2005年11月30日(水) 何か変だよそのニュース。
新聞を取るだけの余裕が、金銭にも空間にも時間にもないのでWeb版新聞の御世話になっています。主要四紙Web版とニュースサイト三箇所を一日二回巡回して主だったニュースは知ることができるようにしています。
TVのニュースは午後六時台のものだけでも見るように気を付けてはいますが、複数の局の番組を一度に見ることができないので情報が偏りがちです。その点を考えると各紙Web版の存在は有難いものです。翻ってみれば、Web版に大うそこかれるとひとたまりもないってことです。
次の文はインターネット巡回中に某大手新聞Web版で見つけた記事からの抜粋(固有名詞は記号に置換)です。或るTVドラマの粗筋だそうです。
「父親を知らず、最愛の母と2人で暮らしてきた元レディース(暴走族の女性集団)総長のA。
母の死をきっかけに「自分を捨てた父親から金をぶん取ってやろう」と、父親を探す。
出会った“おやじ”が、B(男性俳優)で、下町の銭湯を経営。金の強奪をあきらめたAは、
銭湯の売却騒動に巻き込まれていく。」
このドラマの筋書きについて云々する気は毛頭ありません。
新聞に書かれる文章というのは、国営放送のアナウンサーの発音がすべての日本語の発音の見本となるのと同様に、すべての日本語記述の見本となるべきものだったのですよ。
字数の制限とか、時間の制限とか、あるのかもしれませんが。
デスクや編集長のチェック、通っちゃったんだなあ。いいのかなあ。明らかに文の組立が間違っちゃってますが。……泣いていいですか。
引き続きまして。
TVのニュースを見ていますと、「HAL」という名のパワードスーツのようなものが出てきました。新しいロボットを、何処かの会社が開発したのかと思ってようく見てみると、顔が人間ですよ。ASIMOくんやPINOくんの兄弟みたいなものがと思ったら、少し毛色が違うみたいです。
どうやら、人間の身体に装着すると腕や脚の力の補助をしてくれる機械のようです。発表会らしき舞台の上でパワードスーツを着ている男性が、手渡された一〇キログラムの米袋を三ツ、両手で受け取って、笑顔で言っていました。
「三〇キロも、この通りです」
すると司会のお姉さんが「何と三〇キロを軽々持ち上げています!」なんて吃驚してみせていて……。
三〇キログラムくらいなら、大抵の男性は持ち上げるだろ?
米袋三ツくらいだったら生身のぼくでも抱えて歩きます。開発途中だからあまり高い負荷は掛けられませんてことなのでしょうか。だったら並みの人間では到底持ち上がらないような重さのものが上がる性能のものが仕上がってから発表して、心底吃驚させてほしかったというのは贅沢ですか。
ニュースでは詳しく述べられていませんでしたが、「HAL」という名は何かの頭文字を取った省略語なのでしょうか。何だか「デイジーデイジー」を歌いながらシステムダウンしてしまいそうです。ロボットじゃなくてパワードスーツだから自己矛盾を感じることはないのでしょうが。電気羊の夢も見ないだろうなあ。
【今日の久し振りに煮る】
豚汁鍋一杯。ひとり占めとは強がりの分け合う人のあらぬ年末。
2005年11月29日(火) 天下のまわりものは。
世間で「天下のまわりもの」と呼ばれるものはぼくのところへはほとんどまわってこないのですが、インターネット上のバトンは何とかまわってきます。今回は「キャライメージバトン」、今回も
蘇芳つぐみ絵師から頂戴致しました。ほんとうはも少し前に投擲してくだすっていたのですが、いなくなっていましたもので回答遅れて済みません。
しかし、バトンの種類も増えましたねえ。ここでこっそりもう一種類くらい増やしても構わないよな、なんて気になったり(←そんなことやってる暇ないぞ。ないぞ!)。
--------------------------------------- キャライメージバトンここから↓
1 : まわしてくれた方の印象をどうぞ
長身痩躯黒っぽくて活動的なさっぱり姉さん。怒鳴ると声がでかそうだ。
2 : 周りから見た自分はどんな子だと思われていますか? 5つ述べてください。
もう「子」だと思ってくれる人もいないんじゃないかと……。
・ 偏屈
・ 怖い
・ 変
・ 難しい
・ 丁寧
3 : 自分の好きな人間性について5つ述べてください。
・ 素直にひねくれて
・ 視点が多面的で
・ 好奇心が強く
・ 知的に
・ おバカ
4 : では反対に嫌いなタイプは?
・ 視野が狭く
・ 自分の無知さを棚上げしつつ
・ 他者の無知を嗤う
・ 見てくれをやたらに気にする
・ オレ様
5 : 自分がこうなりたいと思う理想像とかありますか?
