2009年09月24日(木) |
あかときいろのはたたてて |
私のような、引き籠もりに近い、子供のいない専業主婦に必要の無い物と言えば、携帯電話と手帳だ。 携帯でネットどころかメールの契約すらしていない私。 久し振りに会った友人に、 「今時、ショートメール遣すのなんてアンタぐらいだよ」 と言われ、いやー電話機能すら殆ど使わないから解約しようかと思ってるんだけどと半ば冗談で笑ったら、 「解約は駄目! 偶に会う時に連絡取れなくなるじゃん!」 と反対されてしまった。 忙しい訳でもない、そんな私が、何を血迷ったか手帳を買った。 せいぜい、習い事の予定や買い物リストを書き込む程度しか、使い道が思い付かないが、表紙がミッフィーだったんだもの……。 30台も後半の女性がキャラクター物を持つのは如何なものかとも思ったが、誘惑には勝てず。 みっひー大好きなのだよ。 美術に無関心な私が、ディック・ブルーナ展をやっていた時には、主人を連れて最寄の美術館に足を運んだぐらいである。 あの時ほど、子供がいればなあと思った事は無い。 流石に、自分のためにうさこちゃんリュックを購入する事は出来ないからだ。 使わない人に買われるのでは、リュックだって可哀相。 そんな私が、書店でみっひー手帳を発見した。 すぐさま駆け寄り、手に取って中を見ると、うさこちゃんだけではなく、こぐまちゃんやうたこさんもいる。 団長さんもいた。「サーカス」懐かしいなあ! おまけシールまである。 スケジュール欄のあちこちに、ちょこちょこと可愛い絵が付いていて、邪魔といえばそうなのだが、手帳が欲しくて手に取った訳ではないので、実用性は二の次。 みっひー物は4種類あったが、迷いに迷って1つを選んだ。 可愛い〜♪
それにしても、近頃の手帳やカレンダーは、月曜始まりなのが気に入らない。 週末の予定を書き込む際に、頁を跨ぐと書き込み難いのは判るが、アンハッピーマンデー法がある限り、月曜始まりでも同じ事ではないか? 従来通りの日曜始まりの方が慣れているから、見易くていいんだけれどなー。 みっひー手帳も、せめて日曜始まりのと2種類出して欲しかった。 それなら迷わず、日曜始まりの奴を選ぶのに。
世間は大型連休らしい。 春のゴールデン・ウィークに対抗して、シルバー・ウィークと言うんだって。 敬老の日が中に入るから、それも掛けているのかも知れないが、どっちにしろ我が家には関係無い。
ハイ、主人は連日出勤ですよ。
以前からいいなーと思っていた演奏会が連休中にあるのに、勤務時間の都合でそれにも一緒に行けない。 折角涼しくなったから、単を着て1人で出掛けようかとも思ったが、丁度主人が乗ってっちゃうんで車が無い日なので断念。 かなりつまらない気もするが、どこにも連れて行って貰えずとも、まだ許せるからいいのだ。 そりゃ偶にはどっか連れてけー!と駄々を捏ねたくなるが、皆が休みの時はどこも混むし、お金は掛かるし、出掛けるなら今じゃない方がいいかな。 しかし主人はこの調子で、今年度は年度末まで忙しいらしい。 お正月も無いと思ってね、だってさ。 まあいいけど〜アレルゲンの宝庫である双方の実家に行くよりは、2人で過ごした方が楽だし。 ただ、連れて行ってくれると約束した所にちっとも連れて行って貰えていないのが気になる。 あれはただの口約束だったのかね……出来ない約束はしたくないとか言っていたくせに。 あ、なんか書き連ねていたら、腹立って来たわ。 主人に対する愚痴は、この辺にしておこう。
裕福ではないので、次の賞与が入るまでは遠出しなくてもいいけれど、私としては5月のように、カラッと晴れて欲しいと思っている。 湿度が高いと衣更えも出来ないし、石鹸も作れない。 材料は準備してあるんだけれどなー。 問題は、天気とやる気。ムラっ気があるので……。
2009年09月17日(木) |
のりピーに騙されるな |
