衛澤のどーでもよさげ。
2009年04月27日(月) 自分を聴く。

少し時期はずれましたが友人から誕生日のプレゼントを貰いました。聴診器です。



私が「ほしいから買ってくれ」とねだったのです。聴診器というものにもやはりピンとキリがあって、高性能のものになると数万円という値段がついていたりしますが、私は業務に使うことなど先ずないので最も安価なものを指定しました。
私などは聴診器というと昔のドラマや漫画に登場した、チューブ部が黒色で耳管部やシャフト部が銀色のものを想起しますが、近頃は聴診器も御洒落です。このサイトを御覧頂くとお判りになりますように、カラーヴァリエイションに富んでいたり名入れができたりもするのですね。私は青色が好きなので青色の聴診器を買って貰いました。

身体のいろいろな部分の音を聴いています。胸に当てれば心臓の強い鼓動が聞こえますし、手首に当てれば血管の脈動が聞こえます。そのほかの部分でもさまざまな音が発生しています。額も首筋も足の裏も、盛んに音を立てています。
臓器は動き血は巡ります。生きているって不思議だといま更のように思い直しています。

2009年04月21日(火) がくがく。

コミック版「BAROQUE」第三巻(上田信舟/エニックス)をようやく入手しました。最終巻です。
既に絶版になってしまったこの本は書店では手に入りません。古書店を探しまわってもなかったのでとうとうネットオークションに手を出しました。何この一〇代の少年少女のような熱情は。

存在感薄めの主人公くんはとうとう表紙からも消えたかー(裏表紙にいるのはお兄ちゃんだよね?)、と思いつつ早速読みました。
……上級さんの満面の笑顔が怖かったよう。常に大上段で傲岸不遜で居丈高で高飛車で眉間に皺入れて半眼でものを見ている上級さんが、満面に笑みして……夢に出てきたらどうしよう。うわーん。四十路目前のおっさんでも怖いものは怖いんだよう。

2009年04月19日(日) <おわぁ>

■絵を描かない人なのにpixivにユーザ登録してしまいました。
……だってBAROQUE絵を沢山見たいんだもの。大熱波記念日に近付くにつれ私の歪みは更に大きく。おわぁ。マイナーゲームなのに「歪み絵」が見放題でうはうは。
ところでリメイク版BAROQUE(PS2/Wii)の上級さんは何だかつんく♂さんに似ていてヤです。特にプレイ画面。いえ、つんく♂さんがキライな訳ではなく。CGは妙につやつやつるんとしていてヤな感じ。
上級さんはPS版(新)が一番好きです。シリーズ中最も大人っぽくて、男性らしく手がでかい。衣装のデザインもすっきりまとまっていると思います。胸許の意匠がマルクト十字を模していることがよく判ります。黒色は入っていない方がダークさがより際立ちましょう。

■先日ほぼ一年半振りに来宅した、芸能関係にとんと関心の薄い友人が何のきっかけもなく突然言い出しました。
玉木宏、痩せすぎですよね」
甚だ同感。昨年の一月三日四日に放送された「のだめカンタービレ新春スペシャルinヨーロッパ」を見たときから私もとても気になっていました。のだめ新春SPはストーリイよりも玉木くんの痩せ方に気を取られてとてもはらはらしました。おわぁ。
玉木くんは背が高いのだしもっと肉を付けた方がいいと思います。私のあり余る肉をぷちっとちぎり取ってくっつけてやろうかと思ったり。

■暖かく、と言うより暑くなってきたので、ほぼ一年間収い込んでいた七分丈のズボンを出してきてはきました。腹周りがきつくなっていて「きゅっ」とやらないとボタンやファスナーが閉じにくくなってしまっています。恐る恐る姿見を見て愕然。下図(B)のように腹部上部がぽこっと不自然なほど出っぱっていました。おわぁ。



