衛澤のどーでもよさげ。
2004年08月31日(火) 正直しんどい。

何もかもが厭になっています。
何でこんなことやってるんだろ。と我に却ることもしばしば。
ま、「自分の掛け替えのないものを対価としてこんなに精一杯やってきたのにそれに対してどーでもよさそーな対応しかフィードバックされてこない」というのもやる気を削いでいる一因だとは思うのですけどね。

「これでよい」と言われるより「これがよい」と言って貰った方がより確信が持てるし迷わなくて済む。
「かたちを変えるなら変えてよい」と言われるよりも「変える必要はない」と断言して貰った方がより強い自信を持つことができる。
助詞ひとつ違うだけで言葉から与えられる士気も絶望も随分違うのですよ。

そういう感じで擦れ違い擦れ違い、互いの意志が巧く通じないままに如何にも「自分が正しい、お前が間違っている」という風な(発言主にそのつもりはなくても文意にはあるのですよ)ことを言われてしまったがために「余計なことをしてすみませんでしたね」というヒクツな心持ちが現れてしまって更にモチベーションが激減。
改めてじっくり話し合えばきちんと理解し合えるのだろうな、ということは朧気にも判ってはいてもそうする気力も湧いてこない。

オトナゲないなあ、とは自分でも思うのですけどね。
何せこちらは5ツの生命をお預けしている訳です。どの生命も等しく大切なものです。その5ツの生命を何とか生かして活かすために私は生命を懸けているのです。
……そうしてつくり上げたものが揺らぎある、悪い言い方をすると「テキトー」な扱いをされてしまうと私は5ツの生命に対してまったく申し訳が立ちません。どいつもこいつも息切れするくらいに一生懸命生きているのに、その一生懸命さを伝え切れていない私はまったく無能である、と結論づけざるを得ません。

当地方では深夜に「堂本剛の正直しんどい」という表題のTV番組が放送されていまして、メインパーソナリティの堂本剛くんがほんとうにしんどそーな感じで登場します。やる気なさげな表題にやる気なさげなキャラクタ。それは見ていて愉しいのだけれど。
「正直しんどい」という表題の番組に出てくるしんどそーなパーソナリティ。その存在とか気持ちとか、そんなものが判るような共感するような、そんな気持ちでいます。

ただひとつ確実に言えるのは、私はたったひとりの我が儘のために書いているつもりなんか更々ないということです。

……いなくなってしまおうかな。
誰も連れ戻しには来られないところへ。

2004年08月30日(月) エビがきた。

転居して落ち着いたら飼いはじめてみよう、と考えていたハワイ原産のスカーレットシュリンプ。メンテナンスフリーの技術を投入されてHOLOHOLOという商品名で販売されています。




下に敷いているのは例によって現在執筆中の原稿です。これが比較対象になって、だいたいの大きさが把握できるかと思います。
この小さな水槽の中には循環する生態系ができ上がっていて、餌をやる必要がないのだそうです。

「当分飼えないなあ」と思っていたところ、友人が「引越祝い」の名目でプレゼントしてくれました。大事に育てます。ほんとうに有難う。


【今日の憶え書き】
■マスタング大佐はエロボイス。

2004年08月29日(日) 謎の物語。

久々に同級生連中と会う機会に恵まれまして、会ってとんでもないくらいの馬鹿話をして半年分くらい喋って喉を嗄らして帰宅しました(バカ)
仕事の相談に乗って貰ったりもしたのですけどね。
やはりいろいろな人と交流するといろいろな発見があって刺激になります。

その中で。
友人Aが近頃「輝夜姫」(清水怜子/白泉社)という漫画にいたく御執心。釣られて友人Bが眼の前で読みはじめたのでちょっと興味を持って「どんな御話?」と訊ねてみた。返ってきた答えは次の通り。

「…おかあ、さん…?」

大変に困惑した様子で、まるで記憶喪失の状態にあるときに「あなたの実母です」という女性と出喰わした、そんな答えでした。
つか、それが粗筋ですか。質問したのにその答えが半疑問形で返ってくるし。内容が判らないっス;

しかし、この問答があってから、どの人に粗筋を訊ねても「…おかあ、さん…?」としか答えて貰えなくなって、ますます判らなくなってしまった「輝夜姫」。いま抱えている連載原稿執筆の必要がなくなったら、読んでみようと思います。
……それまでは謎の漫画だな。謎にもほどがある。


【今日のMacユーザの絶叫】
コンピュータウィルスまでがMac非対応か!
(DigitalCreateさんへ。早くMac版をつくってあげてね。催促されちゃいました)

2004年08月28日(土) 言っていい?

言ってもよろしいでしょうか。
いや、「駄目だ」と言われましても口に出さざるを得ない状況にあります。では、これから泣き言を言いますので、聞きたくない読みたくない方はここで他所のページへ移るなりウインドウを閉じるなりしてください。

もーだめだー。

背中と腰と脚が痛くて「すわる」姿勢がとれませんー。だから紙原稿は伏臥して書いたりしていますが、そうすると今度は腕に思いっきり負担が掛かってしまって動かなくなったり、だからと言ってすわろうとすると左半身に重くも鋭い痛みが走ったりして、もーどーにもなりません。
ひとつところにじっとしているように見えて、実は重労働だったりするのですよ。

だからここはひとつ、「だめだ」と口にすることによって「だめ成分」を身体の外に出してしまおうという試みです。これからまたがんばります。「だめだ」からと言って、やめてしまうことは死なない限りできないことなので。
逆に言うと、死んだらやめられる(やめざるを得ない)のですけどね。


【今日の数分間の休息】
シンクロナイズドスイミング、素敵だ〜。
日本の演技に関して個人的な意見を述べると、チームはテクニカルルーティンの「阿波踊り」よりもフリールーティンの「武士道」の方がどきどきできて好きだな。仕上がり具合いもフリーの方が上だったと思う。
ロシアのみなさんはアクシデントがあったにもかかわらずがんばりなさいましたね。またアーティスティックインプレッションが50点満点でしたよ。
スペインのリフト技もすごかった。
みなさん素敵な演技を有難う。ちょっと元気が出ました。

2004年08月27日(金) 観察でも取材でもなく。

ファストフード店を見掛けると用事がなくても時間さえあれば入って、キッチンの中を見る癖が、気が付くと付いていました。もともとキッチンだとか工場だとか、普段は表に出ない部分を見るのが好きだったのですが、丁度1年くらい前には意識して見るように或るいはキッチンを見るためだけにファストフード店に通ったりしていました。必要だったので。

必要だったのは書きものの資料として必要だった訳で、いまはそのときに揃えた資料で充分こと足りています。だから、もう見なくてもいいのですが、やっぱり見てしまいます。
同じ「ファストフード店」という括りの中でも「ハンバーガーショップ」と「そうでない店」とは佇まいが違いますし、ハンバーガーショップでも系列店によってはクルーの動きが違ったりもしますし、見ていて飽きないのです。
キッチンのクルーの動きを見るだけでも3〜4時間は平気で潰せます。

