本日も佐世保ネタ。
今朝見た番組では、犯人の異物混入事件についての新証言が出ていた。 「最も仲の良かった友人の1人」を殺した犯行当日15歳の少女は、小学校6年生の時、級友の給食に薄めた漂白剤などを5回にわたって混入していたという。 当時の同級生によると、その少女がクラスで発表していた時、何かのミスを他の同級生が指摘して、皆でそれを笑ったところ、少女の表情が突然変わり、それまでは明るくてクラスの中心的存在だったのが、以降は性格が暗くなって、混入事件に至ったのだという。 勉強しているのを小馬鹿にされたのが動機という証言もあったが、こちらの新証言の方が、私にはしっくり来た。 自分より勉強の出来ない連中に、公けの場で皆に笑われたというのが、許せなかったのだろう。 自分より馬鹿な連中に馬鹿にされた、その事が、彼女のプライドを傷付けたに違いない。 証言した男子生徒は、それぐらい笑い飛ばせばいいのにと言っていたが、大人やお調子者なら出来る事でも、こういうタイプの子供にとって、その対処を咄嗟に取る事は非常に難しい。 とは言え、給食に何か混ぜてやれなんて事は、流石の私でも思い付かない。 しかも事件発覚後、父親は子供の不始末を詫びるどころか、学校の管理が悪いと逆切れしたそうである。 それを言うなら、給食に混入した漂白剤は自宅から持ち出したものであるのだから、親の管理責任の問題はどうのなよと思うのだが……学校の責任者にそこまで戦う事を求めるのは酷な話なのか。 両親揃ってかなりおかしい家族だという噂がネット上では囁かれているが、謝罪に回るだけ、母親の方がまだ何ぼかマシだったのだろうか。 小学生の時点でこれだけの問題を起こし、尚且つ親もきちんと謝罪させなかったという事は、本人は何が悪いのか理解しないままに16歳になってしまったのだろう。 最近は叱らない育児というのが持て囃されているようだが、悪い事をしたらガッツリ叱る事も、教育には必要なのだ。
さて、このような前科を持つ子供と、どう付き合えば良いか。 うちの子が悪い影響を受けたら嫌だけれど、成績のいい良い所のお嬢さんだし、最近はすっかり落ち着いたみたいだし、あからさまに避けたら可哀相だし、差別は良くないわよね……と迷いながらも、子供の主体性に任せて見守る親もいるだろう。 しかし敢えて声を大にして言おう。そのような子供からは、なるべく距離を置く事だ。 そんな、差別するような真似は自分の子供にとっても良くないし、仲間外れにするなんて可哀相という、心優しい人もいるだろう。 だが、一番大事なのは、まともな子供を守る事である。 差別と区別は違う。前科者、しかも何の償いもしていない者と、わざわざ仲良くする必要など無いのだ。 心を開いて話せば子供はわかってくれる、などという教育評論家もいるが、そのような人はこれまでの人生でおかしな人間と関わった事の無い、ある意味幸せな人なのだろう。 世の中には、性善説の通用しない人間が存在するのだ。
最近はノーマライゼーションなどと言って、知恵遅れや発達障害の著しい子供でも無理矢理普通学級に捻じ込むらしいが、果たしてそれが本当に子供達のためになるのだろうか。 勉強が出来ても、集団生活に馴染めない子供もいる。 そういう子供を無理に普通学級に入れるのは、本人にとっても周囲にとってもしんどい事だし、皆に付いて行けない子供のための特別なプログラムで教育を受ける方が、将来的にも本人の為になるのだ。
未成年、しかも思春期の子供によるこの手の事件と言うのは、定期的に起きるものなのか。 日曜日に第一報が入った訳だが、その後もゾロゾロと犯人の追加情報が、まあ出るわ出るわ。 流石の私も恐れ入るほどの、華麗なる経歴である。 小学生の頃には級友の給食に異物混入(しかも5回!)、更には猫殺し、実父を金属バットで襲撃って、G.F.ヤング+金属バット+酒鬼薔薇と、三冠王達成!みたいな感じになっとるではないか。 海外留学させてそこで殺人事件を起こしていたら、佐川君のタイトルも手にして、グランドスラム達成!になっていたのかと思うと、そら恐ろしい。 不幸中の幸いは、事件を起こしたのが留学前だったという事か。 これが佐川君みたいに外国で外国人を殺してたりしたら、下手すりゃ外交問題に発展しかねない。 それにしても、普通に傷害事件や殺人未遂事件だと思うのだが、これだけの過去を持っていながら、この少女が何故今まで野放しにされていたのか、全くもって不思議である。 こんな危険物を製造したばかりか、手に余ったからと言って体よく厄介払いしようとしていた父親は、一体どんな人物なのか。 ネットで情報を拾う限りでは、とんでもない印象しか持てないので、是非公開記者会見でも開いて欲しいものである。 というか、マスコミはいつものように突撃取材しないの? 弁護士相手だからってビビッていないで、ちゃんと仕事しろよ!
