週末に観た、2010年の邦画である。 元々は漫画「メスよ輝け!!」。 漫画がヒットした後に原作者によってノベライズされ、更に映画化されたという話であるが、どちらも未読である。 舞台は1989年、医療的にも後進地域の田舎の病院に赴任して来た凄腕の医者(しかし空気は読まない)が、患者のために脳死肝移植に踏み切るというフィクション。 20年以上経過した今でも、移植医療には賛否両論ある。因みに私はどちらかと言うと否定派。 この世は生者のための物、死者にとっては無用の長物となった臓器を生ける者のために有効利用しようというのは解る、解るんだが。 絶対に魂が戻って来ないのなら、それでもいいかも知れない。臓器のリサイクル。エコだよ、エコ。 しかし現在の医療が全てではない訳で、エコの筈が生者のエゴになってしまっていないだろうか。 そう考えると、怖いのだ。 身内の若い医療関係者に訊いてみた。臓器提供、お前ならどうする?と。 返って来た答えは 「絶対嫌だ。親から貰った大切な身体だもん。死んでも他人にはやりたくない」 と。意外であった。 医療現場で毎日のように遺族の悲しみに触れていたら、ハイ喜んでーと提供するのかと思いきや、 「運命だよ。寿命だよ、寿命」 とあっさりクールな答え。 考えは人それぞれなのだなあ、と思った。 ところでこの映画では、肝臓をやられてこのままじゃ危ないという父親に、是非私の肝臓を!と生体肝移植を希望する若い娘が出て来たが、赤の他人の私でも、オイオイそれは止めとけ!と声を上げそうになった。 生体肝移植は素晴らしいみたいに言われているけれど、老い先の短い方が未来ある若者のために犠牲になるなら兎も角、その逆は如何なものか。 臓器提供者のその後は、決して保障されている訳ではない。 提供後に体調が元に戻らずに、辛い生活を送っている提供者もいると聞く。 そりゃそうだ。どこも悪くないのにメスを入れて、正常な身体の一部分を取り除くのだから、不具合が出ないと思う方がどうかしている。 どこかで読んだ恐ろしい体験談を思い出した。 周囲の圧力に負けて亭主に腎臓を提供したら、体調を崩して、元気になった亭主には好きな人が出来たと離婚され、その後病院と縁を切れない人生を送っているという奥さんの話。 少なくとも生きているうちの臓器提供は止めといた方がいいよ!
2012年02月19日(日) |
千載一遇のチャンスを逃す |
便器から溢れ出るほどではなかったが、うんこの夢を見た。 うんこの夢は金運が上がっている印だという。 なので張り切って宝籤買いに行く気満々だったが、生憎体調が宜しくない。 どこが痛いという訳ではないが、何だかふらふらする。 椅子に座っていてもふら〜と目が回る。 なんだろね。
流石に運転は怖いので、だからと言って寒い中を徒歩で行くのは嫌だったので、主人に運転を頼んだ。 彼はとても渋ったが、もう食べる物が無いよ!と脅し、好きなお菓子買ってもいいよ!と宥め透かし、尻を叩き、連れ立って出掛けた時には夕刻であった。 久し振りにベーグルを食べたくなったので、先にコンビニに寄った。 現在住んでいる田舎では、美味しいベーグルが売られていない。一度見かけて買った物は、こんなのベーグルじゃない!と床に叩き付けたくなる代物であった。叩き付けなかったけれど。 コンビニでベーグルを買ってからスーパーに行ったのだが、これがまずかった。 宝籤売り場は既に閉まっていた。 営業時間は17時半まで、と書いてある……しまった、出遅れた。 コンビニに寄らなければ、或いはもっと早く出掛けていれば。 しかも、半年毎にやって来る包丁研ぎ屋さんも来ており、「本字最終日」の札が。来ていたなんて、知らなかったよ! 臍を噛みつつ、店内に駆け込んで主人に報告すると、あーハイハイそうですかといつもの調子。 「じゃあ今度、顔に塗りたくってから宝籤買いに行きなよ」 「そんな直接的恣意的な手段じゃ駄目! 夢をじゃなきゃ駄目なの! そうだ(ピコーン!)、枕の下に入れておいたら、うんこの夢を見られるかも知れない!」 と私が目を輝かせると、主人がすぐに反応した。 「駄目。それは絶対駄目」 「えっ何でよ。顔に塗るのは良くて、枕の下はどうして駄目なの?」 「枕を並べて寝ているんだから、こっちまで臭くなるじゃん。僕に迷惑かけないように」 えー何ソレ。
千葉県柏市で、登校途中の高校生が自転車で転倒した際、後ろから来た乗用車に撥ねられて死亡する事故があった。 乗用車を運転していた男性は、自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕されたが、当時路面は凍結していて、高校生が転倒したのはそのせいではないかと見られている。 これで逮捕されて実名まで報道されるなんて、乗用車の運転者が余りに気の毒ではないだろうか。 本当に避けようが無かっただろう。誰だって轢いていたと思う。 高校生が、凍結した道路を自転車で走ったのが悪かった。 そして運も悪かった。 これは転んだ方と轢かれた方、両方が。