ハンバーガーショップは大抵オープンキッチンなので、行く機会があればみなさんも一度くらいは御覧になるとよいかと思います。思いもよらない部分で御苦労なさっていることなど気付いたりしますから。背が高いクルーは気を付けないと頭上のメニューに頭をぶつけたりしがちだ、とか、フライドポテトをパッキングする「スコップ」が各店でかたちが違うのだ、とか、同じ系列店でも各店舗によってキッチンのレイアウトが少しずつ違う、とか。

それも仕事のひとつとは言え、自分の作業の手許をじっと見ていられるとクルーのみなさんは厭だろうなあ、などとも考えるのですけどね。
だからなのか違う理由からかなのか判りませんが、ハンバーガーショップの調理台(材料を重ね合わせたり調味料を加えたりするための作業台)は大抵、カウンタから見えづらい場所にあります。


【今日のめずらしい記事】
統幕議長交替
自衛官の人事が新聞発表されるということを御存知ない方が結構多いです。こういう、いわゆる「制服組」の人事は一応国民のみなさんに公表されるのですよ。隊司令より下の人事までは教えてはくれませんけどね。
さて、新しい統合幕僚会議議長は先崎さん。
「先崎」さんと書いて「まっさき」さん。おそらく「先ず崎(まずさき)」が転訛してそうなったのでしょうね。有事にはまっさきに先崎さんに連絡が行く訳だね、とオヤジ発想しかできなくなってしまっているところが(以下割愛)

2004年08月26日(木) アーティスティックが満点とは。

五輪に振りまわされたくない、という少々捻ねくれた気持ちを常々持っている私ですが、がんばって起きていちゃったりしたんですよねーシンクロナイズドスイミング見たさに。仕事の息抜きに見よう、と考えていたのですが、「息抜きにちょろっとだけながらで見よう」などと考えてはいけません。
こんなことすると、結局仕事も観戦もどちらもが中途半端になるのですよ。

テーマ替えする前の「歌舞伎」は世界に理解されなかったらしいけれど、私はとても素敵だと思っていました。しかし、替えた後の「Japanese Doll」は流石に更に素敵だった!
小谷美可子さんが「鳥肌ゾー」とコメントをしていましたが、ほんとうにそんな感じ。見た途端に鳥肌が立つくらいの素敵さ。しかも決め技がいったい水中でどうなっているのかが水上からでは一切想像できないところがようございます。

デュエットフリールーティンで立花・武田ペア、健闘しました。アーティスティックインプレッションで審査員全員満点を出したダビドワさんたちには及びませんでしたが、素晴らしい演技でしたよ。9.9が4人と9.8が1人だったのですから。
私はあの「かくかく」した動きが好きでしてね、一緒に動いたりしてみました(しなくていいよ)

デデューさんが「ドデュー」と呼ばれていたのですが、何故なのでしょう。国営放送のアナウンサーさんだけがこの発音なのでしょうか、アテネ五輪から変わったのでしょうか。直近の世界水泳では確かに「デデュー」さんだったのですけどね。


【今日の感心】
これは興味深い。
PSゲーム「カルネージ・ハート」を想起させる。「カルネージ」が立体になり現実になる日が近付いてこようとしてるってことなのかな。

2004年08月25日(水) 瀕死。

頭。肩。腕。背中。脚。痛いところばかり。頭は外も中も痛いです。
のたうちまわれるほどの痛みならのたうちまわって何とかしますが、のたうちまわる範囲を越えてしまっていて、最早や唸るくらいしかできないのですよ。

でも痛いからって仕事をしない訳にはいかない訳でして。
痛かろうが苦しかろうが書かなければならないのです。神経を圧迫されていて麻痺して動かなくなってしまっている部分も無理くった動かして仕事するのです。それで痛みが倍加しようが患部が悪化しようが、そんなこた読者にはカンケーないのさ。

つまり、もの書きという仕事はそういう仕事なのです。
決して楽な仕事なんかではないから「作家になりたい」とか思っている人は思うだけにとどめておいた方がよろしいです。絶対的にそう思います。
毎日が生命のやりとりなんだよ。しかも懸かっている生命は自分のものだけではなかったりもする。それに耐えられるかい?

芸術に関わる人がよく違法な「薬」に手を出してしまうけれど、あの気持ちがいまは判るように思います。そんな気持ちになったことがない人は「意志が弱い」だとか「倫理に乏しい」だとか勝手な口を聞くけれど、そういう人はやりたいしやらなければならないことが期限付きで眼の前にあってやろうという気持ちもあるのに巧い具合いに「自分」がどうしても働かないという境遇に立って御覧なさい。
危ない「薬」でも悪魔でもカミサマでも似非教主でも何でも構わないから縋りたいし助けてくれと思うのはごく当然のことだということが判るから。判らない人は同じ境遇に立ったとき、多分自死を択ぶのだと思います。

てな訳で、「基本的に毎日更新」の日記をサボっていたのはいろんなものと戦っていたからです。瀕死ですが、何とか生きています。


【今日の提言】
なでしこジャパンの「プリンセス・メグ」を見て「プリンセスじゃねえじゃん」などと大変失礼なことを吐かす輩がいると伝え聞きました。そのような輩はバレーコートの真ん中に置いてアタック練習の標的になって頂くのがよろしいかと思います。
女子バレー、結果は奮わなかったけれどよくがんばったよねえ。

2004年08月24日(火) 一見それは。

今年、高校一年生になった甥っ子と話していました。

甥「水の上を歩くなんてできる訳ないよね」
私「できるよ」
甥「どうやって?」
私「たとえば、左足を水面に踏み出したとする。体重を掛けると沈みはじめるが、沈んでしまう前に右足を前に出してそちらに体重を掛ける。そうすると今度は右足が沈みはじめるが沈んでしまう前に更に左足を踏み出す。それを繰り返せば沈むことなく前に進める」
甥「ああ、そうか! 学校のプールでやってみる!」
私「がんばれよー」

私は悪人ですか?