夕方、TVに齧り付いて見てしまった。 私が受けた第一印象は、 「あのシャツ可愛い!」 だった。 すっきりした形の黒いシャツで、台襟と前たてがプリントの別布仕立てになっている。 黒は私に似合わないので、焦げ茶だったらどうかしら。 ダーツは好きじゃないから、パネルライン切り替えの型紙どっかに売ってないかなあ、別布はリバティがいいわ〜等と、早速妄想してしまった。 ただ、シャツブラウスはアイロン掛けが面倒なのよね。 雪国は秋が短くて、すぐに冬が来るから、徳利首のカットソーの方が出番は断然多い。
話が逸れたが、のりピーの保釈。 お塩もそうだけれど、こういうのは外に出しちゃ駄目よ〜。 どうせ執行猶予が付くのだから、見せしめとしても、牢屋に閉じ込めておくべきだと思う。 子供を放置して1週間もヤク抜き逃亡、携帯電話まで破壊するほどの念の入れよう、そんな性悪女なのに何故保釈が認められたのか。 全く甘いわ〜。 裁判所は、折角作った裁判員ビデオがパァになった事で、のりピーに恨みがある筈なのに、どうして保釈を認めちゃったのだろう。 確かに謝罪会見の彼女は可愛くて、悪い亭主に騙されて可哀相〜と流石の私も騙されそうになったけれどさ。 しかしよく考えれば、逃亡したのも携帯壊して証拠隠滅を図ったのも彼女なのだ。誰の指図かは不明だが、亭主の指図ではない事だけは確か。 ヤクザの娘という出自で、弟もヤクザで同時期にクスリで捕まり、継母はヤクザの女で一緒に逃亡してくれて、建設会社の社長とも懇意……まあ、普通じゃないよね。 見かけは純情可憐でも、ヤクザの家系でヤクやってる時点でアウトだ。 彼女の本心まではわからないが、タレントであり、女優の仕事も多くやっていた事を考えれば、謝罪会見でのしおらしさは大きく差し引いて考えてもいいと思う。 あれで「可愛いから許した」とかいう奴は、実生活でも騙されて身包み剥がされるような人なんだろうな。
しかし確かに若い。 丸岡さんと並んで、奇跡の38歳だわ……首に年齢が出ているのが残念だけれど。 私が頻りにシャツ可愛い〜と騒いでいるので、主人が言った。 「そのうち発売されるかもよ。『保釈シャツ』とか『ピーシャツ』とかいう名前で」 ピーシャツ……。 今日の貴方はいまいち切れが悪いね。
漢方薬を飲んでいる。 元々はアトピー治療のために始めたのだが、最近では体質改善目的で処方して貰っている。 つい先日までは2種類だったが、今飲んでいるのは、3種類である。 なるべく一緒に飲まないようにと言われているので、最低でも1時間空けて、1日7回飲まねばならない。 うっかり飲み忘れる事も出来ないのに、うっかりな性格の上に、偶に遅く起きたりするともう大変。 夜中まで飲み続けなければならなくなったり、下手をすると翌日に持ち越しになってしまったりする。 しかも美味しくないと、見るだけでげんなりだ。 漢方薬は、基本的に美味しくない。 良薬口に苦しと言うが、この諺には疑問が残る。 本当に身体に必要な物なら、身体は拒絶しないのではないだろうか。 今まで飲んだうちで拒絶したかったのは、桂皮の入った薬だった。 にっきは苦手なのだ。 うげえと思いながら煎じていると、シナモン好きの主人が帰って来て、 「何だかいい匂いがする!」 と喜んでいたなあ。 飲むかと訊いたら拒否されたけれど。 他に、もや〜とした味の薬も駄目だった。 どこかで嗅いだ事がある匂い、これは何だっけ……と記憶の糸を辿ったら、健康ランドの情景が頭に浮かんだ。 薬湯だ! うええ、健康ランドの風呂の湯か……と挫けそうになった。 それらの薬は、何れも身体が欲しているとは思えず、効き目も無いように感じられたので、現在は別の薬を飲んでいる。 そのうちの2種類は平気なのだが、新たに加わった薬がどうも駄目らしい。 ピリっとした刺激があり、製造中止になったセデスに似ているような気がする。もうセデスの記憶がおぼろげ。 しかも、それを飲み始めてから、お肌の調子が良くない。 勝手に止めちゃ駄目だろうなー、でも殺人的に混むから外来には行きたくないなー、薬剤師に相談したらいいのかなー、でも先生に看て貰えって言われたら嫌だなー、と結局勝手に中止して様子見。 勝手にお薬止めちゃ駄目です。 良い子は真似しないでね!
