6月30日。 この日は、親友と私にとって、大切な日だった。 我々テレチカ友の会にとって、もうこんなに胸を熱くしてTVを見る日は2度と来ない。
そう、テレビのチカラの最終回だったのだ。 数日前から我々は、番組開始時間には必ずTVの前にいようと、忘れないようにお互いメールを送り合っていた。 関東では昼間にもテレチカ関連番組があったらしい。いいなあ関東。私もお金と時間の余裕があったら、関東に行きたかったよ。 そして夜7時。 私は2時間に亘って、トイレに行く間も惜しんで、番組に没頭したのだった。 勿論食事の支度は、主人に頼んだ。後片付けは番組が終わってから私がやるから。
でも、何この終わり方。 いつものテレビのチカラと同じ終わり方で、続きを期待してしまう。 それでも最終回なのか。 不完全燃焼……。 お願いだテレビ朝日よ、番組名を変えて、同じような番組を作ってくれ。 テレ朝が駄目なら他の局でもいい。 頼む。 馬鹿タレントが騒ぐだけの詰まらぬバラエティ番組なんて潰して、世のため人のためになるテレビのチカラを、是非。
2007年06月29日(金) |
雅楽戦隊 ホワイトストーンズ |
ナレーターの中江真司さんが死去。 72歳だったという。 もうそんなお歳だったのか……残念だ。 ニュースでは、「仮面ライダー」や「トリビアの泉」のナレーションでもお馴染み、と言われていたが、中江さんと言えばやはりこれだろう。
えっ、知らない? まあ、北海道の人じゃないと知らないかもな……実は私も、北海道とは縁もゆかりも無いのだけれど(笑)、でも何故か知っている。 これは面白い。馬鹿馬鹿しくて笑える。 「少林サッカー」や「メン・イン・ブラック」がつまらなかった私でも面白かった。 主題歌もカッコいい。下敷きはルナシーの曲なんだとか。 ストーリーもなかなかいい。 そして何より、ストーリーとギャップのある、中江さんの落ち着いたナレーションがいい。 レンタルでもいい(レンタル、あるのかな……)、1度試しに観て欲しい。 (「水曜どうでしょう」も面白いらしいが、こちらは見た事無いのだ。 妹の北海道出身の友人は学生時代、実家から録画ビデオを送って貰い、 「これはヤバいよ、面白過ぎる」と言って見ていたと言う。 そんなに面白いからには「水曜〜」も見てみないと。)
人が死んだ話になると、「ご冥福をお祈りします」という決まり文句で締めるブログやウェブ日記や掲示板の書き込みが多いが、私は好きではない。 定番過ぎて、偽善的な台詞に思えるのだ。 でも中江さんにはそう言いたくなった。知らない人なんだけれど。 「ホワイトストーンズ」、また観たくなったなあ。
脳内メーカーというものが流行しているらしい。 面白いよ!という人もいるが、私はああいうのは嫌いだ。 占いよりも根拠が無い。 馬鹿馬鹿しいの一語に尽きる。 それに、本名を打ち込む事で、やらなくても済む個人情報を与えてしまうような気になるのだ。 本名+生年月日+現住所を必要とするタイプの脳内メーカーや占いがあれば、簡単に個人情報を打ち込んでしまう間抜けがいるかも知れない。 そして犯罪に使われる、と。 未だにウィニーなどを使っていて、個人情報をネット上で晒されちゃう馬鹿がいるのだから、そういう事件が起こっても驚かないぞ。
2007年06月27日(水) |
ふるさとは遠きにありて思ふもの |
今月初めの「しあわせって何だっけ」で細木数子が絶賛していたふるさと納税制度だが、私は反対である。 都会だけ潤えば良いとは思わないが、田舎には地方交付税がある。 今のままの制度でも、充分対応出来る筈だ。
それに、皆が皆、故郷大好き人間ではない。 地縁血縁が嫌で、故郷を捨てた人間だっているだろう。 故郷に良い思い出が無く、あんなところにお金はやりたくないという人もいるかも知れない。 第一、ふるさとの定義はどうする? 根無し草の転勤族の子供などは、ここだと言える故郷が無い場合だってある。
誰が言い出したのか知らないが、実現に漕ぎつけるには相当無理がありそうな制度である。
市の検診に行って来た。 集団検診は申し込みをしなくてはならないようで、色々と面倒なので後回しにする。 (そして放置したまま期間を過ぎてしまう予感) 婦人科に行って、基礎検診と癌検診を受けたのだが、乳癌の触診の祭に、医者の表情が険しくなった。 「胸にしこりがあります。(レントゲン)写真を撮った方がいいですね。紹介状を書きましょう」 ガーン。 去年まで何とも無かったのに、ついに来たか!? 私の親はどっちも癌の家系で、母は乳癌をやっている。 私が癌にかかる確率は高い。 手術になったら嫌だなあ、只でさえ無い胸が益々無くなるのか……とかなり凹んだ。
一旦帰宅して昼食を済ませ、紹介された総合病院に行った。 混んでいなかったのですぐに診て貰えた。 今度の医者は、触診の後、 「しこりと言っても、癌じゃなくて乳腺症だと思うけどなあ。一応マーモグラフィーで見てみますか」 と言った。 ホッとしたが、他の医者に脅された後なので、万が一のためにとマーモグラフィー検査をお願いした。 結果は白。あー良かった。 無駄な出費のような気もしたが、2千円ちょいで安心を買ったと思えば、安いものか。
現在の住居は田舎で、裏は畑だ。 しかも1階なので、どこからか虫が這入って来る。 梅雨の頃には、うっかり窓を開けておくと、ヤスデが部屋の中を這っていたりするので、うっかりも出来ない。 外には大きな蜘蛛もいる。山でもないのに。 一応住宅地なんだけれど……。