イナバヒロシ 稲葉浩志氏。これほんとう。ネタじゃなくて。
誰もが見ているだろうものを独自の視点で捉え、既成概念何のその自身の辞書に拠ること臆せず、真面目だけど真面目くさったところがなくて、ときどき誰もやりそうにないバカをやって他者にため息をつかせたりする、大金持ちで実力者だけど腰が低い人。
……こういう人になりたい。
6 : 自分の事を慕ってくれる人に叫んでください!
何処にいるのーっ!
7 : そんな大好きな人にバトンタッチ15名!(印象つき)
「15名」てネタですか。ラグビーチームでもつくれって?
・ 鋭い視点と切り口いつも真摯で一生懸命桜井弓月さん試験中に済まんが。
・ 同病相憐れむちょけ帝王まききいさんブログで答えてちょ。
・ 腐女子だけど堅実に原稿に取り組むりとなさんココ見てたら修羅場の合間にでも。
・ あまり関係を明らかにできないサイレント作家サンジョーくん締切過ぎたらプリーズ。
・
もしかしてヅラ被ってますかアネハさん ああ、ほら。トモダチ少ないことがバレバレですよ。
上に挙げられてしまった人もそうでない人も、ココ読んだ人、全員答えれ。
----------------------------------------------------------- ここまで↑
7番めの設問は「印象つき」で答えます。
「おおむねエネルギッシュ?」と、「概ね」で半疑問形ってところがワタクシの中途半端さをよく表していると思いますよ、蘇芳絵師。
【今日の反省】
「15名」と指定された瞬間に「J-FR○ENDS+2名」と考えてしまい、誰を足すかで悩んでしまいました。悩んだ結果はアイバちゃんとムラカミ。
2005年11月28日(月) いきなり、どん。
失踪していました。
と、本人が言わなければ判らないくらいの、小規模な失踪です。何せぼく以外の誰もぼくがいなくなったことに気付かなかったのだから。淡い青春に誰もが感じるという「私がいなくても世界はまわる」を実体験しちゃって、頭を軽く叩きながら「てへ♪」とか言いたくなりました。1970年代の少女漫画風にネ!
で。
失踪終了後にいきなりですが、「
PLUTO」(浦沢直樹/小学館)を読め!
巷では「
20世紀少年」や「
MONSTER」の方がもてはやされていますが、それ等は後まわしでいいので先ず「PLUTO」を読むべきです。手塚漫画に造詣がないとかアトムを知らないとか、そんなことどうだっていいので、読みなさい。「読んだ方がいい」ではなく「読むべき」です。
読む側にも、覚悟は必要な作品ではあります。
第1巻の最終頁で「ぞくぞくっ」と何かを感じなかったとしたら、あなたは物語の読み方が下手だと言えます。確かに、浦沢作品は何れも物語に不慣れな人には読み解きづらいのだけど。
【今日のそれにしても】
「20世紀少年」には商業出版のかなしさが見え隠れして、ちょっとつらい。
2005年11月23日(水) 感謝したいのですが。
今日11月23日は「勤労感謝の日」なのですね。感謝する日です。さて、この「勤労感謝」とは、いったい何を指しているのでしょう。
「勤労」という行為そのものに感謝をするのか、「勤労できること」つまり自分が置かれた状況に感謝するのか、「勤労している人」即ち自分を含め働いている人すべてに感謝するのか。
いろいろ喚いている暇があったら全部ひっくるめて感謝しろ、という方もおられるかもしれませんが、わたくしそれほど器用でも度量が大きい訳でもないので、範囲を示して頂かないと感謝したくてもできないのですよ。
いい年令になってまだそれを知らないのも如何なものかと思われますが、調べてみてもよく判らなかったし。
取り敢えず、日頃勤労しているみなさんに、この場で感謝を捧げます。あなたが一生懸命働いてくだすっている御陰で、私は毎日をつつがなく過ごすことができます。
働いているあなた、有難う。
働いているあなた、おめでとう。
誰もあなたにそう言わなかったとしても、今日この頁を読んでくだすったあなたに対して、きっと誰かがこう思っているはずです。少なくともここにひとり、そう思っている者が確実にいます。
誰かが、何処かで、確かに、あなたに感謝しています。
【今日の道に倒れて誰かの名を】
「わかれうた」ですよ。この詩を書けてしまう中島さんは「魔女」と呼ばれて然りなのだと改めて思う魔術師見習いです。
2005年11月21日(月) 期待しない方がいいよ。
