衛澤のどーでもよさげ。
2009年06月30日(火) まめくらふ。

気圧が低い上に湿度が高いために倦怠感に押し潰されて起き上がれない日が続いている衛澤です。
ぐったりして身体を起こせないかと思えば巧く眠れなくて夜中に目が覚めてまた早朝に眠くなったり。トレーニングを休まざるを得なくなった途端に不調ですよ判りやすいですね。

豆類が好きです。
大豆も小豆も空豆もひよこ豆もよく食べます。自分で煮たりゆでたりはしませんが、煮たりゆでたりしたものが安く売られているので、それを食べます。一パック開けるとなくなるまで食べてしまいます。やめどきが判らないのです。意地になるし。
この半月ほどは毎日枝豆を食べています。ゆでたものを更に冷凍したものが五〇〇グラム二〇〇円弱で販売されているので、それをまとめ買いして自宅の冷凍庫に備蓄しています。この五〇〇グラム一ト袋を、一回で食べてしまうのです。

五〇〇グラムと言っても、鞘に入ったものが五〇〇グラムですから、実際に腹に入るのはもっと少ない量です。それでも一ト袋食べると腹一杯になるので、一食枝豆のみで済ませたり。
酒が飲める人ならビールなどを供にしたりするのでしょうが、私は酒が一切駄目です。しかしアルコール飲料を代替してくれるものがあります。炭酸飲料です。飲むと、少々の気分昂揚もあり、また酒肴との相性もよろしいので、「一杯やる」ときは専ら炭酸飲料です。ペプシNEXが好きです。いまはこれより季節限定のペプしそがお気に入りです。

ペプしそ+枝豆がやめられません。旨すぎる。

沢山枝豆を食べると、お通じも割りとよろしいのですが、食べた翌日に身体から出るものが何となく緑色っぽいです。キーマカレーみたいな。
……御免なさいオトナげない発言でしたカレー好きのみなさん御免なさいキーマカレー御免なさい。キーマカレーは基本的には緑じゃないのにね。

この三箇月ほど豆とか蕎麦とかもやしとかゆでるか蒸すかした肉を少々とか、割りとあっさりさっぱりしたものばかり食べていたせいか(択んで食べていた訳ではなく手間のかからないものを食べていたらこういう品揃えになった)、久々に行ったコンビニエンスストアでものめずらしさで購入したタルタル豚南蛮弁当というものを食べたら、食べている間は旨くて御機嫌だったのですが、食後一時間経った辺りからその後六、七時間ずっとひどい胸焼けでげぼげぼ言う破目に陥りました。一〇代や二〇代の頃と同じつもりで食べるものを選択してはいかんのだなと思いました。

この弁当は昼食に食べたのですが、陽が落ちる頃までずっと胸焼けでげぼげぼでした。でも夕食として枝豆を食べたら治りました。大豆は胃にいいらしいです。
あ、まめ智識ー。枝豆は大豆やねんでー(ツッコミお待ちしております)。

さて、今夜は巧く眠れるでしょうか。
ゆったりもったり夜の歌で落ち着いてから寝ることにしましょう。今日の歌は「満つる夜半の歌」。大陸風です。お寝み前にぴったりの、穏やかな曲です。何しろつくった人が編曲中に眠くなってしまったほどの催眠作用(笑)。



この夜の歌には、対になる昼の歌があります。夜と昼の二曲を同時再生すると驚愕の調和を体験できます。

2009年06月26日(金) どんつく。

幼少時には「高級菓子」とか「金持ちのおやつ」とか言われていたブルボン「ルマンド」を一人で一ト袋食べるという贅沢をしてしまった衛澤です。オトナになるって案外つまらないね。

一ト昔前、コンピュータゲーム雑誌の取材に答えて堀井雄二氏が、当時制作中だった「ドラゴンクエスト4」のシナリオ容量について、だいたいこんな風なことを仰っていました。
「シナリオがどれくらいになるか、(データの)容量では言えませんが、厚さでなら言えます。だいたい二〇センチくらいです」
現在はどのような制作スタイルをお取りなのかは存じ上げませんが、当時の堀井氏はゲームのシナリオやマップをコンピュータシステム上で拵えるのではなく、A4判の方眼紙に手書きしてらっしゃったのです。だから、その紙を束ねた「厚さ」でシナリオ量を表したという訳です。

それと似た感じで、私も自分が現在制作中の御話がどれくらいの長さか、センチメートルで表せるのではないかと考えました。
と言いますのも、私は御話のコンテを書くときにはA4判のコピー用紙を縦長に使って書きはじめ、一枚に収まらなければ末端に新しい紙を貼ってどんどん継ぎ足して書いていくので、長ーいコンテができるからです。これは、一枚単位で書いて頁を繰るのでは頁を繰った瞬間に自分の頭の中がリセットされてしまって御話の流れが判りづらくなるので、このような方法を取っています。一ト連なりに御話が把握できるように、紙も一ト連なりにしている訳です。
だいたい、どんなに短い御話でもコンテは一枚や二枚の紙では収まりませんから、何枚かは継ぎ足すことになり、結果、連判状のように長いコンテができ上がります。