そんな環境で、窓の外の植え込みに、毛虫が大発生した。 毛虫は勿論毎年湧くが、今年は凄い。 玄関のドアを開ければ、そこにいる。 気持ち良くは無いが、家の中にさえ入ってこなければ私にとって実害は無いので、放っておいた。 しかし、誰かがアパートの管理会社に通報したらしく、ある日業者がやって来た。 害虫駆除のために薬剤を撒くから、窓を閉めて欲しいと言う。 薬剤か……トラウマが蘇り、嫌だなあと思いつつ、言われた通りにした。 全ての窓を閉め切って暫くすると、また業者が玄関のチャイムを鳴らした。 撒布は終わったが、まだ薬剤が残っているので、夕方まで窓は閉めたままでお願いしますと言われた。 夕方、そろそろいいかな〜と、買い物に出かけるために外に出ると。
無い。
植え込みの躑躅が1本残らず、無くなっていた。 まさか捨てた訳ではあるまいが、植え込みスペースは綺麗さっぱり、剥き出しの土と毛虫の屍骸だけが残されていた。 確かに、薬を撒いても効果はもって今年だけ。来年以降もまた毛虫は湧くだろう。 だからと言って、この方法は如何なものか。
昔TVで見た、「アニメ一休さん」を思い出した。 近くの大木を塒とする鳥の群れが、農作物を荒らして困るという農民の訴えを受け、一休さんは大きな音を出して鳥を追い払った。 しかし鳥はすぐに慣れて、音を出しても逃げなくなった。 そこに一休さんのライバル登場。 そんなの簡単さ。鳥の塒であるところの大木を伐ってしまえば良いのだ、と彼は言い、その通りにすると、塒の無くなった鳥達はどこかに行ってしまい、農作物が荒らされる事は無くなった。 しかしその年の嵐の日、今まで何ともなかった所で、土砂崩れが発生した。 根を張ってそこの土を守っていた大木が、害鳥駆除で伐られたために、地盤が緩くなって土砂崩れが起こったのだ。 目先の事に囚われて自然を破壊してはいけないよ、というお話だった(と思う)。
ショボイ植え込みぐらいはどうって事無いかも知れないが、無ければ無いで、このスペースに一体どんな意味が?という、間抜けな空間が出来てしまった。 ああそう言えばこの地域には、他の件だが似たような事が毎年あるのだった。 そのお話は、また秋にでも。
ブログにしろ日記にしろ、普段はお気に入りの定番しか見ないが、更にその人のお気に入りやお友達の所に飛んでみたりする。 エンピツのジャンプ機能で飛んだ所は、新たなお気に入りになる事があっても、お気に入りのお友達が私のお気に入りになる事は、何故か殆ど無い。 巡回先を余り増やしたくないという理由もあるかも知れぬ。
飛んで飛んで、全く知らない人の日記を読んだ。 その女性には、とても気に入ったブログがあったようで、 「ああ、こんな文章を書く男の人と、恋に落ちてみたい」 というような感想があった。 リンク先に飛んでみると、私が全く知らない男性のブログだった。 1頁だけ読んでみたが、読み難い。 文章がくどいのだ。 人の好みはそれぞれ。 先の妙齢の女性は、この男性の、手の込んだ表現を多用している文章に、知性を感じて気に入ったのだろう。 しかし私は、もっとシンプルな文が好きだ。 この男性の会話がこんな調子なら、私はきっと話の途中で、 「んで? 結局何を言いたい訳?」 と痺れを切らしてしまうだろう。イラチだから。 男は黙ってサントリー、とは言わないが、喋り過ぎる男は私の恋愛対象外だ。声が高かったら尚更辟易してしまう。 うちの主人も喋り過ぎる嫌いがある。 得意分野になると滔々と話すので、私の虫の居所が悪いと、 「で?」 とか 「あ、ごめん。聴いてなかった」 となる事もある。 悪い事したかなーと思わない事も無いのだが、相手に口を挟む隙も与えずに喋られるのは不快である。
つまり、私にも喋らせろ!という事なのだ。 だって喋られっぱなしだと、こっちが何を言おうとしたか忘れちゃうじゃん!
ビリーズ・ブート・キャンプが馬鹿売れらしい。 そりゃあんだけ動けば身体は引き締まるだろうよ。動けばね。 問題は、動かなきゃならないという事だ。 ビデオやDVDを買ったところで、やらなければ意味が無い。 そして1週間頑張ったところで、続けなければ意味が無いのだ。 興味はあるが、それを考えると買う気になれない。 大体3日坊主で引き籠もり廃人の私に、毎日1時間の激しい運動が出来る筈も無い。
そのビリーを、主人と共通のチャット友達が、やってみたと言う。 やはり、かなりハードらしい。 だがハードなだけ、効果もある。 「凄いね、買ったの?」 と訊くと、取り敢えずはお試しとして、レンタル・ビデオ屋で借りたのだそうだ。 「近所のショボいビデオ屋が、最近ツタヤに変わったんだよ。これから色々なビデオが増えるといいなー」 と喜んでいたのだが、 「あれ……ツタヤのスペルって、どうだっけ?」 と言うので、TSUTAYAだよと言うと、 「このビデオ屋のカード、TUTAYAって書いてある……。それに、TSUTAYAのマークも描いていない」 それって、もしや。 「何? 私、騙されたの? うわあん;;」 途中から会話を覗き込んでいた主人も、 「今まで気付かなかったってのも凄いな」 と大笑い。 でもそれって、ビデオ屋は、法律に引っ掛かったりしないんだろうか。 錯誤を生じさせたとかナントカ。よくわかんないけど。
2007年06月22日(金) |
早く健康体になりたい |
今日は病院の日。 しかし、月曜日と金曜日は馬鹿混みだ。 しかも、外来患者の捌きが悪く、余裕で待たされる。 診察が丁寧というか、酷くゆっくりなのだ。30秒で終わって護身されるよりはましだが。 それでも私達患者はまだいい、月に1、2回の事なのだから。 だが看護婦さんは大変だ。いつまで経っても昼休みにならない。 「ごめんなさいね、いつも待たせて。もう少し早くお願いしますって先生にも言っているんたけどね」 と看護婦さんは患者に謝っているが、看護婦さんのせいじゃないから。