旧約聖書に、タマルという女性が出て来る。 彼女の夫は子供を残す前に死んでしまったので、その弟と性交渉するように言われるが、子供が生まれても自分の子ではなく兄の子とされるのを嫌った弟は、言い付けに従わずに精液を地に漏らしたため、神の怒りに触れて死んでしまった。(余談だが、自慰行為をオナニーと呼ぶのは、この弟の名前「オナン」が語源だという) じゃあそのまた弟を……という話になるが、末弟はまだちっこいので、暫く実家に帰ってなさいと言われたタマル。 しかし二度ある事は三度あるを恐れた義父が、末弟を自分と交わらせたくないのを感じ取ったタマル。このままでは神の血統を残せない。 なんと売春婦の振りをして義父に近付き、性交渉の末に妊娠。 当時、夫のいない女が身籠るのは御法度、石打ちの刑じゃ!となった時、タマルはすかさず証拠を出す。 DNA鑑定など無い時代なので、義父と寝た時に証拠になる物を貰っていたのだ。 儂の子じゃ……と義父に認めさせ、タマルは無事に神の血統の子供を産んだのであった。
さて、現代日本。 諏訪マタニティクリニックが、不妊治療と称して、妻の卵子に夫の父親の精子で受精させるという手法を取り、これまで79組が出産、118人の子供が生まれていたという報道があった。 (夫婦以外の人間から提供された精子や卵子で子供を作るのを「治療」と言ってしまう事には激しく違和感を覚える。それってチートじゃん) 全くの赤の他人から精子提供を受けるよりは、という気持ちはわかる。 最近は、差別や偏見の助長を恐れると言うよりそっち方面のクレームを避けるためなのか、改変されたものが多いが、アガサ・クリスティ作品の中では、犯罪者の子供はやっぱり犯罪者という話が多い。 そして私もクリスティ同様、DNAの呪いを信じている。 よくわからない馬の骨の遺伝子を組み込むよりは、夫に最も近い人間の精子で子供を作るのが安心だという気持はわからなくもない。 しかし、夫の父親の精子って、それって妻から見たら義父の精子じゃん。 気持ち悪くね? 夫から見れば、遺伝子的に自分の子供ではなく父の子、つまり自分とは腹違いの弟という事になる。 これに同意する夫も妻も義父も、頭がどうかしているとしか思えない。 更に義母がいる場合、義母はどう思うのだろう。 自分の遺伝子が入っていない、夫の子供を、息子の嫁が産むんだよ? 手塚治虫の「奇子」の世界じゃん。 (尤もあれは、長男の嫁の美貌に目が眩んだ父親が、財産を盾に関係を迫り、子供を産ませるというお話だったが) 直接性交渉する訳ではないとしても、遺伝子的聾桟敷に置かれる義母の立場はどうなのよと思ってしまった。
義父の子供とかフツーにムリですわーと言っていたら、主人がしょぼーんとして言った。 「でも、そこまでしても子供が欲しい人もいるんでしょ」 しょぼーんとするって事はあれか、お前も父親の精子でいいから子供が欲しいって事なのかい? 勿論私はお断りだ、そんなん提案されたら、躊躇無く離婚するよ!