とっても期待しつつ観に行った映画が案外つまらなくて不平を言ったことはありませんか。きっと活躍するだろうと思っていた人が思いのほか凡人で失望したことはありませんか。
そういったときに、観た映画が不出来だったと文句を言ったり、凡人さんに「この凡人め」と悪態のような当たり前のようなことを言ったりしませんでしたか。
でも、ほんとうはその映画がおもしろくなかった訳でもその人が能力不足だった訳でもないのかもしれない可能性を考えたことはありますか。
過剰に期待すると、期待した対象ではなく期待そのものに裏切られてがっかりしてしまうことは、多分にあります。勝手に期待して大きく期待をふくらませて、巨大に肥大した期待を通してしか見たいものを見られなくなってしまったからと言って、たとえば映画や人を「つまらない」と言ってしまうのは、あまりに勝手なことだとは思いませんか。
さほど期待していなければ「思ったよりすごかったな」と感心することもできたかもしれないのに。
という風なことを考えるに、ぼくはぼく自身やぼくが書いたものに対して「すっごく期待してます!」なんて言われると、うれしくなくはないけれど「困ったなあ」という気持ちの方が大きくてほんとうに困ります。
同じものを書くなら「すっごく期待」して頂いたばかりにその御期待に沿えないよりも、「案外よかった」と思って貰う方がずっといいもの。
ぼくやぼくが書くものはともかくとして、あんまり自分の周囲に期待するのはちょっとやめてみませんか。勿論、自分自身に対しても期待は控えた方がいいようにぼくは思います。
過剰な期待をしても、誰のせいでもないことに腹が立つだけだからさ。
【今日のガッときてギュッときて】
いやー、「アベッ!」は必要ですよ「アベッ!」。さあ御一緒に!
2005年11月20日(日) まずいことだらけで。
具合いが悪いことばかりが立て続けに巡ってきているけれど、巧くいかないことだらけだけど、何だ、おれは人生の半分も生きていないひよッ子なんじゃあないか。
まだ沢山失敗しても大丈夫だし、何度だってやり直していいんだ。
ひよッ子が、いま更ながらにひよッ子だと気が付いて。案外こればかりを繰り返して一生終わるのかもしれんけど、それもいいかもしれん。
2005年11月19日(土) 見えない誰かがいて。
毎日至る場面でエナジードレインを喰らっているような感じです。……どんどんだめに……。
2005年11月18日(金) 泣き言も言えなくなったので。
遠くへ行きたい。行ったことがないところへ。
やっぱり海辺の街がいいな。帰りたくなくなるような。
2005年11月17日(木) 残り少なく新しいのが。
「
ほぼ日手帳」が届きました。2004年から使いはじめて、今日届いたこれで3冊めです。毎年9月頃に販売開始されて、いま頃届きます。今年は販売開始日に国内にいなくて購入申し込みができなくて、帰国後インターネットに接続して真っ先にやったことが、この手帳の購入手続きでした。
下の写真が届いた品物。手帳自体も勿論良品なのですが、パッケージもなかなかかわいいのですよ。
もともと手帳なんて持ち歩かなかったし、たまにシステム手帳などプレゼントして貰うこともありましたが、使った例しがありませんでした。しかし、ほぼ日手帳は「違う」のです。何しろ、使い勝手がいい。
「ほぼ日手帳」がどんな風にいい手帳なのかはリンク先頁を御覧頂くことにしましょう。どれだけ使い勝手がいいかと言うと、外出するときに手に何かを持つのを可能な限り避けるぼくが、この手帳だけはいつも持ち歩く、それくらいです。持たないと不安になるくらいにこの2年は使い込んでいます。
毎日使っている手帳の空白頁が残り少なくなってきたところに、真新しい手帳が届いて、「年末」だとか「新年」だとかいう言葉が想起されます。そんな時期なんだねえと一年を振り返ってみるべきなのかどうかちょっと迷ってしまう2005年です。
配達に来てくれたネコマークのお兄さんが受け渡しの短い時間に何度も「すみません」と言ってくれました。ぼくがくたびれた恰好で眠そうに玄関に出たからでしょうか。寝ていた訳ではないのでそんなに謝らないでほしかった。徹夜明けだっただけなんだよ。
【今日の危機】
暫く会話というものをしていないので日本語の聞き取り能力が衰えてきています。
2005年11月16日(水) sasanquaの頃に。
そろそろ肌寒くなってきました。
もう半月以上も前に「そろそろ寒くなるだろう」と思い炬燵を譲って貰ったのですが、ぼくが住んでいる辺りはいつまでも暖かくて、炬燵に電源を繋ぐ機会さえありません。何しろ日中ならTシャツ1枚で自転車に乗って走っても平気なくらいだったのです。