今日も、少し早目に行ったのに、私の前には7人もいる。 少なくとも、2時間は待たされるという事だ。 2時間あれば、掃除と洗濯が出来る。 一応看護婦さんに言った方がいいかな、と思ったが、姿が見えなかったので黙って抜け出した。 速攻で家に帰って洗濯機を回して掃除機をかけて洗濯物を干して病院に戻ると、私のいない1時間の間に、予約番号が消えていた(笑)。 慌てて受付に言って、元の位置に復活させて貰ったが、診察の確認をしようとしたら私がいなかったので、消してしまったのだそうだ。 そんなシステムがあったとは、油断ならない病院だな。 その後更に1時間半待たされ、やっとお薬を出して貰えたのだった。 でもこれで終わりじゃなくて、夕方に街中の薬局にお薬を買いに行かないとならないんだけどさー。 治療ってお金がかかる上に面倒なものだ。
婦女暴行で誤認逮捕され、服役までした男性が、20日に富山市内で記者会見を開いた。 この男性は、有罪とされたものの出所後に本当の犯人が見付かり、無実であった事が判明した。 再審初公判終了後に開かれた記者会見で、弁護側が求めた取調官の証人尋問が却下された事に対し、 「非常に残念に思う。3人の裁判官の頭に五寸釘を打ちたい」 と怒りを顕わにした。
冤罪事件が起こる度に思うのだが、見に覚えが無いなら、何故唯々諾々と証書に署名してしまうのだろう。 やってないんならハッキリそう言えばいいじゃん。 弁護士を呼べ!って言えばいいじゃん。だって、容疑者にはその権利があるでしょ? というか、裁判でも弁護士が付いている筈なのに、弁護士は何やってたんだかと思うよ。 しかもこの人、服役までしてる。 出所して、真犯人が出て来てから、「俺はやってない」って言っても、もう遅いんじゃ? 自分の人生なのに、自分で舵取りをしようという意欲に欠けている。 正直言って、今更騒ぎ立てて、馬鹿じゃないの?と思う。 どうせ騒ぐなら、公判中に異議を申し立てて、判決に不服なら控訴でも上告でもしたら良かったのに。
と私が捲し立てると、主人が言った。 「世の中にはね、シオンみたいにNOと言えない人もいるんだよ」 「それってただの準禁治産者じゃない。この人、事件当時34歳でしょ。自分の意見を充分主張出来る年齢でしょ。というか、大人になってこれじゃ困るじゃない。実際困った訳だけど。勿論警察も検察も悪いよ。でも私は、この人に全く非が無かったとは思えない。もっと自己主張しようよ!」 私が益々キーとなると、主人はハイハイそうだねと宥めた。 私は主人を心配した。 「貴方は誤認逮捕されても、やっていなかったら、自分はやっていないってちゃんと言うのよ?」 「大丈夫。僕が冤罪で捕まったら、シオンが庖丁持って助けに来てくれるから♪」 ……何ソレ。 「シオンが捕まったら、僕は弁舌で以てシオンを助けるけれど、僕が捕まったらシオンは庖丁を持って助けに来てくれるって事だよ」 全然意味が解りませんから!!
主人が仕事で余ったお茶を、1ダースほど持ち帰った。 お茶といっても、ペットボトル入りではなく、小さな紙パック入りなので、量は多くない。 ワーイと言って、飲んでみた。 「……何か、変な匂いがしない?」 「うん。貰って来たものの、僕は美味しくないと思った」 そんな物、貰って来るな! 「味じゃなくて、匂いがさ、身体に悪い匂いがする。飲んでウェッとなるの。何かしら、これ」 我慢して1パック飲んでみたが、やはり駄目だった。 「う……気持ち悪い」 「無理するなシオン。多分、紙パックの蝋の匂いじゃないかなあ」 私の気のせいではないようなので、販売元に電話してみる事にした。
どこの店で買った物かわからないので、製造元に電話すると、担当者がすっ飛んで来た。 残ったパックを差し出して、事情を説明した。購入元については、貰い物だからわからないと濁しておいた。 担当者は平身低頭して、検査に回して、結果が出次第電話すると告げると、お茶を持って帰って行った。
1週間後、結果報告の電話があった。 結果:異常無し。 「えっ? 本当ですか」 と思わず言ってしまった。 「それで、飲んで御覧になりましたか?」 と訊くと、特に何とも無かったと言う。本当なの? 吐きそうになるほどの変な匂いがしたのに、検査で以上が無かったのなら、私の通報は無駄だったのだ。 担当者と検査役の手間を考えると、非常に申し訳無い。 万一異常があって、他の消費者に何かあったら大変だと思って電話したのだが、異常が無かったなら、どうせ貰い物なんだし、棄ててしまえば良かったのだ。 今となっては結果論なのだけれど。 先日と同じ担当者は、これからお詫びの品を持って伺います、と言ったが、とんでもない。 私はお詫びの品を欲しくて電話したのではないし、却って手間をかけさせて悪かった、だから持って来なくていいと言ったのだが、向こうは何が何でも来るという雰囲気である。
30分後、担当者がやって来た。 ひとまず、私も謝った。無駄足を踏ませて申し訳なかったと。 担当者は、それでも商品に異常があっては大変なので、何かあったら電話を貰える方が良いのだと言っていた。確かに、万が一の事があって被害が広がるよりは、そうなのかも知れない。 そして、 「これはほんのお詫びです。どうぞお納め下さい」 と、箱を差し出した。 まるで私がクレーマーみたいだし、貰うのも悪いので断ったのだが、何が何でも置いて行くという雰囲気である。 貰ってしまったが、担当者が帰ってから箱を開けると、中身は箱一杯の同製品……。 到底飲む気になれないので、翌日、主人に職場に持って行って貰った。
余りのショックで、言葉も無い。