で、現在進行度五〇パーセント程度のコンテを自宅で広げてみました。



手前から六畳、六畳、四畳の部屋です。私は屋外に出て部屋の外から写真を撮りました。普段は蛇腹に折りたたんでA4判の大きさで持ち歩いているものですから、書いている私自身、現在コンテがどの程度の長さなのか把握していませんでした。
長さを巻き尺で大雑把に計測してみましたところ、約九一五センチメートルありました。一〇メートル足らずです。こんなに長いとは予想外であります。もと通り蛇腹に折りたたむのが大変手間でした。でもまだ御話の半分程度しか書いていません。この時点で予定していた中編(四〇〇字詰原稿用紙一〇〇枚程度)では収まらないことが確定してしまいました。私という奴はとことん長編型のようです。

発売開始日から遅れること三日、ようやく入手しました「ペプしそ」。



これね……当たり前においしいんですよ。青しその香りがさわやかで、飲み口は普通のペプシと似た感じで。ファミリーレストランのドリンクバーにこれが入っていたら、普通のペプシより私はペプしそを択ぶかもしれません。
それくらい「飲める」ものだったので、がっかりしました。駄目だよサントリーさん普通のものなんかつくっちゃ。どんなひどいめに遭わされるかどきどきしていたのに。がっかりだ。

今週に入ってからどうも調子が奮わず、実はコンテ作業は上記の段階から進んでいません。有り体に言えば行き詰まっている状態です。
そんな折りに、私の好きな作家さんが制作に必要なものとして以下の三ツを挙げておられるのを思い出しました。
・空から降ってくる何か
・やる気
・無限ぷちぷち
三ツのうちの一ツめ二ツめは、非常によく判ります。その通りです。やる気があっても「何か」が降ってこないと書けないものです。「何か」が降ってきてもやる気がないとそれに気付けないものです。私の場合、「やる気」とは「集中力」のことでもあったりしますが。
しかし三ツめは、私は使ったことがありません。その作家さんが仰るには「悩んで止まってしまった手の寂しさを埋めるのに丁度いい」、「まったく関係のない単純作業をしていると、逆に頭がまわったりする」とのことで、ははあそういうものなのかなあと思い……気が付けば手にしていました。



無限ぷちぷち。あーもう迂闊に影響されやすいんだから。

で、これをぷちぷちやってみた訳ですが。私の筆が滞るときというのは大抵、気が他所にいってしまいがちなときで、そんなときにこれを手にしますと、これに集中してしまうんですよね。「そ、そんなに? そんなにか?」というほど一生懸命ぷちぷちしてしまって、意識が明後日の方に行ってしまうくらい。ぷちぷちしすぎて左右の親指が痛くなりました。そこまでぷちぷちせんでも。
という訳で、無限ぷちぷちは制作中の小道具としては私には不適であったようです。でも愉しいよ。ときどき「にゃー」とか「いやーん」とか言われて。

制作の手が止まるときというのは、だいたい気持ちが落ち着かず、苛々しているものです。そのために書くことに集中できなくなるのが、私の停滞パターンです。その理由が判然としないのも特徴かもしれません。
そんなときは理由を追及するより、休むのが得策です。いい音楽を聴いてゆったりしましょう。たとえば、こんな曲を。



一枚絵をもとに綴られた詞と紡がれた曲と。どうすればこんなクリエイティヴが得られるのだろう。
穏やかになる一方で、何やらとてもせつなく。蒼穹の高みとともに西の風を思います。

それにしても枝豆旨え。向こう一箇月間塩ゆで枝豆しか喰えないとしても平気だ。

2009年06月22日(月) うたうたう。

夏でも冬でも牛乳を毎日一リットル飲みたい衛澤です。

いい感じの甚平さんが安価で販売されていたので即決購入したのに上衣を一回も着たことがありません。だって暑いんだもの。

うちのPCに仮に兄さんをお迎えしました。「仮」です。
起動時に「起動しまーす」、ごみ箱の中身を処分するときに「お掃除するぞー」、エラーを出すと「あれー、まーたやったのー?」、終了時に「マスター、早く戻ってきてくださいね」と言ってくれるようになりました。このような音声データを無償で頂戴することができる場所も、世の中にはあるのですね。何と有難い。
でも操作ミスする度に「あれー、まーたやったのー?」と繰り返し言われるとちょっとむかっ腹が立ちます。「うるせえ」とか言ってしまいます。御免ね兄さん。
でもって、フリーのDTMソフトとかいじるようになったりして、それが愉しかったりして、地味ながら着実に兄さんお迎えの用意ができていこうとしている感じです。だ、誰か、止めなくていいですか。

髭を伸ばしはじめてみました。



何とか写真に写る程度には生えるようになったのですが、くせっ毛でちょっとだけ困っています。下方に向かってだけではなく、くりんくりんして上を向いて生えている髭もあるので、鼻の入口がむずむずするのです。
髭にもくせっ毛があるとは、伸ばしてみるまで知りませんでした。できれば直毛になって頂きたい。頭髪は頑固なまでの直毛なんですが。

制作中のコンテ作業が軌道に乗りはじめて、連日早朝に起床して直ぐにトレーニング&入浴、一ト休みして昼前から日没近くまでオフィスという名のファストフード店に出掛けて書きもの、帰宅してぐったり、という日を過ごしています。六、七時間もすわりっぱなし書きっぱなしでいると、結構くたびれるようです。
帰宅後はいつもぐったり気味なので、当頁の記事を書くのも「今日はちょっと」という日が多くなっておりますが、元気で機嫌よく過ごしておりますので御心配なく。

