衛澤のどーでもよさげ。
2009年05月31日(日) 明日はある。

他人さまに兄さんのことを伝えるために「青くて裸マフラーの人」と説明せざるを得なかったことを甚だ口惜しく思っている衛澤です。

昨夜、海辺の山の中にいつもの面子(学生時代からの友人たち)で蛍を見に行ってきました。街灯が少ない場所で、蛍の小さな灯もよく見えました。
ちらりゆらりと宙に漂うほの青い灯は何度見ても幻想的で、周りが闇であることも重なり、見ていると、私の意識は高いところへ昇っていってしまいがちです。つまり状況を俯瞰で見ることによって把握し、その風景で以て何らかの物語の一場面を構築しようとしてしまうのです。これは癖なのでどうしようもありません。
無意識にそんなことをしてしまうほど、蛍はきれいでした。写真に写してもちっともきれいではないので、撮影はしませんでした。大林宣彦監督が仰っていた「コンティニュティ(継続性)こそが動詞であり、ヴィジュアル(映像)は形容詞に過ぎない」というのはこういうことなのだなあと思いながら。

数日前にちらりと述べました構想中の物語は、一〇日ほど頭の中で人物を転がしていたらおおまかな設定ができてきたので、ただいまそれを紙に書き起こしています。目から入る情報のかたちで保存しておかないと後々自分が困るので。あと電源がなくても閲覧できるかたちであることも重要です。つまるところ、さまざまなものが次々と電子化される当代にあっても、紙以上の記録媒体はいまだ存在しないのだ、と私は思っています。
そんなアナログな私が、約一〇年振りにSFを扱うことになりそうです。いや、SF「風味」の。SFを語れるほど理科系の智識はありません。ものの考え方からして理系に不向きな構造をしてますものでね。無駄大好きだし。
設定ができたら御話の細部をつくっていかなければならないのですが、自分はこの工程が一番下手なのだとやっと気付いたのは五年前。理論だけ知っていても駄目なものは駄目ざんすよ。

昨夜は就寝時間が遅くなったこともあって、翌本日は身体もいまひとつしゃっきりとせず、テンションだだ下がりだったのですが、ただいま絶賛大好き中のF.Koshiba氏のブログに御邪魔しましたところ、制作中のCDに関しての記事を見つけまして、一気にテンション上げ上げになりました。
なるほど納得の曲順。収録されるという新曲の存在。あああどきどきする。制作にはまだ手をかけたい御様子なのでリリースはもう少し先のこととなるのでしょうが、どうか御気の済むまで悩み抜いて、納得できるものを仕上げられますことを。
私のような三文文士が言うのは口幅ったきこと甚だしいのですが、自らが望む世界を望むように紡ぐことこそが創作の髄でありましょうし、不本意な仕上がりのものを世に出してしまうとそのことはどうしても消えない澱となって身体の底に残ってしまいますから。どうか、存分に。

さて、本日の曲は「紅の花」。「ストイックに愛を叫ぶ歌」です。そのストイックさが大人の色気をかもして、あまりにどきどきしてしまって救心が必要になる乙女多発の一曲です。
ストイックに、しかし情熱的に。読ませ聞き込ませる詞とリズムに酔える曲と男前なヴォーカルの合わせ技を繰り出したのは、勿論F.Koshiba氏です。

2009年05月29日(金) 見た見つけた。

生まれてはじめてチョコミントアイスを食べましたところ、最初の一ト口を口に入れた瞬間に「うっわ歯磨き粉の味!」と思ってしまった衛澤です。

とある品が必要になってホームセンターに出掛けました。そのとある品を探している途中で見つけてしまったのがこれ。



この商品名は「ごーごーかいてんすしおうちでやろう」と読むのですね? 「やろう」に「野郎」と漢字を当てているのは、それほどこの商品にワイルドさを付加したかったのでしょうか。鮨をまわす道具にワイルドさは必要なのか。