2009年09月10日(木) |
映画「ローズ・イン・タイドランド」 |
主人が借りた映画「ローズ・イン・タイドランド」を観た。 またテリー・ギリアム作品である。 「バロン」もそうだったが、子役の女の子が可愛い。 可愛くて演技の出来る子を、よく見つけて来るものだと感心する。 しかし、中身は相変わらずである。 「テリー・ギリアム最高傑作」との触れ込みで、ファンタジー映画らしいが、ファンタジーというよりはキ印系だよね?これ。 まあギリアム作品はキ印ばっかりだからな……。 私は最初の20分で眠くなった。
うわあ……という場面が多いが、イギリスの田舎の底辺なんて、こんなものなのだろう(偏見)。 恐怖の館とか、羊で逮捕とかいう話を聞くと、そう思う。 日本では撮れない映画だ。 この子の親は子供をこんな映画に出していいのかな、この子の将来は大丈夫なのかな、と余計なお世話だが心配してしまった。 唯一面白い場面があったが、そこで私が堪え切れずに笑ったら、主人が目を剥いて言った。 「シオン……ここ笑う場面じゃないでしょ」 「えっ、そうなの? でも面白かったよ!」 感性の違いってやつか。
で、映画自体はどうだったかと言うと、私のような凡人には、正直面白くなかった。 主人は「嗚呼なるほどなあと思った」そうだ。 色々と考えながら観るのって、面倒じゃないかね? 私は単純に、「面白かった!」と言える映画の方が好きなんだけどな。 料理と同じで、「美味しい」と感じられればそれでいい。 食材がどうの、味付けがどうのと、小難しい分析はどうでもいいのだ。 その点、主人は細かい人。 彼は、素材の味が生きているとか、これは何の調味料を使っているのかと探るのが好きなのだ。うわあ面倒くせえ。 最初は吃驚したなあ。この人、食べながらそんな事考えてるの!?って。 美味しけりゃいいじゃん。と言う私は、やはりO型なのだろうな。
絵の話に続いて、今日は字の話を。 3党協議の結果、連立与党となる事が決まったが、福島瑞穂の中学生のような署名には驚いた。 鳩山由紀夫と亀井静香に挟まれて、凄い浮きようである。 大人になれば、絵を披露する機会は皆無だが、字だとそうも行かない。 字が立派なら人物もそうだという事は絶対に無いし、寧ろ全く関係無い。 麻生さんなんて、結構ちゃんとした字を書けて、英語も話せるのにあの程度だったし。 だが、まともに読み書き出来ないのは、大人として恥ずかしいと思う。
高校生の答案を採点した事があるが、今時のゆとりには吃驚だ。 とめはねが全く出鱈目で、誤字脱字は当たり前、平仮名すらまともに書けない生徒の何と多い事か。 酷いのになると、「夏休み」を「夏体み」と書いていたりする。 しかもこれが1人だけではない。 何人もいるのだ。小学生かよ。 理科や社会科の答案ならまだわかるが、驚くなかれ。国語の試験なのである。 答案なのだから、自分でわかればいいというものではない。 人に読んで貰うために、読める字で書くのが当たり前なのに、何コレ。 母国語も満足に書けないこんな連中が、日本の将来を背負って立つのか。 一寸眩暈がした。
高校生ならまだいい。手遅れな気もするが。 いい歳した大人が、しかも女性が、字が汚いのってどうよ? 男性よりは女性の方が、比較的綺麗な字を書く傾向にあると思う。 それをひっくり返してくれたのが、詐欺師小室哲也の妻keikoである。 夫が逮捕された時、彼女の手書きコメントが発表されたが、見て吃驚。 まさに蚯蚓。(画像を検索したものの、残念ながら見付からず) 女性でこんな字を書く人がいるのか……!と驚いた。 丁度その頃、「おくりびと」が本場のアカデミー賞で外国語映画賞に輝き、主演の本木雅弘のとても美しい自筆コメントが発表されたばかりだったので、その差が際立ったのを覚えている。 それにしても、モックンの字は本当に素晴らしかった。 初めて見たが、keikoとは正反対の意味で吃驚したよ。