当たり前の体型の人なら上図(A)のように胸のラインよりも腹が出っぱることはないはずです。私も昨年の暑い季節までは体重過多ではありましたがぎりぎり(A)の状態でした。年初からこれまでの間、断薬したり渡航したりでトレーニングを怠っていましたので、その附ケがまわってきたのでしょう。
タイの主治医からは「次回手術までに一〇キログラム落としてくるように」と言われていますし、持病による春の不調期もそろそろ終わることですし、改めてこれから運動します。がんばろう。
……玉木くん、この腹あげるよ(迷惑)。

■ドラマ「33分探偵」のやる気のなさといい加減さがとても好きです。第二シーズン「帰ってこさせられた33分探偵」は昨夜の放送でお終いでしたが、これまで一回も一生懸命見たことがありません。それがこの作品への礼節だと思っています。おわぁ。いつまでも半端な深夜帯の番組であってください。

<おわぁ>
<おわぁ>
<おわぁ、ここの家の主人は病気です>

2009年04月13日(月) 春は往く。

随分長い間更新をお休みしていました。あまりはつらつとした元気はなかったものの、それなりに愉しくいろいろやっていました。

■誕生日の前日に、友人一同と花見に行きました。



少しくもりがちで風も幾らかあって、長居するには少々肌寒かったのですが、いい場所で桜を見ることができ、持参した弁当もおいしく頂けたし、大変倖せな時間を過ごしました。
咲き具合いは、丁度見頃。私はあまり植物には興味がないのですが、桜だけは心から好きです。ただ咲いているだけでとてもうれしい。

■この記事を書いている今日から一週間ほど前に誕生日を迎えました。メッセージやメールで祝辞をくだすったみなさま、遅れ馳せながら有難うございました。
いよいよ三十路最後の年です。二九歳から三〇歳になる年はただうれしいだけでしたが、三九歳から四〇歳になろうとしているいまは、一九歳から二〇歳になろうとしていたときのように緊張を感じています。

■四月に入ってやたら気温が上がってきて、ポケットが付いた上着を着なくなってきたので、携帯電話用のポーチを購入しました。ズボンのベルト部分に付けています。



ネコです。サバトラ柄。ほかに茶トラ柄、三毛柄があって、茶トラ柄が一番ネコっぽいです。それだけに人気だったのか、通販サイトを見ても茶トラ柄は常に品切れで、仕方なくサバトラ柄を購入しました。
このポーチには「しっぽユニット」が付いていて、携帯電話を入れて使用していると、着信時にしっぽを振るのです(単四乾電池二個使用)。しかし、このユニットは私が使用しているFOMA非対応なので、私はユニットを外して使っています。
同時期にメールの着信音をネコの声にしました。ネコポーチから「にゃー」と聞こえてくると大変和みます。

■約半年の間探し続けたなんちゃってオレンジをようやく入手しました。



醤油のボトルを模したデザイン、黒い液体。遠目には醤油そのもの。しかし飲んで吃驚オレンジジュースという代物です。視覚情報と味覚情報の錯誤を愉しんでみたいと思っていたのです。
チェリオらしい薄口のオレンジジュースでした。

■暫く以前から二リットルのペットボトルを貯金箱にして小銭貯金を続けていたのですが、やっと一杯になりました。



買いものをして一円玉と五円玉ができるとその都度ちゃりんちゃりんと入れていました。稀れに気が向いたら一〇円玉や一〇〇円玉も入れてみたり。
一杯になったので銀行に預けたいのですが、これをこのまま持っていくと硬貨の分別・勘定に手数料を支払わなければならないので、自分で仕分け・勘定しないといけないのですが、面倒さが先に立ってなかなか着手できずにいます。