術後四箇月ほどが経とうとしておりまして、もうすっかり自分では慣れてしまった腕の穴ですが、ときどきこういう構図で目に入るとまだちょっとどきっとします。この構図は書きものの最中によく見ます。



現在制作中の御話の題材の一つに「音楽」があります。中でも「歌」という名詞や「歌う」という動詞の使用回数が著しく多いです。
「歌」という漢字は画数が多くて書くのがとても面倒です。
私の本籍地は「和歌山県和歌山市」なのですが、こうして二回書くだけで「もう厭」という気にはなります。和歌山市には「和歌浦」という地名がありまして、ここに住んでいる人に郵便物を出さねばならなくて、更にその人が「ハイツ和歌浦」とかそんな名前の建物に住んでいたりしたら、短時間に三回も四回も「歌」と書かなくてはならなくてはげしく面倒です。更に「和歌子」とかいう名前だったりしたらもう!
「唄」という字もありますが、こちらは民謡や俗謡を表すらしく、「唄う」と書くのは不適であるような気がします。「喉で声を屈曲させて(節を付けて)声を出してうたう」のが「歌」らしいので、朗々とうたうのは「歌」ということになります。
いま「うたう」と書いてしっくりきちゃったので、この表記で統一しようかな。

先日、偶然に発見して聴いてしまったために頭から離れなくなってしまった曲を紹介して本日の記事の締めとさせて頂きましょう。
「お弁当を温める歌」です。みんな中毒になってしまえ。うわーん。



忘れるところだった。
三年振りくらいにサイトの一部を更新しました。サイトトップページ衛澤側メニューの「習作」に二本の習作短編を追加しています。旧い原稿がぽろっと発掘されたので、それを。初出でないものも混じっていますが、そこは突っ込まずに。はじめてお読みになる方の方が圧倒的に多いのでしょうから。
執筆当時の書いた人が考えていたことがだだ洩れていて幾分恥ずかしくはありますが、それも含めてこその作品というものでありましょうし。だから加筆や修正はほとんどしないまま掲載しています(ルビを削るとか、細かい修正はしています)。
今後はもうちょっと中の人の中身を隠蔽しつつ書くという技術を身につけていきたいと思います。

2009年06月15日(月) ぴょー。

文句っぽく聞こえるようなことを言っていながらも歯磨き粉味のアイスクリームがくせになってきた衛澤です。安いの売ってるしね。
でも糖分の過剰摂取は生活習慣病及び苛々のもとなのであまり頻繁に食べないようにしなければなりません。糖分を沢山摂りすぎると体内のカルシウムを追い出して骨の発育を阻害してかつ苛々しやすくなるんだそうですよ。

過日の記事に書きましたように、自家用単車を放置車両と見なされ連れて行かれてしまいましたので、本日引き取りに行ってきました。自宅からちょっと遠い場所に保管されているのですが、交通網の未発達な街のことですから公共交通機関で行くこともできず、だからと言って自家用自転車で行く訳にもいかず(帰りは単車に乗って移動しなければいけないからね)、徒歩で行って参りました。

本日は朝から厭がらせかと思うほどの好天で、早い時間から気温が高かったので、ベルトに二倍希釈のスポーツドリンク(糖分摂取量を抑えるために希釈することにしています)を詰めたペットボトルを吊して、肩から掛けた鞄の肩紐にタオルを引っ掛けて、勿論帽子着用の上、出掛けました。水分補給が巧くいかないと軽い運動でも熱中症を起こす危険がありますので、注意しなければなりません。装備品が増えることで傍目に見た姿が多少不恰好にはなりますが、恰好が悪くてもそれが原因で死ぬことはありませんから、気にするほどのことではありません。
午前中に自宅を出発し、徒歩で単車を引き取りに行き、引き取ったらその足でファストフード店なりファミリーレストランなりに行って先日からかかっていますコンテ作業の続きを日没辺りまでしようと考えて、その道具が入った鞄を肩から提げていました。やっぱり自宅ではすっとこ進まないので。何でかなあ。自宅だと暑くて汗だくになってしまって、紙を濡らしてしまうのも困りものです。濡れると書けなくなるんですよ。

そして腕には自作ホルダーでiPodをマウント。音楽を聴きながら歩きます。鞄や衣服のポケットにiPod本体を入れてしまうと、イヤフォンのコードが歩くときの動作(主に腕の動き)の邪魔になりがちなので、歩いたりエアロバイクを漕いだりするときはホルダーで上腕部に固定しておくことにしています。
かねて考えておりました通り気に入りの曲を聴いていたのですが、やっぱりと言いますか当然と言いますか、「wanderer」はとても気分よく歩ける曲でした。
どこまでも歩いて行けるような、このまま放浪の旅に出てしまおうか、よしちょっとポンチョ買ってくる!と、そういう気分の昂揚を招いてくれます。派手さはありませんが、長い時間繰り返して聴いても飽きず、それどころか聴く度に味わいが深くなっていく曲です。

とても気分がよろしくなる曲ですので、以前にも御紹介申し上げましたが、ここで本日の一曲として再度御紹介を。「wanderer」です。ここが、旅のはじまり。



作詞・作編曲・調声をなさったF.Koshiba氏が「わんだらP」というP(プロデューサー)名で呼ばれるきっかけにもなったこの曲には、印象ががらっと変わるユーロビート風アレンジヴァージョンもあります。吃驚するよ。

