moonshine  エミ




2002年04月30日(火)  谷間

 会社で、マウスパッドをもらった。(これまで、パッドなしでマウスを使っていた・・・。)
 お下がりである。
 前社長の使用していたもの、を、私の同期の男の子が譲り受けて、またそれがお下がりとして私へまわってきた。
「○◆☆山荘」と文字が入っている。販促品らしい。
 下関の旅館なのか、円形のパッドにふぐの絵がでーん、と描いてある。
 ふぐの、正面から見た顔。
 けっこうかわいい。
 うちは桜文鳥を飼っているが、彼も、正面から見た顔がかわゆらしいんだよね。
 丸くてぷっくらしていて、小さな目がチョン、チョンとついていて、くちばし。
 どことなく間抜けで、愛しくてたまらなくなる。
 
 朝、うちの部の新入社員の女の子が、更衣室でプレゼントをくれた。
 ハンカチと、カードスタンドだった。
「いつもお世話してくれて・・・」
 といった感謝の印(?)らしい。まあもしかしたら、「ここらで先輩のご機嫌をよろしくしとくに越したことはなかろう・・・」という世慣れた心遣いも混じっているのかもしれないが(そんなことないと思うけど。)、たとえ形式的なものだとしても、贈り物ってやっぱり心を和ませるなあ、と思う私は賄賂に弱い?
 
 昼は仕事にてしくじる。というか、しくじったのは先週の金曜で、今日の昼にそれが判明した。
 思わず、ビジネスの場には相応しくない
「うそ!」
 という言葉が口をついたったら。毛穴が開いてじわっと脂汗が出てくるのが本当にわかった。
 
 夜は、部の人のおみやげの抹茶パイがどうしても一つ余る。
 残業人口も少なくて配る人もいなくて、猛烈におなかが空いていたので、2個目としていただきました。おごちそうさまでした。

 そして、今、会社に忘れ物をしてきたことに気づく。
 でも、あんなもん、忘れるかなあ普通・・・。
 どこかに置き忘れてきたのか? いやでも、どこにも立ち寄ってないし電車にも置いた覚えないし・・・。
 
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2002年04月29日(月)  みどりの日って?

 連休なんて、もちろん大好き。
 
 のんびり起きて、YAHOOメッセンジャーをインストール。
 ボイス機能を使ってしんちゃんと交信してみる。
 お互い同時には喋れない。声も聞き取りにくい。使い勝手はよくないけれど、まあ、タダだから、これから使う機会もあるだろう。

 本屋に行って、吉本ばななの新刊を買うかどうか散々悩む。
 実際、1時間は本屋でウダウダしながら考えていた。
 結局買わずに帰る・・・途中で、待ち構えていた母親と遭遇、スイーツを食べに行く・・・・はずが、私はパスタを食べてしまった。

 北村薫「夜の蝉」を読み返しながら、そのまま昼寝。
 なんというか、初夏の香りがしたね、そのとき。
 ぬるめの風が入る午後の部屋、休みの日にふさわしい清々しい小説、ベッド・・・

 夜は、「HEY!HEY!HEY!」と「空から降る一億の星」を見ながら通信教育のレポートの締め切りが迫っているのでいやいやながらやって(でも半分で挫折)、その後はHP関係の作業などしておりました。

 で、今日は眠くないので、これからもうちょっと起きて何かしようと思ってて、でも明日は休みじゃないんだよね〜ちぇ〜
 
 みどりの日って、昭和天皇の誕生日だよね。
 もう今ではそんなこと、ニュースでも新聞でも一言も言わないね。
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2002年04月28日(日)  いつか神様が

 珍しく午前中からしんちゃんと待ち合わせ。
 タウン誌なんかでよく宣伝されてて、前から気になっていた店で昼ごはん。
 やたらと塩辛かった。あれでいいのだろうか。

 バージンレコードで、新譜をいくつか試聴する。
 カサンドラ・ウィルソンとかいうボーかリスト・・・。インディア・アリーとの共演があり、ザ・バンドの私の大好きな曲「ウェイト」をカバーしているとポップに書いてあるので聞いてみる。
 ・・・ニーナ・シモンばりに、豊かな低音で歌う女性だった。びっくりした。
 シェリル・クロウは、聞いてみると、「あ、買わなくてもいいな」と思ってしまった。
 
 歩き疲れると市役所前広場で休憩するのが私たちのパターンである。
 喫茶店でお茶するのも好きだが、市役所前広場というところは、天神にありながら視界が広くて、小さな子供が結構いるのでとてもよろしい。お金もかからないし、のんびりできます。
 今日はそこらに、右のほうの街宣車が出ている。
「ああいう人たちこそ、真剣ならヒップホップでもやるべきだよね」と、しんちゃんと意見の一致をみる。