幸い私は、字は汚くない。 遺伝が関係するかどうかは知らないが、これだけは母に似て良かった。 父はと言うと、keikoより酷い悪筆の持ち主だ。 英語なのか独逸語なのか判読不明な字を書く。時には、それが日本語なのか外国語なのかも判らなかったりする。 うんまあ、だからあれだ。 keikoも自信持てよ! その鼻はかなり怖いけれどさ。
用があって、仕事中の主人に電話をした。 本題が終わって、じゃあねと切ろうとしたら、 「そうだ、シオン人気者だよ」 ……この人は、また何か職場で、私に関するある事ない事を吹聴したのか。 一体何を言ったの、と問い詰めると、 「シオンの絵を見せただけだよ〜」 と。あーあ、アレか。 主人の職場用提出書類に貼ってあった付箋に、昨夜私が、主人の似顔絵を落書きしたのだった。 (一応但し書き。書類といっても、仕事関係の物ではない。幾ら私でも、そこまで非常識ではない……と思いたい) 描いていたのは主人も見ていた筈なのに、何故剥がさずに提出したのーと尋ねると、すっかり失念していたのだそうで。 吹き出しに台詞まで書いていたので、「確かに、春さんって、こう言いそうだよね!」と、職場の人々には大受けだったそうだ。 「そんな訳で、シオンはうちの職場ですっかり人気者ですよ。良かったね!」 良いのか……?
で、肝心の「似顔絵」、主人に似ているかどうか訊いて貰うの忘れたー! でも、西原理恵子の絵(毎日かあさん)に似ているとは言われらしい。そりゃ適当に描いたけどさ。 因みに私、図画工作は5だったけれど、美術は3だった。(何れも5段階評定) 図工の先生には可愛がって貰ったが、中学の美術教師とウマが合わなかったのよね。 いい成績を貰えなかったぐらいなら、まだいい。主人はもっと可哀相だ。 子供の頃、お空を紫に塗ったら、「空は青でしょ!」とオバサン先生に怒られたんだそうだ。ひでー。 精神学的に、この子一寸大丈夫?と心配する事はあっても、怒る事無いのにねえ。 お日様だって、日本は赤だけれど、西洋では黄色で塗るって言うし。 で、主人は未だにそれを根に持っている。 子供には知恵が無いから、大人に反論出来ずに悔しい思いをして、その記憶だけが後々まで残るんだよね。 私も同じ。だから、絵を見られるのは嫌い。 今回の似顔絵は、見られてもいい用の絵だからOKだけれど。
保険屋さんが来るので、今日は朝から大掃除。 本当は、家に上げたくないのだが、主人の命令なので仕方ない。 保険屋さんに恨みは無い。嫌いな人でもない。 一応普段の掃除はしているのだけれど、他人を上げられるレベルではない。 アパートの構造上、来客を居間に通すためには、玄関と台所を通らねばならない。 外から回ってベランダから入って貰えれば、居間だけの掃除で済むのだが、そういう訳にも行かない。 人目につく所の細々とした片付けが面倒で仕方が無い。だから家に上げたくなかったのだ。 買い物にも行かず、PCの電源にも触らず、朝から洗濯機を回して、掃除機かけて、洗濯物干して、雑巾掛けして、目に付く棚の整理をし、入り切らない物は取り敢えず魔窟に突っ込み、何とかなった頃に保険屋さんが来た。 相互会社から株式会社になるという説明なのだが、私、こういう細かいのが大の苦手だ。 約款とか規約とか条文とかがまるで駄目。日本語なのに理解出来ない。 社会科全般が大の苦手なのだ。 人からは、とてもきっちりして見えるらしいのだが、実はO雑把人間。 予め、仕事で同席出来ない主人から話は聞いていたのに、何度も保険屋さんに聞き直す始末。自分でも頭悪いんじゃないかと思った。 しかしその自覚はあるので、ちゃんと付箋にメモを取って貼り付けたよ。 あとは主人が署名して、はんこ押して、投函するだけ。