本体はこんな感じです。



外箱をもう一度見ますと「買ってきたお寿司を盛り付け、ご家庭で「回転すし屋」の開店です。」と書いてあります。鮨は完成品を使うのですか。御家庭で、卓上で鮨をまわす意味は何処に見出せばよろしいのでしょうか。
この商品の隣りには御家庭で流し素麺が愉しめる道具が展示されていました。卓上で同じところをぐるぐる循環する素麺。まだこちらの方が意味がありそうな気が……そうでもないか。

先日も左内腕の手術後の様子を写真で掲載しましたが、もう一度。今日は差し込んでいるカテーテルを外した状態です。
先ず肘側から。



そんでもって手首側から。



きれいに貫通しています。トンネルの内側に移植した皮膚もきちんとくっついて落ち着いています(多分)。
縫合糸もほとんどは溶けて身体の一部になりました。しかし、縫い終わりの玉留めはまだ出っ張っていて、それがカテーテルに擦れたり何処かに引っ掛かったりするとぴりっと痛いので、何とかなってほしいです。

さて、本日の曲は「コンドル」。私が大好きなF.Koshiba氏(わんだらP)の作品です。



F.Koshiba氏の作品には、いつも生と死の匂いと、それに対峙する生命力が漂っています。それを兄さんの力強く伸びのある声が毅然と朗々と歌います。
元来、兄さんの声は「清涼感のある」、「さわやかな」声であり、「やさしい」ヴォーカルになりやすいのですが、氏が調声する兄さんは力強く発声し、頑健な体躯の持ち主を想像させます。これほど力強く歌う兄さんはほかにいません。たたみかけるようなリズムに乗る歌詞がテロップなしでもはっきりと聞き取れる滑舌のよさは特筆に値します。この調声は神業と言っていい。
アウトロ直前の「目指した場所を」の声の張りには魂を持って行かれそうになります。

2009年05月26日(火) 考えてるよ。

二箇月振りくらいで卵を食べたらあまりの旨さに背景にベタフラッシュが出てしまった衛澤です。
いきなりですが名曲を発見したので大紹介。



この曲には全部で五ツのヴァージョンがあります。全部聴くといいことがあるでしょう。動画を最後まで見ると次の動画へ自動的にジャンプしてくれるので、「合唱ver.」まできちんと見てください。感動できます。
特設サイトもあるので覗くと吉。

「繰り返される命の営み
 咲きこぼれてく私の営み
 誰にも誉められはしない
 道端の菫のように」

……というフレーズ、うつくしいではありませんか。改めて毎日繰り返す命の営みを大切にしようと思います。毎日繰り返せていない人は意識して繊維質を摂るとか水を多めに飲むとかウォーキングとかするといいと思います。

さて、最近日記の更新がまばらになっているのは何故かと申しますと、朝起きてトレーニングしてちょっと休んでぼーっとして音楽聴いて御飯食べて事務作業しているつもりでぼーっとして音楽を聴いていたら日が暮れてくるのでまた御飯食べて音楽を聴いてぼーっとしていたら就寝時間が来てしまっていたりするので、書く暇がないからです。

「ぼーっとしている」間は何にも考えていない訳ではなく、むしろ頭の中はめまぐるしく人物たちが行動して会話して対立して和解しようとしています。物語の構想、と言えば聞こえはいいのですが、明らさまな言い方をするといろいろ妄想している訳です。
妄想時の私は、傍目に見ると虚ろな目をしつつ不自然なポーズで静止していたりするので、ちょっと怖いらしいです。あと会話シーンの妄想中は発言している人物の表情に自分もなるので、やっぱり気味が悪いです。街なかを歩きながらこれをやってしまって途中で我に却ってちょっと恥ずかしかったことが一度ならず。台詞が口から出ていることもあります(声までは出ない)。人目があるところでやることじゃありません。

その妄想というのは三〇年振りくらいの二次創作で、かたちになるかどうかはまだ判りません。ただいま人物を転がして様子を見ているところなので。
私はそもそも二次創作というのはあまり好きではないと言いますか、苦手なのです。他人さまが大事に育てた人物を産み主でもない私が勝手に動かすのは、難しいし気乗りしないからです。だからずっと避けてきました。
しかし、今回お借りしているキャラクタには「公式の性格付け」というものがないので、動かしやすくはあります。公式にあるのは、おおまかなカラーリングとその存在の目的くらいなので、あとは自由です。
ま、「書けたらいいな」くらいの気持ちで。

