「うわ、言っちゃったよ〜(苦笑)!!」 - 2003年07月29日(火) いつものように朝はやっぱり時間ギリギリになってしまった。 それで思い立ち、ちょっと面倒だったけど、ガレージを開けて自転車を取り出し、地下鉄駅まで自転車で行くことにした。 うひょーう!、すごい快適〜!! 今度から自転車で行こう、っと。私の自転車は折りたたみ式だから、すごく車輪が小さいのだけど、それでも歩くよりは全然速いし、走るよりはずっと疲れないし汗かかないよ。 おかげで、今日はH田さんと同じバスに乗れました。 何か今朝も起きたら喉が痛くて、ご飯(といっても、どうせ食べてもコーンフレークなんだけどさ)食べれなくて、オレンジジュースのサワードリンク(酢を100%のオレンジジュースに混ぜただけ)を飲んだだけで家を出てきた。 それで、 「紅茶は、風水的に女性の運気を上げるのよー!」 というお友だちの言葉を思い出し、とりあえず午後の紅茶を買ってみた。 午後の紅茶。ストレートティー。中学生んとき、てるがよく飲んでいたのを思い出した。私にとっては、この飲み物はあややよりてるのイメージだな(笑)。 午前中、グループ会議。 会場は、H田くん(上のH田さんとは、もちろん別人です。けっこう面白いコで、私より1年後輩でA木くんと同級生)がキープしてくれた部屋で、何と和室なんだよーん♪ 掘りごたつが中央にあって、5人くらいのひとがそれを囲めるくらいの6畳くらい。すごい好きなんだよね、この部屋。 「今日の議事録、誰つくるの?」 「はい、私つくります」と私。「暇なんで」 「うわ、言っちゃったよ〜(苦笑)!!」 みなさんはざわめく。 当たり前だ。忙しくて仕方がないみなさんに混じって、ものすごーく暇な私がいる。だから、事務とか雑用は進んでやろうと思ってさ。 鼻水がひどい。 今日は会社から早く帰れたら、車でお弁当箱を買いに行こうと思ってたんだけど、もう鼻水ひどくて、何度もトイレで鼻うがい(鼻で水を吸って、口から出すのだ)をして洗浄などしたのだけど、ほとんど意味がない。 挙句、寒気もしてきた。…風邪、ひいたね、これは。 運と言えば。 確かに運気は上がったのかも知れない、と思える出来事。 帰り道でS木さんに会えました。一緒に地下鉄に乗って帰ってこられました。 S木さんとは、ほんと、5月21日の転勤初日以来の再会(笑)。S木さんはお客さん先に出ずっぱりでぜんぜん会社に来ないから、バスから地下鉄に乗り換えるために通る駅の通路もわからないぐらいでした。 とりあえず元気そうで何よりで、カメラ付ケータイで撮った息子さんたちの写真を見せてくれました。 「俺、今日もこれから釧路帰るんだよ」 「ええーっ!!」 ほんと、タフだなあ…。 「そういえば、O山さんが来月中頃からこっちに来ますよ」 「マジ?、そのときは飲み屋さん予約しといてね」 「りょーかい、っす(笑)」 帰宅して今日はすぐ寝ました。 ... 休み。 - 2003年07月15日(火) 会社を休みました。 私は今、札幌に程近い、とある街の健康診断センターみたいなところの成績表のデザインをしている。 成績表と言うと、何かわかりにくいけど、職場の健康診断をすると、その結果の一覧表をもらいますよね?、それです。血糖値高いですね、とか。数値はいくつですね、って書いてあるやつ。 休ませてください、と電話をすると、必ずKDさんは、 「いいんだっけ?」 と訊いてきます。別に他意はなくて、抱えてる仕事があるなら休めないんだよ?、いいの?、という意味だと思う。私は、今成績表づくり(締め切りまで一週間くらいある)だけなので休みます、と言いました。 具合が悪かった訳じゃない。 ただ、今日は起きられなかった。 昨日遅くまで電話していたからではなくて、目は覚めたんだけど、身体を起こす気力なかった。 やたらと気持ちの良い夢を見てしまって、起きたら、どうして自分がここにいるのか一瞬わからないくらい、えらい絶望的な気分になってしまったのです。 夢だったんだー。 続きが見られるかも知れないと思って、KDさんに電話した後、また寝てみたけど、続きは見られなかった。 11時頃、昨日玉ちゃんとお芝居に行く約束をしたので、そのチケット代を振り込みに出かけた。 