いや、まあ、Tシャツ姿で出歩いているのなんてぼくだけで、道行く人たちはコートを着たりネックウォーマーを着けていたりしましたけどね。
それが、ここ数日はTシャツで出歩くにはちょっと寒いかなあ、と思うくらいには寒くなってきたので、今日やっと炬燵布団を買ってきて炬燵に被せて、電源を繋いでみたのです。
がっかり。
近頃の炬燵ってヒーター部分が赤く光ってくれないんですね。炬燵の中に潜っても真っ暗なんですね。「赤外線は赤くはない」ということが判っていても、炬燵の中は赤く光っていてほしいなと思う70年代生まれです。
寒い時期の机上仕事は炬燵に限る。
【今日のナイス行く末】
「ウ○ンの力」のCMに吃驚の午前。トニセンの今後を見据えた方向性としては間違っていないのではないかと思います。こうしてさりげなく浸透させていかないとね。
2005年11月15日(火) たとえそこに心がなくても。
とある会合に出席。たいしたことも言えないまま解散。退席時にたまたま居合わせた或る人が、ぼくに言った。
「今日は衛澤くんと会えてよかった」
二箇月に一度だけ開かれて、欠かさず出席する訳でもない会合の、しかも帰り際に、直接口を聞いたこともない人からそう言われることはとても意外だったのだけど、ぼくはうれしいと思った。たとえそれが上っ面だけの、思ってもいないことだったとしても。
もしもほんとうはそんなことを思っていないのだとしても、そう言えることは立派なことなのかもしれない。心にもないことを言うことも、決して悪いことではないのかもしれない。そう思う。
確かにぼくは口癖で言ってしまう「有難う」でも貰えばうれしいしかたちだけでも「有難う」を口にすれば幾らか気分がよくなることを知っている。
いい言葉は思いついたそのときどきに口に出すべきなのだろう。それを聞き取る相手がいないのだとしても。
「会えてよかった」と言ってくれた人の言葉は、ほかのどれを聞いても力強くも清らかでもないのだけれど、きっと本心なのだということを信じさせてくれる。いい言葉を口に出して伝えられるこの人はきっとほんとうにいい人なのだろうと思う一方、「上っ面だけいいことを言ってみるだけの奴で御免なさい」とも思った。
それでも、会えてよかったと言って貰ったことはほんとうにうれしかったので「そう言って貰えてうれしい」と声に出して伝えられたことはよかったと思う。
【今日のいったい何が】
某缶ビールCM出演中のみっちゃまに何ごとかと。月曜深夜はビタースイートサンバから。
2005年11月14日(月) まわるまわるよ。
バトンがきたバトンがきたバトンがきた。毎度御世話になっております
蘇芳つぐみ絵師からまわって参りました今回は「ブラインドタッチバトン」。
これまでうーたらバトンを幾つか回答してきましたが、何かに似ているなと思っていたのですよ。アレですね、「100の質問」。設問数が少なくて他者の回答が直ぐに見られるバージョンて感じですか。
では行ってみましょー。ルールは下記の通り。
■ブラインドタッチバトン
キーボードを見ず、携帯の人は親指を見ずに答えを入力してください!
誤字・脱字はそのまま、「BackSpace」や「クリア」はご法度です。
----------------------------------------------------------- ここから↓
Q1:生年月日を教えてください。
1970年4月6日。
Q2:TV番組と言えば何?
「服部セイコーが七時をお報せします」
Q3:カッコイイ(かわいい)有名人といえば誰?
「恰好いい」でも「かっこいい」でもなくて「カッコイイ」ね。
フィリップ・マーロウ、かな。
いまかわいくてたまらないと思うのは南海キャンディーズのしずちゃん・
Q4:辛い食べ物と言えば何?
ペペロンチーノ・
しょっからいのと辛いのは違うのねん。
Q5:あなたのチャームポイントを教えてください。
チャームの効果を持つ部位なんてございませんでしてよ。
Q6:あなたの虫に対する思いを教えてください。
きみも怖いのだろうが私もいい気分ではないから互いに侵さないでいよう。
Q7:カラオケの十八番は何?歌手も教えてください。
「歌わないこと」。
自分にも他人にも迷惑をかけないにはこれが一番さね。
Q8:5秒で「ブラインドタッチなんか余裕だぜ!」と入力してみましょう
ブラインドタッチなんか余裕だぜ!
5秒丁度くらい?