単車の保管場所まで徒歩だとたっぷり二時間ほどかかるかと予想していたのですが、実際はそれよりも早く、九〇分程度で到着しました。一ト息に歩いてしまえる距離ではありましたが、後に中途で一回小休止を入れるべきだったと悔やむことになります。休憩は「疲れたら」ではなく「疲れる前に」取るべきです。
ペットボトルのスポーツドリンクを飲みきる頃に目的地に辿り着きまして、簡単な手続きで単車は返して貰えました。しかし、仕事道具は持参したものの、私は直ぐに帰宅することにしました。流石に九〇分連続で歩きますと、汗だくで着ているシャツがぼとぼとに濡れてしまいまして、そのまま冷房が入っている店舗の中などに入ったらきっと冷えてしまって体調を崩す原因ともなりかねません。一旦は帰宅してシャワーででも汗を流してシャツを着替えて、仕事に出るならそれからにするべきと考えました。
水分補給が必要になることや汗が沢山出ることは予想できたのに、そのために直接仕事場へ行くことができなくなることは何故予想できなかったのか、自分でもおかしく思いました。

そんな訳で単車に乗って帰路を辿ったのですが、ヘルメットを着用するためにイヤフォンは外さねばならないので音楽はなしになります。耳から入る音楽がなくなると無意識に自前で何とかしようとするくせのようなものが私にはあるのかもしれません。単車を走らせながら本日は「こっぺぱーん」を歌っていました。無意識にですよ? 選曲も無意識にです。いつも後から気付いて「とほほ」って思うのです。

帰宅してシャワーを浴びて身を整えると正午はとうに過ぎていて、空腹感が強くなっていました。早く仕事場とする店舗に行って食事を、と元気なら直ぐに行動に移すところですが、帰宅して一旦荷を降ろしてしまうと疲労感がどっと出てしまって、やる気が失せていました。自分が思っているより自分の身体は疲れていたようです。
ここで思ったのです。一気に歩いてしまえる距離でも小休止を挟むべきだったと。同じ九〇分間歩くのでも四五分×二回に分割して、間に一〇分間程度の小休止を中途に挟むだけで疲労はこれほどひどくはならなかったはずです。ここにも見通しの甘さが。がっかり。

結局、自宅で簡単に食事をして、自宅でコンテ用紙を広げましたが、やっぱり汗ばっかりかいて仕事量はすっとこぴょーでした。
午後は気分が変わったのか、陽が落ちるまでずっと北島三郎さんの「まつり」と「帰ろかな」、三橋三智也さんの「達者でナ」、石川さゆりさんの「天城越え」の四曲を延々繰り返して聴いていました。御三方何れも大変ソウルフルです。

2009年06月13日(土) やっふぅ!

という感じで、何故か目立たない地味な存在に甘んじてはいながら、実は大変な功績を残す功労者であるのです。ですから先の記事でも申しましたように、氏はCリプトン社から表彰されて然るべきだと私などは思うのです。

と、あたかも「昨日の記事からの続き」のような書き出しを冒頭に置いておくと、慌てて過去記事の頁に行っちゃう人がいるかなあ、なんてことを考えてみた衛澤です。御機嫌よう。

さて、昨日書きそびれた昨日の話です。
自宅最寄り駅周辺に複数の用事があるので、そこへ出掛けなければならないという前提が先ずありました。
その用事というのは、一ツは自宅の火災保険の更新手続きと保険料の支払いを住宅管理会社で行うこと、もう一ツは来週の定期通院日に行く予定だった理髪店に予定を前倒しにして行くことです。保険の手続きは住宅管理会社から「更新に来てね」という郵便が届いたので忘れないうちに並びに面倒になってしまわないうちに済ませておきたかったし、理髪店はこれ以上髪が伸びてもさもさになるのがうっとうしくて耐えられなくなってきたので、さっさと済ませておきたかったのです。

それに加えて、制作中の小説のコンテ作業が今週に入ってから自宅ではすっとこ進む気配がなくへっぽこぴーでぷっぷくぷーな感じだったので、駅前周辺まで出て行くついでにそこにある某ドーナツ専門店に寄って、そこで気分を変えて食事がてらコンテを切ろうと決めました。
果たして、火災保険の更新と散髪とコンテ作業のそれぞれに必要な品を鞄に詰めて出掛けました。移動手段は単車で、一五分ほど走れば駅前に到着します。

先ず理髪店に赴き調髪と髭剃りをして貰いました。所要時間はいつもと同じ約三〇分。料金一五〇〇円也。そうして多少身姿がよろしくなってから(それでも髭面でTシャツに七分丈カーゴにサンダル履きと柄悪い感じなのですが)、住宅管理会社に向かいます。予め必要事項を記入しておいた火災保険更新申込書と更新料一万円也を窓口で渡すと、手続きは直ぐに済みました。
実は今年が更新時期であることなどすっかり忘れてしまっていたために更新料の準備がなく、実質「予想外の出費」となった一万円は、次回手術のための貯金から出すことになり、大変痛い思いをしております。でも払わない訳にはいきませんのでね。
それが済んでから、一昨年辺りに大変御世話になりました某ドーナツ専門店にまた同じ目的で向かいます。店舗前の邪魔にならなさそうな場所に単車を停めて入店。
折りよろしく一〇〇円セール中。指が汚れにくそうなドーナツを三ツを択び(コンテ用紙が汚れないように)ホットカフェオレを合わせて注文して、禁煙席の隅っこに場所を取ります。支払額五二〇円也。