しかし、あんまりぼんやりしていたので、家から出て10分歩いてATM機の前でお財布を忘れたことに気付き、また家まで10分かけて帰ってお財布を持って、また10分歩いてATM機まで戻りました。 ふう…。 それから、昼間っからお風呂入って、夜はテレ東でポケモンの映画を見ました(笑)。 今年の映画に出てくるジラーチっていうポケモン、すごい可愛い〜vvv ... 号泣とりんちゃんと玉ちゃん。 - 2003年07月14日(月) 気付けば朝。 あのまま寝たんだー。自分の頬に手を持っていくと、顔はふっくらしている。 泣いたまま寝たんだから。顔はむくんでいるに決まっているのだが、そういう「ふっくら」感ではない。不思議と泣いた次の日の肌は、ものすごく調子がいい。単純に水分が補給された状態だからだと思うけど。 最悪な精神と最高の肌。対極の極致。なんなんだ、これは。 仕事は、何か。 自分では一生懸命やってるけど、周囲が騒がしい。 私は今、ひとから指示を受けて作業をしているんだけど、その指示っていうのが、けっこう作業を進めちゃった後で変更になった訳。 実はそういうことって最近になって二度目で、ハイ、って返事したけど、いい気持ちじゃないワケ。 久し振りに残業手当が出る時間まで残業してしまった。 疲れた。 地下鉄を降りて、通り道のコンビニでちっちゃいカップヌードルを買って歩く。 公園の横を歩いたあたりから、急につらくなって涙が出てきてしまった。 そのままずんずん歩いて、自宅に着いたらほんとにもうダメで、うわーっ、と声が出てしまい、あとはそのままぼうぼうと泣き続ける。 誰かに、自分がこんな気持ち(といっても、自分でも整理がつかないからただ泣くだけになっちゃってるだけどさ☆)でいることを知って欲しいなんて思ってしまったら、余計止まらなかった。 留守電にお母さんからの伝言が入っていたのも、余計悲しかった。 しばらくそのまま泣いてから、家に電話をした。 「別に急いでいる訳じゃないんだけどね」なんて留守電に入っていたけど、人間としての礼儀としてコールバックしてみたのだ。 正直、しなくていいものならしないほうが良かった。何せ、泣いて泣いて、喉がガラガラだ。 「あら、風邪ひいたの?」 「うん」 …今回の転勤で、また自分が私に何もしてあげられなくなることを悔しく思い泣いていた母に、何か知らないけどつらくて泣いてた、なんていう話は、娘としてできる訳がない。 何か、お母さんとの電話を切った後ボー然としてしまい、このままでは危ないと思ったので、誰かに電話をすることにした。 せっかくだったら久し振りのひとがいいけど、仲の良かったひとがいい(←フツー、仲が良いひとは「久し振り」にはならないのだけど)と思い、りんちゃんに電話をした。 りんちゃんは、大学を卒業してからも東京に残っていたのだけど、もともとあまり健康でなかったのが、更に調子を崩してしまい、北海道に帰ってきていた。彼女はいま、札幌近郊の町の実家に戻っている。 その町は、宇宙飛行士の毛利衛さんの出身地として名高い。りんごもおいしい。 「わーっ、まおちゃーん!!」 何か、嬉しいなあ…。 彼女は相変わらず元気そうだった。でもよく聞くと不健康で、しばらく仕事もせず、まさに“家事手伝い”といった感じらしい。大変だなあ。 今の彼女のルーティーンは、自宅車庫の中に墜落していたケガしたツバメに、釣り餌の毛虫をあげて介抱することだって。すごく可愛い図だ。いいなあ…。 「私、毎日暇だから、今度遊んでね」 「うん!」 いや、私は遊ぶよ(笑)?、そんなこと言ったら、ほんとに遊びに行くからねー!! あー、やっと楽しくなってきた。 さて。 りんちゃんとの電話を切って、心が落ち着いたので、このままもう寝てしまおうと思い、寝仕度を始めた頃、ケータイが鳴り、誰かから電話がきた。 玉ちゃんだった。 …何か、彼女もすーごいヤラレっぷりで、 「だから、もう今日は絶対まおちゃんに電話しようと思って!!」と言った。 そう言われて思ったのは、彼氏のいる(ということは、メールで教えてくれていたし、先月空ちゃんに会ったときに空ちゃんからも聞いてたんだけど、私ってば自分がこんなんだから、どっちのときも上手いリアクションできなかったんだよね)女の子なのに、ヤラレたときは私に電話をかけてくるんだなあ、ってこと。 