「!」に1秒半くらい掛かっている。シフト+記号は苦手ですよ。
Q9:バトンを回す5人を教えてください。
紀貫之先生、アインシュタイン先生、矢野徹先生、御大師さん、アーンド「あなた」・
----------------------------------------------------------- ここまで↑
割りとミスタイプ少ないでしょ? 毎日ブラインドタッチで仕事をしていますから。
実はキイボードを見る方がミスタイプが多いのですよ。視覚に惑わされる。
Q3〜Q4、Q9の文末の「・」は「。」をミスタイプしたものです。Q8の「?」直後の改行は、実は空白のつもりでリターンキー(旧)を叩いてしまったミスタイプです。回答そのものをミスしているのはQ2。それ「番組」じゃないし。「七時」の「七」が漢数字なのもミスタイプですね。「7時」に変換できないとは思わなかった。
Q7回答中に思いきりよくミスタイプしてFEPが切り替わっちゃって焦りました(´□`)。
【今日の早速素直に】
昨日の「TRICK」は素直に観て素直に笑えた。おもしろかった。でも1ロールの長さ測ってエピソードの配置やストーリイのペース配分とか見てしまった。癖だから仕方がないよ。
2005年11月13日(日) 当たり前のことなのですが。
「ソーセージに焦げめをつける」ということは、「摘出した内臓組織に火傷を負わせる」ということなのですよね。
ほーうら、見事に火ぶくれが。
【今日のがっかり】
やっとミリタリに無関係の映画を観に行く気になったのに、そのCMで「感動」とか「涙の」とか言われて「絶対に観ない」気持ち確定。
2005年11月12日(土) 白紙にする。
こだわりとかポリシーとか信条とか、そういうものもすべて投げ出してしまって、素直にしてみよう。
「これから一〇年は基礎を勉強しよう」と考えた一〇年がそろそろ終わろうとしているのですが、まだ基礎が身についていないので、これからの一〇年は基礎よりももっと基本的なことを勉強し直そうという気持ちを持ったのです。
こうして一生基礎の部分ばかり勉強して、歴史の勉強をやり直しすぎて縄文時代にだけは異常に詳しくなった学生みたいになってしまうのかな、という危惧もありますが、それでも何ひとつ知らないよりはずっといいか、と思い直して。
それにしてもぼくは物語についてほんとうに何も知らない。
【今日の貧しさ】
ここ一ト月で口を聞いた人はかかりつけの心療科医先生だけです。
2005年11月11日(金) うつつのはざまに。
「そんなの偽善でしかない」とやけに不満げに言う人がいるけれど、偽善っていけないことなの?
「あんなにも」気持ちがいいことなのにね。
【今日の批評と批判の境いめ】
「解釈不能」を即ち「完成度の低さ」と言ってしまうところに批評者の程度を見てしまう。
2005年11月10日(木) 緑いと言っていいのかどうか。
「正論だ」と思える正論を唱えているのを見聞きしてやたらに苛つくときだってあるのですよ。不当な腹立ちだと思いながらね。
この理不尽な憤りを緑さとか未熟さとか、そういった「若気」系とでも表現し得る単語で片付けてしまってもいいのでしょうか。
そんな微温いことを考えている頭は「関数f(x)=……」という問題文の冒頭を見た瞬間に集中力を自ら断裂させてしまいます。そもそも「文字が入った数式」以前に「関数」という単語から拒否する仕組みになっている様子です。
……日本語なのにな、「関数」。
判っている「つもり」ではいるんですよ。諸々の底意に自分自身があることは。
2005年11月09日(水) 華に花を捧げたく。
ここ数日でみるみる元気がなくなっています。
とあるニュースに思うことがあり、毎日追って届けられるそのニュースを見掛けるたびに見たり読んだりして、それは望んでやっていることなのだけれど、回数を重ねるごとにどんどん元気がすり減っていて、書くものもまとめられなくなりました。
こんな状況ですので、暫く休みます。元気が回復するまで。
身体の具合いが悪い訳ではない(と思っている)ので、取り敢えず疲れた身体を休めて充分に睡眠を取れば幾らか回復はすると予想しています。
書いては削除して書いては削除して。それを繰り返すだけでも消耗していくのだということに今日のお昼、やっと気付きました。
今日の表題は一度は書き上げた当頁の記事につけたものです。四〇〇字詰原稿用紙にして一〇枚前後はあったかと思いますが、掲載するのがためらわれたので削除して、表題だけ名残りに残しておきます。これがいいことなのかいけないことなのかの判断も実はついていないのですが、いけないことだと思った方がおられましたらその旨教えてください。
ほんとうに何も判らない状態なのです。
2005年11月08日(火) ぼーきゃく。
日中にはこの頁に書きたいと思うことを沢山見つけるのですが、いざ書こうという時間になると大抵忘れてしまっています。そういうことはメモをしておけばいいのですが、メモすること自体を忘れたり、よしんばメモしてもメモしたこと自体を忘れたり書いたメモを何処に置いたかを忘れたりで大変です。
忘却とは忘れ去ることなり。佐田啓治さんは男前ですよね……(さりげなく論点をずらしてみる試み)。
ここ数日の間に気になる報道も幾つかあって、それについて書きたいような書くべきでないような、そんなことを考えているうちに忘れてしまったり、何か駄目ですよわし?