 そのあとまた別のCD屋へ。
 ここはまだ新しくて、初めて行った。
 それがもう、アータ、すごいんですよ、品揃えが。
 試聴盤が何百枚という単位であった。それも、新譜だけじゃなくて、
「お店がすすめる’70〜’80ロック10枚」
 とか、そういうコーナーがドサッと! そして椅子まで! 「心ゆくまで聞いてください」とも書いてあるし。
 低い天井、雑然としたレイアウトだけど、ここには驚いたね〜
「こんどから、ここで待ち合わせよう」
 と、しんちゃん、言う。
 私はここで、'71年作品であるところの、「SLY&THE FAMILY STONE」の『暴動』を聞く。なんという先鋭的な作品だろうと思う、いつか買ってやる! しんちゃんは古き時代のサンタナを聞いて「エロかった・・・」と言ってた。カルロス・サンタナのギターは、素晴らしくエロティックです。

 いつもの靴屋へ行く。
 ここがまた、天神のど真ん中にありながら、販売員さんの80%が私の親くらいのおじさん&おばさんという摩訶不思議な店、みんな、ニコニコと愛想がよかったり声のトーンが高かったり、客に媚を売るような感じが全く無いのに、おそろしくすすめ上手。そして、ほかの百貨店と同じブランドの旬の靴も、意味もわからず安い。何より私がここが好きなのは、22センチコーナーの充実ぶり。

 家に帰って録画していた天皇賞を見る。
 良かった、ユタカ、元気になって・・・
 春の天皇賞らしく、3強で決まって、(馬券を買ってなかったので)すっきりしたレースでした。毎年、「もう馬を追うのはやめよう、もう」と思うんだけど、天皇賞あたりから、「やっぱり馬が好き!」てなっちゃうんだよね〜


 自分の気持ちを過不足なく伝えることの難しさよ。
 家族だろうと恋人だろうと長年の友達だろうと、決して100%分かり合えることなんてない、そう認識しつつも努力も続けたい。
 
 
  
 
 
  
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2002年04月27日(土)  没後10年の尾崎

 前日に休みが確定した土曜日なので、おうちにて過ごす。
 家の近くでCDやビデオをレンタルして、小説と雑誌を買う。
 夕方、持久走。
 ジョギング、とかランニング、というより、私の走り方は「持久走」だと思う。あの苦しさを求めて走ってる気がする。

 4月25日。尾崎豊の、10回目の祥月命日だった。
 私は1978年生まれなので、尾崎とはだいぶ年が離れてるんだけど、小学6年のときから尾崎を聞いた。2年後に彼が死ぬまで、一度もその姿を見たことがなかったし、詳しいプロフィールも知らなかった。
 死を知ったとき、かなりショックだった。そのときの私はそういう語彙をもたなかったが、やりきれない、という気持ちがした。
 生きるのに不器用な人だったんだろうな、と思う。
 うまく言葉が出てこない。
 本当はこのことは25日に書こうと思っていたのだが、どうにも書けなかった。今も同じだ。
 アーティストとしての尾崎を、格別天才的だったとも、今は思わない。
 でも、今でも時々、思い出してはアルバムを聞く。そして、昔はそれほど好きではなかった歌が、心にしみたりする。
 鼻歌まじりにつくられた歌だってこの世には溢れているのに、圧倒的に「本気」の感じ、それが痛々しく感じられて、つらいけど好き。今でも。
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2002年04月26日(金)  ガッツポーズ

 決定事項が翻り、仕事にやりなおしの必要が生じる。
「ああ、おれ、人間不信になりそう・・・」
 と、先輩、苦笑い。
 時期的に仕方が無いことだが、チームの人たちを休ませてあげたい。
 私は、無事に3連休、会社に行かずにすむことになった。
 なんだか申し訳ない。でも、やったー!!びば!3連休!と心の中でガッツポーズ。

 残業の後、しんちゃんと箱崎で夜ごはん。
 大学2年のときに一度だけ行ったことがある店に、3〜4年ぶりに入る。こじんまりとしていて、なかなかいいところだった。
 しんちゃんにマッチの正しい使い方を教わる。
 小雪の美しさを二人で絶賛。
 

 これが疲れというものか、起伏の激しい物語から遠ざかりたいような思いがある。
 なので、最近は「大長編傑作!!」というものではなくて、エッセイを寝る前に読んでいる。
 今は宮城谷昌光『歴史の活力』
 どう考えても管理職くらいのおじさんたちを対象にした本だなあ、と思いつつ、興味深く読む。
 
 
 
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2002年04月25日(木)  朧月夜(10,000)

 肌寒い夜、ぼんやりと薄い月。
「朧月夜」とはこのことか。

 光源氏と朧月夜の君が出会ったのも、こういう夜だったのでしょうかね。「照りもせず 曇りも果てぬ 春の夜の 朧月夜に似るものぞなし」
 という歌を詠んでいましたね。
 ・・・そう、“やっぱりか”と思われるかもしれませんが、私は源氏物語フリークです。円地文子訳のを小学3年生のときに読み、瀬戸内寂聴の「女人源氏物語」を小学5年生で読んだ・・・。これをマセガキと言わずになんという?! さすがに、人生のなんたるか、とかを深く考えはしなかったけれども。

