、今回がいちばんおもしろく読んだような気がする。ちょうど対象年齢なのか。 
 鼻につくところはあるが、山田詠美の美意識、というよりも美意識に対する執着を読むのが好きだ。 
 ここのところ減りがちだったのだが、ああ、本を読むのはやはり、なんて楽しい。
 来週からまたいろいろ読もうと思い、文庫本を4冊購入。
 三島由紀夫と宮本輝と花村萬月、それに長野まゆみも買った。





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2003年06月06日(金)  ハラペーニョプリーズ

 ふいに部長に食事に誘われる。
 彼に当日に誘われるときっていつもすごくルーズな格好をしていて参る。
 いや、もちろんルーズな格好が好きでしていってるわけだけど、
 ちょっと高そうな、大人ばっかりのお店に連れて行ってもらったときに、 ジーンズの膝上スカートから、さしてきれいでもない生足をさらけだし、 プリントTシャツを着ているというのはやっぱり少しいただけないと思う。
 本当に(それが原因で)断ろうかと思ったのだが、なんとなく好奇心が勝って、ついていく。
 やっぱり私、部長に対する興味関心をまだ失ってないんだよね。
 
 到着したのはメキシカンタコス自慢のお店だった。
 当然、カジュアルだ。
 ほ。
 わたしが一番なじんでるやん、店の雰囲気に!!
 
 なんか不思議な顔々の取り合わせではあったけれど、中に私の同期の女の子がひとりいて、この子がほんと、すごくすごく明るくて盛り上げ上手で、あんなにうれしそうな部長は初めて見た。
 部長サマときたら、ふだんは
「あの人には青い血が流れている」
 なんて言われてるくらいなのに、今夜は顔がゆるみっぱなしだったし、お口も滑らかになってたよ。
 彼女につられて、私もすごく楽しくなって、お酒もおいしくて、ずーっと笑ってた。
 明るいって、かわいいって、素直って、すごい、すばらしい!
 ほんと、いい子だよーあの子は。 
 みんなに愛される子だ。

 タコスも当然おいしかった。
 トルティーヤ、ケサディア、サルサメヒカーナソース、タコミート、ハラペーニョ、コロナビール・・・。
 大学時代に激しく楽しくアルバイトをしていたシズラーを思い出した。
 辛い辛いハラペーニョを舐めるようにちまちま食べて、それだけでも口じゅうがピリピリと痺れるようになるのが好き。
 
 今日で3月期決算の監査は終了。
 楽しい週末のテープカットだ。





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2003年06月05日(木)  グローイングアップ

 監査法人との打ち合わせ続き。ぐたり。 
 先方の女性(わたしと同じ3年目)の成長ぶりを目の当たりにして目をみはる。
 なんだかおもしろい気持ちになった。
 ライバル心などないのだが、やはり刺激を受けないでもない。
 
 今日も帰りは遅くなったのだが、
 野球が延びたおかげで初めて『動物のお医者さん』を見ることができた。
 おもしろかった。
 ハムテルはもう少し茫洋とした感じでやってほしいなあと思ったけど。
 なんかただぼーっとしてる人みたいな感じがしたもんな。
 吉沢ハムテルはいつも口が開いているような印象、
 マンガのハムテルは常に口が閉じている印象なのだ。
 チョビがあんまりかわいくないのも悲しい。
 いちばん原作に忠実で素晴らしいと思ったのは、二階堂と菱沼さんのファッション。
 来週も時間が合えば見よう。

『大奥』って昨日からだったんだー! 見たかった。
 菅野、篤姫なんだ。いいかも。
 浅野ゆう子の瀧山はどうだろう。 
 
 久しぶりに中田英寿のHPを見たらやっぱり元気が出た。
 一流の人が書いたもの、つくったものって、本当に与えられることが多い。
 ヒデもそうだけど、一流って、ストイックと柔軟が共存してる。
 ブランドとか高価な化粧品とかじゃなくて、
 一流で欲しいのはマインド。
 しゃんと、りんと、しようと思う。(こういうの、なんかあったな・・・ちゃんと?)





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2003年06月04日(水)  OH YEAH!