【今日の余計な世話】
「修二と彰」を見るたびに彼等は生きものとして大丈夫なのだろうかと心配になったり、「WaT」を見るたびにWくんはバラエティ一ト筋って言っていたのはうそだったのん?と多少裏切られた気分になったりしつつ、どちらのユニットも見ためで損してるよなと思う。
2005年11月07日(月) 魔法のバトンをくるりと振れば。
世の中にはさまざまなバトンがあるようです。そりゃーディラン効果やバーナム効果やプラセボ効果などの心理学上のエフェクトよりも沢山あるみたいです。
そんな無数と言えるバトンの中で、今回ぼくの許にやってきたのは「言葉バトン」。最近銃を御購入、アグレッシブに磨きがかかる
蘇芳つぐみ絵師からの御指名です(「夜のヒットスタジオ」風)。「ミュージカルバトン」以来ですな。お答えしてみましょう。
----------------------------------------------------------- ここから↓
1.好きな言葉は?
「さようなら」。
「日本語の最もうつくしい言葉十選」の中に入ると思います。
2.あなたの口癖は?
「どひー」と「ノー!」は気付かないうちに口から出ています。
どちらも窮地に陥ったときに自分の声で耳にすることで「それほど窮地でもねえじゃん」という気にはさせてくれます。追い詰められずに済むと言いますか。
感嘆詞以外は癖を付けないように気を付けてもいます。書きものをするときに使用頻度に偏りが出ないように。
3.あなたにとって最大の褒め言葉は?
「何かよく判らんがすごい!」
ほんとうにすごいものは、はっきり判ったり言葉にしたり、なかなかできないもので。
4.普段、出来るだけ使わないようにしている言葉は?
「口に出さない」という意味での「使わない」なら、感嘆詞以外の言葉。言葉を口から出すのはとても怖いことなので。
書く上でなら、自分自身に制限を課すことは敢えてしないようにしています。
5.最近、言われて一番腹の立った言葉は?
自分に向けられた言葉に腹が立つことはほとんどないです。少なくとも自覚できる範囲にはまったくありません。
耳にして腹が立つのは、条件反射としか思えない速度で出てくる「not」の意味を伴った言葉。 「あり得ない」、「信じられない」、「無理」など。手前の狭い価値観で世の中の可能性を勝手に削るな、と思う。
6.一度言ってみたいが、きっかけが無かったりして言えない言葉は?
「ぎゃふん」
言ってみたい。心底言ってみたいのに、この言葉が勝手に口に出てしまう状況にまだ出会ったことがありません。
7.普段何気なく使ったりするけど、実は意味を理解していない言葉は?
言葉を「何気なく」使わない努力をしています。「何気ない言葉は傷つけていく」ので。
ほんとうに理解できている言葉なんて、ぼくにはただひとつもないような気がしています。
8.普段の生活において、思ったことの何%くらいを実際に言葉に出してる?
「言葉に出す」という行為が「口に出す」と等号で結ばれるものでないなら、という条件付きで、80%くらい。
自分で「自分はこう考えている」と確認できることは可能な限り書くようにしています。そうしないと自分が何を考えているのかすら判らなくなったり忘れてしまいかねないので。残りの20%は「おそらく考えてはいるのだろうけれど自覚できない部分」と「考えていない領域」。
9.面と向かっては言えないけど、メールでなら書けることってどんなこと?
「面と向かって言う」のも「メールに書く」のも苦手です。言葉を音にして口から出してしまうことはとても怖ろしいし、「かたち」として残らないものに書くことを「書くこと」と思えないので。
言葉を口に出すことを怖ろしいと思わずに済むなら「書く」人にはなっていなかったと思います。
10.プロポーズとして、言いたいor言われたい言葉は?
「プロポーズ」というものをしたいともされたいとも思わないので、それに必要な言葉も思いつきません。
11.今日で死ぬとしたら、最後に誰に何を言いたい?
すべての存在に「さようなら」。
この世で最もうつくしいと思える言葉を、それまで気持ちを向けたことのない存在に対してまでも口にすることくらい、最後ならぼくにも許されるんじゃないかなあ。と。
12.人生において「ありがとう」と言った数と言われた数は?
何れも無数。いちいち数えておくものではないし、数えるほどでしかないならそれはとても貧しくて虚しい。
13.現時点で最後に発した言葉は?
「発する」が「口に出す」ことなら、三〇分ほど前に来てくれた宅配屋さんへの「有難う」。
「発する」が「自分の外へ出す」ことなら、この一行。
14.あなたにとって言葉とは?
「魔法」。
とても便利でどんなことでもできるけれど決して万能ではなく役立たずですらある。
誰にも使えるようで決して誰にも使えるものではない。
生命を助けることも奪うことも人を倖せにすることも絶望させることもできて、しかしそれは術者の思うがままという訳にはいかず、ときにはしっぺ返しもきちんと喰らう摩訶不思議な術。
15.このバトンを誰にわたす?