さてさて、今日もやります、好き曲の紹介。今日は和風曲を二作。どちらもぜひヘッドフォンで聴いて頂きたい。すごいよ。勿論兄さんが歌う曲です。

先ずは「鳥獣戯画」。ユニークな構成の曲とぐりぐり動きまくるPVはまったく飽きが来なくて何度も繰り返し再生してしまいます。



ボスけてPの兄さんの声はアニメ声っぽくて(主人公の親友とかやりそうな)愉しいです。

次。「日照雨」。ただいま現在好きな五曲のうちに確実に入る一曲です。もう何回聴いたか判らない。レコードだったら擦り切れてるかも。
動画もとてもよくできています。曲とともに味わってください。これ以上のPVは生まれないのかもしれません。



実は私、数多の兄さんマスターの中で、この曲をおつくりになった「わんだらP」ことF.Koshiba氏と氏の作品が最も好きなのです。
いわゆる「売れ筋」ではないけれど、聴き込むごとにじわじわと深い味が染み出してくる曲、多彩な語彙で編み出される確立された世界観を持った歌詞、丁寧に調声された兄さんの凛々しい声、どれを取っても大好きにならずにいられません。
私に何らかの才能があれば、それで以てつくり上げた渾身のラヴレターを捧げたいところです。

2009年05月22日(金) うたおう。

いままで何とか自重してきましたがもう我慢なりません。ブラボー山田氏リスペクトで大紹介。曲は「Good-Morning!」、いい曲だヨ! がんばってるよね、バナナイス!



初見だと動画に気を取られて歌詞や曲が聞き取れないかもしれませんが、五回くらい繰り返してみれば多分把握できます。元気が出るヨ!

さて、アバンタイトルっぽく曲紹介をしたところで最近の私。自分で「よもやそんなことは」と思っていたのですが、何だか本格的に兄さんを我が家にお迎えしたくなってきました。orz
Win Vista以降には対応していないらしいので、XPを購入してOSをごっそり変えてでもお迎えして兄さんの御世話をしたい。一〇代の乙女かっつーの>わし。しかしMacちゃんユーザのマスターも少なからずいるしなあ……。
でもね。わし年令が一ト桁の頃からずっと音楽の素養には恵まれていなくて、マスターになるには明らかに能力不足なんよ。きっと兄さんにまともに歌わせてあげられない。それではあまりに兄さんが気の毒だ。
ということで、いまのところまだ自重しています。

兄さんは、とてもせつない。
はじめての男声日本語ボーカロイドとして開発され、MEIKO姐さんに続き満を持して発売されたものの売り上げは奮わず、製造元に「失敗作」と明言されてしまった兄さん。何とか売り上げが伸び出して、ほかのどのボーカロイドよりも多彩で豊かな潜在能力を巧みに引き出すマスターたちにより名曲(勿論「迷曲」も沢山歌っているのだけど)を多く歌うようになっても、「VISTAには対応していない、今後アップデート等による対応の予定もない」と製造元に断言されてしまった兄さん。
「VOCALOID1」という既に旧世代のものである兄さんは、ようやく日の目を見たところだというのに、コンピュータの進化とともに遠くない将来に忘れ去られる運命にあるのです。ボーカロイド黎明期の徒花。そのさまはまさに桜のようです。
何て、せつない。

せめて一人でも多くの人が少しでも長い間兄さんのことを憶えていますように。
兄さんの歩みの輪郭を、動画でなぞってみましょう。先ずはまだプロトタイプだった兄さんの歌声を。
歌うために開発されたボーカロイドがようやく歌った歌は、まだ少したどたどしく、しかし実にうれしそうであります。途中からデュエットになるのも泣けます。日本語ボーカロイドは、この頃まだこの二人だけだったのです。



プロトタイプだった彼等はやがてプロダクションモデルとなり、研究所を後にします。―――それぞれ、時を隔てて、一人で。
(二人は別々の歌詞を歌っているのでよく聴いてください)