楽しく長話をして保険屋さんが帰ったすぐ後に、主人が帰って来た。殆ど入れ替わり。 もう少し早く帰って来れば良かったのにーと言うと、これが精一杯だったと。残念なのー。 普段、主人以外の人間と話をする事が無いので、他所の人とお話しするのは楽しかった。 お掃除頑張った甲斐もあるというものよ。 さ、この勢いで、次は魔窟の掃除に取り掛からないと、来年予定の引越しが大変な事になりますよ……。
久々の頭痛キタ。 昨夜、たこ焼きを食べ終わる頃から何だか頭が痛くなって来たので、薬を飲んで早めに休んだのに。 うーんうーんと午前中一杯布団の中で過ごし、仕事から帰って来た主人と一緒にお昼を食べると、午後は主人が布団の中で過ごした。 可哀相なので放置していたら、そのまま夜まで寝ていた。 昨日も午前中は仕事で、午後から一緒に出掛けた後も、帰宅してから酷く眠いと言って寝ていたし、先週末は無休だったから、2週間分の疲れがここに来てどっと噴き出たのだろう。 私は私で、頭痛が残っていたため、部屋の片付けをしつつのんびり過ごした。 これは久し振りに吐くかなーと思ったが、幸いそこまで酷くはならず。 そう言えば、夏の間は頭痛が出なかった。 もしかすると、寒さと関係しているのかも知れない。 しかし、頭痛の無い暑さと、頭痛を惹き起こす寒さとどっちを取るかと問われたら……ううむ、迷うところだ。 暑いの嫌いなんだもん。 でも吐くのも嫌。わーん。
そんな調子で、どこにも行かずに日曜日は終わってしまった。 暑かったけれど、昨日のうちにおでかけしておいて良かった☆ 昨日は出掛けた先で躓いて、主人にしがみ付き、2人して足を捻ってしまい(主人は巻き込まれた訳だが)、 「どうして何も無い所で転ぶの……」 と呆れられたが、地面が凸凹していたんだってば! 「しかも、何その叫び声」 「えっ、私『きゃあ』って言わなかった?」 「いやいやいや、そんな可愛いもんじゃなかった。『うぼあああぁ』って変な音を発するもんだから、半径10m皆吃驚してこっち見てたよ」 「……」 注目を浴びているのはわかったけれど、足首の痛みでそれどころじゃなかったのだ。 それに、妻が苦しんでいるのに、巻き込まれて足を捻ったからって、一歩離れた所から顔を顰めて見下ろす夫ってどうよ? こういう時こそ手を差し伸べて欲しいんだから、フォローしてくれよ……。
買っちゃった♪ 大阪人でもないのに、たこ焼き器。 しかも、いい奴を。 先日借り物で作ったら、くっついて大変だった。 焼き方が悪い、つまり焼き手が悪いのではと思ったが、安物だからちゃんと焼けないのだと主人は言う。 いいのが欲しいなーとぶちぶち言っていたので、じゃあ買えば〜と言う事で、早速買いに行って来た。 付属品とセットで5,250円だったが、フォークなんて正直要らない……。 なので、近くを通りがかった販売員に言ってみた。 「すみません、これ買いたいんですが、付属品取って下さい。本体だけ欲しいんで」 一寸訊いて来ますね、と奥に引っ込んだ販売員は、戻って来た時には電卓を手にしていた。 「じゃあ、本体だけですと、このお値段です」 提示された価格は、1,000円程も安くなっていた。 ラッキー♪言ってみるもんだね。 付属品ごと買ってもいいんじゃないかと思っていた主人は、吃驚したそうだ。 えっ、だって要らない物買ってもしょうがないじゃん……。 それに、あれって抱き合わせ販売にならないの? そうだとしたら、独占禁止法違反で、公正取引委員会にメッて言われるんじゃないっけ? よく判らないけれど、ばら売りして貰えて良かったー♪ でも、頻りに主人が 「シオン凄いなー、あんな事言えるなんて」 と言っていたので、心配になった。 「それって、図々しい事を言える私がおばさんって事?」 「違うよ! 僕は素直に凄いと思ったんだけれど」 と、彼は純粋に驚いただけだと言ったが、やっぱりおばさん臭いかしら、と我が身を省みた。 そうだよな、もう充分おばさんな歳なんだよな〜自覚無いけれど!