あなたに。どうぞ。
----------------------------------------------------------- ここまで↑
それにしても今日の表題は三〇歳越えたマニヤでもないと判らないよー(´□`)。
【今日の心から】
OYSTER氏の「光の大社員」と、荒井清和氏の「TVウォッチャーの逆襲」を大応援。
2005年11月05日(土) こうして大人の階段を。
ぼくは茸が嫌いだった。食べても味がしなかった。噛んでも何だかふにゃふにゃして気持ちが悪いし、見ためもグロテスクだ。八宝菜に入っているそぎ切りの椎茸なんて、なめくじそっくりで箸で掴むのもためらわれた。
そんな風に「厭だなあ」と思っているところに、学校の授業で「茸は菌です」と教えて貰った。理科の生物分野の授業だ。教科書には椎茸の断面図が印刷されていて、その中には傘の裏側の拡大図なんてのもあって、椎茸の傘の裏側のひらひらは菌糸によって成り立っているのだと御丁寧に解説してくれていた。
それでなくとも、あの傘の裏のひらひらはいまにも動き出しそうだから口に入れるのは厭だなと思っていたのだ。それが菌糸でできていて生きているのだと聞いてしまったら、傘まるごと一個の椎茸なんてとても喰えない。舌の上に乗せた途端にひらひらをうごめかせて身体中を這われそうだ。ぞっとする。
ということをどうしても考えてしまって、ぼくは茸を避けて通ってきた。出された料理に入っていたら文句を言わずに喰ったけれど、自分で調理するときには好んで入れることは絶対にしなかった。
けれども、三、四年前から急に、つまりきっかけも理由もなく、ぼくは茸を食べるようになった。何故かと問われても考えてみても判らない。自分で調理する食事にも時折気が向いて入れるようにもなった。カレーには必ずしめじを入れる。でも、特に旨いと思ったことはなかった。
さて、今日。
昼下がりにこれまた急に「茸のホイル焼き」を食べたくなって、買いものに出掛けた。しめじと、舞茸と、えのきと、ブナピーを買った。ブナピーは先日母と茸飯の話をしていたときに「なかなか旨いニューフェイス」と聞いたので試してみる気になった。エリンギも好きなのだがブナピーに気を取られて買うのを忘れてきた。
それ等茸と、もやしと、鶏肉を少し切って、アルミホイルで包む。ガスコンロに直接乗せてもいいのだけど既にフライパンが乗っかっていたのでその中に入れて一五分ほど加熱する。あとは好みの調味料で食べるだけ。醤油を少しだけかけた。
アルミホイルを破った瞬間に立ち上る湯気、その匂いがたまらなくいい。スーパーマーケットでも茸を沢山置いてあるところに行くと、少し甘いようないい匂いがするけれど、熱を通した匂いはいわゆる「うま味」、グルタミン酸を含んでいるかと思われる匂い。如何にも旨そう。
調べてみると、茸の旨みのもとはグアニル酸という成分で、グルタミン酸ととても相性がいいとのこと。だから昆布(グルタミン酸を含む)の出汁と醤油(グルタミン酸を含む)で味を付けるととても旨いものに仕上がるらしい。
箸で掴み上げて口に入れ、噛み締めるとじわーっと茸独特の匂いと旨みが口の中に染み出して、その滋味と滋養が身体の隅々まで広がっていくような多幸感に包まれた。
うま……!