【今日のオレ様】
聞いた話。
友人母「今日はアレ見ないと」
友人「アレ? 何?」
友人母「アレよアレ! えーと、"ペ"よ!」
友人「……ああ、"冬ソナ"ね」
聞いていた私「また呼び捨て?!」
あのー、私の知り合いはどいつもこいつもが名字で呼んでいて、「ヨンさま」という呼称を私は生で耳にしたことがないのですが、この状況はどうですか。
……みんな「オレ様」だよ。

2004年08月23日(月) どしゃ降りの雨の中で。

……という曲があるのを知っているあなたは「通」か「トシ」かのどちらかですね。
さて、本日当地方はこれである訳です。これの中を、私は2時間ばかり歩く用事があったのです。土砂降りだったので、短時間で路上には深い水たまりが沢山できましてね。

その深い水たまりは車道にもできていました。自動車が走るとまさに自動で水たまりは波立ちその波と言いますか撥ねと言いますか、それが歩道にまで飛んで参ります。或る自動車が私の傍をそれほど速いとも言えない速度で走っていったとき、私は半身がずぶ濡れになるほどの大きな波を被りました。

頭から足先まで半身がすっかり濡れました。理不尽に濡らされたことへの腹立ちだとか、濡れてしまったことへの無念だとか、そんなことを感じる前に私は
「うわー、ドリフのコントみたい!」
とちょっとうれしくなってしまいました。

【今日のローカル話】
らいよんちゃん好きなんだわ。近畿圏内に在住の人しか御存知ないとは思いますが、この謎っぽいキャラクタはすんごくやる気なさそーな喋り方で愉快なリアクションをしてくれます。ええ感じに。
ちょっと調べてみたところ、らいよんちゃんの声は岡野晶さんが当てていらっしゃるそうです。渋い声と喋りです。

2004年08月22日(日) 目標とは越えるものである。

「GAINAX 20周年企画 "新世紀エヴァンゲリオン" 全26話13時間一挙放送」

というものをケーブルTVで今朝までやっていたので、仕事をしながら見ていた。もう10年近く以前の作品だけれど、まったく色褪せていない。むしろ、まだ秀れている。細かい理屈を言う間隙もないほどにこの作品は「すごい」。
OPを見るだけで肌にも神経にもびりびりくる。

これを見てしまうと、自分がいま書いているもの或るいは書くことができるものは「まだまだ」だな、と思わざるを得ない。越えたい、越えなければならない目標だと思って目指してきたけれど、いまもまだ及ばない。
けれど、いつか越えたい。必ず越える。改めて、そう思った。
これくらい苦しくてそれでも眼を逸らせることのできないものを自在に書けるようになる。それがいまのぼくの目標のひとつ。

しかしそれにしても。
幾ら可能だと言っても「エヴァ」全26話を一気に見るなんて、してはいけないと思った。精神衛生上非常によろしくない。下手打つと人によっては精神症状を発症してしまうので、ぼくはおすすめしない。
いや、「やめておけ」と言わなくてはならない。こんなに苦しい作品はほかにない。

2004年08月21日(土) フクザツ。

昨日の話ですが。

整形医に行ったときのこと。
一ト通りの診療が終わって受付で診察券と処方された薬を受け取る際に、ぼくが名乗るより先に受付のお姉さんが「衛澤さんですね」と薬袋と診察券を差し出してくれた。
「衛澤さん、憶えてますよ。私、N美装でアルバイトしてました」
N美装と言えば、ぼくが某テーマパークでまだ異性として働いていた頃に属していた会社だ。

あの頃のぼくは髪ももっと長かったし眼鏡も掛けていなかったし髭も生えていなかった上にいまほど肥ってもいなかった。しかも、ぼくの診察券はN美装で働いていたときとは違う性別が記載されていて、名前の読みも変わっている。
それなのに、一発で「同一人物だ」と見抜かれてしまった訳だ。
「ああ、Y瀬さんか。あの頃よりきれいになってるから判らなかったよ」
御世辞でなくぼくはそう言った。ぼくはぼくの事情について何も話さなかったし、Y瀬さんも何も訊ねてはこなかった。

それでもぎくしゃくしたところはお互いになく、ぼくは「暫くはこの病院の御世話になるから、よろしく」と言って、忙しそうな受付を離れた。

10年近く以前の彼女はまだ少しあかぬけない女子大生アルバイトで、ぼくは現場の女性チームの主任だった。いま彼女はきれいなお姉さんになっていて、ぼくはずんぐりしたオヤジになっている。
それでも彼女は同僚だったときと同じように接してくれた。それはうれしいことではあるけれど、ぼくはちょっと複雑な気分だった。どのように、と問われたら説明はしづらいのだけれど。

2004年08月20日(金) 病院梯子。

心療内科で薬を貰って婦人科で注射して貰って整形外科で腕と脚を診て貰って歯科医で義歯を入れるための型を取って貰いました。
1日に4軒の病院。貰った薬は外用・内服合わせて11種類。こう言うと最早やぼろぼろですな、私の身体。

心療内科では近頃割りと精神面は安定しているものの眠気がやたらに強いという相談をした。「それは栄養不足ですね」て訳で精神安定剤を減らして貰ってビタミン剤を処方して貰った。

婦人科ではホルモン注射。定期的に定量の投与を受けないと身体がしんどくなるし精神面も不安定になるので忙しかろうが経済的につらかろうが仕事をする限りはきちんと通わなければならないと思った。
いつものおばさん看護師さんではなく、お姉さん看護師さんが注射してくれた。このお姉さん看護師さんは尻たぶをきゅっと掴んで注射してくれる。それもちょっと気恥ずかしかったけれど、「終わりましたよー」ってパンツ上げてくれなくていいです。それくらい自分でやります。

整形外科では前回まで診てくれていた医師の診断が信用できないので院長に診て貰った。そしたら、まったく違う診断が下った。改めて院長の指示でリハビリテーションを受けたら確かに楽にはなった。
リハビリテーションはパラフィン浴とマッサージ。パラフィン浴は温かいパラフィンの風呂に腕を浸けては乾かし浸けては乾かしを繰り返し、暫くパラフィンで腕を温めた後、乾いて固まったパラフィンを剥がす。そのときに、何とか蝉の抜け殻のようにきれいに腕のかたちに剥がせないものかと無駄に気を付けてしまう。
剥がしたものはごみになるのだからぶつぶつにぶっちぎっていても当然よいのだけれどどうしても腕のかたちを残したかったのさ。こういう「しなくてもよい努力」をする一方で「しなければならない努力」はしないのな、わしって。

歯科医では型取り。前回も上顎と下顎の型を取ったのに今回も上顎と噛み合わせの型を取る。「次回には義歯ができてきますから」……って、前回も言われたように思うのだが、記憶違いか?
前回は衛生士のお姉さんが型を取ってくれたが、今回は医者先生が自分で取ってくれた。もしかして失敗したのか、前回のお姉さん?

出掛けてから帰宅するまでに7時間掛かった。病院に行くだけで一日仕事だよ。

2004年08月19日(木) 愉しみにしても大丈夫?