歩道を走る自転車が問題視され、車道を走るように通達が出されたのはつい最近の事だ。 確かに道路交通法で、自転車は基本的に車道を走るようにとされている。 しかし路側帯を走行中の自転車が突然車道に倒れて来たら、自動車は避けようが無いし、下手に避けたら対向車と接触するなど、却って大事故を引き起こしかねない。 では、どうすればいいのか。 日本では、交通面に限った事ではないが、弱者保護があまりに行き過ぎだと感じる。 自動車>自転車>歩行者 というのは普通に見ればそうだし、逆に、何かあった時の被害の度合いは、鉄の塊に覆われている自動車運転者より、剥き出しの歩行者の方が大きい。 だが、それだけで加害者被害者を判定して良いとは、到底思えない。 いきなり車道に倒れなくとも、迷惑な自転車はこの時期多い。 先日も、坂の車道を自転車引っ張って登るババアがいた。 後ろには長蛇の車列が……隣に歩道があるのに、何故車道。 これは交通妨害だろ。警察はこういうのこそ取り締まれよ! つか、自動車も警笛鳴らせばいいのに。 と、対向車線から見物しつつ、他人事ながら苛々してしまった。 取り敢えず、冬季の自転車は運転禁止にして欲しい。 或いは轢いても無罪。でなきゃ割りに合わねえよ。
主人が可哀相な事になっている。
持病で、もうずっと薬を欠かせない生活を送っているのだが、医者がまた薬を減らそうと言い出したそうで。 この医者、1年半前にも薬を変えようと言い、結果主人が体調不良に陥り大変な目に遭ったのである。 そして今回、薬の種類を減らされた結果、主人はまた体調不良に陥ったのであった。 くそーあのジジイめ……と苦しい息の下から呪いの言葉を吐く主人に、 「ヨシヨシ可哀相に。でもね、お薬減らしますねーと言われてハイそうですかと言う事聞いちゃう貴方もどうかと思うの。以前もお薬変えられて痛い目を見たのだから、もしまた具合が悪くなったら困るから、念のためにいつものお薬も出して下さいって言えば良かったのよ」 と言ったら、彼は吃驚したような顔をした。 「シオン、賢いな……」 えっ、今頃判ったんですか。
医者にとっては、患者の痛みなど他人事。だから平気で同じ事を繰り返すのである。 しかし痛い目に遭った患者本人も何故繰り返して唯々諾々と従うのか、主人に対しても馬鹿かと言いたくなった妻であった。 病人相手にそんな判り切った事を言って追い討ちかけるのも憚られたので、そこで口は噤んでおいたが。 シオンがお薬貰って来てよと頼まれたが、減らされた前回とは違う処方になる訳だから自分で行って来いやという訳で、主人は忙しい仕事の合間を縫って、ふらふらになりながらも自力で行って来た様子。 薬が戻ってすぐに体調が戻る訳でもないので、この週末は自宅療養になるであろう。 またどこにも連れて行って貰えないのねー。
うちの主人は、超能力者だ。
寝る頃になってふと気になって、パヤパヤ♪って何の歌だっけ?という話になり、主人が歌い出した。
♪やめてけれ やめてけれ やめてけーれ ゲバゲバ やめてけれ やめてけれ ゲバゲバパパーヤ ラララランランランラララゲバゲバ ランランランラララゲバゲバ どうして どうして ゲバゲバパパーヤ おお神様 神様 助けてパパーヤ♪
違う、その歌じゃない! パヤパヤ違いだよ!と布団の中で笑い転げる私。 「知らない? 左卜全だよ」 「歌は知ってる。一緒に観た『山形スクリーム』(映画。しょうもなかった)に出ていたよね。でも左卜全って……」 こないだNHKのドラマでやっていたよなあ、と主人に背中を向けたまま考え込む私に、主人が言った。 「違う、それは塚原卜伝。剣豪でしょ」 ! 「また! 貴方、また私の頭の中を覗いたでしょ!!」 「そんな事出来る訳無いじゃん。今シオンがそういう顔をしたんだよう」 いやいや、していても見えないから。 部屋の中は真っ暗で、私は壁を向いていたのだから、ただでさえ目が悪い主人に私の表情が見える訳が無いのだ。 (因みに私が探していたパヤパヤは、ザ・ピーナッツの歌だった)
今日は今日で、私がストーブに給油する間に主人にお米を研いでくれるように頼んでおいたのだが、部屋に戻って来ても台所はそのままになっていた。 「まあ仕方ないか。貴方はお仕事なさっているんだし」 と諦めてお米を測って研ぎ始めると、主人はPCに向かったまま、こう言った。 「いやいや、そういう訳には。シオンにばかりやらせちゃ悪いから、僕も何かするよ。何でもするから言って」 何でもする、か。 「じゃあねえ……」 と言って、よからぬ事に考えが及ぼうとしたその時。 主人が口を開いた。私に背中を向けたままで。 「駄目。それは駄目」 「何よ! 私まだ何も言っていないじゃないの」 「いや、言った」 「『じゃあねえ』しか言っていないよ! また勝手に人の頭の中を覗いたわね!」 「そんな事出来る訳無いじゃん〜」 「じゃあ私が直接貴方の頭の中に語りかけたとでも?」 「そんな気狂いみたいな事、言えないよう」 じゃあ何なのよ!
