ほっこり日記
ふー



 さおだけや。

さおだけ屋はなぜつぶれないか、という本を買った。
大まかに見ることの大切さがわかった。

今までイロイロ悩んだあげく解決できないことで
自分を責めたりしていたのだが、そんなことに
人生を費やしているのがもったいなくなった。

これは、初めからそれができている人にはわからないだろうと
思うことなんだけど、失敗したり遠回りした人には、
そうではない人には、わからないことがある。

そこに至るまでの自分へのねぎらい、
そして、それができないでいる人への励まし。
なぜできないでいるのか、できないでいることの忸怩たる気分。

経験というものは、自分のためにならないものは
ひとつもない、確かにそう思う。
これまでを無駄にしたからこそ、その無駄さ加減に
我慢がならないし、二度と戻らないでいようと思う。
そのことも。

さおだけ屋の本を読むと、わかる人は初めっからわかっていて
人生をうまくやっているんだなあと思う。
負け惜しみかもしれないけれど、遠回りしてきた自分を
自分が、いちばん、ほめてやらねば。というきになっている。

まだ知らないことの方がきっと多いのだろうけど。





2005年06月30日(木)



 久しぶりに。

いわゆる家族サービスというのをした。

映画を見に行って外食した。
それだけのことだ。

回転寿司で子どもが注文した玉子焼きが
どうみてもティッシュケースに見えるのだけど
どうだろう。



2005年06月26日(日)



 東京

久しぶりに東京は新宿に、日帰り。
エスカレーターにふと乗って、ああそうだった、
関東は止まっていたいヒトは、左側に立つんだ。

思い出した。
頻繁に上京していたころ(月に2回)は、
右側に立つ大阪との区別がつかなくて、
誰も乗ってないエスカレーターには
乗れなかった。変な話だけどね。

大阪は、地下だって狭いから空気も悪いし、
混雑の猥雑感がすごいんだけど、新宿は
さすがにそんなことがなくて。

でっかくて結構。

それにしても東京は、すごいなあ。
池袋も渋谷も、東京も神田も・・・・・
大都市というのがいくつもあって、つながっている。
それを行き来しながら、ときどき、
大阪にため息をつく私には、息抜きでもあり、
ちょっとした冒険な、この上京が、楽しみだ。

東京というのは私にはとても刺激になっている。
街自体が、なんだけど、もう少し、知的な刺激に、
今は飢えているかも。

昨日は本屋で高校ラジオ講座のテキストを見ていて
古文をなつかしく目次を追っていた。
勉強したいと思う。
勉強だけしていれば楽しかったころに戻ってみたい。










2005年06月12日(日)



 今日は昔の仲間と飲んでいた。

でも、なんだか、疎外感を感じてしまった。
遊びの話になるのは仕方のないことなんだろうけど。
情報やうわさばかりで、常に学びのスタンスでいたい私には
少しも面白い話はなかった。

前に「お前の話は少しも面白くない」といわれたこともある。
不機嫌な顔をさらしてじっとしていた。
つまんね〜。

2005年06月10日(金)



 電車から見えた。

犬がゴミをあさっていた。
ひと気のない線路沿いのゴミの集積場で結構大きな犬が、
前足と鼻でゴミ袋からポテトの残骸のような袋をつまみ出した。

それだけのことなんだけど、最近、
Tシャツを着せられた血統書つきの洋犬しか見たことがなかったから、
なんだかとても新鮮で、お楽しみ中、って感じに微笑んでしまった。

犬がゴミを散らかしているのだから迷惑仕切りなんだけど
どういうわけか、そう、懐かしい感じがしたのだよ・・・
ほんとにお楽しみ中の犬って、無心で、うらやましい。
ふふふ。


そうそう、昨日、スーパーの通りで、最近はやりのズボンをはいた
少年に出会った。股下がずり下がったような、ズボンで・・・
まるで、

モモンガ

なんだわ。( ̄▽ ̄;)








2005年06月04日(土)



 夫が自宅で仕事をするようになった。

だから、パソコンが使えなくなり、簡単なメールチェックくらいしか
できなかったのでした。
ここに日記を書いていることは言ってないからな〜。
知られてても別にまずいということはないのだけれど。

今日は、夫は飲み会で遅いのでゆっくり書ける。

私自身の仕事の状況が、ここ一年ほどの変化が激しくて、
あ〜ら〜っという間にどんどん変わっていってしまった。
ただ、自分だけがまるで取り残されたように、
同じ職種の職場に残っている。

若い人にいろんなものを引き継いで育てて出て行く、というパターンを
踏襲するのかと思って覚悟してきたけど、むしろその逆。
まるで、化石のように、昔の思い出を封印して、そこに
縛られている・・・・・


それでも、何か意味があるのだろうと思いながら、
日々を、ただ過ごしているわけなんだけど。

今日、たまたま昔の同僚とすれ違って驚いた。
あまりのふけ具合に、同じ人とは思えないで、そのまま通り過ぎた。
私も同じように、たった10年で分からなくなるほど、
ふけているのかもしれないけれど・・・・

もともと髪は薄かったけど、すらっとしてちょっと
かっこよい人だったのに、なんだか、背が低くなったみたい。
目が生き生きとかわいく笑うのが印象的で、好きだった。

でも、肩を丸めてすまして歩いていると、私の知っている
Kさんじゃないなって、寂しくなる。
今でも絵を描いているのだろうか。
仕事は仕事と割り切って、自分の世界をもとうとしているのだろか。

私は、仕事ではかかわりを持っているけど、自分では少しも
作ってないものね・・・・なんだか、すっかり距離ができてしまって、
話しかけることさえできなくなってしまった。

変わったのだ。

変わるのだ、人は。

それは少しも悪いことではない。
でも、変わらないものもあって欲しい。
あって、欲しかったよ。あなたには。せめて私に対しては。

一緒に九年も働いた人だったのに、今は縁が途切れている。
私は、一緒に働いた男たちには、いつも「男前!」の賛辞を
贈っていたい。

まあ、師匠の言葉を借りて言うと、下についている間は
礼儀を欠かさないけれど、対等、あるいは抜くぞ、というときは
徹底的に無視する、そういうのもいいかもしれない。










2005年06月03日(金)
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