運よく新聞を読む機会に恵まれて、今日のラ・テ欄(TVのタイムテーブル)を見ることができた。おお、「ブラックジャック」の再放送がある! 確か本放送を見逃したやつ。ちょっとアタマを切り替えなくてはいけない状況にもあるし、時間を割いて見ることにした。

エピソードは原作(秋田書店チャンピオンコミックス)第10巻収録第94話「U-18は知っていた」。もう30年近くも以前に描かれたものだけれど、少しのアレンジを加えるだけで充分に見応えのあるものに仕上がっている。それは確かに制作会社の仕事の妙ではあるけれど、原作がどれだけ秀れたものであるかも如実に表れている部分でもある。

制作はよみうりテレビと手塚プロダクション。監督は映像作家であり手塚治虫先生の御子息でもある手塚眞さん。キャラクタデザインはOVA版とは変えて原作に近く神村幸子さんが起こしている。
これは個人的な意見だけれど、OVA版の劇画調キャラクタよりもぼくはTV版の原作に近いデザインの方がより活きているように思う。原作のキャラクタは「漫画的」に過ぎてアニメーションには向かないプロポーションだけれど、そこをもう少し加減してデザインすればよいのに、とも思った。忠実過ぎるのも考えものだということだ。

要になるのは「U-18」の扱い方。1970年代に描かれた原作が予感させる「未来」と2000年代のいま見せなければならない「未来」は、やはり違う。その辺りは上手にアレンジしていたけれど、その部分よりもぼくはブラックジャック先生の自宅(岬の家)の内部のアレンジの仕方に感心した。

たとえば、電話。原作では黒電話のところをOVA版はアンティーク風の電話機にしていたけれど、TV版ではシンプルなFAX機能付(留守番録音機能も付いている)電話になっていて、携帯電話に留守番録音が転送される仕組みになっていた。ピノコがその携帯電話を持っていて、そのまま病院に入ってしまってブラックジャック先生に「病院では電源を切るように」と注意される場面が追加されるなど、巧くモラルを盛り込んでいる。おもしろい。

「U-18」もおもしろかったのだけれど、合間に番組宣伝が入っていたのにちょっと驚いた。
10月11日(月)1900時から「ブラックジャック」がレギュラー放映されるという。つまり、この再放送はまるごとそれの広報だった訳だ。
連載開始から30年。その旧い作品がいま新番組として放送されるということは、「ブラックジャック」は作品としてまったく色褪せてはいないということだ。
手塚作品のうち、ぼくが最も好きな「ブラックジャック」。アニメーション制作を大切に丁寧に行なう(フ○テレビとは大変な違い)よみうりテレビ制作(しかもプロデューサーは諏訪道彦さん)ということで、「U-18」の仕上がり具合いも考え合わせて、期待してもよいのかな?

さて、この「U-18」のOP曲は松本孝弘親方の手になる「Theme of B.J.」(書き下ろし)、ED曲にはB'zのアルバム「BIG MACHINE」から「ROOTS」が使われていた。どちらも作品にぴったりで声を上げてしまうほど素敵だったのだけれど、レギュラー放映ではどうなるのだろう? 「Theme of B.J.」は泣きそうになるほど恰好よくて、ずっと使ってほしいと思ったし、サウンドトラック盤が発売されたらきっと入手するとも思った。スポンサーとの兼ね合いなどもあるのだろうけれど、このまま使ってほしいと思った。
ED映像に手塚治虫先生の原画(静止画)を使用していたのもそれはそれでよかったと僕は思う。「ROOTS」のせつなさと少しばかり不釣り合いかな、と感じなくはなかったけれど。

2004年08月18日(水) それぞれ違う訳よ。

「好きである」ことと「向いている」ことと「長けている」ことは違う。仕事には「向いている」ことや「好きである」ことよりも「長けている」ことの方が必要だし求められるのだなあ、と、このところつくづく思うようになってきた。

好きなだけじゃ、務まらんのよ。
好きであることも必要だけど、必須ではないんだよ。厭々でも秀れた作品を仕立て上げることができればいいんだよ。
逆を言えば、幾ら大好きで向いている仕事でも、よいものがつくれなければその仕事の意味はほとんどないってこと。

ぼくはよい作品をつくっているのかな。
いつになれば自信を持って自分がつくったものを「作品」と呼ぶことができるのだろう、或るいは、諦めることができるだろう。
何もかも捨ててしまえれば、楽なのにね。


余談だが、ぼくはこういうのが大好きだ。
断言されちまっちゃあなあ。

2004年08月17日(火) わてほんまによういわんわ。

この春先からずっと作務衣姿で生活しています。動きまわるにも休むにもよい着衣です。外に歩きに出るときには日除けのために頭に白い手拭いを海賊巻きにします。

この恰好で実家に立ち寄ったとき、丁度弟とその幼馴染みの甥っ子(ともに高校生)がおりまして、私を見るなり言ってくれましたよ。
「蒼ちゃん、屋台のたこ焼き屋のおっさんみたいや」
おっさんおっさんこれなんぼ。

そうですか、たこ焼き屋のおっさんですか。しかも屋台の。同級生は「陶芸家とか書道家とかのような気がするね」とか言ってくれました。
何れにせよ「似非」のかほりがする訳ね。

姉が差し入れに来てくれて、熟睡中の私を叩き起こしてくれました。有難いですね、差し入れ。
で、その差し入れがすべて駄菓子だというのはどういうことなのかな。しかも「らあめんババア」に「らあめんジジイ」(この商品名はどうよ、よっちゃん食品工業さん?)に「ベビースターうどん」と麺類に偏っているのは何故ですか、とうとうバカボンパパの年令を追い越してしまった姉よ?

今日の表題のもとネタが判ったあなたは我が国の芸能文化に造詣がある、と思ってよい……と私は思いますよ?

2004年08月16日(月) 何もないようで事件は毎日ある。

データ稿が仕上がってモニタリングに出して、また倒れ込みました。これは体調不全で倒れたのではなくて、一ト段落着いたので就寝しただけです。で、起きたらモニタリング結果が返ってきていたのでその評価と照らし合わせてまた原稿を改めないといけません。ちょちょいと書いてぽいっと提出直ぐ掲載、という訳にはいかないんですよ、小説って。その辺勘違いしている人も多いので閉口します。

とにかく先日も当日記に書きましたように一日一回は運動しておかないと生命の危機に瀕するので基礎としてウエイトトレーニングとウォーキングをやっています。このところは日没したくらいに眠って0200〜0330時くらいに起き出して運動、というスケジュールになっています。
ウォーキングに出るのはまだ夜が明ける前です。この時間帯は流石にひんやりと涼しくて、ぼくの毎日のコースである遊歩道では鈴虫が鳴いています。

ウォーキングのときは大抵構想を練りながら歩きます。作中に不機嫌そうな人や怒っている人がいるとその表情になりながら歩いてしまうことになります。擦れ違った人御免なさいって感じで。
歩くのは0330〜0500時くらいの何れかですが、ウォーキングや犬の散歩の定番コースでもあるので夜明け前から歩いている人も多く、見知らぬ人同志でも挨拶を交わすことはめずらしくありません。

そのウォーキングの帰りがけにたびたびコンビニエンスストアに立ち寄るのですが、今日は一ト通り買いものをしてレジで支払いをする段になって財布を開いてみたら金が入っていなくて「すみません、すべてお返しします」と頭を下げて帰ってきました。
店番の店長さんは「よくありますよね」とフォローしてくれましたが、そうそうないと思います。473円の買いものをして、財布の中身は174円でした。

2004年08月15日(日) ぶっ倒れるまでやりきる。

ぶっ倒れちゃったんですよ。あはははは。
とか笑ってる場合じゃないぞ>自分。

昨日は明け方に日記の草稿はつくってあったのですが、リミットゲージふりきってしまいましたのでアップすることさえできずに倒れ込みました。
て訳で、その草稿をちょちょいと直してアップしてあります。