六時間居座りました。カフェオレ四杯分(おかわり自由)。
何と書き表せばよろしいのでしょうか、ドーナツ専門店の片隅にぽんとすわった私は、それはそれはスムースに僅かにも滞ることなく、すらすらと書き進んでいきます。直径〇.五ミリメートルのシャープペンシルの芯がなめらかにすり減っていき、すり減った分が白い紙の上で確実に文字になっていきます。
私がコンテにいつも使っているのは、学生時代に書店で貰った■川文庫のノベルティのシャープペンシルです。書き心地がいいものを、といろいろな種類のシャープペンシルを試してみたり、多少高価なものを入手して使っていたこともありましたが、結局は随分昔に無料で貰った安いつくりのものに落ち着いています。私なんぞはお大師さん(空海和尚)ほどの書き手などではないのですから筆を択ばなくてはならぬ訳ですが、その場合も必ずしも高級品を択ぶべきとは限らないようです。

自宅で作業するとてんで集中力に欠けて、同じ六時間机の前にすわってみても一字も書けないこともめずらしくないこの頃だったのですが、昨日の私には次々と何かが降ってきたような何かが降臨したような憑依したような、そんな感じに頭が冴え、溢れる泉の如くイメージが湧きそれは適切な言葉となって筆先から出て行きまして、通常の三倍以上の速度と仕事量がもたらされました。「今日のおれは赤い彗星か!」などと自分で仰天しつつの作業。何このファストフードイズマイオフィス体質。

やがて陽が傾き西陽が強くなる頃に、かなりの量を書き進んだことだし、そろそろ帰宅して朝一番に干しておいた洗濯ものを取り込んでやろうと席を立ちました。沢山書けたので、大変とてもすごく非常に気分がよろしいです。うっはうはーな気分で退店して、店舗の前に立ちましたところ。

単車がない。

駅前周辺は放置車両取り締まりがとりわけ厳しい地域です。盗まれたのではなく放置車両として撤去されたのだと直ぐに判りました。邪魔にならないように停めたって撤去されるものはされるのです。
うろうろ探しまわることもせず、私はその足で交番に行きました。ちょっとだけ呪詛のようなものを呟いてアレな電波を軽く放射してから。やっておくとおかないとでは気の治まりようが違います。
行ったのは先月ケータイ落としましたと届け出たあの交番です。私は他人さまの容姿を憶えるのが大変苦手ですので応対してくれたのが前回と同じお巡りさんかどうか判りませんでしたが、お巡りさんの方は「また来やがったかこのずんぐり髭眼鏡」とか思っていたかもしれません。
そこで「放置自転車等保管所」の連絡先を教えて貰って、それから路線バスにでも乗って帰るかとバス停に向かいました。帰宅してからその保管所にうちの子そちらにいますかと問い合わせればいいだろうと考えながら。

私が住む地域というのは、端的に言えばど田舎でして、路線バスが一時間に二本しか走りません。しかも、私がバス停の時刻表を見たのが発車五分後くらいで、あと約三〇分待たないと次のバスが来ません。
歩イテ帰ッタ方ガ早イヨ。
こんな訳で、単車で一五分の距離を全徒歩で帰りました。とは言いましてもたいした距離ではありませんでして、今月に入って自宅トレーニングに切り替えるまでの約二箇月ほど、ほぼ毎日歩いていたコースですから、慣れた距離です。
しかし、ケータイ落としたり(しかも立て続けに二回も)、単車を持って行かれたり、更には素晴らしいタイミングでバスに乗り損ねたり、この絵に描いたような怒濤の不運は、明らかにおいし過ぎます。誰彼構わず話してまわって「ばーかばーか」とか言って貰いたくなるような、そんな素敵なできごと。笑って貰えればそれは既によろこび。
ビバおれのネタ人生!
胸の内でそう叫んでから私は自宅に向けて歩き出しました。やっふぅ!

帰宅までの所要時間は約四〇分。西陽の中を歩き続けると水垢離をしたようにシャツがぼとぼとになりました。ウォーキングのときにいつも身につけているiPodはこの日は持っていなかったので音楽を聴きながら歩くことはできませんでしたが、例によって無意識のうちに自分が歌っていました。この日の曲は「アイスクリームの歌」でした。

帰宅後、「放置自転車等保管所」に電話で確認を入れてみると、うちの子はやっぱり保護されていました。所在が明らかになったので、心配はありません。単車がないと多少不便ではありますが、それだけです。書いたはずの原稿が失われることに比べれば、蚊に刺されかけた(刺されるまでもない)程度のことです。如何に秀れたもの書きでも、二度同じものを書くことはできませんから。でも火災保険更新料の一万円が出ていった後の「車両移動保管料」三五〇〇円也は、更に痛い。三五〇〇円あったら一週間は喰える。
ということは、一週間断食すればいいのか。
保管所は「平日のみ対応」らしいので、単車は週明けにでも引き取りに行きます。徒歩にて。保管所の近くまでは路線バスは走らないので。歩くと二時間くらいかかるかなあ。iPod着けて好きな音楽を聴きながら愉しく歩きます。「wanderer」とかいいよね。旅人気分でね。

