天上天下唯我独尊

2007年10月09日(火) 痛怖

札幌市消費者センターによると、同市の小学校低学年の女児が自宅で母親が使用中のルーム・ランナーに腕を巻き込まれ、数回の皮膚移植を必要とするほどの重傷を負う事故が9月にあった。
ルーム・ランナーの説明書には、「使用中に子供を近付けない」「衣類等の端が回転部に巻き込まれないよう、紐類の無い着衣で使用する事」等の注意書きがあったという。

何だろう、この既視感は。
と思ったら、少し前にわらわらと出て来た、家庭用シュレッダーで用事が指を切断の事故だった。
いずれも、不幸な事故である。
しかし、防ぎようはあった筈だ。
子供は、予測不能な行動を取る生き物だ。
だから親をはじめとする周囲の大人は、気を付けてやらなければならない。
シュレッダーなら、使わない時には電源を切っておく或いはコンセントを抜いておけば、幼児の指を詰める事は無かった。
赤ん坊は何でも拾って口に入れるし(主人もそれで死に掛けた事があるらしい)、隙間があれば指を突っ込む。
シュレッダーの構造に問題があるという人もいるが、危険な物は子供の手の届く所に置かないというのは、常識中の常識ではあるまいか。
ルーム・ランナーを高い所に置くのは、普通に難しいと思うけれど……。
今回の事故は小学生で、死ななかったのがまだ救いだけれど、そのうちハイハイする赤ん坊が巻き込まれて死ぬ、なんて事故も起こり得る訳だ。
やっぱり、親が気を付けるしか無いんだろうな。
んでなきゃ、「小さいお子さんのいるご家庭では使わないで下さい」という注意書きを付けるか。

私も小学生の頃は落ち着きが無かったから(今もか?)、この子供が馬鹿なんて事は絶対言えないし、可哀相としか思えない。
母親の近くに行って服が巻き込まれたのかも知れないし、あー何か動いてるな〜と、ルーム・ランナーを見ているうちに、手を引き込まれちゃったのかも知れないし。
子供の頃の自分なら、手を出してしまっていたかも。私が子供の頃に、そんな物騒な家庭用品が無くて良かったとつくづく思う。
傷が早く良くなるといいねえ……。



2007年10月07日(日) 学力格差

「格差社会」という言葉が出来て暫く経つが、今度は、親の経済力の格差が子供の学力格差に繋がるという話まで出て来た。
なんでも、世帯収入と子供の成績とは比例する、という調査結果が出たとか出ないとか。
私に言わせりゃ、そんなの非常に疑わしい。
そんな調査報告を鵜呑みにするのが馬鹿だ。
偶にTVで、一般人の離婚母子家庭の母親が、
「うちは食べるので精一杯で、子供を塾に通わせてやれない」
とか何とか言って、うちは貧乏なのよ可哀相なのよだから援助しなさいアピールをしているのを見てげんなりするが、はっきり言おう。

塾なんて行かなくても大学入れます。

ええ、ここに見本が。
昔の田舎にはねえ、塾なんて無かったんだよ。あるのは苦悶もとい公文だけだったんだよ。
家庭教師なんて、頼もうにも存在すらしなかったんだよ。田舎だから。
昔と今とじゃ事情が違うって? 確かにそうだ。
昔はベビーブームで競争相手が多くて大変だったもんな。
その点、今の子供はいいよね! 少子化で競争相手が少ないから、受験なんて楽勝だろう。
ホント羨ましい。今なら私だって東大に入れそうな気がする。(←気のせい)
と言うか、こんだけ少子化で大学全入時代を迎えているってのに、塾に行かなきゃ大学にも合格出来ないって、どんだけ〜。

子供を塾に入れれば、勉強が出来るようになると勘違いしている親達へ。
勉強なんてのは、学校の授業が基本なんだよ。
その上で、家できっちり予習と復習をすりゃ、大抵の学力は付くもんなんだよ。
そこをすっとばして
「うちは貧乏だから塾に通わせてやれない。子供の将来の可能性を潰してしまうなんて〜」
と勝手に悲劇のヒロインぶってる馬鹿親は、大抵家の中がごちゃごちゃで汚い。
まずは掃除しろ!
自分の事すら出来ないで、何が子供の教育だ、馬鹿者。

でもね、いい学校に行ったから幸せになれるとは限らないんだよ。
一応大学は出ても、それが何の役にも立たなかった人間もいるし。
ええ、ここに見本が。
ただ、本当になりたい職業が見付かった時のために、選択肢を広げておけるように、子供のうちにしっかり勉強をしておくべきだとは思う。
例えば、医者になりたいと思った時に、数学や理科がさっぱりわからないのでは、お話にならないから。



2007年10月06日(土) おしりかじり虫

久し振りに、ラジオのカウントダウン番組を聴いて、驚いた。
未だに「千の風になって」がベスト10入りしているとは……そんなにいい曲か??
悪いが、歌として特にいいとも思わないし、歌声にも魅力を感じない。
歌っている秋川氏は、「鬼のパンツ」でお馴染みの「フニクリ・フニクラ」を歌えば天下一品らしいと小耳に挟んだが、そんなに上手とは思えないのだ。どうにもフツーである。
そして、もう1つ驚いた事が。
「おしりかじり虫」もまた、ベスト10入りしていたのだ……そんなにいい曲か??
数箇月前、何気なくつけたTVでやっていた「NHKみんなのうた」で初めて聴いた時には、
「何?この変な歌は……。こんなのを流していいの?NHKは」
と呆れたものである。
一方主人は、
「いや、子供というのは、こういう単純な繰り返しと、下品な言葉を好むものだ。子供には案外受けるんじゃないか」
と言っていたが、それが的中した訳である。
そういや、先日スーパーで、
「おしりかじりむし〜!」
と絶叫する餓鬼を見かけた。
普段なら、煩い静かにしろ!と叱る私だが、もしかして本当に流行っているのか!?という衝撃の方が大きくて、口を開けたままその子供を見送ってしまったのだった。

それにしても、どっちの曲も、私にはその良さがわからないのである。
同じ変声装置を使った歌なら、「帰って来たヨッパライ」の方が、ずっとずっと名曲だぞ。



2007年10月01日(月) 大人のおもちゃ

本屋に行くと、こんなものが目に付いた。




この雑誌の存在は知っていたが、見たのは初めてだ。
興味が無いので、これまでは視界に入っても無意識にスルーしていたものと思われる。
しかし今日、それは私の目の前で、自らの存在を思う存分主張していた。
だって付録が、Терменなんだもの。
表紙にも書いてある通り、世界最古の電子楽器で、主人が欲しがっている楽器の1つである。
(〜の1つ、という事は、他にも欲しい物があるという事である。そっちは本気で欲しかったようで輸入元に問い合わせたが、現在2年ほどの入荷待ちと言う事で諦めていた。品薄で本当に良かった)

私はテルミンに興味は無いのだが、主人が喜ぶ顔を見たくて、つい買ってしまったのだった。
主人は大層驚いて、喜んでくれた。
夕食後に早速、説明書も読まずに組み立て、手翳しをして遊び始めた。
まあ良かったよ、おもちゃのテルミンでも喜んでくれて。
買った甲斐があるというものだ。


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