お気に入りの店が潰れた。 経済的な事情もあり、そんなにしょっちゅう外食する訳ではないが、この土地に来て数年、我々にとってお気に入りの店が幾つか出来た。 お酒(果物味のチューハイ)の美味しい創作料理店、中国茶屋、そして印度料理店。 辛い物は苦手だが、ここの南瓜カレーは絶品だった。 豆カレーも、タンドリーチキン(これは辛いが、表面の辛味は主人に取って貰ってから、食べていた)も、ナンも、全てが本格的で、非常に美味しかった。 田舎でこんなに美味しい本格印度料理が食べられるなんて、そうそう無いよ、と主人も言っていた。 遊びに来た妹も連れて行ったところ、非常に気に入って、今度来た時にはまたこのお店に来るんだ〜♪と言っていた。
それなのに。 今日、前を通りがかったら、看板が消えていたのだ。 確かに暫く前から、不穏な気配はあった。 料理店で矢鱈メニューの品数やサービスが増えると、大抵その店は危ないとうちの主人は言う。
経営悪化 ↓ 客足の増加&客層の拡大を狙って品数やサービスを増やす ↓ 味の質が落ちて客足が遠のく ↓ 益々経営悪化
という悪循環になるらしい。 本当かどうか私は知らぬが、経済を専攻したって人が言うんだから、そうなんだろう。 その料理店も、暫く前からバイキング・メニューを出していたのだ。 一応それも食べてみたが、味は落ちていた。 安く上げるためには仕方なかったのだろうが、ファンとしてはがっかりだった。 普通のメニューも食べたが、そちらは相変わらず美味しかったのに。
そんな事があったので、嗚呼この店もそろそろ危ないんだろうか、と思っていたら、これだ。 妹にメールすると、 「だからもっと頻繁に通って、私が行くまで潰さずにおいてって言ったでしょ!」 と返事が来た。 うう、そんなに怒らないでよ。 お姉ちゃんだって悲しいんだからさ。 もう食べられないとわかると、益々食べたくなるこの苦しさ。 もっと足繁く通っておけば良かった〜!
蒟蒻ゼリーに非難が集中している。 代表的なところでは、マンナンライフの蒟蒻畑か? でも私は、これが大好きだ。 なので、消費者のうちの何人かが蒟蒻ゼリーを喉に痞えさせて死んだから、製品を回収しろだの販売禁止にしろとか言う消費者団体は、敵だ。 こいつらは、何かあるとすぐ学校のせいにする馬鹿親共と同じ匂いがする。 毎年正月には恒例行事のように、喉に餅を詰まらせて死ぬ老人がいる訳だが、餅を回収しろだの販売禁止にしろだのという声は、ついぞ聞いた事無い。 (寧ろ、老人に危険な餅を食わせるのは、未必の故意なのか?と勘繰ってしまうぞ。遺産でも狙ってる? それとも面倒かけずにさっさと死んでくれの方なんだろうか) 餅と違って蒟蒻ゼリーは、容器から啜り上げる時に危険なのだというのなら、そいつらが食わなけりゃいいじゃん。 そうだよ、子供や老人は食ってはならぬという事にすれば良いのだ。 販売禁止にしたら、メーカーも、美味しく食べている私のような消費者も可哀相だ。 私に言わせれば、喉に詰まらせるような食い方する奴が悪い。 潰れるべきは、蒟蒻ゼリーメーカーではなく、碌でもない消費者団体の方だ!
実家から、小包が届いた。 何かなーと開けてみると、お菓子が入っていた。 地元のお菓子屋さんで買ったお菓子と、母の手作りクッキーである。 このクッキーがとても繊細なのだが、その分サクサクで美味しいの。 (作り方を教えるから自分で焼けば、と言われるのだが、「お母さんが作ってくれた方が美味しい!」と言っては送って貰う私。教わったとしても、自分では作りたくないのだ。お料理とかお菓子作りとか嫌いなんだよ。面倒だから) わーいわーい、じゃあおやつにしようねーと言って、紅茶を淹れに台所に立ったら、 「あっ」 と主人の声がした。 「どうしたの?」 「クッキー、落としちゃった……」 なんですってえええ!? 私は居間に取って返し、主人の手からクッキーの入ったナイロン袋を引っ手繰った。 ああ、やっぱり……(涙)。 繊細なクッキーは砕けて、粉々になっていた。 主人を責めると、 「違うよ! 落としたぐらいでこんなに粉々になる訳無いじゃん。元から粉々だったんだってば」 「あのさ。今時の宅急便屋さんは、客の荷物をそんな酷い扱い方しないよ? 外国の空港じゃないんだから。それとも、うちの母親が粉々のクッキーを送って寄越したと?」 私がそう言うと、彼はやっと 「ごめん」 と言った。 でも、落としたのは事実でも、粉々は自分のせいじゃないと思ってんだろうなあ〜。
粉々でも味は変わらないが、サクサク感が無いよう……。
スーパーマーケットで買い物をしていると、どこかの子供がキャーっと言って騒いでいた。 子供が巫山けるのはよくある事だが、その子は、絶叫に近い叫び声を上げるのだ。 大声を出す事を楽しんでいるのか、それとも母親の「やめなさい」という注意に反抗するのを楽しんでいるのか、それは判らない。 しかし子供の叫び声は、遠慮が無い。 そして耳に突き刺さる。 1度目は我慢した。 2度目も何とか我慢した。 赤ん坊なら兎も角、その子の背丈は小学校1年前後には見えた。 知恵遅れでもなさそうだし、充分に人語を理解出来ると思われる。 (言葉を喋れない赤ん坊でさえ、ベビーサインで意思の疎通が出来る事はよく知られている) 周囲の冷たい視線が集中する中、母親はやはり「やめなさい」としか言わぬ。 何故、もっと強く言って止めさせない? 他の買い物客が迷惑しているのに、気付かないのか? そして、私の真後ろで3度目の絶叫が上がった時、 堪忍袋の緒が切れ、私は反射的に怒鳴っていた。
「煩い!」 周囲が水を打ったように静まり返り、後ろを向いているのに、今度は私が注目されているのが判った。(笑)。 ゆっくり振り向くと、吃驚した顔の子供が、私を見上げていた。 私はしっかりと子供の目を見て、静かにこう言った。 無表情で。 「静かにしなさい。お店で騒いじゃいけないの。皆に迷惑でしょ」 そして目当ての品物を籠に入れ、立ち去った。 後ろで子供が静かに泣き出し、母親が、 「だからやめなさいって言ったでしょ」 と言うのが聞こえた。