 いいかげん疲れがたまってるのか、仕事も思うようにはかどらない今日この頃。でも、まだまだ頑張りたい。

 そうそう!! 忘れそうなのでここに書きとめておこう。
 レッチリの日本公演が決定、なんと福岡ドームにも来るらしい!!
 狂喜乱舞。ぜっっっっったいに行きたい。


 それから、拙作HP「薔薇とダイナマイト」のカウンターが10000を突破しました。
 これもひとえにみなさまのおかげです。
 熱く、厚く、衷心より御礼申し上げ奉りまする。
「マイエンピツ」登録の方も、たまにはHPに遊びに来てくださいな。今のトップページの言葉は、与謝野晶子です。
 掲示板に何か書き残してくれると、ますます喜びます。
 
 今後も細々とやっていきますんで(^-^; よろしくたのんます。 
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2002年04月24日(水)  君は誰と幸せなあくびをしますか。

 槙原敬之が「どんなときも」でデビューしたのは私が中学生の頃だったろうか? 大ヒットになったその曲が収録された
『君は誰と幸せなあくびをしますか?』
 というアルバム、カセットテープに落として、本当によくきいた。
 よく聞いた・・・のだが、そのテープは私の部屋にMDが登場して以来、歳月にまぎれてどこかにいってしまった。
 
 その頃は特になんとも思っていなかったけれど、このアルバム名、問いかけているんだね。
 
 幸せなあくび。
 はー、今日も疲れた。という夜、
 それとか、
 あー、まだ寝たりないなあ、昼寝でも・・・という休日、
 どちらにせよ、
「幸せなあくび」っていうのは、満ち足りた気持ちだよね。
 それに、大人というものは、公の場で大口を開けてあくびをするもんじゃあ、ありません。
 
 ふがーーー、と思い切り口をあけて、不細工な顔になったのを見せ合っても平気な相手。それはやっぱり。恋人を示唆してるんだろうね、この場合。
 そしてお互い涙目になって笑いあったりした後、恋人たちは寄り添って眠るんでしょう。
 平凡で、だからこそ幸せなそういう光景が目に浮かぶような、やさしいアルバムだったような記憶があります。
 このアルバムの中の「僕の彼女はウエイトレス」という歌がとても好きで、今でも時々、カラオケで歌ったりします。

 あなたは誰と、幸せなあくびをしますか?
 
 

 

  
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2002年04月23日(火)  *交換日記*

 大学時代のアルバイトの友達とメーリングリストをしている。
 7人なんだけど、外国にいる子が二人、東京にいる子が一人、福岡で社会人になった子が3人、現在はアルバイトで夏から外国にいく子が一人・・・要するに、今は全員がそろうことはない。

 だからこそ、メーリングリストなわけで、本当に重宝している。
 かつて毎日のように一緒にいた友達。
 もちろんバイト仲間なわけで、みんなとてもバイト熱心な子だから、遊ぶばっかりじゃなくて苦楽をともにしてた。(うう、大げさ。)
 パソコンを開くと届いている、みんなに宛てたメール。今は自分とは違う生活を送っている子の近況。
 ドイツにいる子が、
「ねえ、これって、進化した"交換日記"みたいだね。
 福岡と東京とドイツとニュージーランドをつなぐ・・・!」
 と書いていた。
 
 おちおち遊ぶこともできない忙しい日々だからこそ、友達の声が嬉しい。
 家に帰ると疲れて寝るだけのような生活で、 
 たまに落ち込んだりムッとしたりしながらも、
 私も毎日、一生懸命にがんばってるよ。
 
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2002年04月22日(月)  神の国?

 首相が靖国を参拝したという。
 細々とやってるとはいえ、何十人かは読んでくれるひとがいると推定されるこの日記なので、あまり激烈な政治的主張は控えたいが(^-^;
(コッソリと)わたしは靖国参拝賛成論者デス
 が、時運という言葉がある。
 いま終戦の日に参拝しても確かに叩かれるだけなので、それじゃあ意味がないとも思っています。
 いちばんの問題は
「靖国ってなに〜?」
 と思っている若者が大半だってこと、そして
「参拝によって傷つく人がいるんだから、やめるべきですよ」
 なんていう論理。
 ニュースで見た鳩山さんは
「この時期の参拝は最悪ですね、参拝賛成の人にも、反対の人にも」
 と言ってましたね。
 鳩山さんて、もし首相になったら参拝する人なのかな? しない人なのかな? そこんとこ、聞いたこと無いんだけど、私。

 ま、こういうこと書き始めると長くなるしあんまりいいことないと思うんでやめよう。

 えー、そんなこんなで、会社でおじさまたちが「俺と昭和史」を延々とトーキングしていた。
 満州からひきあげてきた人、進駐軍のジープを走って追いかけていたという人、「うちの親父は満州の馬賊になろうと思ってたらしい」なんて話もしてたね。
 そして、若い(とはいえ、30代半ば〜後半くらいなんだけど)人に向かって
「おい、おまえ、君が代の歌詞知っとうとな? わだつみの声とか、知らんめえが? 知覧特攻隊やら・・・」
 と問い詰めていた。
「でも、やっぱり神国ジャパンだよな!!」
 なんて結論づけるおじさまたち。私に異論はありません。
 まだまだデリケートな昭和史、もっと勉強したいと思っています。