またもや37時間連続執筆なんぞやらかして何とか第2稿を仕上げましたが、短期決戦強行突破で一度に120枚(うち80枚は予定通りに没)の原稿を書いた私の書痙腕はもう限界。しかも完全徹夜だったものだから頭も限界。腕はぎりぎり、と音がするかと思うほど「もげた」と思ったほど痛いし頭は全体が痺れているし視界はかすんでいるしで、気力だけで原稿を書き上げて倒れました。

無理こいたら動けなくなるように人間の身体はできているのだなあ、と改めて実感した次第です。

5時間ばかり休みまして、ただいま早朝夜明け前。猛烈な勢いの雨が降り出してございます。稲妻ぴかぴかです。
ちょっと(データに影響することを)怖がりながら、これから紙原稿をデータ稿に仕立て直す作業をはじめます。

2004年08月14日(土) 盆休みですと。

世間さまは御盆休みですとか。
もの書きに定休などないのですよ。昨日も仕事今日も仕事で勿論明日も仕事なのさ。飯喰ってるか排泄してるか入浴してるか、それ以外は仕事してるんですよ。

一日何もせずにぼーっと横になって過ごしたいなー、なんて贅沢なことを時折考えてしまいます。

忙しくてそんな暇ねーよ、と思っていましたが、結局見てしまいましたねアテネ五輪開会式。一日一回は身体を動かさないと動けなくなる危険性があるので自重とウエイトとを使った運動を小一時間ばかりすることにしているのですが、その基礎トレーニングをしながら見ていました。運動に必要な時間と開会式(選手入場の前の部分)の時間がほぼ同じだったので丁度よかったです。

大陸も国境も民族も人種も越えて沢山の人がひとつの街に集まってくる。それだけでもすごいことだけれど、そこに集まった人たちが悉く、つくったのではない天然の笑顔を見せている、ということはとても素晴らしいことだと思います。

でも、「垣根なしに」集まっているのだろう五輪参加者は何れの人も「選ばれた」人なんだよね。考え合わせると、何だか複雑な気持ちになりました。

競泳(イアン・ソープ選手)とシンクロナイズドスイミング(立花美哉選手)と女子レスリング(浜口京子選手)と女子テコンドー(岡本依子選手)と女子柔道(谷亮子選手)とはぜひ見たい。
あと、室伏(広)選手のハンマーとかウエイトリフティング全般とか、見たいかな。ボディビルが五輪競技になるという話が実現するのはいつのことかなあ?

と、ここまで夜明け頃に書いていたのですが、その後みっちり仕事していまして谷選手が金メダルを獲得なすったのを見逃してしまいました;

2004年08月13日(金) きた。

注文していた座卓(作業机)と座椅子が届きました。




机は手前の縁がカーブしていて身体が収まりやすく、脚がしっかりしていてアジャスターが付いていて、天板がなめらかで作業しやすいです。
座椅子は座面の高さが調整できて脚に負担が掛かりづらく、背が反り気味で腰が曲がらなくて済みます。
なかなか快適な作業空間ができました。

机上にある紙は例によって原稿用紙です。垂れ下がっているのはコンテ(御話の設計図みたいなもの)です。
前の壁に貼ってあるのは連載作のキャラクタデザイン画と配色案をつくるための色相環です。

連載作は主要人物が5人でうちひとりが女の子ということで、並べると何となく戦隊ものの雰囲気です。しかし、赤と黒が徹底的に仲が悪いのでどうしようもありません。

2004年08月12日(木) こんなかんじ。

ただいまこんな感じです。



見ての通りです。

2004年08月11日(水) タチツテトテツモナク。

キビシーイ!(声:財津一郎)

12時間連続執筆を3回繰り返していますがまだ急ぎの原稿が上がりませんよ。どーしよーとか言っている余裕もなく。
眠くないのに眼がしょぼしょぼして頭が朦朧としています。寝るべきでしょうか仕事を続けるべきでしょうか。自分で判断しかねています。

偶然を装った出会いメール↓

「件名:今度はいつ逢えるの?
ひさしぶり(^0^)元気してた?
由美はバリ島から帰ってきて時差ぼけかなぁ。。。
今度、御飯いこうね(^0^)」

あなたの奢りならよろこんで御飯行きますよ、由美さん。
あなたが由美かおるさんだったらその確率はもっと上がるかもね。入浴シーンで視聴率アップ。

頭が腹痛で痺れています。
とか判らないことを口走ってしまうようになってしまっているので眠くなくても無理にでも寝た方がよさそうです。脳がくたくた。

2004年08月10日(火) 切羽詰まったというか追い詰められたというか。

つまり、そういう状況です。
暫くネット落ちしないといけないかもしれない状況である訳です。
という訳で、日記ももしかしたら書けないかもしれない。
という「予告」。
(だいたひかるさん風)


例月の告知です。
デジタルノベル「Silence revolution」8月号は本日発売です。
詳しくはDigitalCreateさんでどうぞ。
今月1日に発売になりました私の個人作品集「道草」と同時購入されますとちょっとお得です。
あ、でも、同時購入されました方は「Silence revolution」から読みはじめてくださいね。その方が「あっ!」と思えるように両方の掲載作をつくりましたので。逆の順番で読んでも構わないのですが、より愉しいのは前述した順番です。

2004年08月09日(月) 笑うしかないし笑って貰いたい。

TVでミュージッククリップ番組をやっていた。息抜きにそれを見ていたら「キューティハニー」が流れたので即興で振りをつけて踊ってみた。
サビでやたらはげしく動きまわっていたら鍵を掛けているはずの扉が開いて母に踊っている姿を目撃された。恥ずかしかったようなそうでもないような。

だってねえ。この曲大好きだし倖田さんの「ハニーフラッシュ!」が恰好よかったからさ。恰好いいものに見たり触れたりしたら真似するでしょ? しない? しない人はした方がいいと思います。その方が愉しいから。
人生、愉しんだ者勝ちですって。

でもね、この曲(倖田さんバージョン)を聴き終わったときっていつもちょっと気持ち悪いんだ。
何故って、「変わるわよv」って言ってくれないから。

∴∵★∴∵☆∴∵★∴∵☆∴∵★∴∵☆∴∵★∴∵☆∴∵★∴∵

またねえ。
何だかおもしろいよ? また来たのですよ「出会いましょうメール」が。今度は別のところからね。2通。例によって晒します。先ずは1通め。

「件名:もし許していただけるのであれば…
一度本当に私とお会いしていただけないでしょうか?私と会っていただけるのであれば本当にうれしい事です!3年の欲求が満たされるのかもしれません!お金はあります!どこでも行きます。それだけの時間も資金もあります…ただ私には欲求だけが満たされていません。。本当に私とお会いしていただきたいです。
嘘をつかれるのはもう…耐えられません。ですので、1つだけ私の願いを叶えてください。本当に私と会っても良いと思っていただけるのであれば http://www.sxxxxx-on.com/のサイトに登録していただきさゆこで登録していますので、プロフに電話番号書いておきます!それを見て電話をください!お願いします。。最後に…TOPに出ている写真…私です。
--
さゆこ」

このメールは何故かまったく同じ内容のものが1分おきに計4通きました。いきなりメールを送り付けてきて他人さまをうそつき呼ばわりしていると解釈し得ることを言うのは如何かと思います。
続いて2通め。

「件名:どもども♪はじめまして☆
今晩すぐにでもお電話いただけたら、

家を出てあなたに会いにいく気持ちでメールしてます。ご連絡お待ちしてます。きよみ29歳、既婚。細身だと思います。よろしくお願いします。
--
きよみ」

冒頭の文(とは言えない)の中途に謎の改行があります。そこに何やら呪詛のようなものを感じたり感じなかったり。
これまで貰った出会い系にお誘いのメールって全部ヤ○ーのフリーアドレスから届いているんですが、同一人物ですか?