他の売り場も回って、レジに向かったところで、先ほどの親子と出くわした。 母親が頭を下げて、 「先ほどは有難うございました」 と言ったので、私も 「いえ、こちらこそ失礼しました」 と、軽く頭を下げておいた。 後ろの子供は、まだ涙をポロポロ流してしゃくり上げながら、恨めしげに私を見ていたのだった。 いきなり怒鳴って吃驚させたのは悪かったかな、と一寸だけ思った。 けどその前に、母親に止めて欲しかったかなー。
帰宅して主人にその話をすると、 「良かったね。逆切れされて刺されなくて!」 と笑っていた。 貴方ならどういう対応をする?と私が訊くと、 「どうもしない。我慢する」 との回答だった。やはりな。 でも私は我慢が出来ない性質なのよ。
着物を着て出かけた帰り、スーパーに寄った時の出来事。
買い物を済ませて駐車場に戻ると、 「すみませーん」 と、声をかけられた。 振り向くと、見知らぬ男性が車の助手席の窓から顔を出していた。 ワゴンタイプというのだろうか、箱型の大きな車の中には、背広姿のおじさん達が数人乗っている。 「この近くに、料亭はありますか?」 と訊かれた。 料亭……行った事無いから知らないんだけれど(汗)。 大きい車に大勢で乗っているって言う事は、お仕事なのかしら。 この土地の人じゃないのかも知れない。 そうすると、一応ここの住民として、知っている情報は与えないといけないと言う気持ちになった。 「ええと、この辺じゃなくて、駅の辺りか、橋を渡った街中にならあると思いますが」 知らないので、どんなに頑張ってもこれ以上の事は言えなかった。 主人なら職場で行くから知っていそうだけれど、私は料亭なんて縁が無いんだもん。 相手は一寸がっかりしたようだったが、 「じゃあ、そっちの方に行ってみます。有難うございました」 と走り去った。
何で私に訊いて来たんだろうと不思議だったが、主人にその話をすると、彼はこう断言した。 「あははは、それは料亭の人と間違われたんだよ。だってシオン、着物着てたんでしょ」 そ、そうだったのか! 確かに私が着ていたのは、料亭勤務と思われかねないような、地味な色合いの紬だった。 しかも殆ど無地。 習い事の先生(推定70歳前後)をして、 「随分地味な着物ねえ。そんなの私だって着ないわよ〜」 と言わしめたほどである。 好きなんだけどなあ、この紬の着物。汚しても目立たなさそうな色だし(オイ)。 着る時は、帯を選ぼうと思った出来事であった。
妹からメールが来た。 内容は、仕事の愚痴だ。 「そういう時は、こうしたらいいのに(中略)。というか、『ああ、そういうお願いはカミサマにしないと……』って、『動物のお医者さん』みたいに言ってみたい〜!(笑)」 と返事してやると、すぐに返信があった。 「流石お姉ちゃん! お父さんと大笑いしちゃったよ。でもお父さんも、同じ事を考えたんだって。やっぱり似てるね〜ぷぷぷ」 『ぷぷぷ』の中に、馬鹿にしたような響きを感じた。 ムカついた。
主人に往復書簡を見せると、 「どこが面白いのかよくわからない。秋(私の旧姓)家の血なんだろうね。他人には入って行けないよ」 と言われた。 「なんだかそれって……むーん。貴方は私の親の事、嫌い?」 「ううん、大好きだよ」 好きだけど付いて行けないのね。わかった。
誘われて、演奏会に行った。 実は余り乗り気ではなかった。 だって、有名なので名前だけは知っているけれど、私はその作曲家の作品を1つも知らないのだ。 初めのうちこそ、久々のオケはいいなあと思いながら聴いていたが、うむ、何と言うかこれは。
苦行。 死にそうです。 死にそうに眠いです。 いっそ死んだ方が楽なのではないかと思うほど。 2階席だったので1階の客席が丸見えだったのだが、思い切り背凭れに寄りかかって、気持ち良さそうに寝ているおじさんがいた。 なんて羨ましい。 私もあんな風に眠れたらどんなにいいか。 しかし1階席やステージが良く見えるという事は、向こうからもよく見えるという事である。 ここで寝たら、演奏者から丸見えではないか。それは流石に失礼だろう。(客席で舟を漕ぐのも、かなり失礼ではあるが) ああでも、ここで横になって眠れたら、どんなに気持ちがいいだろう。 勿論そんな事は出来ないが。 空いている隣りの座席まで占領して横たわりたい、或いは見えないように足許に寝転がりたいという衝動を抑え続けた1時間半であった。
一緒に行った妹は、良かったね!と演奏についての感想を述べていたが、私は「終わって良かった」との感想しかなかった。 妹は一応、演奏会前にCDを買って、予習をしていたらしい。偉いなあ。 私も予習しなきゃと思っていたのだが、他の事にかまけていて忘れていたのだよね。 後で主人に報告すると、 「うん。シオンは知らない曲になると眠くなるからねえ」 と言われた。 流石によく御存知で。
今、NOVA(以下面倒なのでノバ)が大変らしい。 ノバと言えば、うちの主人に似ているノバウサギのノバである。 まあノバは以前から、生徒の受講料の問題だけではなく、講師の給料未払いとか色々言われていたので今更という感じがする。 英語が仕事で必要な人もいれば、就職に役立てたい人もいるのだろうが、英語ってそんなに話せないと困るの? 普通に中学・高校で習った範囲じゃ駄目なのかしら。
うちの主人は、英語は「ペラペラ」までは行かないが、「ペラぺ」程度は話せる。 英語圏の人が、えっ何でそんな言葉知っているの?と驚くようなスラングも知っている。 しかし彼は留学どころか、駅前留学の経験も無い。 ではどうやって英語を学んだのか。 それは、職場にいた外国人と友達になったからである。 「俺は日本語を覚えるつもりは無い。お前が英語を覚えろ」 と言われ、まあ自分の勉強にもなるからいいか、と(私ならここで「何をこの毛唐が。郷に入っては郷に従え、日本に来たんだからお前が日本語を覚えろ!」と言うところだが、そのまま受け入れる辺りがこの人らしい)コミュニケーションをとるうちに、自然と英語が身に着いたと言う。 外国にも駅にも行かず、しかも無料。何て美味しい。