 さて、今日の昼休みに偶然、司馬遼太郎の「新撰組血風録」が原作で、
 松田優作の長男が出演した『ご法度』の話が出たのだが、
 家に帰ると、再来年の大河ドラマが発表になっていた。
 三谷幸喜脚本の、「新撰組」だって。
 どう考えても後半暗く悲しくならざるを得ない新撰組モノ、三谷氏がどういう本を書くか、見ものだ。

  
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2002年04月21日(日)  週に一度の・・・☆彡

さて、ようやく日付に追いついて、今日の日記です。

週に一度の恋人、という歌がドリカムにあるが、
今日は週に一度の休日。ゆっくり朝寝坊。ちなみに、恋人とはこの一週間、会わずじまい。

ぼよんとネットをしたり、メールを書いたり。よりちゃんとかなちゃんにハガキ。部屋の掃除。ブックオフに売りに出す本を、ペリカン便に頼んで引き取ってもらう。着払いですからね、便利ったら。

その後、ありさと待ち合わせてカラオケと食事。
カラオケで、「恋とマシンガン」を歌ってみた。ちゃんと歌えて、自分でもびっくり。覚えているもんですねぇ。
ありさが、「なんかこの歌、最初と最後だけ知ってる・・・」と言うので
「マーチのCMだよ」というと、「あああ、それで!!」と納得してくれる。

ありさは、私より1学年下なので、今春、会社に入った。
話を聞いていると、会社や仕事に対する感じ方とか、ちょうど1年くらい前に自分が考えていたことを思い出した。
わたしは会社に入る前、
「仕事はまったく面白くなく、
 同期にも気の合う人がおらず、
 上司や先輩は怖くて冷たくて、
 半年くらいで本気で辞職を考える」
という、できうる限り最悪な想像をしていたので、
実際に入社してすぐは、
「なんか、ぜんぜん、悪くないやん!」
という喜びを感じていた。

今はやっぱりその頃とは考えもだいぶ変わったけどね。
これからもどんどん、変わるだろう。

でも、こういう時、アドバイスを求められてもないのに、したり顔で
「そんなにいいことばかりじゃないよ、会社は・・・。いいことばかり見てると、成長だってできないし」
なーんて言うのは、私としては何だかいやだ。
よっぽどのお馬鹿さんじゃないかぎり、そんなことって、おいおい感じていくことだろうからさ。

それにしても、ありさはマイカーを持っているので、うちの近くまで迎えに来てくれて帰りも送ってくれて、すごーく楽チンだ。
「彼氏がこうだったら、嬉しいやろうな・・・」と思ってしまったりして。

明日、給料日なので、今月の自分の財政の締めをする。
親や友達には「こーの、ぐうたらめ!」と叱られることもしばしばの私だが、こういうことは、意外ときっちりやります。
先月より、5000円ほど少ない出費ですみました。
が、今月は(必要があって)スーツを買って、支払いの一部をカードにしたので、ま、トントンかな。


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2002年04月20日(土)  そしてまた会社へ

土曜日の日記です。
いちんち遅れてばっかりだなあ。でも、記録を残す。

前日それほど深酒をしたわけでもないが、起きると何だか体が重い。
あの、私、飲んだ夜って、両腕を頭の下に敷いて寝て、起きたら腕が痺れてるってことがよくあるんだけど、これって何なんでしょうね。

9時15分に会社着。
やや遅れて、チームの人々が出社してくる。
向こうもこっちの「私服で仕事」には妙な違和感を感じているのかもしれないが、(←普段は制服なので)
こっちも彼らの「私服で仕事」はなんか妙だ。ひげがあったりして。
11時ごろ、部長も来る。

ひと段落して、遅い昼食を“リンガーハット”で摂る。
こうゆうとき、私ってヤツは「女ひとりで外食」をものともしないので、便利だ。ひとりでのんびり、外で食事するの、実はけっこう好きだったりする。一人暮らしのときも、けっこうしてました。

6時に力尽きて、退社することにする。
夜はしんちゃんと遊ぼうかとも思っていたが、本当に本当にきつくて、雨も降ってたし、もう限界、と思ってまっすぐ帰る。
・・・というのは半分ウソで、駅から遠回りして、家の近くの本屋さんに1時間ほど寄って、帰りました。
なんとなく、
「ココロに潤いがほしい・・・」
と思って、のんびり見られてじんわりくる、ビデオでも借りようかと思ったのだが、
やっぱり本のほうが面白そう・・・と、2冊買う。

単純明快な事件解決モノで、ヒーローもので、主人公はものすごい剣の達人で、もちろん影を背負った超絶美形で、おまけに巨根(・・・(;´ー`)┌)なのでした。女とみれば次々に犯し、女のほうも彼に夢中になってしまうという、時代錯誤で封建的ながらも、まあすっきりとね・・・・。
でも、そういう簡単な本が読みたかったので、満足しました。

「炎四郎外道剣 連作時代小説 血涙篇」鳴海丈
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2002年04月19日(金)  キツ金

 金曜日の日記です

 給料日まで、週末があと2回あると思っていたら、
 来週明けが給料日だと気づく。
 早い・・・怒涛のように過ぎていく日々。
 決算承認まであと1週間 それが終われば、少しは落ち着くであろうか。
 上がれ! 数字!