暖かくなるらしいし、主人は飲み会で夕食要らないと言っていたし、1人で少し遠くまでお出かけしようかな♪と密かに計画を立てていたのに、
主人が体調不良でダウン。
前にも、1人で映画に行こうと思っていたのに主人がダウンして計画倒れという事があったな。 まあ、いつものパターンだよね。 主人はうんうん唸りながら寝ていたが、どうしても外せない仕事があると言うので、ふらふらしながら、11時頃出かけて行った。 今からお出かけしてもなあ……と言う事で、お出かけは断念した。
薬が効いて、飲み会には軽く出席して来た主人は、風呂に入ってさっさと寝てしまった。 早く治せよ!
主人の父から電話があった。 我が家は父の日も母の日も誕生日も全てスルーする代わりに、2人纏めて年に1度バレンタインのチョコを送るのだが、先日手配しておいたそれが本日届いたとの事。 「ありがとうな。でも、食べるの勿体無くて……」 電話の向こうで、義父は何故か申し訳無さそうに礼を言った。 昨年は主人のチョイスで、発掘チョコにしたのだが、義父は「途中で面倒になってなあ、そのまま食べちゃった」と言い、主人が肩透かしを食らっていた。 「何だよー、折角選んだのに。僕が発掘したかったよ」って、自分が欲しい物を相手に贈るという、何かの心理学か。じゃあ自分で買えよ! そして今年は主人に相談して、ネットで見付けた可愛い動物チョコにした。 味見はしていないが、東京の有名点なら味は大丈夫だろうと思い、店から直接送って貰うようにしていたのだ。 「お義父さんは可愛いのがお好きだと聞いていましたから。お口に合うといいのですが。お義母さんとお2人で、どうぞ御賞味下さいね」 「うん、凄く可愛かった。でも可愛くて、食べちゃうのが勿体無くてなあ……」 と義父がもしょもしょと言うのが主人とそっくりで、思わず笑ってしまった。 味が落ちる前に食べて下さいね、と念を押しておいたが、あの人が可愛いのは、父親譲りだったのか。 新たな発見であった。
主人には昨日、コンビニで見付けた可愛い小袋を渡した。 たった1日を待てない私。 だってリラックマがあまりにも可愛かったのだもの……! おまけ(というか私としてはこちらがメイン)のキイロイトリのストラップは、私の物になった。 本当は主人に持たせたかったのだが、あれこれぶら下げるのが好きではないらしい。可愛いのに。 それだけではなんなので、本日地元の菓子店で、ちゃんとしたのを買って来て渡した。 勿論私もご相伴に預かる訳だが。
福島第1原発2号機の温度計が、400度をぶっちぎったそうで。 東京電力は温度計の故障と発表したが、もうお前の言う事なんて信じられるかー! だってメルトダウンしてないって言ってた癖に、ダウンどころかスルーしてるって話じゃん。 何で東電が未だに福島原発を管理しているのかが謎過ぎる。 政府は福島原発をさっさと東電から取り上げて、直接管理下に置けよ!
こうなると、去年見た夢が急に現実味を帯びて来た訳で。 もう200km圏内はお仕舞いだ。 私は凄ーく逃げたい。先んずれば即ち人を制す。今すぐにでも福島から遠ざかりたい。 なのに主人は逃げない派。私には全く理解出来ないことに。 お金なら当分は何とかなる。仕事も新天地で見付ければいいじゃん。貴方の才能なら何とでもなる!と私が言っているのに、彼は頑として首を縦に振らない。 もうこの人放っちゃって、1人で逃げようかとも思うが、宝籤で高額当籤でもしない限り、そこまで思い切る事が出来ない。 主人のいない人生なんて面白くないから、一緒に連れて逃げたいんだがなあ。
ここに残るとして、もし2号機が爆発したら、どうすればいいのか。 すぐに逃げられるように今から荷物を纏めておくべきか、それとも屋内退避で事態の収拾が付くのを待つべきか。 前者を採るなら持ち物を減らしておくべきだが、後者を取るなら買い溜め必須。採るべき道によって、全く逆の事をしなければならないのだ。 「どうしたらいい?」 と主人に訊いたら、なるようにしかならないから大丈夫だよ、と訳の判らない返答。 「そうじゃなくて! 備えて何をしておくべきかを訊いているの。ね、何を買って置いたらいいと思う?」 「うーんと、
ポテチ。
湖池屋のがいいな♪」 「……」 それは、お前が食べたいだけだろー! 私は真剣に訊いているのに!