本日も締めに一曲紹介申し上げます。本日は兄さんではなくミクさんの曲を。
タイトルは「無名の画家、無題の絵画」。



えーと、かようなことを申しますと御気分よろしくない方も沢山おられるのでしょうが、実のところ私はミクさんの声が苦手なんです。動画サイトに上げられているミクさんの曲を幾らか拝聴しておりますが、大抵が「如何にもデジタル」然とした声で(それがミクさんの声の魅力ではあるのですが)、また高いキイを歌わせているものが多く、そういうものを聴くと耳がキンキンするので、あまり好きではないのです。
しかし、この曲の―――例によってF.Koshiba氏が調声なさったミクさんの声は可憐かつ芯の強さが窺える声で聞きやすく、また旋律も歌詞も「きゅん」っときてしまうもので、とても好きです。

思うことを思うさま書くことができる人でありたいなと、書き続けることができる人でありたいと、この曲を聴くと思うのであります。
さてもさても、F.Koshiba氏の言葉のセンスには切なささえ感じます。「笑顔と雨の色を溶いて」だとか「せわしいモノクロ」だとか、「寡黙な透明」なんて言葉は、そうそう誰にも容易く出てくるものではありません。

2009年06月12日(金) 祝!祝!祝!

ポテトチップスをダンボール箱一ト箱分まるっと買って一遍に食べ尽くして塩気で水分を奪われてしまってしわしわになってみたい衛澤です。

とか、そんなどーでもよさげなことを言っている場合ではありません!

F.Koshiba氏の名曲「紅の花」ついに殿堂入り(10万再生達成)! おめでとうございます!



昨夜(日付は既に今日)はすーごく久々に夜更かしをしまして、殿堂入りの瞬間に立ち会わせて頂きました。本日2009年6月12日(金)午前1時7分、堂々の殿堂入りです。
この瞬間が訪れるまで、ほんとうにすこぶる大変甚だものすごくどきどきしました。こんなに心臓が高鳴ったのはいったい何年振りでしょうか。エモーショナルなパッションがプリミティヴな感じで。もう何が何やら。
ばっちり10万再生時のスクリーンショットも撮らせて頂きました。



作詞・作編曲・調声をなさったF.Koshiba氏御本人も同じ時間においでになり、その瞬間を御覧になったようです。上のスクリーンショットには氏の御礼コメントが写っています。また、我々視聴者のために自作曲のデモファイルを御持参くださるという御心遣いまで。ほんと、いい人だなあ。
先に殿堂入りを果たした「万感吟遊」のときには待機したものの、殿堂入りの瞬間のスクリーンショットを御自分では撮り損ねてしまったと仰っていた氏ですが、今回はばっちりお撮りになったようで、それも合わせておめでとうございますです。

更には氏の作品「愚足武者」のJOYSOUNDでのカラオケ配信日が本年7月1日に決定とのことで、こちらもおめでとうございます。こちらは「わんだらP」名義なのですね。
歌うことやカラオケが好きなみなさんは7月にはぜひJOYSOUNDに赴いてお歌いください。先ずは「愚足武者」の兄さん殿の合わせ版を御紹介しておきましょう。



この曲は「万感吟遊」、「紅の花」に続いて殿堂入りに近いところにいる作品です。大変気っ風のいい歌でございますので、ぜひ御愛聴頂きたい。
また、それぞれのソロ版もあり、殿ソロ版着うた・着うたフルで配信中です。ケータイの御供にどうぞ。こちらは「F.Koshiba」名義。
兄さんのソロ版もあります。
合わせ版は二人の個性がいい具合いにがっちゃんこしておりますが、ソロ版はそれぞれの味が強く出ていて別の味わいがあります。兄さんの歌唱は一本気な直情が、殿の歌唱には斜に構えたニヒリズムが感じられるようです。また、F.Koshiba氏が調声なさる殿の声はやけに艶っぽいのですよ。

本日は私の身にもちょっとした事件が降りかかってきたのですが、それについてここから書きはじめますと大変な長文になってしまいますので、それは後日にまわしまして、本日の記事はここまでと致しましょう。まったねー。

2009年06月09日(火) 残念な。

今日も単車で走っている最中に無意識に歌っていたのですが、それが「チューペットのうた」だった残念な人の衛澤です。
ちゅーちゅちゅちゅーちゅーちゅーぺっとー。れーとーこでこーらせー(ここまで歌っていました)。

えーと。
またケータイ落としました。

出先のホームセンターで腰のポーチに入っていないことに気付いたのですが、気圧が低いせいかあまり奮わない体調のせいかもともと呆けているからか、持ち出した記憶に自信がなく、「もしかしたら最初っから携帯してなかったのかもしれん。家に帰ったらあるかも」と思ってそのまま帰宅しました。自宅の充電器に繋がってたりしたら先月同様「何もありませんでした」ってことになるよネ!と見えない誰かに念を押しながら。

ありませんでした。

取り敢えず、誰かが保護してくれているかもしれないと思い、自宅からケータイに電話をかけてみました。出る人がいました。ホームセンターのサービスカウンタの人でした。直ぐにホームセンターにとんぼ返りして引き取ってきました。
腰ポーチって、当てにならねえ?
今後再び繰り返さないように、持ち出すときにはベルトチェーンで繋いでから腰ポーチに入れておこうと思います。腰ポーチ自体はとても便利だと思うので。