■いよいよ「BAROQUE」に夢中です。「アクションゲームなんてできない」と思っているのにPS版ソフトを買ってしまいました。「BAROQUE▲SYNDROME」も合わせて。いまの私の熱病ぶりったらもお、アイドルに夢中な女子高校生のようではありませんか(羞)。
頼りなげで存在感薄めの主人公(弟)くんがとっても好きなのですが、一番気になるのはやっぱり上級天使です。金髪紅眼の美形青年で純粋で冷淡で偉そうで権力者で野心家で極悪人でシスコン。いじり甲斐がある人です。この人の台詞がまた悉く冴えていて。
「人に罪があるというのなら、それは、己だけの視座で世界を見ることだ。そうは、思わぬか?」
とか、
「おまえは孤独だ。だれとも顔を合わせずに神経塔へ幾度も降りていく。愚か者だよ。だが、わたしは好きだよ、そんな愚かなおまえのことをね。」(この台詞が一番好き)
なんて仰ったかと思えば、
「おまえは、何度死ねば気がすむんだ? わたしが殺してやりたいぐらいだよ。」
とか
「おまえの顔は、もう見飽きた。さっさと行け。」
とキレてみたり。上級さんの台詞を伺う度に悶えてしまいます。ああ、ここで上級さんが仰る「おまえ」とは主人公=プレイヤ即ち私のことです。ゲームが下手で何度も死んでいると上級さんに怒られてしまうのです。「わざと死んだりしてないだろうな?」なんて疑われたりもして。
上級さんは大熱波後の世界で最も狂気と苦痛と憤怒に満ちた人でありましょう。そんな彼にはぜひとも天導さんが寄り添っていてあげてほしい。などと妄想しても語り合う歪み仲間がいないのでここで語っています。

2009年04月02日(木) 昨日のこと。

昨日は愉しい一日でした。暇な時間がなかった。何せ年に一度のお祭りの日だから。

みなさん御存知の通り昨日四月一日は「エイプリルフール」でした。「うそをつく日」ではなく「うそをついてもいい日」です。つかなくてもいいんです。このうそは「害がないもの」に限られます。
また、このうそは「騙す」「騙される」の攻防を繰り広げるものではなく、「愉しむ」「愉しませる」ものだと私は考えています。
そのような「愉しいうそ」が昨日のインターネット上では花盛りでした。

私が毎年愉しみにしているのはアイレムという会社のWebサイトです。この会社は毎年本業と同じくらい注力していると思われる力作うそを見せてくれます。トップページを訪れると、いつもとちょっとだけ雰囲気が違います。ん、「BLACK」?



「んん?」と思いつつ画面右下の「Japanese」をクリックすると、大胆な犯行声明が(本日の段階でWebページが残っていましたのでリンクしておきます。閲覧できた方はぜひ遊んでみてください)。何とアイレム社は謎の秘密結社ブラックアイレム団に占拠されたと言うのです!
画面には「NEXT」ボタンが付いており、それをどんどんクリックしていくと事態が展開していきます。つまり、ちょっとしたアドベンチャーゲームが愉しめるのです。
しかも無駄に凝りすぎ。流石は「エイプリルフール予算」が出る会社です。

次はPC Watch。パソコンの、主にハードに関する情報サイトですが、昨日は何故か猫Watchになっていました(これもまだ残っていましたのでどうぞ)。



どの頁を見ても猫の御話で猫の写真がいっぱい。猫好きならハアハアすること間違いなし。猫好き+スタパ齋藤氏好きの私にはたまらないサイトです。

Yahoo!JAPAN特設サイトでは、「ヱヴァンゲリヲン」実写(しかもドラマ)化計画なんて怖ろしい企画が持ち上がっていました。



適役と思った俳優に投票できるのですが、碇司令、赤木博士、ミサトさんについては投票が終わっていて、それぞれの一位が阿部寛さん、松雪泰子さん、松嶋菜々子さんというアレな結果になっていました。強いて言うなら碇司令は二位の大杉漣さんの方が、赤木博士は二位の真矢みきさんの方が、ミサトさんは六位の藤原紀香さんの方がいいなあ……とは言っても、私は実写化絶対反対派です。
でもエイプリルフールネタだから怖れなくていいよね、とか思っていたら某テレビ局がこの投票結果を基にキャスティングして映像化することになってるらしい、ということを今日知りました……orz 。幾ら今夏公開の映画第二作のプロモーションとは言え、やっていいこととよからぬことが。ああん。