ある日、床で作業をしていて、スティックのりを横倒しにして置いていたら、コロコロと転がって行った。 普通に生活する分には全く判らなかったが、もしかして床が傾いているのか? しかし我が家には、TVの欠陥住宅特集では七つ道具としてお馴染みのビー玉が無い。 パチンコするような人間のクズもいないので、パチンコ玉も無い。 これこれこういう次第で、球形の転がる物、無いかなあ。 そう主人に訊いたら、プチトマトでやってみれば?と言うので、冷蔵庫からプチトマトを取り出し、蔕を取って床に置いてみた。 つん、とつついてみると、一寸転がったものの、頭を下にして停止してしまった。 プチトマトじゃ駄目じゃん!
一旦気になったものは仕方無い。 意を決して百円ショップに行き、ビー玉を1袋購入した。悔しいけれど、105円の出費である。 仕事から帰宅した主人に、買って来たよ!とビー玉を見せて、部屋の中央にごそっと置いたら、 コロコロコロ…… 「走った! ほら、やっぱり傾いてたよ!」 興奮気味の私に、主人がかけた言葉は、 「で?」 であった。 「傾いているのは判ったけれど、どうしようもないよね。日常生活に支障は無いし、賃貸だし」 「そうだけれど! いいじゃない、私がやってみたかったの!」
他に使い途の無いビー玉は、再び袋に戻され、抽斗の中で眠りに付いた。 次に活躍するのは、数年後の転勤に伴う物件探しの時か?
2012年02月11日(土) |
まーた冷血人間扱いされるんだろうが |
釜石海上保安部と岩手県警は11日、東日本大震災の発生から11カ月となるのに合わせ、岩手県沿岸で行方不明者を合同で捜索した。 捜索には鹿児島と横浜から応援に来ている巡視船2隻が出動し、海保の潜水士や大船渡署の警察官ら約90人が参加。警察官は陸前高田市から大船渡市にかけ海岸線を中心に徒歩で不明者を捜し、潜水士らは沈んだ車両など海中を中心に捜索したが、遺体は見つからなかった。 釜石海保によると、震災の発生から1月末までに、延べ608回の潜水活動を実施。全国からの応援を含む延べ3702人の潜水士らが活動し、130人の行方不明者を発見した。(共同通信)
という話だが。 大山鳴動して鼠一匹も獲れていないじゃん。 捜索活動だって、ただじゃない。税金で賄われている。 お金はさ、生きている人のために遣おうよ。 納税者として、そう思う。
あっ、私、納税者じゃなかった!テヘ★
2012年02月10日(金) |
クラシック・ファンに喧嘩を売るNHK |
先日の放送で司会のアナウンサーがさらりと言っちゃっていたが、「N響アワー」が来月で終了するんだとか。 曜日を変え時間を変え、形態も変わったけれど、私が子供の頃から続いていたこの番組が、とうとう終わっちゃうなんて。 1番ショックだったのは、2度と池辺さんが戻って来ないという事だ。そんなにあの駄洒落が聞きたかったのか、私。
何故かは知らないが、どうやらNHKはクラシック枠を縮小したいらしい。 昨年度まで1日3回放送していた「クラシック倶楽部」も、チャンネルの統廃合に紛れて、今年度から1日1回しかやらなくなったし。 N響はこれからも定期演奏会の模様はFMで聴けるし、「特選オーケストラ・ライブ」もあるけれど、地上波からは姿を消し、BSでもクラシック番組は軒並み深夜・早朝の時間帯に追い遣られてしまうのね。 「クラシック倶楽部」は一応録画して見ているものの、はっきり言って、質が良くない。 先日のアンドラーシュ・シフは良かったけれど、これ、再放送だよね? このプログラムなら前にも聴いた。 そして今週のシフ以外の演奏会は、微妙なものばかりであった。 今日はプーランク見たさ(聴きたさ)に録画したけれど、クラリネット奏者の女性、顎に梅干の種が出来ちゃってるよ。普通なら先生に駄目出しされるレベル。 でもプロならこのアンブシュアで吹けるのか……?と思ったら、音が不安定過ぎ。どうにも受け付けずに、途中で消してしまった。 素晴らしい演奏家は次々に来日しているのにそれには見向きもせず、放送するのは平均して2年も前の演奏会ばっかりだし、このコンテンツにはお金かけないよ!というNHKの主張がプンプンする。 えーと、NHKはクラシック音楽ファンに喧嘩売ってるの? クラシック音楽というのは、流行歌とは違い、老若男女無関係に幅広くファンが存在するジャンルだ。 上手く取り入れればいいのに、そこを排除してどうすんのよ。
一方、ダルビッシュも渡米したし、アメリカの野球中継には今後も熱を入れるんだろうな。 私はアメリカの野球や韓流ドラマが見たくて受信料払っている訳じゃないのに。
2012年02月09日(木) |
出来ちゃった結婚は法律で禁止しろ! |