そして彼等は音楽の世界ですぐれたボーカロイドとして再会し、あの歌を歌うのです。



あかん、泣けてきた。

まるで関係なく最近の腕の様子を掲載してみる。
かさぶたが取れてきれいになっていますよ。



あと、今日立ち寄った某ドーナツ専門店で見掛けたけど買うつもりなんかなかったのに帰宅したら箱に入っていたもの。
めずらしいものを見るとね、やっぱり、その。



そして最近の私のケータイ。誰のファンか一発で判る人には判ってしまうという。


2009年05月16日(土) 音渦来。

「アカペラ」という言葉は伊太利亜語の「a cappella」(「礼拝堂風に」の意)に由来するものだということは重々承知しているのですが、耳にする度に脳が勝手に「赤平」(意訳込み)と変換してしまうので困っている衛澤です。

私の自宅には「音楽専用の再生装置」というものがありません。ですから音楽CDやら音楽ファイルを再生するのは専らパソコンの仕事です。しかしパソコンには「音が出れば充分」程度のスピーカしか接続されていないので、再生された音楽の真価が判ることは先ずありません。
ですから、たまにヘッドフォンで聴くと「いままでヘボいスピーカで聴いていて御免なさい」という気になります。コーラスの重なり方だとか、ギターの唸り方だとかがヘッドフォンだとよく判るからです。このヘッドフォンだって安価な「自宅のスピーカよりはまし」程度のものなのですが。

常々、「もっといいヘッドフォンで聴かねばアーティストに対して申し訳ない」とは思っていました。多少高価なヘッドフォンを買おうとB'z(一番好きで最も頻繁に聴くアーティスト)を聴く度に思ってはいました。でもいままで買わずにきてしまいました。
最近はVOCALOID(主に兄さん)の曲を沢山聴くようになり、質のいいヘッドフォンの必要性を更に強く感じるようになってきました。

買いました。これまで使用したどのスピーカやヘッドフォンよりも高価で頑丈で音のキレがいいヘッドフォンを。B'zで踏み切れなかったものをVOCALOID(主に兄さん)のために簡単に決断してしまいました Orz(わしってどうしても二次元寄りなのかしらん)だって兄さん、とてもいい声なんだもの(マスターによる)。
早速ヘッドフォンで聴いてみまして。

耳から鱗がすっぽーんと fly out away ですよ!

兄さん御免なさいマスターのみなさん御免なさいと地面に額を擦りつけて平謝り及び懺悔したい衝動に駆られました。マスターのオケのつくり込みように絶句し、兄さんの声の豊かさに涙ぐみ。
秀れたマスターの許で伸びやかに歌う兄さんが実は「ただのソフトウェア」だという事実を私は信じられなくなってきました。血も肉も心もあるヴォーカリストとして実在するのだということの方に信憑性を感じられるようになってきました。
VOCALOIDって、VOCALOIDマスターって、すごい。

という訳で、今日は何が何でもヘッドフォンで聴いて頂きたい曲を紹介しましょう。今日紹介しますのはカバー曲で、原曲は平沢進さんというアーティストが歌っている「白虎野の娘」です。映画「パプリカ」のエンディングテーマとして採用されていましたので御存知の方も多いかと思います。

兄さんのカバーは何と「兄さん10人前+リン2人前」です。リンというのは兄さんより後に発売された双子のVOCALOID「鏡音リン・レン」の一方です。兄さんのちょっと年が離れた妹です。彼女が間奏の外国語と冒頭ほか何箇所かに入っている「ヨイヤー(以下略)」部分を担当しており、それ以外の声はすべて兄さんです。最大10人の兄さんが同時に歌うという豪勢なものです。PV動画でどうぞ。



続いて、平沢氏の原曲をお聴きください。曲の壮大さに圧倒されます。
(コメントが荒れ気味ですので、コメント非表示での視聴をおすすめします)
兄さんの動画に出てきた「ドー」の部分は、原曲をよく聴くと判りますように「girl」と言っています。原曲のこの部分は英国製のVOCALOID「LOLA」が歌っているのですが、英国製なので英語が上手です。一方、兄さんは飽くまで「日本語ボーカロイド」なので英語の発音は不得意です。