∴∵★∴∵☆∴∵★∴∵☆∴∵★∴∵☆∴∵★∴∵☆∴∵★∴∵

このCM大好き。
岩下さんがきちんと似ているし、「エースをねらえ!」(ドラマ版じゃなくてアニメーション版の方ね)を知っている人ならしっかり笑えてカンドーものです。
「勝手に名前をつけるな!」……いいツッコミだ(^^)v


【今日の進捗】
……御免なさい(平謝り)

2004年08月08日(日) めそめそ。

すんまそ。
今日は泣きそうになるほどつらいことがあったので日記も一旦休憩です。
仕事関係のことで急ぎの仕事に手を付けられなくなるほどがっくりさせられてしまいました。わしが何かワルイコトしましたか!とか絶叫したくなりつつどん底までテンションが下がっています。

……はー(嘆息)

2004年08月07日(土) また来たよ。

やっと途切れたかと思ったらまた来ましたよ「出会いましょうメール」が。
届き続ける限りは白日の下に月灯りの下に晒し続けますよ、私は。今日届きましたのは以下の通り。

「件名:ご無沙汰してます
まだ私の事覚えてますか?うざい女って思われてるかもしれませんね・・・。それでですね、いきなりメールしたのは会う約束したのに結局・・・・って感じだったので意を決してもう一度お誘いしてみよう!ってことだったんです。この間のサイトやっぱり有料だったみたいで、それで私友達に教えてもらったサイトがあるんですけどplay-M-xxxxxx@pexxxat.net にメールすればいいみたいです。このアドレスなら無料でチャットできるみたいなんです。こないだメールの載せたのは有料のアドレスだったんみたいで・・・すみません・・・。それで、最近いろいろあって髪も切ったしちょっと新しくなった私を見てもらおうと思って写真も新しく載せたのでもし会ってくれるのなら一度見て確認してもらえたらな〜って思ってます!」

「みたいです」じゃないだろう。
この間から送り付けてきたアドレスと同じだろう。「うざい」って言葉も「うざい」な。「ちょっと新しくなった私」ですか。古いあなたを知らないので新しくなっても興味は湧きません。
て、わし、また忙しくなったきたから相手してられんのよ、お嬢さん(かどうか判らないけど)
まー、こうして何処かで笑い者にされていることに早く気付いてください。

別話。
御父様素敵。
この御父様には一ト目惚れだったのですよ。最近注目されはじめてみたいで、うれしいような、「私だけの」御父様が失われてゆくようで(女子中学生か)、複雑な気分ではありますが、御父様の魅力には変わりがないのです。



【今日の焦燥】
下書きが初稿になってくれない……。

2004年08月06日(金) 当地方でありがとう。

マッチさん男前だー!
もとCS3会員(笑)の私としましては彼の活躍はとてもうれしいですね。
Y売さんは「歌手でレーサー」、M日さんは「歌手」、Sンケイさんは「タレントでレーサー」と肩書きが新聞によってまちまちなところがアレです。

そう言えばマッチさんの歌は「ミッドナイト・シャッフル」以来聴いていません。レコード(CDと言え)を出しているのでしょうか。
ちなみに私が生まれてはじめて自分の小遣いで買ったレコードはマッチさんのデビューシングル「スニーカーぶる〜す」(1980年/RCAレコード)でした。当時はCDなんて影もかたちもなかったのですよ。

「大丈夫だ。お兄ちゃんが助けてあげる」か……恰好いいなあ。私よりも7年年長でも「お兄ちゃん」ですよ。私もおじさんを自称していてはいけないなと自省しました。
15歳で角刈りで「悪ガキトリオ」だったマッチさんもいまや「専務」で「監督」ですか。マッチさんはこれだけ偉くなったのに当時から変わり映えのない自分がちょっと情けなく思えたりしています。


【今日の発見】
いままで気付かなかったのですが、私はブラウザのウインドウなどを「×」をクリックして閉じるときに「ぱしょ。」といちいち自分で効果音を入れていますよ。ぱしょぱしょ。

2004年08月05日(木) またかー。

先日から鈍く痛む歯を診て貰いに一ト月近く前から週1回ペースで歯科医に通っていて、今日やっと「神経を抜きましょう」ということになりました。
麻酔注射をして(基本的に麻酔だとか鎮痛剤だとかが効かない身体なのに歯科関係のものだけはやたら効くから不思議)喉まで麻痺してしまったせいで襲いくる嘔吐感と戦いつつ左上大臼歯をごりごり掘って貰っていると、掘っている途中で医者先生が「あー……」と絶望感に満ちた声を洩らしなさいました。
先生、それは患者が不安になるのでやめた方がいいと思います。

先生が仰るには「この歯は既に穴が空いてしまっています。抜きましょう」ということで神経でなく歯をごっそり抜くことになりました。左の最奥から2本がなくなってしまう訳で、「ここはまた(義歯を)入れましょう」とか言われてしまいました。
また入れ歯か。
もうおじさんは8020運動に参加できなくなってしまったよ(T△T)

でね。
「ほら、こんなに穴が空いてますよ」と抜いた歯を見せてくれたのですけどね。神経を抜くために掘った穴と既に空いていた穴とが見事に開通しているさまをピンセットを通して見せてくれましたが、その穴の見事さよりも私は抜いた歯にくっついている歯肉片の方が怖かったですよ。

まったく別の話。
ハンバーガーの常識を覆したこの商品に乾杯。
何もバンズで挟まなくてはいけないことはないんだよね。ハンバーグを挟んでいれば「ハンバーガー」である訳で、何で挟むかの規定まではない、と。そんなことに気付かせてくれたこの商品に+10点(何点満点かは内緒)
でも食べに行く機会がないや。


【今日の人違い】
中国は蘇州市長の楊衛澤さんはワタクシ衛澤とは何の関係もありません。だから検索して引っ掛からないでください。

2004年08月04日(水) やっぱり長いですよ。

「勝手に送り付けられてきた場違いなメールを晒す」企画(毎回企画名が違う)の第3回ですよー。そろそろ読むのが厭になってきたかもしれませんが、がんばってー(他人ごとか?)
はい、以下続きです。