赤西仁と黒木メイサが電撃出来ちゃった結婚だそうで。 うんまあ、離婚しないといいけれどね(薄ら笑い)。
毎度毎度この手の話を聞く度に思うのだけれど、出来ちゃった結婚に市民権を与えちゃいけないと思うの。 寧ろ法律で禁止すべし。 堕胎しろという訳ではなく、婚前交渉を禁止しようよ。 その方が世の中が良くなると思うよ。 少なくとも、出来ちゃった→結婚→やっぱ離婚 みたいな不幸なケースは減るだろう。 そして、結婚しないとセックス出来ないとなれば、若者の非婚化も防げる。 一石二鳥じゃね? 少子化対策として、どんどん非婚カップルを認めるべし!みたいな頓珍漢発言をしていたコメンテーターがいたけれど、無秩序化を進めちゃ駄目だろ。 そもそも放送倫理的に、家族の形態を否定する発言はTVではご法度じゃなかったっけ? 子供には、父親と母親が揃っていた方がいいよ。 精神科の名医も言っていた。「どんな父親でもいた方がいい」と。 無職の飲んだくれで暴力振るうようなのは、流石にいない方がいいんじゃ……と素人は思ったけれど。
2012年02月08日(水) |
GateKeeper Basic 47都道府県 |
先月末、内閣府自殺対策推進室が、強化月間の標語を「あなたもGKB47宣言!」に決めたというニュースを知って、世も末感を強くした。 誰が決めたんだよ……と思っていたら、月曜日に偶々見ていた参院予算委員会で、見方である筈の与党若手議員から突っ込まれてやんの。 若手議員は「GKBは若い人の間ではゴキブリを意味し……」と言っていたが、そうなの? 一部ネット利用者の間で、頭文字的にゴキブリを連想させるのかと思ったよ。 何にしろ、AKB48に引っ掛けて商業主義に乗っかった馬鹿な人間の考えそうな事だ。 案の定クレームがついたようで、同議員によると70を超える民間の支援団体から「不謹慎だ」「馬鹿にしている」など、お怒りの声が届いているという。 そらそうだよね。自殺対策に本気になって取り組んでいたのに、政府与党にこんな下らないチャチャ入れられちゃ、怒るのも当然だ。 これでは自殺対策推進ではなく、自殺推進としか思えない。GKB47って、「ゴキブリ死ね」かよ。 野田総理も「違和感を抱いた」と言っているのに、岡田副総理と来たら「もう決まった事ですから」の一点張り。 本当に融通が利かないのね、この人。 面白かったのは、政府与党対与党議員の上に、野党の野次が援護射撃的に飛び交い、収拾が付かなくなりそうな所で与党の石井委員長が 「自殺対策を扱う場で野次を飛ばすなんて、失礼にも程がある。遺族の気持ちも考えろ」 と野党を一喝した上で、 「個人的にもこの標語は如何なものかと。内閣には是非御一考を」 と、場を収めていた事である。 なかなかやるじゃん、委員長。
岡田副総理には、どんだけ頭が固いのかと呆れたが、ほんの2日であっさり、やっぱ不謹慎だしやめます宣言。 じゃあ最初からOK出すなよ……。 この時点で既に税金が遣われてんだから、こんな馬鹿な事を考え付いた奴と、それにOK出した責任者を明確にして処分しろよ。
2012年02月07日(火) |
硝子とフローリングの相性 |
現在の住処に入居して割とすぐに、床に耐熱硝子ボウルを落として壊した話を書いた。 それから暫く気を付けていたのだけれど、またやっちゃった。
冬の洗面所は寒いので、洗顔後の基礎化粧は、道具を居間に持ち込んでやっている。 最近使っているのは「まかないこすめ」。乳液代わりに馬油を使うシリーズである。 以前漢方系薬剤師から、馬油は私の体質に合わないと言われたが、これ、割といいよ? 寒い洗面所では油が固まるし、まかないシリーズの金箔入り馬油は何だか勿体無いので、居間に置きっ放しのプラスチック瓶入りの普通の馬油を使っている。一寸匂うけれど、すぐに匂いは飛んでしまうので、気にならない。 で、化粧水だけは洗面所から毎回持ち込んでいたのだが、テーブルを一寸動かしたら、ゴロンと倒れて転がり落ちた。 パシャーン!と音を立てて、硝子の瓶は割れた。 とても綺麗に、首の所がパックリ取れている。 そして床に広がる化粧水。ちびちび使っていたので、中身はたっぷり残っていたのに。 一瞬、勿体無いと思った。掬って顔に塗りたくろうかと。 しかし幾ら綺麗に割れたとはいえ、万一細かい硝子の破片が入っていたら、大変な事になる。下手したら、零した化粧水以上の値段の医療費がかかる可能性もあるのだ。 冷静になって、床に落ちた物は全て諦める事にした。 硝子を片付けて、化粧水を雑巾で拭き取って。 悔しかった。自分の不注意で、まだ使える物を無駄にしてしまうなんて。
そして同じ化粧水をネットで取り寄せた。 今度は、プラスチック瓶に小分けして使う事にする。 これなら床に落としても大丈夫!