昨日は出かけていたので、私が佐世保の事件を知ったのは夜になってからだった。 ネットで詳細を読みたかったが、へとへとに草臥れていたのでさっさと寝て、本日も午前中は寝て過ごしたかったのだが、ワイドショーを見るために頑張って起きていた次第である。 しかしコメンテーターの頓珍漢共は、本当に頓珍漢な事しか言わないのな。 お決まりの、心の闇がーとか、命の大切さがーとか、馬鹿じゃねえの。 動機は恨みじゃないよ。 興味があって、やってみたくて、チャンスが舞い込んだ、ただそれだけ。 被害者の女の子じゃなくても、誰でも良かったのだろう。 神戸の酒鬼薔薇聖斗が被害少年を選んだのと同じ、扱い易くて警戒心が無くて殺し易かったから、それだけの事である。
人を殺してみたかったと、犯人の少女は言ったという。 素直である。これは本当の事だろう。 この子もきっと、猟奇殺人事件に興味があるのではないだろうか。 気持ちはわかる。 私も一歩間違えば、この子と同じ事をしていたかも知れない。 と主人に語ったら、ドンビキされた。当たり前か(苦笑)。
でも私はやらなかった。 私の場合の歯止めは、少なくとも「命の大切さ」ではなかったので、どんな内容なのかは知らないが、長崎県が力を入れているという「命の大切さ」に関する教育というのは、こういう子供に対してはあまり意味が無い。 特に今回の加害少女のような勉強の出来る子は、取り繕うのも上手い。適当に優等生的な感想を書けば、大人が喜んで、見逃してくれる事を知っているのだ。 私は馬鹿正直な子供だったので、そのような芸当は出来なかったし今でも出来ない訳だが。(それは大人としてどうなの) 大人になった今では、他人の痛みと言うものが多少なりとも理解出来るようになって、人を殺して解剖してみたいなどとは思わなくなった。 そもそもが面倒臭がりなので、死体の始末や匂いを考えたら、解体などと言う重労働なんて、興味本位で出来る事ではない。
母親が死んですぐに父親が若い女性と再婚した、家庭環境のせいでは?という問いに対して、きっぱり否定していた臨床心理士の話が、私が聞いた中では一番まともなコメントであった。 曰く、世の中にはもっと劣悪な環境で育てられた人が大勢いるが、複雑な家庭の子供全てが犯罪に走る訳ではないし、そのような見方はまともに生きている彼等に対して失礼であると。 その後の、命の大切さの教育に関する意見は残念ながら的外れに思えたが、まんまと自分の家に招かれたから殺したという話は、我が意を得たりであった。 尤もスタジオは凍り付いていたが。 まあ、まともな人間には理解出来ないし、無理に理解しない方がいいと思うよ。 キチガイはキチガイなのだから。
2014年07月26日(土) |
持ち上げようにも重いので無理 |
うちの主人が作る料理は、大抵美味しい。 奇抜なアレンジを加える事も多々あるが、大体は食える。
でも、同じ事を他のところでやると、勝てる試合も勝てなくなる訳で。 好みの問題だが、ジャッジの好みじゃないと当然弾かれるので、そこは最大多数の最大幸福を取るのが無難かと。 そこは違うんじゃない?と私が助言したところで、そこは敢えてのチョイス!と主張されると、嗚呼そうですかとこちらが引っ込めるしかない。部外者なので。
そして試合に負けてしょげ返る主人。 何でかなあと言うので、これこれこうだからだよ!と分析してやると、余計しょげていた。 お前は女か、ただ愚痴を聞いて慰めて欲しかっただけか。 しかし私はどちらかと言うと男なので、そういう芸当は出来ない。