「件名:どうですか?
プロフとか入力してほしいの〜一緒に盛り上がりましょうよヽ(=´▽`=)ノ!顔とかムービーとか載せちゃった☆ホントはかなり恥ずかしいけど・・・。写真見たら、すぐ退会しちゃっていいよ!!私と知り合ったんだから、出会い系サイト使う必要ないし…写真見て貰う為だけに教えただけだから…」

この件名は1通前のメールを見てサイトを覗いたことが前提になっていますね。見てないからよく判んない(笑)
「私と知り合ったんだから、出会い系サイト使う必要ないし…」って、だったら入会させるなよ、というツッコミは有効ですか。
まだ続くのです。

「件名:まだお時間かかりそうですか?
登録したら以後直の方でやり取りをしたいからサイトでのやり取りはしないよ!だからプロフなどは適当でもいいですplay-M-xxxxxx@pexxxat.net!ここですよ!もしすでに登録してたら、フリメか何か別のアカウントを取ってでもいいから何か私のわかりやすい名前で登録できないですか??PC、ケータイ(番号も適当でいいのかな?)両方登録できると思うから!」

いい加減うるさくなってきました(笑)
「プロフ」とか「フリメ」とか、わしの嫌いな略語を頻用しおってからに。わしが「何でも省略する風潮に反発する会」会員と知っての狼藉か(いや知らないだろう)

「件名:もうどうすることもできないんですか?
どうしたら信じてもらえますか?どうしたらお話に来てくれるんですか?play-M-xxxxxx@pexxxat.netにメールして案内どおりに来てくださいってもう何回も言っちゃってますよね?受け入れてくれないですか?
有料とかそういうのですか?別にそういう問題はないですよ、ただ私の顔と携帯番号とアドレスが載せてあるのでそれを見て連絡してほしいだけです!お願いします!!」

は……ドラマティックな件名ですね。夜9時台の恋愛ドラマのようです。でも「言っちゃってますよね?」はないと思うなあ(苦笑)。「言っちゃってます」というよりは「イッちゃってます」ってカンジだな、アタマの方が。
「有料であること」と「見て連絡するだけ」は無関係だと思うのですが、どうでしょう。

「件名:どうして・・・?
もともとメル友になってくれる気があったからメールくれたんでしょ?違うの?
一方通行なメールになっちゃってちょっとさびしいよ。
play-M-xxxxxx@pexxxat.netには送ってくれたかな?そこに直メ載せてるから、もし顔見て、直メしてもいいって場合、携帯のほうにメールしてほしいよ」

やかましいわ!(笑)
メル友つくるほど時間は余ってないし寂しくもないのだよわしは。また「直メ」とか吐かしてるし。
リーダーは基本的に3点リーダー(「…」のこと)を使いなさい。中黒(「・」のこと)はリーダーに使う記号ではありません。

「件名:ありがとう!
play-M-xxxxxx@pexxxat.net のとこに私の思い書いといたから見てね
ちょっとの間だったけど楽しかったです★ありがとうっていわせてくださいね
ありがとう。」

つまり終結宣言だな。ふ。「勝った」と思った。でも甘かったですね〜。一ト晩明けてこんなの↓が来ましたよ。

「件名:昨日ありがとうって言っちゃったけど・・・。
やっぱりまだあきらめきれないみたい・・・。それでね、どうしたら信じてもらえますか?どうしたらお話に来てくれるんですか?play-M-xxxxxx@pexxxat.netにメールして案内どおりに来てくださいってもう何回も言っちゃってますよね?受け入れてくれないですか?有料とかそういうのですか?別にそういう問題はないですよ、いっぱいメールしよう!とかじゃないですよ!!ただ、直でのやり取りをしたくて、でも、いきなり拒否されると怖いので、こうした形を考えました。。私の顔と携帯番号とアドレスが載せてあるのでそれを見て連絡してほしいだけです!お願いします!!」

このメールを書いているヒトもそろそろ混乱してきているのでしょう。以前に送り付けてきたものと内容が重複しはじめています。おそらくは同じ文面を大勢に向けて無差別大量発送しているのでしょうし、中にはアクセスしてくるおバカさんもいて、このサクラのお姉さん(もしかしたらおじさんかもしれない)は対応が大変でしょうね。

やれやれ、と思っていたら中一日空けてこんなのが来ましたよ。

「件名:さよならになっちゃうんですか・・・?
このまま会わずじまいで終わっちゃうんでしょうか・・・?何かそれ、ものすごく悲しいです!でもしょうがないんですか・・・何がダメなんですか・・・顔ですか?こういう性格ですか?メールをまだ見てくれてないんでしょうか?でも最後にダメもとで賭けてみてもいいですか?play-M-xxxxxx@pexxxat.netってもうわかりますよね?メールして案内通りにすればいいだけなんですけど・・・。これでサヨナラにならないことを祈ります!どうか・・・」

いい加減懲りろ。
わしは懲りました=□○_
て訳でやっとこれで終わりです。この3日間、だらだらとお疲れさまでしたo(_"_)o


【今日の口にすることが少ないけれど口に出すと気持ちいい言葉】
■違憲立法審査権

2004年08月03日(火) 今日も長いですよ。

はい、昨日からはじまりました「要らないメールを晒します」企画第2回ですよー。集まりましたですかー集まりましたですかー集まりましたですかー(古)。
以下、昨日付からの続きです。

「件名:ごめんなさいっ。
私かなり感情的になってましたね。ごめんなさい、心から謝ります…。でもですね、本当にそこでPCが来る少しの間だけですからよろしくお願いします。もう私と会ってしまえば好きにできるんですから。嫌な事以外しなければ。先ほどは本当にごめんなさい。」

何のハナシだか判らないんですが。
だから「そこ」って何処だ。「PCが来る少しの間」って何だ。「私と会ってしまえば好きにできる」とは、なかなか甘美な誘い文句ですね。いえいえ、会わなくてもワタクシ好きにしてますから。食事の時間も睡眠の時間も入浴の時間も好き放題ですよー。
まだ、続いて届くんだなこれが。

「件名:怒ってます?本当に申し訳ございません。
反省してます。でもですね、私のここまで熱心な気持ちはわかっていただきたいです。あとは私は待つだけです。最後に忘れてるかもしれませんので、play-M-xxxxxxx@pexxxat.netです。ここにメールいただければ結構です。それではっ。」

おー、平謝りしてきたぞ。何だか優位に立ったっぽくて確かにちょっと気分はよろしい。しかし、アクセスして貰えると思ったら大間違いだ。わははははは。
更に続く。

「件名:こんにちはっ
今お仕事中でしょうか?もしそうでしたらごめんなさいっ!!昨日から私ちょくちょく入って見てみてるんですが一向に入ってくれる気配がないんですよ。私の気持ち全然伝わってないんですかね?でも私は昨日も言ったかもしれませんが本気なんですよ。じゃまた待ってみます、信じて。」