ファイルの整理をしていたら、一〇年ほど前に書きためた詩が出てきました。それだけでも充分恥ずかしいのですが、一篇ずつ確認して更にこっ恥ずかしくなってしまい、そのまま頭痛に移行しました。ただいま現在、こめかみと後ろ頭の辺に鈍痛があります。
当時としては、三連ずつのまとまりを二ツつくって、すこし語の調子を変えた一連を入れて、更に先の三連のうちのお終いの連に当たる調子の一連を添えて、と歌詞のつくりを意識した造作にしたつもりだったようです。Aメロ→Bメロ→サビ→Aメロ→Bメロ→サビ→Cメロ→大サビ、という感じですね。
しかし、時間を経てみますと、私も判った訳ですよ。字数・音数を調整して仕立てたからと言って、それがそのまま歌詞として使えるかと言えば、決してそうではないということを。「詩人≠作詞家」の図式には理由があるのです。
「白の終焉」を発見したときの川原泉さんもこんな気持ちだったのかなあ、などと思いつつ「黄昏の6月王国」を暗唱してしまいました。水素イオンは風になる。(詳細は「小人たちが騒ぐので」にてどうぞ)

そんな赤毛の伊太利亜人……もとい若気の至りの発掘によるセルフ羞恥プレイのためか、小説のコンテは頓挫しております。御話のつくり方、特に「事件の起こし方」が下手なんですよ、わし。物語作家としては致命的な欠点な訳ですが、幾ら練習してもこれだけは上手になってきませんねえ。もう二〇年くらい練習しているんですが、一向に。

えー、今日も曲紹介。間もなく殿堂入りの名曲です。もう三回めくらいになるかもですが、貼っておきます。お聴きなさいな、渋く、熱く、しかしストイックでせつないこの歌を。



いい曲なのですが、だからと言って自分で歌おうとすると死ぬめに遭うかもしれませんので気を付けてください。ね。息してください息。

2009年06月06日(土) 兄さんの日。

牛乳一リットルを一気飲みした後にアイスクリームを食べたらお腹が緩んじゃった衛澤です。四時間くらいで治りましたが。

昨日今日のことを幾つか手短に。

昨日は定期通院日。いつものように心療科に診察券を出して待ち時間の間に泌尿器科に行きます。泌尿器科ではホルモン注射のほかに採血も行いました。
左腕を見せるのがちょっと気が引けて術後はずっと右腕ばかりに注射して貰っていましたが、やっぱり一方の腕ばかりに針を刺していると皮膚が硬くなってくるらしいです。自分でさわっても判りませんが、注射してくれる看護師さんによるとそうらしいです。
そういうこともあり、昨日は左腕に注射を、右腕から採血して貰いました。看護師さんはカテーテルが刺さっている腕を見ても何も仰いませんでした。いままで誰かに何か言われたことなんてないのですが、何となく見せちゃいけないかなあって思うんですよ。

注射と採血だけだとさして時間は取られず、心療科はいつものように朝一番の診察券提出にも関わらず一〇人待ちなので、大変時間に余裕があります。最近、新しい御話の構想に入りましたので、その初期作業であるコンテ切りを久し振りに某ドーナツ専門店でやりました。
「コンテ」と言うと通常「絵コンテ」を指すのですが、私が書くのは字コンテです。絵はときどき添える程度です。「箱書き」と呼ぶこともあります。
御話の各場面を先頭から順番に、舞台や出てくる人、簡単な台詞等を書き出しておく作業です。この段階で御話の組み立てを整えておき、これを基に原稿をつくります。
自宅でやってもすっとこ進まないのに某ドーナツ専門店ではするすると書き進みまして、それはまるで一週間ほど滞ったお通じが一気に解放されたような爽快さでした。「今日は調子いいぜ!」と思って帰宅後も作業してみましたが、御約束ごとのようにすっとこ進まず。何でかなあ。
コンテを切っていると待ち時間の九〇分があっと言う間でした。

昨日は先に書きました某ドーナツ専門店でも心療科を受診した後に行った院外薬局でも、その後に立ち寄ったコンビニエンスストアでも、何だかやたらと私の左腕を凝視する人がいて、ちょっとどきどきしました。



そりゃあ、腕に穴が開いていて、そこにゆでる前のマカロニっぽいものを挿した人がいたら気になりますよね。気味悪くて御免なさいって気持ちになりました。身体の内側だし、あまり他人さまの目には触れないかなと思ってましたが、そうでもないですか。
でも包帯やら腕カバーやらは暑くてならんのですよ。

販売開始から一〇日ほど探しまわりましたが入手できなかった「ちちんぷいぷい角の☆印弁当」がようやく購入できました。



セブンイレブンで関西地区限定販売です。
ちちんぷいぷい」というのは、関西ローカルの夕方ワイドショー番組です。他のワイドショーとは一線を画した視点で話題を拾い、解説し、緩く三時間を過ごす番組です。生放送で帯番組で三時間番組って何ごとかって感じですが、ちょっと前まで四時間生放送番組でした。常識の範囲からちょびっとはみ出た番組ですね。
今年の四月から一部の他地方でも金曜日だけ放送されているらしいので、機会があれば御覧ください。関西特有の緩さが他地方でどれだけ受け入れられるのかは判りませんが。金曜日は角さんではなく西靖アナウンサーがメインMCです。
パッケージの写真のおじさんが「ちちんぷいぷい」のメインMC、角淳一さんです。かつては毎日放送(TBS系関西キー局)の名物アナウンサーで、現在は同局の嘱託社員として「ちちんぷいぷい」で好き勝手やっている人です。この角さんが厳選したメニューが詰め込まれているのが「角の☆印弁当」という訳です。