主人はいいよ、毎回チャンスがあるんだから。(そして毎回無駄にしている訳だが。流石に本人には言わないけれど) でもそうじゃない人は気の毒だ。 そして主役は主人じゃなくて彼等であり、しかも彼等は主人を信じて付いて来た訳だから、余計気の毒である。 主人は人格を否定された気分になったのだろう、かなり落ち込んでいるが、自分の責任だから仕方無いよね、と私は思うのだ。 はははビッグマウスがこのザマか!と指差して笑ったりはしないが、貴方は悪くないわ、だからまた頑張って!とは言えない。 ホラあれだ、自分に嘘は吐けないってやつ。 自分でも、妻として冷たいかなとは思うが、誰かが真実を言ってやらないとな。 主人もいい歳なので、周囲の誰も意見してくれないだろうから。 私は配偶者を、裸の王様にはさせたくない。
三鷹女子高生殺人事件の裁判が始まっていたらしい。 まだまだ未来があって可能性があって将来の夢に満ち溢れた女子高生が、お肌の曲がり角も足腰の痛みも冷えの辛さも足の浮腫みも知らない若い子が、こんなところで人生を強制終了されちゃうなんて、運命とは残酷なものである。 今回のケースは被害者が招いた運命とも言える訳だが、気の毒なのは親御さんだ。 蝶よ花よと大切に育てたであろう自慢の可愛い娘が、親の知らないところで自分の意思で、あられもない姿で笑顔で写真に納まっていたなんて。 しかもそれがネットに流出したのだから、本当に親不孝な娘だよ。 というかこの娘、女優を目指していたのなら、異性関係や写真流出にはもっと注意を払うべきだったのでは。 著名な演出家の大叔父も、芸能界入りに関して相談を受けていたのなら、芸能事務所の選び方より、そっちの助言をしてやった方が良かったのではないかと思ってしまう。 それにしても、ネットで知り合った素性のわからん男に簡単に身体を許すなんて、全くもってどうかしている。 ネットの世界は自己申告。相手の言い分が真実かどうかなんてわからないのだから、自分で裏付けを取るしかない。 大人になればそれぐらいの事はわかるが(大人になっても性善説盲信者の馬鹿はいるが)、経験値の足りない子供には無理な話だ。 つまり、子供にネットなんてさせるもんじゃないという事である。 子供のうちからPCに慣れさせて早期IT教育を!とか言うが、そんなの大人になってからでも充分だし、寧ろ善悪の判断が着く大人になってからの方が望ましい。 それより、基礎学力と正しい倫理観を身に着けさせる事の方が、教育においてはずっと重要である。
付き合い方や別れ方など、被害者の行動に問題があったとは言え、殺人犯を庇うつもりは毛頭無い。 被告人質問において、被告は後悔の念を述べたものの、謝罪の言葉は口にしなかったという。 法廷では代わって母親が謝罪を述べたそうだが、元交際相手に執着する息子が彼女に危害を加えることを危惧していたという。 でも弱虫だからそこまでするとは思わなかった、と母親。母親に弱虫と思われている息子って……。 更に、彼女と別れたくないと言って母の前で泣いていたと聞くに及んで、やっぱりこの男、気持ち悪いと思った。 被告弁護人は、母親の交際相手による幼少時の虐待が人格形成に云々〜と劣悪な養育環境を持ち出して情状酌量に持って行きたいようだが、幼少時の虐待に被害者は何ら関与していないのだから、こういうスタイルの弁護はそろそろ法律で禁止すべきだと思う。 情状酌量が欲しいなら、被害者との関係のみに限定しなければ、フェアじゃないだろう。