その相手に私が選ばれるのは光栄だけど、私、たぶん自分が今日の帰路で泣いたのは、遠藤くんに電話したくなっちゃったからだと思うんだよね。だから、玉ちゃんは、そういう気持ちにならなかったのかなあ、って、ちょっと不思議に思った。 でも、彼女とは感覚のシンクロ度が大きいことが確認された感じで、やっぱり嬉しい。 しばらく話した間に、ふたりで導いた答え。 「私たちは、社会不適合者なんだ。それなのに社会に適合しているふりをして頑張るからつらくなるんだ」 ↑文字にするとすごく暗いけど、私たちの口調は明るかったんですよ、ほんとに。 「そうだ、遠藤さん、元気?」 好きなひとの話でもすれば、話題が明るい方向へ向くと思ったのだと思う。でも、私は 「さあー??」 事実、「さあー??」だから仕方ない。 最近は、こうなった経緯を話すことにはすっかり慣れてしまった。 遠藤のことを知っているひとは必ず、 「あら、あんな人の好さそうなひとが、こんなことするとは思えないけど」 って言う。それにも慣れた(竹松なんて、「ええーっ、あのひとでも怒ることあるんだー」なんて言ったんだぜ/笑)。玉ちゃんも遠藤くんのことを見たことがあるから、そんなことを言った。「…彼すごく優しそうで、まおちゃんも、こっちにけっこう会いに来てたのにね」 でも、この話を初めて聞く玉ちゃんは、私の話の後で 「それは、一度会ってみるべきなんじゃない?」。 すごい正論。正し過ぎて、反論はないはずなのだが、 「でも、こんなんじゃもう会えないもん…」と言った。 また、半泣きになってしまう。弱くなったなあ。 まあ、周囲はだいたい、次にこう言うのだ。 今はつらくても、そのうち時間が経てば忘れるだの。 私がそのうち、いいひと紹介してあげるだの。 別に好きなひとができるのが一番良いだの。 でも彼女は、まず、今の環境にイイ男があるかどうか訊いてきた。 「ううんー」 いないよ(笑)。イイ男には、もう彼女や奥さんがいるのさ☆ 「そうだよねえ、イイ男っていうのはなかなかいないよねえ」 玉ちゃんの声は、いつも、多少諦観を感じさせるクールな感じがする。「人生で、これだーっ、って思えるイイ男になんて、そんなにめぐり合える訳じゃないんだから、まおちゃん頑張って!」 玉ちゃんとは、新橋演舞場で芝居を見る約束をして(フフフ、私は出張のときに観劇できるようにチケットとっちゃったのさー♪)電話を切りました。 一体、いつまで頑張るつもりなんだろう。 これは私が決めることなんだけど、それすら面倒。 疲れてしまった。少しでも考えるとまた泣いてしまう。 もう何も考えたくない。 ... 3ヶ月経過。 - 2003年07月13日(日) 夜。電話をしてしまった。 日曜日の夜だから、どんなに忙しいひとでも家にいるんじゃないかしら、と思って。 でも、常のことながら彼は出ない。 たぶん、まだ仕事が忙しいのだ。 そう思ってもやっぱりショックはショックで、どうしようもなく悲しーくなってしまった。その理由だけではなくて、彼が電話に出ないだろう根本もわかっていたはずなのに、すごーくつらくなってしまった。 部屋の電気を消して泣き続ける。 いつまでこんなことを繰り返せば、気が晴れるような出来事があるんだろう? 私は3ヶ月前から、こんなぼんやりの中にいる。 何をやっても。 私の行く先には、そんな待ち遠しいような輝かしいことはないんだろうか? ... コンタクトレンズ。 - 2003年07月12日(土) 昨日のリベンジで、開店と同時に駅に隣接しているビックカメラに入ってやりましょうと、9時半に家を出発する。 私が店に到着したとき、私はは新聞をとってないので知らなかったけど、何かビックカメラでチラシを織り込んでいたらしく、目玉商品に並ぶひとたちが開店前だというのにたっくさんいた。 計画通り、開店と同時に店に駆け込み、その中にある眼科で診断書を作ってもらう。 いろいろと説明を受けたり、フィッティングしたりして、1時間。本当は、カラーコンタクトにしたかったのだけど、私は乱視が予想以上に進んでいて、乱視矯正用のコンタクトレンズにするしかなかった…。くそーう!