2012年02月06日(月) |
映画「ムーラン・ルージュ」 |
ニコール・キッドマンとユアン・マクレガーの主演による、2001年のアメリカ映画。 1899年のパリのキャバレー「ムーラン・ルージュ」を舞台にした、ミュージカル「椿姫」である。 因みに「ムーラン・ルージュ」は仏蘭西語で「赤い風車」の意味だそうで、屋根には確かに赤いネオンの風車があった。 キャバレーだが、踊り子は娼婦でもある。吉原みたいなものか。 そこで、高尾太夫と若い貧乏作家が恋に落ちる。 しかし公爵による太夫の身請けは既に決まっており、店の権利書まで公爵に押さえられている三浦屋の主人は、太夫に作家を諦めさせようとする。 だが既に、太夫の身体は労咳に冒されているのであった……。
まあ結局、太夫は作家の腕の中で若い命を終えるのだが、アメリカのアニメやミュージカルってこんなんばっかだな! まるで若い2人の仲を引き裂こうとする金持ちが悪者みたいだが、公爵は寧ろ被害者じゃね? 三浦屋の主人に太夫は処女だと騙され、水揚げを夢見て散々金を注ぎ込んでも思いを遂げられないって、かなり気の毒なんですけど。 太夫も遊女なんだからさ、プロとして金に見合った仕事をしろよと。 そら殺意も湧くわ。 というか大抵嫉妬の感情って女に向くものなんだけれどな。ライバルの作家を殺そうとする公爵は一寸女々しいぞ。 作家も世間知らずで本番の舞台に乗り込むってどうなのよと。舞台を台無しにする気かと。 自分の感情に振り回されて、周囲の事など目に入らずに暴走する。流石若造、馬鹿である。
細かい事はさておき、映像は豪華で音楽は楽しい。 嗚呼これは「マンマ・ミーア!」と同じで、ストーリーよりオムニバス的な音楽を映像で楽しむものなのか。個人的には「マンマ・ミーア!」の方が好きだけれど。 色んな人の色んな歌が出て来る。私がわかるのはビートルズ「All You Need Is Love」とかマドンナ「Like a Virgin」程度だが、主人は今のはキッスだとかU2だとかデビッド・ボウイだとか、よくもまあ知っている。 しかし彼が一番反応したのが、アルゼンチン・タンゴ風のダンス・シーンでの音楽。 「うな重! 今の、『うな重 うめ〜! 6千円』だよね!?」 なんのこっちゃと思ったら、2002年10月17日放送のタモリ倶楽部の空耳アワーにて、最高賞であるジャンパーを獲得した、「ロクサーヌのタンゴ」という歌であった。(「ソラミミスト」で検索されたし。原曲はポリス「ロクサーヌ」) 早速、お気に入り登録してあるサイトを開いて再生する主人。 「本当に聞こえるもんな、凄いわ」 というか、そんなの覚えている貴方の記憶力と耳が凄いと思うよ。
2012年02月05日(日) |
「天使の声」〜死んで花実が咲くものか〜 |
先日、東日本大震災で宮城県本吉郡南三陸町の職員が、津波に飲み込まれる直前まで防災無線で避難を呼びかける放送をしていたという話が、来年度から埼玉の公立校の道徳の教科書に載る事になったというニュースがあった。 埼玉県教育局生徒指導課の主事によると、「任務への使命感、自分より人の事を考える人としての誇りを子供達に教えられる」だそうで。 なんかもう、
もんのすごい違和感。
こんな事言うと非難されるんだろうが、言わせて貰う。 仕事に命かけてどうするよ? 「ミレニアム」3部作の映画「眠れる女と狂卓の騎士」で編集長も言っていた。 日本では美徳とされる「命懸け」だが、外国ではこれが普通なんだなあと驚いた。 考えてみればそうなのだ。仕事より命が大事。 勿論これは、ちゃらんぽらんノススメではなく、仕事を途中で放り出すのを推奨している訳ではない。 でも日本では、陸前高田の新婚女性教員が生徒を迎えにわざわざ海方向に車を飛ばして津波に飲まれた例にしても、特にうら若い女性がこうやって死んじゃった話が受けるんだろうな。 そしてそういう話を好むのは、大概オッサンなんだろうなと思う。