マレーシア航空と言えば、今年3月にも別の飛行機が行方知れずになっている。 私などは、ウクライナ上空の悲劇の一報を聞いた時、南太平洋で消えた飛行機が何故そんな所で?と一瞬混乱したほどだ。(えっ私だけ?) そのどちらの飛行機にも家族が搭乗していて、また家族を亡くしてしまったという実に気の毒な男性が話題になったが、一方で、どちらの飛行機にも乗る予定だったのを急遽取り止めて、2度も命拾いした幸運な男性もいるという。 その幸運なオランダ人男性は、東南アジアで活動するプロの自転車乗りで、3月のMH370便は一旦予約したものの乗り換えの待ち時間が長過ぎるとしてキャンセル、MH370便の通信が途絶えた頃に離陸した飛行機でマレーシアを後にした。 そして今回は、日曜便のチケットは高いからやっぱり安い飛行機にしようとキャンセルしたのだとか。 安く上げようとして命拾い。普通とは逆の、珍しいケースかも知れない。
しかし凄いね。 神がかっているというより、殆ど神じゃないの、この人。 私だったら、運を使い果たしてしまったので今後一生宝籤を買う気を失くすレベルの幸運である。
マレーシア機がウクライナ上空で撃墜され、乗客乗員全員が死亡した事件で、ロシアのプーチン大統領に批判が集まっている訳だが、私にはそれが不思議でしようがない。 ウクライナの内戦に全く関係無い国の、しかも民間機が撃ち落されたのだから、確かに悲惨な話である。 しかしわざとやったとは思えない。多分不幸な事故だろう。 もしわざと狙撃したのだとしても、プーチンが指令を出した訳ではなかろうに、ここぞとばかりにプーチンを叩く欧米諸国やマスコミには反吐が出る。 他人の不幸を政治利用する連中には勿論、それにうっかり乗ってしまう一般市民にの馬鹿さ加減にも腹が立つ。
こうなってしまった以上、恐らくプーチンは、ウクライナの親ロシア派を切り捨てるだろう。 仕方ない事だが、彼等は元々ロシアから移住して来たロシア人の子孫、ウクライナを捨ててロシアに帰れば良いと思う。 そして北方領土のロシア人達も、本土に戻ってくれ。
ところでヨーロッパ諸国と一緒にプーチン批判を展開しているオバマ君だが、このまま行くとブーメランになるのをわかっているのだろうか。 パレスチナと泥沼の争いを続けているイスラエルを支援しているアメリカに、ロシアを批判する資格は無いのだ。 2千年もそこに住んでいた人々を追い出して、ユダヤ人のために新しい国家を作ったのだから、その無理矢理さ加減と言ったらロシアの比ではない。 本当に宗教と言うのは碌でもないものだ。
大崎事件の再審請求が棄却された。
知らない事件だったのでネットで調べてみたら、1979年に起こった農家における親族内殺人で、再審請求したのは、犯人グループで唯一生存している、主犯とされる被害者の兄嫁。 再審請求と言えば、死刑囚が死にたくないがために獄中から裁判のやり直しを求めるイメージが強いが、この人は既に服役を終えて自由の身であり、名誉を回復するための再審請求らしい。 一貫して無罪を主張しているし、揃いも揃って知的或いは精神障害傾向にあったという共犯者達の証言の信憑性に疑問が残る事件だったようで、冤罪の可能性は無くはない。
しかし、だからと言って「冤罪だ!」と決め付ける人々も無責任だと思う。 先だっての遠隔操作事件も、支援者が馬鹿を見たよね。 正直片山被告はとっても犯人臭かったが、画伯の例(香川県坂出市の殺傷事件、2007年)もあるし、断定は出来なかった。 しかし無罪とも言い切れない。じゃあどうすれば? 答えは簡単だ。応援も断罪もせずに、静観するのだ。 一体どういう伝手で支援者が支援者となったのかはわからないが、いい大人達が検証もせずに被告の言い分のみを信じて、よく「この人は無実です!」なんて言えるよなー。 しかも片山が観念して自白した後で「裏切られた」とか、こいつら馬鹿かと思った。 弁護士はいいよ、被告が自分は無罪だと主張するなら、その言葉を信じて弁護するのが弁護士の仕事だもの。 だが、事件に何の関係も無い連中が支援者を名乗って支援活動するって、よっぽど暇なのか政治的に事件を利用したいかのどちらかだろう。 そして利用するつもりが利用されてしまいましたとさ。