、悔しいー!! でも、そのフィッティングのときにカラーコンタクトを少し試しにつけさせてもらったんだけど、すごいね(笑)、これは。いきなり外人さんのできあがりだ(でもね、私はヘーゼルっていう、薄い茶色のやつを買おうとしていたので、買ったとしても青い目にはならなかったんだけどね)。 診断書をもらって、ビックカメラのコンタクトレンズ売場に行く。在庫があって、幸い、その場で持ち帰ることができた。 それからは買い物三昧vvv まずは基礎化粧品と、ファンデーションのリフィル。 こういうものって不思議なんだけど、どうして、ある時期にいっぺんになくなるんだろうね?、使用開始時期が同じだからでしょうか? その化粧品のお店で、久し振りに外見を褒められました。 新しい化粧水を勧めるのに、お店の店員さん(というより、たぶんここの経営者なんじゃないかな?、という女性)がコットンで私の手に、それをポンポンしてくれたのよ。そのときに、 「あっらー、白いわねーっ」。 …久し振りだよ、白いって言われたの。 おこがましくも、過去には白さ自慢だった私も、最近はすっかりイエロー系アジア人な自分を認識して余りある状態だったというのに。 すっげ、嬉しい…vvv←マジ。 あとね、化粧品屋さんって、よく台帳管理するじゃない? そこで私も名前を書いた訳。札幌で化粧品を買うのは、ここかヨドバシカメラにしましょう、と思って。そしたら、 「まあ!、まおさんっていうのねー、えー、だあれがつけたの?、ご両親?、まあああ!」 …嬉しい、っすねー。 だって、会社に着て行く服がないんだもんー(泣)。 がばがば。←買い込む音。そのくせ、すっごいリゾートちっくな服も買ってしまった…、こんなんいつ着るんでしょうか?? それから、コンタクトの保存ケースを買いました。 2週間使い捨てなので、保存ケースが必要だったのです。せっかくだから、何か可愛いやつを買おうと思って、すっかり荷物が大きくなってしまったのに、それを持ったままぶらぶら歩き回った。 でも、結局キティちゃんしか見つからなくて、それを買いました。右にキティちゃん、左にミミーちゃん(だっけ?、キティちゃんの妹)。 そのまま家に帰って、家でコンタクトし続けてたんだけど、ゆらゆら感があってこわい。 慣れるのかなあ…。 ... 頭髪の話。 - 2003年07月11日(金) 私の十円ハゲは、芝生みたいな感じでうまい具合におでこの生え際のぽよぽよになじみ、今ではすっかり目立たなくなっている。 今日のお昼、私のお友達のひとりが心配して、メールをくれていた(気付いたのは夕方になっちゃったけど)。 彼女のくれたメールによると、東洋医学では、髪の毛に異常が出る原因を腎臓の弱りに求めるらしい。 おお! すごいー。 私はメールを読んで、いきなり脳みそが開かれたような気分になった。 だって、西洋医学(というか、蘭学)では、ばつ丸が教えてくれたように「精神的なものか、ホルモン異常か」みたいな考え方なのに、東洋医学では腎臓とは。 この世の中には、本当にいろいろな考えがあるんだなあ。たぶん、その両方の考えに、違った根拠があるんだろうね。 あとね。その方からのメールでウキウキしちゃったのが、紅茶が女性の運気を高めてくれるアイテムだってこと(風水的に)! うおーい! がぼがぼ飲んじゃうよーっ!! 会社の後。 本当にコンタクトレンズにしようと思い、札幌駅前のビックカメラに行く。 確か以前に行ったとき、ビックカメラの中に眼科があって、その隣でコンタクトを売っていた。 会社から駅前までバスと地下鉄を乗り継ぎ急行したのだけど、何と、今日は眼科の休診日…(泣)。るろー!! 代わりに、「太鼓の達人」のタタコン同梱セットを買って帰ってきました。←全然「代わり」じゃないじゃん。 帰宅して、どんどこどんどこ、宇多田ヒカルの曲で太鼓を叩いてみたけど、どうもタタコンを持っているひとがこのアパートの中にいるらしく、そのひとがプレイしている音が響くのを知っているから、あんまり遅い時間まではできない。 9時でやめ。 ... 私も潰れて何もかも忘れたかったかも。 - 2003年07月04日(金) あー。 昨夜泊まったことで、何がつらかったか、っ言うと、せっかく購入から1日も欠かさず計っていた基礎体温が測れなかったこと。