まあ主人の場合は珍しいのかも知れない。 そもそも普通の人は、外国人と知り合う事も無いだろうから。 でも、お金をかけずとも、英語は学べるという話である。
因みに私の英語力は、「ペラペラ」の「ぺ」程度である。 別に英語なんて必要無いし〜。
先月末、ATMで預金通帳の記入をすると、残高が大変な事になっていた。
残金:106,462円 ヤバい。 月初めにはカードの引き落としがある。 給料日まで間に合うか!? しかし、6月には賞与が出るではないか。 ……何日だっけ? 毎年貰うのだが、年に1回の事なので、1年経つと忘れてしまうのだ。 そこで、主人に訊いてみた。 「夏のボーナスっていつだっけ?」 「6月初めじゃなかったっけ」 あ〜〜良かった♪ そして今月初め。記帳してみたら、
残金:30,806 キャ〜〜〜〜〜! これから給料日までに、水道やガスの引き落としがある。 どどどうする!? しかしどうにもならん。アイフルなどもってのほか。 主人に再度訊いてみた。 「ねえ、ボーナス入ってなかったんだけど! 本当はいつなの!?」 「じゃあ6月初めじゃなくて、7月初めだったかも」 7月……遠い。今の私には遠過ぎるよ。
定期預金があるから取り敢えずは凌げるが、残高にマイナスが付くのは心理的に嫌なので、他の口座から少し出して、メインの口座に足しておいた。 昨年末に定期組んだり国債買ったりしたのが悪かったのかしら……うわあん。
ハンカチ王子に続いて、ハニカミ王子まで登場。 そういや、監禁王子なんてのもいたな。
今や世間は王子様ブームだ。 これは多分、日本国の王子様がいまいちどころか今二・今三ぐらいな上に、それより下の世代の王子様が赤ん坊で、王子様キャー!とミーちゃんハーちゃんしたい女心の遣り場が無いので、代理として運動選手に王子性を求めたい国民のニーズを、マスコミが敏感に捉えたのだと思われる。 でも、TBSの盗聴やヘリを飛ばしての上空取材は行き過ぎだよな。 ハニカミ王子見たさにゴルフ場に押しかける一般人もどうかと思う。 踊る阿呆に見る阿呆と言ったところか。 韓流ブーム→王子ブーム→さて次は何だろう。
ところで、亀田3兄弟も一応スポーツ青年なのに、誰からも王子と言われないのは何故だろう(笑)。 王子ってイメージじゃないからな。 彼等には、品が無いかなあ。 しかし3兄弟が王子なら当然父親は王様な訳で、その点については、嗚呼それはありかもなと頷ける。 勿論、王様は王様でも、人望の篤い王様ではなくて、傍若無人系の王様だが。 亀田家のあの態度は見ていて不快だが、映像を通して一方的に見るだけなら、ウォッチ対象としては面白いかも知れない。 言うまでも無いが、私はあのような人種とはリアルで関わりたくない。 格差社会だと言われようが、差別は駄目と言われようが、悪いけれど正直そう思う。これは本能的なものだ。 しかし、子供達が父親大好きで父親を慕っているのは凄い。 そこだけ取れば、普通の家庭でも親子の断絶がある事を考えると、あの親父さんの子育ては大成功である。 子供を父ちゃん万歳に育てた親が凄いのか、あんな親父でも慕って付いて行ける子供が凄いのか、そこは判らないが。 仲良き事は美しきかな。 でも亀田家は、世間一般とも仲良くした方がいいと思うよ。
主人と2人で買い物に行ったら、可愛い小さな象の置物が売られていた。 主人の袖を引っ張って、 「ぞうさん。ぞうさん、ぞうさん」 と言うと、ボソッと返された。
「白痴?」
酷〜〜〜い! こういう時彼は、私にしか聞こえないような小さな声で、低く言う。 この人の、狡いところだ。
薬が無くなったので、病院に貰いに行った。 今回もT社じゃなくてK社の薬がいい!と言ったのだが、皮膚科医はいちいち申請書を書くのが面倒なのか、煩い患者を診るのが嫌になったのか、それとも本当に私の事を考えてくれたのか(どこまで疑い深いんだ私)、漢方外来を受診するよう勧めて来た。 それで漢方外来に回されたのだが、そこでもK社の薬をお願いしたら、こんな事を言われた。 「毎回、1人の(患者の)ために申請するなんて、出来ませんよ」 つまりここの科でも、病院で指定していない薬の申請書を書くのが面倒だと言うのである。 病院なんて、受付では患者サマと言っておきながら、所詮中身はこんなもんだ。 しかしこのジジイの言い草にはムッとした。 「じゃあ、K社の薬を処方してくれる病院を紹介して下さい。そちらに行きますから」 売り言葉に買い言葉である。 取り敢えず、暫く待合室でお待ち下さいと言われて待っている間、何がジェネリックでお願いしますだ、何でも医者の胸三寸じゃねーかよとプンプンしていたのだった。
再び呼ばれて診察室に入ったら、医者はさっきとは打って変わった表情で、K社の薬で出しましょう、と言ってくれた。 しかも、私のアトピーは漢方で言うところの表熱裏寒が原因かも知れないので、冷え性の治療もしてくれると言う。 取り敢えず今日のところは、いつもの処方箋を出して貰い、次回の来院時に漢方の診察をしようという事だった。 どこの病院に行こうかなあ、紹介状を書いて貰えなければまた初診料取られるのか〜と考えていた私は、拍子抜けしてしまった。 私が待合室に引っ込んでいる間、一体何があったのかは知らん。 でも多分、いつもにこにこしている看護婦さんが、上手い事言い包めてくれたんじゃないかと勝手に推測している。 看護婦さん、有難う!