2009年09月04日(金) |
映画「SAW」……脱落 |
Xファイルに嵌まっている主人が、一緒に映画のDVDも借りてくれた。 「シオンが好きだろうと思って」との主人セレクトは、恐怖映画「ソウ」。 ……好きじゃないんですけれど(涙)。 怖い。じわじわと迫り来る恐怖。 こういうの、苦手なんですけれど(涙)。 主人の折角の厚意だが、私は途中で脱落した。 トラバサミ怖いよ……うう。 こんなの考え付くなんて、どっかおかしいんじゃないか、この映画作った人。 映画より、その発想が怖いよ。 それにしても、何年も一緒に暮らしているのに、彼は私の好みを完全に把握するまでには至っていないのだなあ。お互い様なのだろうが。 「あれ、人が死ぬのなら何でもいいのかと思ってた☆」 とか言うなー! まるで私が人でなしみたいじゃないか。 という訳で、「アイ・アム・レジェンド」同様、後半は主人から粗筋を聞いたのだった。 駄目なのー、こういう恐怖には弱いの。 夢に見そうなんだもの……。
主人は「ソウ5」への足がかりとして「ソウ」を借りたらしいが、「1」の前半だけでもうお腹一杯です。 「ソウ5」も主人が観たかった訳ではなく、私が喜ぶと思ったからだそうで。とんだ見当違いですな。 「もういいよ、私にはワウワウがあるから、貴方はツタヤで好きな映画を借りて。私に気兼ねなんてしなくていいから」 と言ったら、今度は完全に趣味に走った主人、「12モンキーズ」「フィッシャー・キング」を借りて来た。 確かに「バロン」は面白かったが、どんだけテリー・ギリアム好きなんだよ……と呆れていたら、 「シオンの動きって、モンティ・パイソンみたいだよね! あーあ、だから結婚したのかも」 今更そんな事言われても、自覚も無いし、ムカつくだけなんですが!
最近覚えた技で、映画「幸福の条件」を観た。 作り手の拘りもあるのだろうが、映画はどうも無駄に永くて良くない。 どうせ英語なんて聞いても解らんので、字幕が読める程度の早送りで観るのだ。 動きはぎこちなくなるが、時間の短縮になって、実にいい。
で、「幸福の条件」の粗筋は以下の通り。 不況のために、若い夫婦が資金繰りに行き詰まる。 でも親父から5000ドル借りたぜ、これを元手にベガスに行って金を増やそうぜ!という馬鹿夫と、乗っちゃう馬鹿妻。 しかし上手く行く筈も無く、スッカラカンに。 そこに現れしは大富豪、美人の奥さんを一晩貸してくれれば100万ドルやるぜ、と申し出る。 一旦は断ったものの、1億円あればマイホームの夢が叶うよ!とお金のために、妻は富豪と一晩を過ごす。
もうね、「親父からの借金じゃ足りないから、これでベガスで」という発想が駄目。 この時点で、私はこの夫婦に感情移入出来なくなった。 投資やギャンブルってのは、余った金でするもの。 退職金を全部ライブドア株に突っ込んだのに、全部パァにしてどうしてくれる!と怒っていた人と同じで、馬鹿としか言いようが無い。 「貧すれば鈍する」。この言葉が、実にしっくり来た。 妻が帰って来てから、嫉妬に苛まれる夫は一寸可哀相だったが、目先の金に目が眩んだ自分が悪いんじゃん……。 映画は、「大人の恋愛物語」みたいな綺麗な終わり方をしていたが、私には気に入らなかった。 どうせなら、最後の場面で夫に自殺して欲しいなあ。 その亡骸の傍らで泣いて詫びる妻を、ズーム・アウトで撮って終劇。 そう悪い映画ではなかったが、こうすればもっと良くなると私は思った……んだけれどな。 ああでも、若き日のデミ・ムーアのヌードは、なかなかのものだった。