 何だかぐちゃぐちゃのまま、仕事を6時半で切り上げる。
 この日は部の歓迎会。私は幹事。
 飲み会すら「こなす」という感覚で臨んだが、けっこう面白かった。
 面白くないこともいくつかあったが、まあこんなもんでしょう。
 普段おだやかで「世の中、こんなにも人当たりが良くて優秀でおもしろい人がいるもんだ・・・」と思っていた人が、焼酎を生で一気飲みしていた。
 さすがにそのあと乱れたらしい。見たかったような、見たくなかったような。

 一次会の後、男の人たちは次の場所へ
「大きい玉? 小さい玉?」
 と話していたが、まずは大きい玉のほうに行ったらしい。
 ボーリングだ。
 翌日、部長から聞いたところによると、
“男5人で、かけボーリング、5ゲーム”とのこと。鬼のような所業
だ。つくづく、うっかり行かなくてよかった。
 そのあと更に、小さい玉(ビリヤードです、念のため)に行った人もいるようだが・・・
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2002年04月18日(木)  四月の風 愛の日々

 きのうから、MDウォークマンの中身をエレファントカシマシのアルバム、『ココロに花を』にしている。
 けっこうよく聴き返すアルバム。
 私がこのアルバムを買ったのが春だったし、「四月の風」という曲が大好きなので、とりわけ春には聴きたくなる。

 音楽のアルバムでも、本でも、
 自分がそれを手に入れた季節やよく用いていた季節が記憶に残っていて、
「この本は、春の本。このアルバムは、冬の・・・」
 っていうイメージってあったりしますよね。

 さて、春のアルバム「ココロに花を」だが、私はこれを、世間一般での評価以上に、深く強く愛している。
 1曲1曲、思い入れがある。
 エレカシって、やかましくてもシンプルなつくりだし、これといって目新しいサウンドはないんだけど、クラッシャーな曲でもどこか哀感ただようところが好きやね。
 
 この季節はやっぱり、「四月の風」がいいね。

「♪あー 明日もがんばろう
  愛する人にささげよう
  あー 風が吹いた 四月の 四月の風」

 とっても簡単な言葉に感動させられる。
 私は配偶者も養う子供もいないので、
 愛する人に“明日をささげる”っていう感覚はないけれど、
 このフレーズを聴くと、
「愛する人は、明日もいるんだなあ。うん、がんばろう」
 てな気持ちになる。
 それは、家族であり、友達であり、相方であり。
 自分の人生に、大事な人がいるんだなーって思うのです。

 そして次の曲「愛の日々」

「♪たそがれ 空を行きかう鳥たちのように 
  涙さえも まるで輝くような
  二人だけの 愛の日々を」

 涙さえも輝く愛の日々。
 宮本さんの、何ともヘタウマな、頼りない裏声がたまりません。

 さー今日も良く働いた。
 明日もがんばろう。その前に今日も、ベッドで井上ひさしを。
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2002年04月17日(水)  ぼよよん

 4月も半分過ぎました。
 ぎづいでず。
 頭がボーっとしてきます。
 なので今日は、早めに切り上げました。
 20時ぴったりの退社でした。

 本を読んで寝ます。
 昨日から、井上ひさし『日本語は七通りの虹の色』を読み返しています。文章うまいです。あたりまえですが。さすがです。
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2002年04月16日(火)  妊娠

 けっこう警戒していたのに、今日は行きも帰りも雨に遭わなかった。よかった。
 
 
 部署の男の人(30代半ば)が、勤務時間中、課長とのちょっとした雑談の中で

課長「おまえ、教員免許持ってるんだってなあ。
   いやだろうなあ、おまえが担任だったら」
彼 「そら、いやですよ。
   まず、女子は全員、妊娠しますね」

と平然と、しかも間髪入れずに言ってた。(一応、うら若き女の子である私の目の前で)
すっごくおかしかった。彼のそういうとこが好きだ。
「気に入った子」とかじゃなくて、“全員!”ってとこが、潔くてかわいいじゃありませんか。 
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2002年04月15日(月)  強い風、大雨の予報

 何だかもやもやする月曜日。マイペースで行こう。

 それほど期待をしているわけでもないが、一応押さえとくかって感じで、月9「空から降る一億の星」を見る。家に帰ってテレビをつけたら、始まって15分ほどだった。
 感想・・・「第一回だけに、金かけてんなあ」。
 船上パーティー、オーケストラ、花火。
“緻密なストーリー、サスペンスタッチ、新タイプのドラマ”だそうで、今日は伏線を張りまくって終わった、という感がある。次からも見よう!と夢中になるほどじゃあなかったなぁ。これから面白くなるのか? とにかく、偶然のわけないでしょ。


 自分でする評価と他人から下される評価、そのせめぎあいに悩むのって、ばかげたことなのかもしれない、とも思う。 
 ある程度のバランス感覚は、社会の中で生きていくんだから必要だけれど、結局は自分の信じるものに忠実でないと、迷い続けるばかりだ。 
 