中身。御品書きは「塩飯おむすび&梅おむすび(和歌山県産梅肉使用)」、「黒毛和牛のすきやき(大根おろしだれでさっぱり! 九条葱、滋賀県産水菜、淡路島産玉葱、足立醸造醤油を使用)」、「鶏とキャベツのはさみカツ(但馬の味どり使用)」、「胡麻衣の海老フライ&青海苔衣のじゃがいもフライ」、「大根・筍煮(「泉州さかい育ち」小松菜の翡翠あん)」、「わさび海苔佃煮(淡路島産生海苔と奈良県産わさび茎)」。以上。六九五円也。
期待していましたが、期待していたからか、私はいまひとつと感じました。すき焼きは味が濃いしフライは油がきつかったし。もしかしたらレンジで加熱しない方が旨く食べられたのかな?

さて本日。
二〇年振りくらいで某数字の名前のアイスクリーム専門店に行きました。近頃「アイス」という単語を目や耳にする機会がぐっと増えましたので、迂闊に影響されているみたいです。もともと冷たい食べものは苦手だし、この二〇年間一度もアイスクリーム専門店に行こうと思いもしなかったのだし。
店頭でたむろしていた学生と思しきお嬢さん方にやっぱり左腕をチラ見&ガン見されました。御免よう。つーか、そんなに気になるなら「それどうしたんですか」って訊いてくれた方が気が楽なんですが。「悪い人なので罰を食らってます」とか答えとくから。
先日はじめて食べて「うっわ歯磨き粉の味!」と思ったチョコミントを改めて食べてみました。やっぱり歯磨き粉の味だと思いました。おいしいとは思うのですが、歯磨き粉の味です。
アイスクリームと一緒に箱詰めされていたドライアイスを台所のシンクに転がして水をかけて煙をもくもく出して「夜のヒットスタジオ」とか言ってみました。ジュリーがスモークで見えなくなっちゃったこともありましたね(懐古)。「勝手にしやがれ」のときだったっけね。

本日六月六日は「兄の日」だそうです。兄さんの日です。ちなみに一一月二三日は「いい兄さんの日」だそうです。
兄さんの日なら、兄さんの話をしない訳にいくまい。
という訳で、本日も兄さんの曲を御紹介。今日はめーちゃんとのデュエット曲だヨ! えーと、ちょっと叫んでおきます。

カイメイは正義!

あー気が済んだ。先ず一曲めは「野良犬失踪日和」。QBK。



変わったタイトルですが、タイトル通りに疾走感に溢れた曲です。ボス走らず急いで歩いてきて僕らを助けてPという長い名前を持つプロデューサー(P)の、独特の雰囲気を持つ作品です。殿堂入り作品。

続いて、「番凩(つがゐこがらし)」。



兄さんはメインヴォーカルも充分に務まりますが、この曲のようにメインヴォーカルに寄り添うようにサブパートを歌うとより声が映えるように思います。パートナーがめーちゃんだと尚更です。二人は同時期に開発されたVOCALOIDですから、相性はとてもいいのです。
仕事してPの、こちらも殿堂入り作品です。二人の声の絡み具合いが実にきれい。

今日は二曲とも和風曲ですね。こういう雰囲気の曲は兄さんたち年長組の仕事です。ミクさん双子ではなかなか出せない「大人の味」が出ております。

2009年06月04日(木) 逃避行動。

単車で走っている途中で無意識に歌っていることに気付いてみたら「アホ毛賛歌」だった自分が割りと好きな衛澤です。罪な人だぜねるね絵師。

えーと、こんな仕事部屋がほしいです。中編小説(多分)のコンテ切ってたはずなのに知らぬ間にこの図を描いてました。直ぐコンテに戻りたいと思います。



狭くていいです。と言うより、狭い方が落ち着きます。寝るのも食べるのもこの部屋。

さて、今日の曲。
今日の私は三社詣りを繰り返していましたので、みなさんもどうぞ。以前にも紹介しましたが、もう一度。かみさまの歌です。
一曲は「わだつみ」、もう一曲は「ひのかみ」。これ等は対になっていて、合わせると「混沌」という別の曲になります。この三曲を順番に(並びは自由)聴くことが一部では「三社詣り」と称されています。

いやもう、詞がきれい。言葉の択び方と言い並べ方と言い、見事としか言いようがありません。また隠し技など盛り込まれていて、もの書きとしてはこの技術の見事さと才能に嫉妬せざるを得ません。
曲が大変。「わだつみ」のズンドコしたリズムも「ひのかみ」のきらきらした音色も、何れも神を歌うものらしく神々しいです。
ヴォーカルがえらいこっちゃ。「わだつみ」の力強さ、「ひのかみ」のたおやかさ、何れにも共通する厳かさ。兄さんのポテンシャル、それを余さず引き出すマスター(F.Koshiba氏)の手腕、どちらにも平伏してしまいます。

合わせて再生されることを前提につくられた「わだつみ」と「ひのかみ」。二柱の神が会するとそこには「混沌」という名の調和が生まれます。ヘッドフォン必須。聴くというよりも、体感してください。

三曲まとめてどんどんどんと貼っておきます。






エンピツユニオン


Copyright © 2004- Soh Ezawa All Rights Reserved.