夜、主人にその話をすると、これだからシオン……と言われた。 「そういう時はね、喧嘩腰に言わずに、『それでは、毎回お手数をおかけしては心苦しいので、いっそK社の薬を出してくれる病院を紹介して下さい』と、申し訳無さそうに言えばいいんだよ。わざわざ敵を作っても、いい事なんて無いんだからさ」 なるほどー!! 目から鱗であった。 流石、ずっと社会人やっている人は違うわああ。 私も見習わなければ……出来るかな。
子供の頃、眼鏡を掛けていると、昔は例外無くメガネザルとからかわれたものだが、今はメガネっ娘と言うらしい。 いい時代になったもんだ。 「あーあ、世が世なら、私も『メガネっ娘萌え〜!』なんて言われたのになあ」 とぼやくと、主人が 「いや、それはナイな」 と即座に否定した。
なんか傷付いた。
丸川珠代はいつの間にテレビ朝日を退職してたんだ? 自民党から出馬するんだとか。 民間は休職でOKなのかと思ったが、本人の判断かTV局の命令か判らないが、一応けじめをつけてから立候補するのは評価出来る。 そうでないと、退職しないと出馬出来ない公務員を事ある毎に叩くのは、筋が通らないからな。 そしてさくらパパは民主党から。
こないだ衆議院選挙をやったと思ったら、今度は夏に参議院選挙があるのだそうだ。 しかし、どこの党を見ても、帯に短し襷に長し。 支持率が低下の一途を辿っている安倍自民党は、党首が馬鹿な癖に過激派なので駄目だし、かと言って、ネクストナントカ大臣などと嘗てのオウム真理教の真似事をし、自分の息子を選挙に担ぎ出してみたりお遍路さんをやってみたりするような平和ボケを、未だに役職に就けているような民主党に政権を任せるのは、泥舟的不安が付き纏う。 そして社民党や共産党のように、格差を無くして皆平等に!というのは、私の考えとは相容れない。大体、ソ連も東ドイツも無くなったのに、今時社会主義・共産主義なんてナンセンス。
これでは、どの党にも投票出来ないではないか。 さあ、どうする。 「ねえ! いい事考えたんだけど」 と閃いて私が言うと、主人がまたかという目をして言った。 「シオンの『いい事』は実際良かった例が無いんだけれど」 「そんな事あ無い。あのね、貴方がその小泉も真っ青の詭弁を駆使して、宗教団体を作るの。そして創価学会&公明党みたいに、政治団体を作り、選挙に打って出ればいいのよ。大丈夫、貴方の背後にはソフィストの霊が付いているから!」 「……」
「政党名は『テキ党』。 どう? 貴方にぴったりでしょ!」
何故か彼は、暫く口を利いてくれなかった。
2007年06月05日(火) |
「神様、もう少しだけ」 |
昼間のテレビで、ドラマの再放送をやっている。 深田恭子の出世作、「神様、もう少しだけ」というのを観た。 本放送は10年ぐらい前だったと記憶している。 私は当時仕事で忙しく、評判のドラマを悉く見逃していた。録画して後で観ようと言うほどの熱意も無かったし。 職場のおじさま(と言っても比較的若い方だったが)によると、奥さんが感動して毎週泣いていると言う話だった。 それで10年経った今、何度目かの再放送を初めて観てみた。
えーと、それで、どこが感動ポイントなのかな?