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2002年04月14日(日)  NO REASON

 1週間の疲れが出たのか、目覚ましをかけずに寝て、はっと気づいたら11時半だった。お昼間近。

 簡単な朝昼兼用の食事をとって、
 部屋の片づけをする。
 3時からはテレビで、皐月賞を見る。
 桜花賞、皐月賞。この時期になると、うーん、春だなあってしみじみ実感するなあ。
 まだユタカがお休みなので、幸四郎の乗るローマンエンパイアにでも注目すっかな、と思いながら画面に注目する。
 と、5万馬券!Σ(◎o◎;)
 この日まで名前すら知らなかった馬、「ノーリーズン」の勝利。
 2着は「タイガーカフェ」だったので、これまた阪神の快進撃と関連付けて語られるっちゃろうね。
 1着、2着ともに、外国人騎手。ユタカァァァ、早く帰ってきて!!
 こんなに荒れる皐月賞、初めて見たよ。

 若駒にならって(^ー^; 私も走りに出る。
 今日の福岡はあたたかくて、けっこうきつかった。
 これからは、走り屋(?)には辛い季節だなあ。日焼けも気になるし。

 カードの解約などの事務手続き、
 友達への葉書書きを数枚、
 たまっていたメールへのお返事を数通、
 など、ちょこちょこと、でも忙しく過ごす。
 
 20時から「利家とまつ」
 竹野内豊演じる、佐脇良之、戦死。
 ものすごーく、おいしくてかっこいい役だった。
 死に様の凄まじさと美しさよ。
 
 さあ、まだこれからやるべきことが幾つかある。
 
 ↓土曜日の日記も、今日書きました。この下に。
 
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2002年04月13日(土)  愛は胃袋から

8時に起きて、会社へ。
土曜日の会社は静かだ。
同じチームの人と、隣の部署の人が数人、出勤してきている。
デスクのマイパソコンを起動すると、なんか変な画面になったので、
やはり休日出勤してきている上の階のシステムチームの人に、見てもらう。
「コイツも疲れてるんよ・・・」
と、なかなか応答しないパソコンをさすりながら、彼が言う。

時々雑談をかわしながらも、各自、黙々と仕事に励む。
私は、
「頭は使わないけど時間がかかる資料作り」と、
「この半年、毎月、少ない頭を絞って絞って作り上げた、
 汗と涙の結晶の資料の仕上げ&修正」と、
「外部に渡す膨大な数の資料の整理」
に追われる。

18時半にしんちゃんと天神にて待ち合わせ。 
お気に入りの居酒屋「N(仮名)」に行くも、既に満席。
がっくりしながら、第二希望の赤坂の居酒屋まで、歩く。
が、そこも満席。
「今度、使ってください・・・」
と、手渡されたサービス券を2店分、がっくりと握り締めて西通りへ戻り、
以前ふたりで熱燗を7〜8合(生ビール2杯のあと)飲んだ店にやっと落ち着く。

しんちゃんと私、付き合い始めて(途中のチョロリとしたブランクも含めて)現在、4年半。
本当によく飲んだ。・・・って、過去形にするのも変だけど。
お金があるときも、ないときも、とにかくしょっちゅう食事には行く。もちろん、ほとんどの場合、飲む。

そして、長い。3〜4時間、店に居座るなんて、ザラだ。(←店を変えて飲みなおす、というほどの贅沢はできない私たち。)
よくもまあ、飽きもせずに。と、時々おもう。
飲み食いしながら、私たちは喋り続ける。
たわいもなく。時には熱っぽく。

好きな人と一緒に、人間の基本的な欲をみたす。
食欲。睡眠欲。性欲。
それが楽しいから、ますます、仲良くなる。

「たまには、もっと遠くまで行きたいなあ。お金があればなあ」
なんて思うこともあるんだけど、
二人は、二人にとって何が楽しいのかを、今のところちゃんと知っている。
一緒に食べるご飯がおいしい、お酒が楽しいって、
まあ、いい状態なんでしょうな。

愛は胃袋から。
今日のタイトルは、むぎさんからいただきました。
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2002年04月12日(金)  席替え

 今日から、わが部署に新入社員の方が入ってきた。
 うーん、フレッシュ。
 
 そのために、新しい机を入れる必要があったので、
 部署内で大!席替えを昨日、敢行。

 しかし、部長の鶴の一声で、また今日も、席替え。
 机上に一つずつパソコンがあって、電話もあるので、
 席替えも結構大変だ。
 普段は机の下で這い回っているコード類を目の当たりにして、
 改めて驚き。
 ・・・・地獄のような配線だった。
 なんとなく、「いつか、感電死するんじゃないか・・・」という恐怖にとらわれる。

 机をわっせ、わっせと運んだりする男の人たちを見るのは、なんだかちょっと楽しい。
 オフィス内ではデスクワークなので、新鮮だ。
 同じ部署とはいえ、部署内でも3つのチームに分かれているし、基本的に普段はそれぞれの仕事を各自するので、
 こういう「みんなで一つのことを一斉にする」となると、連帯感が感じられっていうかね。
 やっぱり男の人って頼もしいよね〜。

 明日は土曜日、仕事に行くけれどいつもよりちょっと遅めの出勤でいい。それだけでもかなり幸せに感じる・・・・。
 今日も、7時15分に仕事を切り上げたのだが「ああ、今日は早く終わったな。」と思った。ちょっとワーカーホリック気味?
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2002年04月11日(木)  レイジ