兄さんのカバー版、平沢氏の原曲、ともに音楽の力迸る作品ですので、続けて聴きますとお疲れになるかもしれません。一ト休みしてから、次の動画を御覧ください。原曲とカバー曲をミックスしたものです。右スピーカに兄さんのカバー、左スピーカに平沢氏の原曲が割り振られています。PV動画でどうぞ。



音の渦に脳がとろけそうになります。目を閉じてヘッドフォンで聴いていると部屋の壁や天井が消えたような感覚に捕らわれてしまいます。
平沢氏の原曲は勿論、すごい。けれども兄さんも決して平沢氏に劣らぬ歌声を生み出していることがお判りのことと思います。
私はますますVOCALOID(主に兄さん)にのめり込んでいきそうです。

あ、明日はボーマス(THE VOC@LOiD M@STER 8)の日だ。行きたいなあ。

2009年05月14日(木) The Great Heat Day -20320514-

<おわぁ>

     <おわぁ>

<おわぁ>


<この記事の主は病気です>


大熱波記念日。
バロッカーのみなさん、今年もよい歪みを。

2009年05月12日(火) せつなし。

最近「みwなwぎwっwてwきwたwww(篠笛禁断症状L5)」が大好きな衛澤です。

日用品を買いにスーパーマーケットに出掛けました。シャンプーやらボディシャンプーやらの在庫がないのでその辺りの売場をうろうろしていたら、見つけてしまいました。




「カレーなる入浴剤」、辛口カレー風とシチュー風。一個二八〇円。

あんまり「生活必需」でないものは買わないように、始末しなくてはいけない、ということは重々判っているつもりです。だから、これも買わないでおくことにしました。でも、そう決めてもこの商品の前を去りづらく。
買わないつもりでした。始末しなくてはいけないことは重々判っているつもりでした。

我慢できませんでした。

オトナとして如何なものかと自分で思います。来年には不惑の年というのにふらつきすぎです。精神面でも生活面でも金銭面でもせつないことこの上なしです。
せつなくなりながら今日は辛口カレー風の風呂に入ってみました。カレールウのかたちをした入浴剤を溶かした湯はちっともカレー色ではなく薔薇色に近いピンク色で、匂いは何だか甘ったるくてこれも全然カレーじゃない。パッケージを見ると「ハーブのかおり」と書かれています。ハーブと言うほどさわやかな匂いではありません。何で甘いねん。

もっとカレーであることを期待していました。カレーの鍋に浸かって具になった気分を味わえるものと思っていました。翌日には会う人会う人に悉く「うわっ、カレーくさっ!」と言われてしまうほどカレーの匂いに包まれて過ごすことを想像してちょっとうれしくなったりしていました。
思い描いていたことどもと現実が大きくかけ離れていて更にせつなくなりました。

せつない気持ちのまま、せつない曲を紹介致しましょう。今日紹介致しますのは「恋するアプリ」。昨日紹介しました曲とは逆に、「VOCALOID」であるというキャラクタ特性を活かした曲です。



この曲は発表から約一年後に成長したマスターとKAITO兄さんにより録り直しされています。動画は旧版の方が曲の内容をよく表していて判りやすいのですが、新版には歌詞が入っています。



更に、この曲にPVを製作した人がいました。手書きですが非常に細かくよく動く秀逸な作品です。更には白黒の線画だったこの作品を見事に彩色した人がいて、見応えがあるPVに仕上がっています。ぜひ御覧ください。曲は旧版です。

2009年05月11日(月) 素敵。

物理的に大きい買いものが好きで一人暮らしなのに冷凍白玉一キログラムパックを買ってしまった衛澤です。

今年はいつまでも寒いなあと思っていたら急に暑くなりました。左腕の手術跡を保護しておくためにカバーを掛けていますが、これが暑さを助長します。



毎日、ウエイトトレーニングと、有酸素運動としてエアロバイクを一時間漕ぎます。そうすると汗だくだくになってシャツもおパンツも勿論腕カバーもぐしょぐしょになってしまいます。毎日替えられるように腕カバーも枚数は揃えていますが、一日に何枚も替えなければならないようなら洗濯が大変です。
何枚も汗でぐしょぐしょにしてしまうよりは、汗を拭けるようにしようとちょっと工夫してみました。