片山事件では人死にが出ていないからまだマシだが(それでも若者の人生を狂わせているのだから死をもって償えばいいのにと思う)、以前見た「アンビリバボー」では更に酷い事例が紹介されていた。 イギリスで若い女性が殺され、友人の女性が被疑者となったが、彼女の無罪を信じ込んだ男性ジャーナリストが奔走して証拠らしきものと世論を集めて彼女の無罪を無理矢理勝ち取ったものの、実際に殺したのはやっぱり彼女であり、しかし一度無罪になってしまったので同じ罪で裁く事は出来ずに殺人者は野に放たれたのであった、というお話だった。 遺族に対してどう責任を取るんだろうね、こういう外野って。 無関係な素人は手も口も出すな、という教訓である。
我が家の扇風機は、2006年製。 昨年のアエコン故障時には大活躍で、まだまだいけると思っていたし、実際動くのだが、どうにも煩いのが気になって仕方ない。 しかも風量が「弱」の筈なのにどう見ても「中」。というか「弱」ボタンを押すと隣の「中」も連動して動いてるし。 煩くて寝室で使えないし、風が強過ぎて埃が舞いそう。 と言う訳で、新しい扇風機を買う事にした。 郊外の家電量販店に乗り込み、近くにいた店員を捕まえて、扇風機担当を呼んで貰った。 説明を聞いて納得したらその場で買ってもいいという勢いだったのに、担当者がちっとも使えない件。 アンタさ、扇風機担当じゃないの? 製品の知識も無いのに売り場担当してんの? 貼り紙を読み上げるだけの簡単なお仕事なの? と嫌味の一つも言いたくなるってもんよ。言わなかったけど。 これはこういう仕様なの? それとも故障なの?と色違いの扇風機と違う動きをする同機種について質問したのに、さぁ……?としか言わない。 その場で確認するかメーカーに問い合わせるかしろよ、少なくとも素振り位見せろよ、馬鹿かコイツ。
店員が余りに使えなかったので、この店では意地でも買わねえよと思い、カタログだけ掻き集めて来た。 書いてて思ったが、普通さあ、客が買う気があって情報収集しているとわかった時点で、店員がカタログ渡すもんじゃないのかね? まああの店はクソだと、よーくわかった。Kズのカード持ってるけど、二度と大物は買わねーよ。
さて、帰宅してカタログを広げ、自分が欲しい扇風機と照らし合わせつつ、絞り込みに入った。 ・手動で首の向きを変えられる事 ・微風を送れる事(これ大事) ・音が静かである事 ・仰角45度以上 ・分解収納可能で、大き過ぎない事(転勤族だし) 実物を見て、風が一番気に入ったのは日立。 しかし、真上を向くタイプは大き過ぎ、丁度いいサイズのは仰角が小さい。 日立の洗濯機にすれば良かったという後悔もあって、じゃあせめて扇風機を買ってみるかと迷うところだ。 勿論、東芝は除外。 洗濯機に引き続き、電子レンジでも煮え湯を飲まされたのだ。なんだあの糞レンジは! 自動で温めても冷たかったり熱過ぎたりで、全く糞としか言いようがないので、東芝製品は二度と買わぬ。 大きさも仰角もクリアして、尚且つお洒落な扇風機もあったが、ネットでレビューを見る限り、微妙な感じだったのでこれも却下。 そして最終的に残ったのが、山善。 家電に詳しくないので、あんまり聞いた事無い会社だな……と思ってサイトを見てみたら、何だこれ良さげじゃないか! グンゼのボディワイルドみたいに変にファッショナブルで読み難いサイトではなく、訪れる利用者の事を考えて、見易く解り易い作りになっている。 洗練された見た目の機体ではないけれど、扇風機の本質はそこではない。