茸ってこんなに旨かったっけ? 味は濃いし歯ごたえもしゃきしゃきしてるし、とっても旨い。安くて手間も掛けずに沢山喰えるし腹もふくれるし熱量は低いのに栄養は豊富。何て有難い。
年令が一ト桁の頃はこの味を感じる味覚も経験も持たず、見掛けばかりを気にして本質に近付けなかったぼくも、こうしてまたひとつ、味が判るようになりました。
じわじわ、じわじわとだけど、ぼくも大人になっているんですねえ。
【今日の違いないないない】
「スーパーカミオカンデ」という文字列を見て、何かのアナグラムに違いないと思って逆から読んでみたり文字を入れ替えてみたりした人が、ぼく以外にもきっといるに違いない。
2005年11月04日(金) そう安くはない。
「御節料理如何ですか」という広告がうちにも入るようになりました。この「如何ですか」は勿論「召し上がりませんか」という意味ではなく「御購入を御願いします」と言っているのです。ふと見た広告に書いてあった御節料理の御値段は何と10500円〜(税・重箱込)。
「10500円」ではなく「10500円〜」ってところがミソ。上には上があるんである。
そもそも御節料理には、「台所で働く者を正月くらいは休ませよう」という意味と「正月に休みたければ年末に2倍以上働かなくてはならない」という教訓が込められている……とは、よく言われることです。先に挙げた「10500円」はこの「正月の台所の労働力」と「食材費」と「調理等の手間」、そして「正月に休めるという有難み」が含まれている訳です。
そう考えると「御節料理10500円」は決して高くはない、むしろ大変お安い価格と言えるのかもしれません。
しかし確かに、「手間が掛かった豪華な食事」ではあるものの、このように「安価に」購入できる御節料理は果たして「御馳走」なのか否かを考えてみると、どうもそうでないような気がします。
「御馳走」とは走りまわることです。大切な人においしいものを食べて貰おうと、よい食材を求めて馳せ、より巧く(旨く)調理するために奔走する、その心を以て「御馳走」と称するのです。旧年忙しくがんばった家族のため、自分のため、台所を守る者が懸命につくるのが御節料理です。
さて、たとえば、ひとり暮らしの独身貴族(死語)であるぼくなどが、清水の舞台から飛び降りてしまった気持ちで大枚を支払って買い求めた御節料理は、御馳走なのでしょうか。
どうなんだろうか、ねえ。
「金銭を沢山持つことが必ずしも豊かであるという訳ではない」という精神論というか理想論というか、そういうものが証明され得る場が表れる予感のようなものを感じます。
【今日の時折絶叫】
あんころもちがくいてーっ(声:市原悦子)
2005年11月02日(水) 最強。
太田虎一郎さんの「宇宙の法則世界の基本」という漫画で「カレー以外の食べものにカレーをかけるとみんなカレー味になってしまうのですが……ということはカレーっていま食べもの界で最強?」というネタを見掛けました。
そうです。カレーは最強なのです。
カレーを厭そうに食べている人を、ぼくは見たことがありません。「カレーが大嫌い」という人に、ぼくは会ったことがありません。ぼくが小学生だったときも、そして小学校を卒業して二〇年以上が経ったいまも、給食のメニューランキング上位三位以内に入るのがカレーだと言います。カレーを食べる人はみんな倖せそうな表情をします。
「好き」と「嫌い」のアンチノミーが混沌として存在するこの世の中で、大部分が「好き」で成り立っている食べものは、ほかに類を見られないでしょう。
そして軍用食の王様の地位を逃がさない「調理しやすさ」、「食べやすさ」、「摂取可能栄養素のバランスのよさ」。これ等の点も勘案に入れますと、カレーは比類なく最強と言えましょう。
ということを考えるたびに、カレー屋のオヤジになった彼奴は結構な倖せ者だと思っているのですよ。何だか割りと沢山の人から「ひたむき」だとか「痛ましい」だとか言って頂くのですが、本人それほど苦労している憶えはなさそうだし。
【今日の口に出さないと気持ち悪い】
昨日は朔日でした。ね。
2005年11月01日(火) 振り絞る。
切腹(違)してからそろそろ2箇月です。先月から慣らしでトレーニングを再開しまして、今日から手術前のメニューに戻しました。案外回復しているものです。
ウエイトは手術前とまったく同じという訳にはいかず、まだ少し軽めのものを挙げていますが、有酸素運動の方は手術前よりもはげしいかもしれません。ウォーミングアップにウォーキング20分×1本と、仕上げにエアロバイク20分×2本を入れていますが、エアロバイクはMP3プレイヤで音楽を聴きながら漕いでいます。その音楽の主なリストは以下の通り。
1.juice
2.SURFIN' 3000GTR
3.ultra soul
4.WAKE UP, RIGHT NOW
5.アラクレ
6.さまよえる蒼い弾丸
7.スイマーよ!!
8.パルス
9.Liar!Liar!
10.恋心
B'zばっかりです。ライヴでこんなリスト組まれたら倒れますね(笑)。
「juice」は聴くだけだとそれほどはげしくなさそうですが、体感すると大変ですよー。今年のライヴでこの曲に合わせてステージが猛スピードでくるくる回転していましたが、その速度が時速20kmだったと言いますからかなりの速度ですね。この曲のリズムパートに合わせてペダルを動かすともっと速い移動速度になります。公道上でやっちゃダメです。
ほかの曲も言わずもがな、ですね。
「ultra soul」と「スイマーよ!!」がペースメーカーになります。音楽を聴いているとリミッターが外れてしまいがちなので、まともなペースに戻すのがこの2曲なのです。
この2曲がなかったらどんどんハイテンションになってしまってトレーニングが終わる頃には身体がガタガタになってしまいます、きっと。
上記のリストはB'zばかりですが、たまにほかのアーティストも聴きます。しかしどのアーティストよりもカロリー消費がはげしいのはB'zです。御陰さまで肌寒くなってきたこの頃も毎日爽快に汗を沢山かいています。
【今日の取り敢えず一ト息】
短編上がったよ……(肩落ち)。