 会社の中で、久々に強い怒りを感じる。
 及び腰なくせに、取り繕うことにばかり熱心なひと。
 自分の無神経さを棚に上げて人を責めるひと。
 それらに対するわが部署の人々、さすがに人物ぞろいだなーと思った。

 私は複眼的に生きよう。と、いつも思っていることだが改めて強く強く誓う。

 こんな日は坂口安吾の『堕落論』を読みながら寝よう。 
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2002年04月10日(水)  to the sky

 ともすれば、しょんぼり沈んでいきそうな心。
 気分転換に、MDウォークマンの中身を替えてみる。
 ジャクソン5をセットだ。

 ピチカートの小西さんらが参加したカバーアルバムが出た頃からかな、
 街でマイケル少年の歌声を聴く機会が本当に増えた。
 この間ブラックジーンズを買ったのだが、
 そのお店も、一度も入ったことも無いところだったけど、
 歩いてたらジャクソン5が聞こえてきたのでふらふら入ってしまったのだ。

 その店で私は、まずじっくりとジーンズを目で選び、
 さらに、優しい店員さんに付き合ってもらいながら、とっかえひっかえ5本は試着して、やっと決めて、しかも補正までしてもらった。
 その間、ずうっと流れ続けるマイケル君の歌。
 全部、知ってるし自分で音源もってる曲ばかりだったけどさ、何だかとっても幸せだった。

 マイケル・ジャクソンが嫌いっていう人は、特に日本人には結構いると思うんだけど、
(いろんな疑惑とかばっかりがクローズアップされてるしね、生理的にあの整形顔を受け付けない!て人もいるよね。カナシイ)
 Jackson5の歌がイヤ、っていう人はほっとんどいないんじゃないかな。

 あの、きらきらしい、みずみずしい感じ、
 天に向かってるみたいな伸びやかさ。
 天性のリズム感、
 譜面を超越した表現力。
 いろんな歌い手がいて数え切れない歌がこの世にはあるけど、
 今になってこんなにもジャクソン5が見直されてるのは、やっぱりあの頃のマイケルくんの歌
(もちろん、歌唱だけでなく、楽曲自体やサウンドも含めて)
 に匹敵する純粋さ、っていうのが、そんじょそこらには、なかなか無いからだと思うんだ。
 
 なんか、「音楽日記」みたいになってきてるなあ。
 ジャンル、移動しようかね?

 ああ、本も読みたいのです。
「この作家の本、読んだこと無いけど是非!読みたい!!」
 ていうのも、たまってるんです。 
 でも、あああ、やっぱり圧倒的に時間がありません。
 それでも、パソコンの画面だけじゃなくて、紙に印刷された活字を読まないと何か落ち着かないので、毎晩、既に持っている大好きなエッセイやなんか、軽めのやつを、ちょっとずつ読み返してから寝ています。
 今は、『途方もない放課後』です。
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2002年04月09日(火)  『月光』 恋うる心 その悲しさと美しさ

 みなさんも、お風呂の中で歌を歌いますか?

 そう、私は、自他共に認める『ハード・バスルーム・シンガー』です。
 次から次に、思いつくままに歌い続けます。ふと我に返ると、かなり熱唱しているときもあります。
 
 今日は本当に久々の歌を思い出しました。
 もう、10年ほど前に発表されたものです。
 私はこの歌が本当に好きで、でも、こんなにも好きになったのは、6,7年前からだと思います。この歌がピカピカに新しかった頃より、私自身が、すこうし大人になってからのことです。

 なんたって、歌詞がいいのです。
 もちろん、曲も良い。歌っている人も大好きです。
 でも、あの静かな、派手さや涙腺を狙ったところのない抑えた曲に、この詞が乗っていなかったら、私はこんなにも好きにはならなかったでしょう。

 2番から、終わりまでの歌詞を書きます。
 この日記では時々、著作権を無視した引用が見られますが、許してください(←誰に言ってるのだ?)。

『何かを期待することで 時にすれ違うけれど
 無心に与え合い続けることは 
 夢の道端に咲く花のようだ
 誰にできることなのだろう

 ひとつの思いだけを貫こうとすればするほど
 愛とは程遠い力に 激しく揺さぶられる

 
 波のうねりのような 正直なわがままを
 もっとぶつけてくれ  
 ごまかしはしない あなたを抱きしめよう

 
 とぎれた薄い雲が 目の前をまた横切れば
 密かにも大きな決心が 今夜もぼやけてゆく
 
 闇の中から柔らかに月は照らし続ける
 少しずつずれながらも 手探りで寄り添い歩く心を』

 
 私がこの詞に感動せずにはいられないのは、決して長くはない1曲の中で、人が恋する心、その暗さ、悲しさをきちんと描ききっているところです。
 
 無償の愛の尊さに憧れながらも、「誰にできることなのだろう」とその難さを嘆く。
 激しく思う心にも酔いきれず、「愛とは程遠い力」、己のエゴに気づいてしまっている。
 それでも、「わがままをもっとぶつけてくれ」と、相手のエゴを受け止めようとしている。
 
 夜の空には薄い雲。
 強くは無いけれども光を投げかけ続ける月。
 そして、闇の中、決して重なりはしないけれども、「手探りで寄り添い歩く心」。
 
 恋すること、その悲しさ。だからこそこんなに美しいのでしょう。
「歩く心“を”」
 という助詞で終わっているところが、なんとも切ない、完結しない余韻を残します。

 『月光』
 といえば、今は鬼束ちひろだったり、
 偉大なるベートーベンだったりするのでしょうが、
 私にとって「月光」といえば、この歌。
 みなさん、ご存知ですか?