そして、山善の通販サイトで買った扇風機が届いたので、早速組み立てて使っているが、静かで柔らかい風が出て来て、今のところいい感じ。 首振りの動きはスムーズではないが、今のところ異音は聞こえない。 取り敢えず、今年の夏はこれを使ってみよう。
兵庫県の野々村とか言う県議の気狂い会見が話題になっている。 いや、気狂いと言うより佯狂か。 下手な芸人より面白いという人もいるようだが、あれのどこが面白いのか、私にはサッパリ理解出来ないし、したくもない。 TVでは繰り返し、あの会見の様子が流されているが、あの話題に移る度に私は即座にチャンネルを替え、終いには消してしまう。 ちっとも面白くないどころか、只管不愉快だ。 日本人とは思えない気持ち悪さ。 あまりに気持ち悪くて、あんなのを持ち上げている馬鹿共と彼に投票した馬鹿共は全員死ねばいいのにと思うぐらいである。
しかし、一体どんな環境でどんな育てられ方をしたら、あのような人間が出来上がるのだろう。 よくあんなんで47年間も生きて来られたな。 公金の不正使用でしょっ引かるのを希望するのは勿論だが、彼の泣き芸なんかより、これまでの経歴を是非、マスコミの連中には詳らかに取材・報道して頂きたい。 同じ映像を繰り返し垂れ流すより、それこそが彼等の仕事じゃないのか。
2014年07月01日(火) |
言わなくて良い真実もある |
同じ階に、転勤族の奥さんがいる。 御主人は挨拶しても無視するような酷いオッサン(引越しの時の挨拶にはちゃんと来たのに、何なのだろう)だが、奥さんは良い人だ。 何故なら、食べ物をくれるから! (料理上手な人は凄い人で、食べ物をくれる人は良い人というのが、私の認識だ。あっ、だから主人と結婚したのか)
定番家事を済ませた頃、玄関のチャイムが鳴った。 しかし折悪しく私はトイレにいたので、息を潜めてスルーする事にした。 ネットで買った河野製紙の箱ティッシュがそろそろ届く筈。時間帯が一寸早いけれど、きっと宅配便だろうと思ったのだ。 訪問者が去ったようなのでトイレから出て、身支度をして、出かける際に郵便受けを覗いてみたが、中は空っぽだった。 宅配便なら不在届けを残して行く筈。では誰だ? 最近は訪問販売も無いし、大家さんなら事前に連絡をくれる筈。 もしかして、同じ階のあの奥さんが、焼き立てのパンを持って来てくれたのではなかろうか。 あの部屋の前を通り過ぎる時に、換気孔からパンの焼ける美味しそうな匂いがしていたし、先日は少し前に頂いた手作りパンのお礼に、実家の親が送ってくれた果物をお裾分けしたばかり。 きっとそうに違いない。
その後、夜まで待ったが、チャイムが再び鳴る事は無かった……。 主人に事の顛末を話すと、 「そうだね、きっとパンの人だね。残念だったね」 と言われた。 「だよね!? でも今更、パン下さいって言いに行く訳にもいかないし、私は一体どうすれば」 と臍を噛む私に、主人がアドバイスをくれた。 「どうしようも無いでしょ。今回は諦めなよ。まあ、今度からトイレに入る時には、玄関に『うんこ中』って札でも掛けておくんだね」 「絶対嫌だ! でもさ、もし明日あたり訪ねて来られて、昨日の朝ピンポン鳴らしたけれど出なかったって言われたら、一体どうすれば」 「その時は、『アラごめんなさいね』でいいんじゃないの」 と主人。 「『ごめんなさいね、手が離せなかったの』でいいの? それとも『お風呂場にいて聞こえなかったの』って嘘を?」 「そこまで言わなくていいよ。ただ『ごめんなさい』だけでいいじゃん。 嘘を吐く必要は無いし、本当の事を言う必要も無い」 なるほど……! この人の、こういうところが凄いなと思った。 白黒付けなきゃ気の済まない私には、出来ない発想である。
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