今頃やっと気付いたのだが、BS2で「ダメージ2」始まっていたのか! くそー、最初の2回、見逃しちゃったよう。 3回目からで付いて行けるんだろうか……自信ないなー。
ドラマなら、推理ものや犯罪ものが断然好きだ。 最近はワウワウで、「クリミナル・マインド」だの「コールド・ケース」だのを観ていたせいか、今朝は酷い夢を見た。 連続殺人犯に追いかけられ、間近まで追い詰められた。 怖かった。目が逝っちゃっているのだ。 あれを見たらもう、「キチガイは差別用語だから遣っちゃ駄目!」なんて綺麗事は言っていられない。 キチガイはキチガイだよ。 実際、気がちがっているんだもん。しょうがないじゃん。 目が覚めて、夢で良かったと思った。 幸い、ちびってもいなかったし。
主人の発音は、不明瞭だ。 今日も何かボソボソ言っていたので、 「○○って言ったの?」 と聞き返した。 「違う。××って言ったの。全く……シオンてばキチガイ」 ハァ? 「奥さんの事を、幾ら何でもキチガイ呼ばわりは酷いんじゃないの?」 と私が抗議すると、彼は抗弁した。 「キチガイなんて言っていない。き・き・ち・が・い、って言ったの!」
× きちがい ○ききちがい
「キチガイって聞こえた! 貴方の発音が悪い!」 「いいや、シオンの耳が悪い!」 と言い合ううちに、聞き違いの前に何の話をしていたのか、すっかり忘れてしまった。 「こうして、僕が悪かったという記憶ばかりが、シオンの中に蓄積されて行くんだなあ……」 と主人はぼやくが、それなら始めからはっきり発音してくれればいいのに、と私は思うぞ。
毎年この時期の週末、主人の職場では行事がある。 主人は、これが終わると秋だなあと実感するらしいが、私はお盆を過ぎたら秋が来ると思う。 暑さが格段に和らぐのだ。今年はお盆直後に実家に行ってしまったので、実感出来なかったが、それでも今年の夏は短かった。 押尾(お塩)&ノリピーの、のりしおコンビのお蔭もあったと思う。ワイドショーに釘付けの日々は、あっという間だった。
先週は近所のスーパーで、ヤンマ系のでっかい蜻蛉を見かけた。店内に迷い込んだようで、子供も大人も目で追っていた。 いいねえ秋だねえと思って、気持ち良い日を過ごしていたのに、まだ夏の名残が。 外に出て、暑くて放置していた草むしりに精を出していたら、虫に刺されてしまった。 実家は家の中でも蚊が多かったが、うちでは刺された事が無いので、蚊取りグッズは全く置いていない。 油断していて、外でやられるなんて。 虻ではなく蚊の類だと思うが、これが普通の蚊ではない。 普通の何倍も腫れるのだ。ぶわっと。 なんで普通の蚊はいないのに、こんな凶暴種が生息しているのだろう……。 手首と足首を刺されたら、括れが無くなり、酷く太くなった。 主人の職場の若い子も、膝の辺りを2箇所刺されたら、膝が曲がらなくなったそうだ。それぐらい腫れる。 しかも強烈に痒い。いつまでも痒い。 痒くなる前に気付いてすぐに白ムヒを塗りたくったが、全く効かない。 やっぱり白ムヒ駄目じゃん……青ムヒ(ムヒクールというらしい)買い直そうか、悩んでいるうちに秋も終わるんだろうなあ。
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