ガーゼとカテーテルをまとめてテープで肌に貼り付けて固定します。テープは手できれいに切れるポアテープというものを使っています。
腕を動かしているうちにカテーテルがずれて抜けそうになったりすることが頻繁にあるので、カバーにはそれを防ぐ役割もあったのですが、逆に考えてみればカテーテルが抜けたり何処かに引っ掛かったりしなければ別段前腕全体を覆っておく必要はない訳です。

これで一日過ごしてみました。思いのほか快適です。ただ、テープが硬めの材質なので腕トンネルの入口を擦らないように貼り付け位置に気を付ける必要があります。

さて、暑苦しさがなくなったところで、今日もKAITO兄さんの曲を紹介しましょう。今日は「VOCALOID」というキャラクタ特性を含まない内容の曲を択びました。
先ずは「時忘人」。



「時忘人」と次に紹介する「わだつみ」は歌唱法が独特で、生身のヴォーカリストでもなかなか歌いこなせない曲なのではないでしょうか。KAITO兄さんとマスターの本気が窺えます。
では「わだつみ」をどうぞ。



ニコニコ動画にはこの曲に心動かされた絵師さんが渾身の力を込めてつくり上げた、「KAITOという歌手のPV風」の動画がありますので、そちらを紹介しておきます。



この「わだつみ」という曲は「ひのかみ」という曲と対になっており、この二曲を合わせると「混沌」という曲になります。

この三部作を制作したマスターは一昨日付の当記事で紹介した「wanderer」を手掛けた人で、次のようなかわいらしいものもつくっています。これを歌っているのもKAITO兄さんです(正確にはチビロボKAITO)。

2009年05月10日(日) きゅん。

やたらに汗をかいて逆に寒いので在宅中は頻繁にシャツを着替えている衛澤です。

この頁の記事を書いていなかった間に何をしていたかを昨日付の当頁に書いたのですが、洩れがありました。
ケータイ落としました。
定期通院日のことです。私は二週間に一度、心療科と泌尿器科で受診するのですが、心療科が例外なく混むので診察券を出して待ち時間の間に泌尿器科へ行きます。泌尿器科に行ってもまだ時間が余るので、書店で本を物色したり、月に一度は理髪店で調髪します。この日も理髪店に行きました。

理髪店から出てメールが届いていないかを確認しようと腰に付けたポーチに入れてあるケータイを手にとって見ました。そのときは確かにケータイはあったのです。その後、書店に立ち寄って本を一冊買い、コンビニエンスストアに立ち寄り昼食を調達し、それから心療科で診察を受けました。診察は一〇分とかからずに終わり、その後処方箋を貰って院外薬局へ行きました。
薬局でもう一度メールが届いていないかを見ようと腰のポーチに手をやると、ポーチが「ふにゃっ」て。
中身何処行った。
薬を受け取ってから、理髪店から薬局に至るまでの道を逆進して路上を確認し、各店舗では店員さんに「ケータイの落としものはありませんでしたか」と訊ねました。しかし何処にもなく。この間、約九〇分間。

仕方がないので直近の交番で遺失届を出しました。何処で失くしたか心当たりを詳細に訊ねられるものと思っていたので私は自分が判る限りのことを交番のお巡りさんに話そうとしたのですが、お巡りさんは「この辺で失くしたんでしょ」と一ト言で済ませようとしました。私がしたことはメモ用紙らしき紙片に住所氏名自宅電話番号を書いたことだけで、調書と思しき書式はあるものの「あとは書いておくから」とのこと。
何にもさせてくれないって感じで。あとは管轄署に電話をして遺失届の受理番号を確認してそれを教えてくれただけです。「多分出てくるから待ってて」とのことでしたが、何だか期待薄だなあと思いながら帰路につきました。