私に言わせればこれは、女子高生が援助交際という名の売春をし、エイズに罹ったのを知らずに恋人との間に子供が出来、HIV感染が発覚したのに子供を産みたいしかも結婚もしたいと言い、結局自分の我が儘を貫いて死ぬという、非常に傍迷惑な物語である。 幸い恋人には感染しておらず、子供にも感染しなかったが、子供を取り上げた医療関係者は甚だ大変だったろうなと同情してしまう。ドラマなんだけれどさ。 兎に角、観ていて非常に苛々しムカムカした。 ドラマの製作者は多分、援助交際ダメ!&エイズ差別ダメ!というのを意図してこの話を作ったのだろうが、生温い。 自分が馬鹿でエイズに罹ったんだから、こういう話にはそれなりの末路を用意しないと! 馬鹿女子高生がエイズ罹患→事実を知った恋人に棄てられる→家族に見放される→野垂れ死に ぐらいでいいよ。 勿論、カリニ肺炎とカポジ肉腫は欠かせない。ドラマでは綺麗な死に顔だったが、全身痘痕だらけぐらいにしないと、本当の恐ろしさが視聴者には伝わらない。 麻薬の害を中高生に教えるために、生還者の講演を聴かせる事があるが、これが良くないのと同じである。 生還した人がいるなら大丈夫だね、と思ってしまうのだ。いつでも引き返せると思うと、人は深みに嵌まる。 ではどうしたら良いかと言うと、答えは簡単。 中毒者の悲惨な末路のVTRを見せれば良いのだ。 これと同じように、本当に視聴者にHIVの悲惨さを訴えたいなら、「稀に助かる事例」より「最悪のパターン」を見せ付けた方が絶対に効果があるだろう。
厚生省のエイズ対策は誤りだったと、私はずっと前から思っている。これは変わらない。 下手に差別を恐れて「HIVはちょっとやそっとの事じゃ感染りませんよ〜」と言ったせいで、感染者は減るどころか、増え続けている。 感染力が低いなら、何故こんなに感染者が増えるのか。普通に考えれば判るだろう。 キスでは感染しないと言うが、感染の確率は全くゼロではない。 下手すりゃ感染るし、罹れば死ぬ、ともっと脅しをかければよかったのだ。既に罹患した者の人権と、まだ感染していない人間の健康・生命と、どちらが大事か。 私は後者だと思うぞ。
また離婚ネタ。 今度は、カリスマ主婦モデル・黒田知永子である。
この人、JJモデルだったらしいが、私はその時代を知らない。 数年前にクイズ番組で見て、綺麗で知的で品があっていいなあと思った。 でも、離婚したのかー。残念だ。 やはり離婚はマイナス・ポイントだ。×1とか×2とか言うぐらいだし、どう足掻いても○にはなり得ない。 大体「カリスマ主婦モデル」で売っているのに、離婚したら主婦じゃなくなってしまう。 これではただの、×1シングル・マザー・モデルじゃん。 本当に賢い人なら離婚せずに、仕事をセーブして、亭主やその親との妥協点を探る筈。 あーあ、いいなあこの人と思っていただけに残念だ。
2007年06月03日(日) |
恵まれているのかいないのか |
奥菜恵が引退。
昔は可愛かったのにねえ。 いや、勿論今も綺麗だけれど、ビデオ流出事件(本物かどうか知らないけれど)などがあって、清純派女優→汚れた女優のイメージが付いて回るから、勿体無い。 そして金持ちと結婚したものの、1年半で離婚。 気の毒なほどの下り坂人生である。 ま、下り坂人生を歩む人は、大抵自分でそれを選び取っている訳なのだが。
彼女が離婚した時、あ、やっぱり、という気がした。 私の勘など大抵当たらないが、結婚式の時の映像をTVで見て、この人本当に幸せなのかしら?と思ったのだ。 勿論TVの映像は、全てを映している訳ではない。 断片の情報に過ぎないし、時には編集者の悪意ある切り貼りだったりもするので、それを元に断言するのは軽薄だ。 私の記憶によると、彼女の結婚式だか披露宴は、マスコミを一切シャット・アウトして行われた。 でもその途中で、彼女は新郎と共に、建物のバルコニー(だった気がする)から姿を見せた。 花婿は彼女を微笑んで見守っていたが、彼女は笑顔で外に向かって手を振っていた。 私は、そこで何故2人で顔を見合わせないの?と思ったのだ。 勿論TVの映像は、先程述べたように断片的だ。 もしかしたら、微笑みあう2人の姿は、時間の都合でカットされただけなのかも知れない。 しかし花婿そっちのけで手を振る花嫁の姿は、私の目には奇異に映ったのである。 それはまるで、「金持ちの男を捕まえて、今まさに幸福の絶頂にいる私」をアピールしているように見えてしまったのだった。 そして2人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ。どっとはらい。というのなら、嗚呼あれは私の思い過ごしだったのか良かった、で済んだのだが、結果は周知の通り。 まあ本当のところは知らぬ。 でも何だか、引退報道を聞いて、そんな記憶が蘇ったのだった。
ところで彼女、「オーラの泉」で「ご主人とは相性がいい」と言われていたのに、その後間もなく離婚したので、番組が間抜け臭いと思った。 どうせなら、離婚危機を予言しておけばよかったのに。
我が家では、電気ポットを使っていない。 お湯は薬缶で沸かして、魔法瓶に入れておく。
いつもは魔法瓶の中身が軽くなったら、お湯を沸かして注ぎ足すのだが、今日は魔法瓶の中が全くの空っぽだった。 そうだ、いい事考えた。 魔法瓶いっぱいの水を汲んで、それを薬缶に移して、火にかけた。
お湯が沸いたので、魔法瓶に移し替えた。 あれ? おかしいぞ。 「シオン、溢れてるよ!」 見ていたダーリンが声をかけた。 「火傷しなかった?」 「うん、かかっていないから大丈夫」 「どうしたの、そんなにお湯を溢れさせて。とうとう呆けた?」 失礼な。 「溢れているのは判ってたの! でもね、予め水の量を量った筈なのに」 そこで、あっと思った。 「ねえ! 水って温まると膨張する?」 「……シオン、義務教育受けた? 戦前生まれ? もしかして、呆け以前の問題?」 「……」 もう、何も言えなかった。
そう言えば、燗につけた日本酒も膨張するんだった。 うちの父が、徳利一杯にお酒を注いで、燗につけたら「零れた!」と騒いで母に馬鹿にされていた記憶が蘇った。 ……遺伝?
金曜の夜は夜更かし。 空耳好きの主人が「タモリ倶楽部」を見るからである。
鬼束ちひろが「僕らの音楽」に出演していた。 レコード会社と契約上のゴタゴタがあって、暫く現場から遠ざかっていたと聞いたが、復帰したのか。 私はこの人の音楽はそんなに好きではないが、この人はドキッとするような歌詞を書く。 主人が言うには、「彼女の歌は、シオンの心象風景と重なる」んだそうで。しんしょうふうけいって何? 彼女が消えた時頻りに惜しい惜しいと言っていた主人は、番組を見て、おお復帰か!と喜んでいたが、
歌が酷かった。
歌唱力が驚くほど落ちていたのである。 森昌子も吃驚だよ。 隠居している間、本当に歌っていなかったんだなーと思った。 「勿体無いなあ……」 と主人はがっかりしていたが、私もがっかりだ。 プロとして舞台に立つからには、聴くに堪え得るレベルまで戻しておいて欲しかった。
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