おーおー、わしゃ仕事中だよ。修羅場真っ只中なんだよ。忙しくて仕方がねーんだよ。出会い系サイトの会員になってるヒマなんぞないのよ。本気で会いたきゃ直アドレス送ってこい。送ってきても会わないけど。わしもそれほど閑人ではないのだよ。
しかしまだまだメール攻勢は続くのでした。

「件名:思いつめてます。。
みゆです。。。自分の、変態性を、ここまで理解してもらえただけでも充分なんですが、できれば週末でもお会いしたいという気持ちが募ってきてます。。やっぱり私の顔を知っておいてもらいたいです!!
その上で、それで、決めてほしくて。。
なので、こないだ友人から来たメールの下のほうについてた広告のところに、みゆという名前でプロフと顔写真、直メのアドレスを載せておきました!
http://www.pexxxxt.net/index.php/7xxxxx2
それを見て、決めてほしいんです。どんな顔をしてる女が、過去レイプされて感じて、そして頭の中でいつも被虐の欲望を描いているのかを。。あれ、レイプされたことは言ってなかったかな・・・。それでも理解してくださる方とは、直でのやり取りをしたくて、でも、いきなり拒否されると怖いので、こうした形を考えました。。そのサイトのプロフと写真を早めに消したいので、私の顔を見て、それでもいいって思ってくださったら、そこに載せている直アドに連絡下さい♪」

みゆさんですか。そうですか。被虐願望ですか。妄想内でのみ生活している若者にしか通じない手ですな。過去の犯罪史、判例等に鑑みるとレイプされたことを公言できる女性がいるとは思えません。結局ピー○○○トさんの広告メールでしょ?
「いきなり拒否されると怖いので」って、わしが返信しないという事実を以て「拒否されている」ことが判ってないな。あと、わしは句点をリーダーの代わりに使うのは大嫌いです。
この後まだ続くんですよ。

でもまだまだ長いので続きはまた明日。
こんなのだらだら続くと読みたくなくなるでしょう? だから短く分載です。


【今日の再確認】
シャンプーはトニックに限る。冬でもしゃきーんとメンソール。すっきり。

2004年08月02日(月) 今日は長いですよ。

私が修羅場真っ只中にいる間に、奇態なメールが届いたのですよ。見ず知らずの相手のはずなのに如何にも友人然とした文体と語選。思わず「舐めとんのか」と呟きました。
先ずはその第1通め。

「件名:返事おそくなっちゃいました!
メールありがとうございます〜!遅くなってごめんなさい!ヤ○ーのメールのところ全然ログインできなくて・・・しばらくしてから再度お試しください、みたいな文章が出て全然入れなかったんですけど私だけかな???それでですね、いつごろ会えるかな〜って思っちゃったんでけど来週とかどうですか?予定があいてたりするとうれしいです!!場所なんですけどどこが都合いいですか?ちっちゃいですけど私のマー○で出動しますよ☆けっこう前にこすっちゃったから傷ついてるけど・・・!もしよかったら場所とか都合のいい日教えてくださいね〜♪」

アドレスはyah○oのフリーアドレス。
フリーアドレスから相談メールをくれる同志が割りと多いので、もしかしてそのうちの誰かかもしれないなと思って「御記名の上再送されたし」の旨、返信しておいた。
すると、どんどん返事が。
知り合いでないことが明確になったしうっとうしいので放置しておいたのですが、続々とやってくるメール。着信ごとに削除していたのですがおもしろくなってきたので保管して晒すことにしました(悪)

中2通ほど抜けましたが、勝手に送り付けてくるメールのその後。

「件名:もう結構待ってますよ〜!
なんでこんなに私を待たせるんですか?!そんなに私の事じらしておもしろいんですか?そんな事は会ってからたっぷりできるじゃないですか?何も今しなくたって。お願いですから、早くしてよっ!」

ナニ言ってるかな、このオンナ。
いやー、女性ではないかもしれないところが更にオソロシイですね。
引き続き。

「件名:いくら待ってもダメなの?
だからそこでは少しの間だけって言ってるでしょ?何回言ったらわかるんですか?私も少し怒りますよ!!」

「そこ」って何処だ、「そこ」って。何回も言われた憶えはないぞ。あとね、ドメインがyah○oで統一されているのはよいとして、アカウントも統一しようよ。3ツのアカウントから続き話メールを送ってくるのはやめなさい。手口がバレバレだから。
次。

「件名:もうダメ!
待ってるだけでイライラする!早くしてっ!play-M-xxxxxx@pexxxat.netにメールするだけ!!」

出会い系サイトのサクラだということが露呈しましたな。これに引っ掛かってアクセスしてしまう人っているのでしょうか。笑かしてくれるな(^m^)
更に放置のその後。

と、一気呵成にお報せ仕様と考えていましたが、大変に長くなりますので分載することにします(ええ?!)
続きはまた明日です。お愉しみに!(笑)


【今日の停滞】
自分の仕事でない仕事で時間が過ぎてゆく……。

2004年08月01日(日) ついに出た出たやっと出た。

今日から8月です。
8月の第1日めの日記は一ト言で言ってしまうと「広告宣伝」です。

本日8月1日、月刊デジタルノベル「Silence revolution」の連載で御世話になっておりますDigitalCreateさんからワタクシ衛澤の個人作品集が発売開始されました。

表題は「道草」です。

通常の連載業務からちょっと外れて遊撃してみました、というくらいの意味合いを込めて「道草」です。詳細はDigitalCreateさんで御確認ください。

この作品集のための読切を連載と平行して書いたり、必要な素材を集めたり、確か6月のはじめ辺りから作業に入ったのだと記憶していますが、ひじょーに忙しかったです。
当日記で「オニのよーに忙しい」とことあるごとにこぼしていたのは、この作品集のための作業が詰まりに詰まっていたからです。実はかなり作業が押してしまっていて「道草」自体は無事に予定通り本日8月1日に発売開始できましたが、連載の納稿スケジュールが少々厳しくなっております。
いま暫くは「忙しい」とこぼし続けることと思います。

さて、この「道草」、単価が少々お高い設定になっておりますが、よく説明書きをお読みください。何とCD版は「送料、振込手数料込み」の価格設定になっておりまして、その上、ほかの商品(たとえば「Silence revolution」のバックナンバー)を同時購入されますとそちらの送料が免除になります。同時購入特典というやつです。
これを機会に「Silence revolution」の定期購読をおはじめになるもよろしいかと思います。

一ト通り宣伝しておきまして、今日はこの辺で。
……とても疲れていますですよ、本日は。ぐったりぴーちゃん。


【今日のハニー】
キューティハニーの放送第1回を見る機会に恵まれた上に、サトエリさんと永井豪先生の対談まで拝むことができました。
庵野秀明監督の「Re:キューティハニー」も映画「キューティハニー」とともに見たい熱が発生。


エンピツユニオン


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