 ぢがれ゛だ・・・。
 軽く吐き気がしてくるくらい疲れてしまったよー。
 おえっ。

 涼しい公園を通って歩いた。

 帰りの電車では山田詠美の短編小説を読んだ。
 
 しんちゃんからの空メールが届いていた。

 久しぶりにブルーズ。マディ・ウォーターズを聞いた。
 いい感じだったので続けてブルーズ。ハウリンウルフを聞いた。
 
 昨日いただいたうれしいメールを読み返した。

 つくりかけのものを見て愛しい気持ちになってつづきを。

 そんなふうに少しずつ取り戻すうるおい。
 

「空メール」というのはしん氏とのコードネームで、
 本当は現物支給だ。
 図書券と音楽ギフトカードを貰った。
 5月の終わりに、しん氏の初任給が出たので。
 なんて味気ない、と思われるかもしれない。
 実はちょうど2年前、私が就職したときにしん氏にあげたのも、それ。
 しかし、今回わたしが貰った金額は、そのときのちょうど倍。
 あれぞ、先行投資というものだった。
 優良銘柄、しんちゃん。ありがとー。大事に大胆に使います。
 なんで「空メール」かというと、封筒の中身は現物のみで、便箋、メモの一枚も入っていないから・・・。
 そういう人なのだ。
 けして達筆ではない宛名書きだけでじゅうぶん、ニヤリとした。

 友だちのサイトを見た。
 なにげなーく、次々にクリックしていたが、あるページで手が止まった。
 音楽をやってる友だちで、彼の詞が載っているページのひとつ。
 落ち込んでいるときに先輩にかまってもらいながら作った曲で、
 のちに先輩の結婚式で、しんちゃんと、もうひとりの友だちと3人でその曲をやった、という経緯が簡単に書いてあった。
「楽しかったなあ あのときは」と。
 不意をつかれて思わず涙が出た。
 泣くほどのことじゃないと思うんだけど。
 でも少し泣いたら、なんとなくすっきりした。
 気がする。

 もうすぐこの忙しい季節も終わる。
 季節労働者は解放、夏はバケーションだ。
 来週か再来週か、少し落ち着いた日の仕事のあとには、ひとりで一杯、飲みに行こう。
 カウンターでギネスビールを。

 そして夏には、やりたいことをたくさんやろう。
 会いたい人たちもたくさんいる。

 でもいま目の前にあるのは明日だ。
 明日のために寝よう。もう気持ちは元気。
 おーいぇー。





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2003年06月03日(火)  無限ループ

 借りていた本、トゥーサンの『浴室』、
 途中から加速度がついて、本日読了。
 小さな映画を見ているようでもあり、文章の面白さを堪能するものでもあり。
 新鮮だった。
 いや、新鮮って感覚って、いいね。
 これは、すすめられなかったら読まなかった本だろうな。うれしい。
 やや、この本にも三角形が。直角三角形が。

     ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

  や・っ・ぱ・ラ・イ・ブ・さ・い・こ・お〜 
  か・え・り・よ・し・ぎゅ・う・ど・お〜
  マジデマジデマジデ?!
  「おなかいっぱーい!!」

 あーん、仕事中もこの歌が頭から離れないぞー!
 骨皮ぷに夫さんよ〜〜〜、あんたら影響力大だぜ。マジデマジデマジデ。
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2003年06月02日(月)  夜

 コトがイロイロと重なり、今週の日記は短く。
 いや、忙しいだけで、元気にやってます。
 そういえば、ちょうど去年のこの週の日記も、短かった。
(去年はこのころ、W杯だった! あー)

 おしゃべりとかメールとかいろいろで、あったかいものが心にみちる夜です。
 あたたかいものは少し切ない気がする。
 疲れたなあ。もう寝ようか。寝ちゃおうか。
 明日を簡単に信じられるまだ幸せな夜。
 
 あ、書き込み見るのもレスも好きなので
 掲示板はぜひ、使ってください。
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2003年06月01日(日)  片手に余る

現在、9時20分です。
 早起きに成功。
 10時から検定試験を受ける。
 試験開始時間までに到着できるといいけど。
 いや、今から出たら、充分間に合うはずだけど、
 なんせ、革命的方向オンチやけん。
 道のりで何が起こるか、それは誰にもわからない。
 行ってきます。

11:40 いったん帰ってきました。
 教室に着いたら既に試験官による受験上の注意が始まっていたり、
 「小数第2位で四捨五入しなさい」と問題にあるのに
整数でスッパリ割り切れたりと、
 ハプニングもたかだかそんなもん。順調に終了しました。
 なんの試験を受けたかっていうと、
「銀行業務検定」のうちの「財務4級」です。
 財務諸表に関する問題が3択で50問。
 ちなみに私は銀行員ではありません。
 しかし私のチームでは、まさにうちの会社の財務諸表を作っています。
 4級って一年に一回しかないんだよね。
 3級は一年に二回かな? 冬に受験できるといいけど。
 試験会場の東和大学の隣の筑紫丘高校では文化祭。
 季節だなあと思いながら横を通る。