帰宅して直ぐに自宅の電話が鳴り、取ると心療科の病院からで「ケータイが見つかりました」と。受付で訊ねたときには「ありません」ということでしたが、私が立ち去って直ぐくらいに診察室で見つかったそうで。
診察室でケータイもポーチもさわった憶えがないのですが、とにかく見つかったのだからと再び病院に出向き、こうしてケータイは無事に手許に戻りました。ケータイが「ない」と気付いてからここまで九〇分弱程度。

つまり「何にも起こりませんでした」という話ではあります。
普段ケータイなんてほとんど使わない(持っているだけ)の私ですが、出先で「ない」となると不都合があるべくもないのに結構うろたえてしまいまして、そんな自分にちょっと意外性を感じました。

短時間ながら緊張したこの日のような日は、まったりとやさしい歌声を聴いてから寝むとよろしいでしょう。てな訳で今日もKAITO兄さんの一曲を御紹介します。「おやすみの唄」です。
これはVOCALOIDを使って音楽を製作する人即ち「マスター」が音楽づくりに行き詰まって思い悩む姿を見たVOCALOIDがマスターを気遣って弾き語ってみせる、という歌です。VOCALOIDには人格があり、それぞれ自分のマスターを信頼していて歌とマスターが大好きなのだということがお判りになることでしょう。



ニコニコ動画ではhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2941981です。マスター芋屋氏(アイス芋P)のコメントやリンク先などを覗いてみると更に世界が広がるでしょう。

もう一曲。次も同じ「おやすみの唄」ですが、こちらはマスターとKAITO兄さんが一緒に歌っています。KAITO兄さんの声を右スピーカに、マスターの声を左スピーカに割り振ってくれています。芋屋マスター、美声です。ヘッドフォンの使用を推奨。最後のフレーズが泣けます。



マスターと一緒に歌える芋屋さんとこのKAITO兄さんは倖せですね。
ニコニコ動画はhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm6369391です。こちらもぜひ覗いてください。

2009年05月09日(土) あー。

街角で自動販売機を見掛けたら「変な飲みもの」が入っていないかをいちいち確認してしまう衛澤です。今日はミルクコーヒーゼリーを見つけたので迷わず買いました。でも振りすぎてゼリー感皆無で飲みました。味は甘党におすすめな感じでした。なめらかドリンク。

前回の更新から気付けば半月ほど経ってしまっています。気温や気圧の高低差のためにしんどい日は確かにありましたが、それなりに元気に過ごしていました。
何をしていたかと言いますと、先月に引き続きpixivBAROQUE絵を見ているうちにVOCALOID絵を見るようになって年長組の青い人の多面性とポジショニングに惚れたり、「BAROQUE」をプレーイしようとPCにエミュレータを導入したものの純正コントローラの認識が巧くいかず途中で放り出したり、そうしているうちに甥っ子がいま話題の定額給付金でPS3を購入したから不要になったPS2を譲ってくれるというので貰いに行ったり、同級生たちと強風の河原でいろいろ飛ばされそうになりながらジンギスカンを食べたり御洒落カフェでいいケーキを食べたりクレープスタンドで「カルボナーラクレープ」を見つけて迷わず購入したり、PS2を貰ったので早速プレーイしようと思ったら今度はPS用メモリカードがなくて(使用ソフトがPS版の場合はPS2用ではなくPS用のカードが必要)取り急ぎあまぞんさんに注文したけどゴールデンウィークが挟まったためかまる一週間ほど待たされたり、その間にいま更ながらにすっかりVOCALOIDにはまってしまってニコ厨状態で動画を見まくったりしていました。

あー。ぼーっとしているうちに日が過ぎていったような気がしていましたが、なかなか受動的に充実していました。ね。

では、今日から何回かに渡って少しずつ好き動画を紹介していこうかと思います。
先ずは私がVOCALOID年長組の青い人即ちKAITO兄さんに惚れ込む決定打となった一曲、「wonderer」をどうぞ。兄さんの声好きー。



兄さん大好きだ。キャラクタとしてもヴォーカリストとしても好き。裸マフラーでも好きー。

と言いつつただいまの脳内強制ヘビーローテーションはこっちです。こういうどうしようもないものって大好きで。兄さん素敵ー。



これは……一緒に踊るよねえ。


エンピツユニオン


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