昔のヨーロッパであった、堤防の決壊を防ぐために自分の腕を穴に突っ込んで犠牲になった少年とか、塩狩峠のような例なら話はわかるのだ。 誰も何もしなければ全員が死ぬという状況で、自ら犠牲になって大勢が助かるという話なら、美談として成立するが、津波の場合はそうではない。 乱暴な言い方をすれば、「命の無駄使い」だ。 そこを区別せずに、全てを美談に仕立ててしまう事には、怒りすら覚える。 他にも、自力で動けないような老人を助けるために、未来ある病院職員が犠牲になった話とか聞くと、本当にやり切れない。 絶対に間違っているよ、それって。
ひさーし振りに、嫌な夢を見た。 全く練習していなくて、本番なのに初見大会!という悪夢である。 今回はピアノだったけれど、同じようなものとしては、本番直前の舞台袖でリードが割れた!とか、ステージ上なのにキーが動かない!とか。 現実でアワアワしていると、こういう夢を見てしまうのかしら。
実際、アワアワしている。 というか、嗚呼あれもこれもやらなきゃならないのに何だか先に進まないようという焦燥感だけが募る毎日。 いや、自分が悪いんだけれどね。 主人には、それで迷惑をかけている。 作業が進まずに、家の中が散らかっているから……。 可哀相な彼は、仕事の休憩時間に「頭イタイ」とメールを寄越した。 具合が悪いんだなと哀れに思い、彼の好物を買いに行こうとしたら、またメールが来た。 「プリン食べたいなあ」(チラリの顔文字付き) うんうん、わかってるよ〜。
おとこのこって 何でできてる? ビックリマンチョコと仮面ライダースナック そんなもので できてるよ
費目毎に纏めたり予算を立てたりまでが出来ていないので、家計簿とは言えないが、取り敢えず何に幾ら遣ったかの記録だけは付けるようにしている。(あくまで努力目標) 先月はなるべくタニタ食を心掛けた結果、出費を抑える事が出来た。 やったー! 頑張ったぞ私! と喜んだのも束の間、いつも通り主人がカードで、趣味のCDやら食べ物やら、色々とお買い物をしていた事が判明。糠喜びであった。 そんなお取り寄せの中の1つが、サンタンドレというチーズ。 外側がふわふわの白黴、中はとろ〜り濃厚クリームで、これがとってもウマー!! でも私が好きなのは中のクリーム部分。外側も食べられるのだが、こっちはあんまり好きじゃない……。 我が家にとっては高級品なので、ちまっと食べて放置していたら、主人に 「これ、賞味期限が切れる前に食べちゃわないと。シオンも食べていいからね」 と言われたので、お言葉に甘える事にした。
夕食後に、冷蔵庫からサンタンドレの小箱を取り出した主人が、あっと小さい声を上げた。 「どうしたの?」 「シオン……」 じとーっとこちらに視線を送る主人。 「箱が随分軽くなっているけれど、中の見た目が変わらないんでおかしいと思ったんだ。でもこれ、中身が全部刳り貫いてある……」 やっと気付いたか。 「えへへへへ! 中身とっても美味しかったよ、有難うね!」 「酷いよなシオンは。美味しい所を全部独り占めして、亭主には白黴だけかよ。昔、カード欲しさに買った仮面ライダースナックを全部親に食べさせていた子供の頃の僕より酷いよ」 え…… マテマテマテ、幾らひ弱で甘やかされていたとは言え、親にそんな事までさせてたのかよ! 「いや、それは貴方の方が酷いんじゃないの」 「だって子供の頃は食べるとすぐ気持ち悪くなって吐いてたから、仮面ライダーカードは欲しかったけれどスナックまでは食べられなくて、全部親にやってたんだよ。食べ物を捨てるよりいいだろ」 いやあ、どうかなあ……と一寸退く私。 「それでも周りの子供達は、僕の倍ぐらいのカード持ってたんだよ。皆よくあれだけ食べられるよなあ」 と変なところで感心する主人であった。
朝、目が覚めたら、頭痛がした。 いつものやつである。 このところ寒い日が続いているから、肩凝りが酷くなったのか。 それでも普通に起きて、家事を済ませた。 今日は会議で遅くなる、夕食もそこで出るから要らないと主人から言われていたので、のんびり過ごしていたら、電話が鳴った。 会場まで車で行かないとならないのに乗せて行ってくれる人が見付からないから、車持って来てー、だそうで。 ええー面倒臭い、タクシーで行きなよと言ったら、お金が無いそうで……嗚呼そうですか。 仕方が無いので、顔を洗って出掛けた。