 帰宅後。アイロンがけ。そうじ。
「襟のあるシャツが多い」と人に言われた。
 そういえばけっこう持ってる。
無地、花柄、ストライプ、などなどいろいろ。
 洋服屋さんでも、「シャツ、好きなんですねー」と言われたことが。
 シャツを着ているときにシャツを買うから。
 服を見てて、シャツに目がいくこと、確かに多い。かわいいんだもん。
 多少ハデだったりカマトト(?死語)だったりの柄や色でも、
 なんとなく行き過ぎなく見えるのも好き。
 難点は、アイロンがけを必要とすること。
 特に綿の割合が多いとね。
 洗濯して、さらにひと手間。でも、慣れた。
(といっても洗濯するのはだいたい母君だった、そうだった。)
 私は「めんどくさい」の一言でやらないことが多々あるのだが、
 かわいがっているものに手をかけるのは楽しく、
 さらに愛情を増す理由になる、ということを
 (主に)アイロンがけによって知った。
 あ、あと、靴みがきか。

 今日、自転車に乗ったときふと思った。
「汚れてんなーこのコ」
 黄色いかわいいヤツなのに。くすんでる。
 このコにも手をかけてやらんといかんな。
 三年前このコから落っちゃけて歯を折ったことは、
 このコには何の罪もない。のだ。

13:30 昼寝。
 二つ夢を見たのを覚えてる。

17:10 北九州へ行くため家を出る。

25:10 帰宅。
 
 と、これで終わったらあまりにも尻すぼみすぎるか。

 8時間の小さな旅は、小倉のバードマンハウスというところに
 サニイサイドのライブを見に行ったのです。
 5人で車に乗ったけど私はみんなと初対面。
 緊張しつつも、なんかそういうのがすごく新鮮! ときめいた。
 みんなすごくかわいくてやさしくて話がおもしろい。
 民生の車のアルバムを聞きながら行った。
 もともと好きなアルバムだけど、
 車で聞くとまた、ことさらいいような気がするじゃないの。
  
 初めて行ったバードマンハウス、
 みんな口を揃えて「あそこはいいよ!」というが
 それでも驚いた。すごくステキなところだった!
 あそこは、ライブハウスっていうか、もうただのハウスっていうか、
 なんか、初めてなのに落ち着いてしまいそうな雰囲気。
 絶妙の温度感だった。
 ああ、車が欲しい!と人生でいちばん思ったかも。
 しょっちゅう行きたい。
 
 思わぬ出会いもありました。
 こんなにうれしい驚きをありがとうございます。
 すごい幸せ気分になった!
 
 ライブも良かった。
 まず、サニイサイドときたら、かっこうがよかった。
 かしわいさんなんて、折り紙に一枚だけ入っているような、
 ツルツルキラキラシマシマのスーツで登場。
 たなかまさんの赤いプリーツスカート、すごくかわいかった。
 紺のTシャツとの組み合わせが外国人みたいで。
 南くんはいつものアロハシャツだった。
 演奏もよかった。
 三人が信頼しあってる感じ。
 音の強弱がすごく気持ちいいのね。ゆらゆら、ぐっと、くる。
 旅に出たり遠くから手紙が来たりかもめになったり、
 空や風や花を感じたり、
 サニイサイドの歌って、なんか、旅ごころがいいんだよねー。

 対バンのビッグママ、よくお名前を聞くバンドだけど、
 予想と180度ちがった。
 あんなに哀愁あふれるバンドとは。
 ソウルフルでした。
 今日はドラムがいなかったせいか、曲の後半に走ってるような感じになるのも、
 なんかむしろいい感じだった。
 もうひとつの対バンのdot.は、どんな音楽きいてるの?!
 とすごく訪ねたかった。
 ちょっとくじらを思い出したよ(って全然ちがったらごめんなさい)
 
 帰りは、かしわいさんとたなかまさんと乗って、送ってもらいました。
 楽しい旅でした。どうもありがとう。
 また行くなり!

 分割して書いてたら、こんなに長く。
 
 そっか、今日はダービーだったんだ。
 どの馬が、乗り役が勝ったのだろう? 今からネットチェックだ。

 そして今日はしん氏の誕生日だったんです。
 25歳おめでとう。
 どうも体調が悪い一日だったようですが・・・。
 私も会いたいぞ。





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