いろいろな沢山の企業や個人が工夫と努力で愉しいうそを提供してくれました。私が触れられたのはほんの一部です。エイプリルフールをがんばったサイトはこんなに沢山あるのです。
そしてお察しの通り、私が昨日付の記事に書きました「アンドゥ機能付き原稿用紙」もうそです。これは有志のみなさんが意見を技術を労力を出し合って仕立ててくだすったものです。プレリリースの一番下に「This page is only for "April fool". So the product not exist.」と書かれているのにお気づきだったでしょうか。それから、昨日付の当記事の一番最後にも、背景と同色の文字でおことわりを入れております。悪しからず御了承くださいませ。

あ、「BAROQUE」と「あずき豆乳」については、ほんとうです。あずき豆乳はケース買いしてしまいました。

2009年04月01日(水) 新発見。

ぐったりしている間に四月になってしまいました。
冬から春への季節の変わりめ恒例の体調低迷に見舞われていまして、半病人生活をしていました。「半」病人なので中途半端に活動できてしまって、いま更ながら「BAROQUE」にのめり込んだり、あずき豆乳の旨さに開眼したりしていました。

「BAROQUE」はPS2やWiiでも遊べるようになったらしいですが、私は敢えてPS版を推します。などとしたり顔で言ったりしていますが、私はこのゲームを遊んだことがありません。と言うか、遊べないと思います。アクション要素が強すぎて。
では、何故のめり込んでいるかというと、頽廃的な世界観と狂ったキャラクタデザイン、そして「口が聞けず、記憶を失くしていて、罪の意識だけを抱えた主人公」、この要素に心が鷲摑みにされてしまっているからです。それにサブタイトルが素敵。「歪んだ妄想」だなんて。

ゲームから離れて一〇年近くが経ち、反射神経も視力も鈍ってきた私は自力でゲームをプレイしてストーリイの謎を解くことから逃げて、最初から最後までストーリイを解説してくれているサイトで詳細を知り、動画サイトでイベントシーンを見て、ゲームをクリアした気分になっています。
「BAROQUE」の世界に浸るといろんなバロック(歪んだ妄想)が湧き上がってきます。「BAROQUE」のように歪んだ物語を書きたくなってきます。

そこで必要になるのは原稿用紙です。この頁に何度も書いています通り、私は原稿をつくるのに紙の原稿用紙を使用しています。お気に入りは「コクヨ ケ−35」原稿用紙です。紙面が薄いグリーン、罫線はちょっと濃いグリーンで目にやさしくて、B5サイズなので狭いスペースで作業できます。これに万年筆で一ト文字一ト文字書き込んでいきます。

しかし、万年筆は書きやすいのですが、うっかり字を書き損じてしまうことも儘あります。たとえば私は「狭」と「挟」をよく間違えるのですが、字が完成してから間違ってしまったことに気付きます。字が完成してからでは書き直しができません。書いてしまった字は二本線を上から書くことで「便宜上なかったこと」にするしかありません。実際は桝目が一ツ無駄になり、字数換算がその分不確かになります。

そんな私に朗報が! 何と「アンドゥ機能付き原稿用紙」が発売されるのです。その名も「ケシカミ」。
「アンドゥ」とはみなさん御存知の通り、作業の手順を一手逆戻りすることです。「あっ、いまのなし!」でなかったことにできる機能です。たとえば先程の「挟」と「狭」を書き違えたら、九手戻れば「書く前」に戻れるのです。すばらしい。
秋葉原のヨドバシカメラでは先行販売されたそうで、インターネット上では実際に購入・試用してみたという記事も散見できます。引用記事では「10枚で500円と原稿用紙にしてはちょっと高かった」とされていて、私も同意見です。大量消費する者としてはちょっと手を出しづらい。もう少し時代が進めば半額くらいにはなってくれるかな。そしたらケ−35からケシカミに乗り換えるんだけど。
うそ。「ケシカミ」は大がかりな仕込みネタです。四月一日だからね。


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