 シングルカットもされていないし、コンサートで歌われるようなメジャーな曲でもなく、「これ、大好き!」ていう声はほとんど聞いたことがないのですが、
 ゆうに200曲くらいはあると思われる彼の詞の中でも、これは本当に完成度が高く、普遍の感情を叙情的にうたった傑作だと思っています。
 私の心の中での、永遠のマスターピース。
 
 月の光のない夜ですが。
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2002年04月08日(月)  けぶり夜

 土曜、日曜と日記をお休みしました。
 
 仕事をしたり舞台を見たり、お酒を飲んだりしていたのですが、
 その間にも命が。
 私がこうして生かされている間にも、ある命が終わりを迎えたり。

 今朝、部署の方のお母さんが亡くなりました。
 
 会社に入ると、毎月のようにその身内の方が亡くなったりするのですが、
 今日はさすがに、心が乱れました。
 油断すると涙が止まらなくなってしまいそうな。

 そういう自分を、偽善者?と思いながらも、やっぱりこらえきれない、星のない夜。
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2002年04月05日(金)  この疲れ

 今週はよく働いたね〜
 毎日12時間以上会社に滞在。滞留。幽閉。(#~ー~)

 明日も朝からゴシュッキーン。
 でも、午後はうちのママりんと、劇団四季の「ライオンキング」を見に行きます。2回目だけどとっても楽しみ。

 
  こころよき疲れなるかな  
  息もつかず
  仕事をしたるのちのこの疲れ

                啄木

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2002年04月04日(木)  寝坊列車

 寝坊する。
 とても大きな福袋のようなものを買って、中をあけたら
「うわー、すっごく私好みのお菓子がたっくさん入ってる。
 ああ、でも、どう考えても使わないものも
 同じくらいたくさん入ってるなあ・・・」
 というような夢を見ていて、
「あれ? 何だかよく寝たような・・・」
 と思って目が覚めると7時15分だった。
 7時40分過ぎに家を出て、何とかいつもどおり、8時過ぎに会社着。

 朝の電車の中で、
「ああ、今日も忙しいなあ。
 あれをやってこれをやって・・・」
 と考えていると、
MDウォークマンのスライが、
『♪ケ セラ セラ(←綴りがわからん。) Whatever will be〜』
 と歌っていた。

 
 
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2002年04月03日(水)  ウゥラカ

 私がとっても好きでここ数年繰り返し聴く音楽のひとつに、
「Sly & The Family Stone」という人たちのものがあります。

 1960年代後半の、ファンクグループです。
 ファンクっていうのは何でしょうね、
 リズムやグルーヴを大事にしてて、サイケ色もあって、ボーカルはちょっとゴスペルチックでもあり、吹く楽器も入ってたりして・・・みたいな。
 楽しい音楽です。

「音楽」っていうくらいだから、本当は楽しいのがあたりまえなんだけど、
 彼らの音楽を聴くといつも

「音楽は楽しむもの。
 ただ、音に合わせて、みんな自由に踊ったり叫んだりして、
 気持ちよくなれれば、それでいい」

 ということを強く感じます。
 英語力に乏しい私でも、何となく意味がつかめるような歌詞のシンプルさも、いいですね。

 疲れていても、
 しょんぼりしてても、
 もちろん、お酒を飲んでハイになったあとにも、
 心がぱっと明るくなっていくような、彼らの音楽にはそういう力がある。
 MDウォークマンを耳に、気がついたら、「ウゥラカラカラカ・・・」と一緒に口ずさむ帰り道。
 
 自由に。

 

 
 
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2002年04月02日(火)  走る春を迎えています。

 4月は忙しい。
 各部署から続々と集まってくる資料の整理。
 年度末の大量の伝票処理。
 監査対応(←これが、いちばん厄介)

 やっと席に落ち着いて、本来の仕事に専念できるのは、就業時間後。なんてこったい。
 本来の仕事・・・・その締め切りも、毎日のようにやってくる。それも、複数だったりして。もうもうもう。

 ダイエーホークス、開幕4連勝。
 野球の季節ってやっぱりいいよね〜
 家に帰ると、テレビがついていてナイターやってる。春だなあ、て感じ。
 9回表だったけど。
 
 
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2002年04月01日(月)  季節はめぐる

 今日から新入社員廃業。
 
 わが部署にもフレッシュマンが入ってきて、2年目の私にマンツーマン指導者の辞令が。
 今日は、新入社員の方々とOJTリーダーの懇親会だった。

 月曜日から、懐を痛めないお酒を飲み、ご機嫌。
 ううう・・・明日はまだ火曜日?! 愕然。

 ほんとうにお酒が好きなんだなあ。
 
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