職場の駐車場に車を乗り捨てて、とぼとぼ歩き始めたが、このまま帰るのが勿体無いような気がした。 少し遠回りして、白鳥を見に行く事にする。 すぐ近くの橋からは見えなかったので、1つ先の橋まで歩いた。 いた。集団で浮かんでいたり、川岸の凍っている所に立っていたり。 暫く眺めていたら、ブーツの中で爪先が凍えて来たので、またとぼとぼと歩いて帰宅した。 家に辿り着く頃には、日が殆ど沈んで、辺りも暗くなり始めていた。
さて、お腹が空く頃だし晩飯にしようか、とレトルトカレーに手を伸ばそうとしたら、頭痛がぶり返しているのに気付いた。 しかも酷くなっている。調子こいてお散歩したから、体が余計冷えた模様。 確かにほぼ真冬日だったが、河原のグラウンドでは高校生達が雪中ランニングをし、土手では小学生が橇遊びに勤しんでいた。私は1時間足らずでダウンしているというのに、あいつ等と来たらどんだけ丈夫なんだ。 このままでは吐き気が来る。逡巡して、カレーは元の場所に仕舞い、風呂を沸かした。 熱いお湯にたぷんと浸かると、眠気が襲って来た。 でも眠って沈んだら死ぬ。今度首用の浮き輪を買って来ようと思いつつ、少しだけ湯船でうとうとした。
風呂から出ると19時。そのまま布団に直行した。 ぬくぬく丸まっていると割とすぐに主人が帰宅したので、事情説明をして先に寝た。
折角なので、お散歩証拠写真を。
丁度水中に首を突っ込んでいるところを真上から撮ったからこんなだけれど、鳩じゃないよ、白鳥だよ!! やはり私には、写真の才能は無いらしい。
基本引き籠もりの専業主婦なので、携帯電話が無くても余り困らない。 しかし失くしたとなると、それはそれで困る。高かったし! 1番困るのは誰かに拾われて、勝手に通話されたり、犯罪に使われたりする事。 なので探した。 本日外出したのは1度、スーパーに買い物に出かけただけである。寄り道はしていない。 一応家にあるかも?と思って、自宅の電話から自分の携帯電話にかけてみた。 受話器から呼び出し音は聞こえるが、家のどこからも着信音が聞こえない。外で落としたのだ。 多分、出かける時に携帯電話を鞄に入れた。 でもスーパーに着いた時には無かった。入れた筈の場所に入っていなかったので、その時は家に置いて来たと思ったのだ。 なので、落とし場所はスーパーの駐車場か家の駐車場に絞られる。 閉店間近のスーパーに電話で確認したところ、携帯電話の落し物は本日届けられていないとの事。 外は朝からずっと雪が降り続いている。あの中のどこかに埋まっているのかと思うと、気が遠くなった。 主人のスマートフォンを借りて、外に出た。携帯にかけるも、着信音は聞こえない。 車でスーパーまで行ってみた。そこでも鳴らしたがやはり聞こえず。 駐車場の地面は圧雪状態で、携帯を落とせば誰かが気付く筈だ。ここで埋もれている可能性は低い。 となると、ここで落として誰かに拾われてこそっと持って行かれたか。 でなければ、やはり自宅駐車場という事になる。 家に引き返し、車のエンジンを止め、スマホから携帯にかける。これで何度目だろう。 スマホ片手に車から降り、はぁ〜と溜め息を吐いてしゃがみこんだ。 聞こえた。 微かに、私の携帯の着信音がする。どこだ!? その時、突然すぐ近くで、
ピーポーピーポーピーポー
救急車が発進した模様。 何故今。 それ、どうしても今じゃないといけないんですか。 嫌がらせですか。というタイミングであった。 救急車はぐるりと角を曲がったようで、なかなか音が遠ざかってくれなかったが、やっとピーポーが小さくなったところで、車の傍らにしゃがみこんで、もう1度発信。 私の足下から聞こえる。 雪を掘ると、ストラップが見えた。 あったー! 見付けたー! 携帯電話はすっかり冷たくなっていたが、ちゃんと動くようだった。 もしかすると私が車で轢いたかも知れないが、案外丈夫なのね。
雪の中って、本当に音が聞こえないのだと身を以って知った事であった。 雪崩等で埋もれて助けを呼んでも、なかなか気付いて貰えないだろうなあと恐ろしく思った。
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