別に1日測らなかったから、って不都合をきたすものでもないみたいだけど、何だか悔しい。 天気が良い日だった。 T橋さんは喫煙車に行って、私は禁煙車に分かれた。 旭川に来るときはぐっすり眠ることができたのに、帰りは、昨夜寝るのが遅かったのにぜんぜん眠れなかった。 どこの駅か忘れたけど、駅のホームの看板に、その土地の観光名所がいくつか書いてある駅があって、また、ふ、っと、ああ、ここに一緒に来られたら楽しいのになあ、と思ってしまい、それから泣き通した。 泣いた目で、車掌さんの切符の点検を受けるのにはもうすっかり慣れた。車掌さんってのは、たぶん気付いているのだろうけど、何も訊いてこないから楽だ。 私は札幌に着いてすぐにタクシーに乗り、一度自宅に戻った。 留守電にメッセージが一軒増えていて、それは昨日のお母さんの声だった。「いや、そろそろ旭川から 帰ってきた頃かなあ、と思って…」 とても無邪気だ。 思わず 「…帰れなかったよ、お母さん…」と呟いてみたりなんかして。 その声が空しく部屋の中に響いた。 …。 この仕事を続けていて何の意味があるのかと思うのは、こういうときだ。 それから着替えて、すぐ、今度は会社に向けて出発。 つ、疲れたよぉ〜…。お昼ご飯は、会社の食堂で食べることができたけど、午後からは仕事にならなかった。 食堂を出たところでちょっと懐かしい顔を発見したのだ。 「わーっ!!、あっちゃんだー!!」 あっちゃん。 私より入社は一年早いが、私と同い年の社員。実は私と彼女は、予備校が一緒で当時同じ寮に暮らしていた因縁(笑)がある。彼女は1年で大学に入れて、出て行っちゃったけどね。 「きゃーっっ、まおちゃーん!!」 って、某部長サマがあっちゃん(彼女は優秀なので、合併前の私の会社の幹部社員の覚えがめでたいのだ)に話しかけようとしてるのを横取りしてしまった…。 しばらく立ち話になったんだけど、あっちゃんから意外なことを言われた。 「まおちゃん、何でそんなに疲れた顔をしてるの?」 そこでやっと、私は、自分が本当に疲れているのに気付いた。 いや。そう言うと御幣があるかな。 疲れてたから、誰にでもどこにでも「疲れたー、疲れたー」って言って歩いてたのは確かなことなんだけど、他人から見ても私は疲れたふうなんだな、って。 そりゃあ、今までもてるにはよく「疲れてるね(苦笑)」って言われてた。でも、それは、てるとの間にシンパシーがあるからだと思ってたのね。 でも、あっちゃんに言われて、わかったよ。 ごまかすのに、昨日から旭川に行ってて、今朝帰ってきたばかりなんだとか言ったけど、あっちゃんの 納得は引き出せなかったらしく、しばらく訊かれ続けて、私はとうとう 「生きてても仕方ないと思って生きてるからだよ」 言ってしまった。 去年の暮れにご母堂を亡くしたばかりの彼女に。 …という事実を思い出したのは、昼休みが終わって、彼女が自分の席に戻ってしまってから。 それから、心臓の動悸がえっっっらい大きく聞こえてました。 午後から仕事にならなかった、っていうのは、そういう理由もあったの。 あーあ。 ほんとに私ってば、考えなしだなあ…。 あっちゃんが傷ついてたらどうしよう…。 そう思ったら、やっぱり目に見える全部がまた悲しーくなっちゃって。 しばらく自分の席じゃない、だーれからも死角になる場所の古いパソコンで仕事をしなきゃならないのをいいことに、そこに移動して、仕事してるふりでしばらく泣いてた。 そこは非常に落ち着く場所で、パソコンの置いてある机と病院向けの自動清算機のデモ機に挟まれた(その間たるや60cmほどの)狭ーい空間。 でも窓が近くにあるから、外も見られる。プログラムがわからなくて仕事が止まってても突っ込まれないし、精神衛生には良い場所。 しくしくしく…。 でも、私の心配は取り越しだったのか、あっちゃんの心がものすごーく広いのか、定時の鐘が鳴った直後に 「ねえねえ、まおちゃんの好きなひとって、○○さん?」 と、小学生のような悪気のなさで話しかけてくれた。 「…ハズレ(笑)」 ああ、でも良かったあ。 夕方からは、結婚退職する方の送別会と、新人さんの歓迎会でした。 数少ない女性の先輩であるO田さんと、M和さんと、課長と、まずタクシーで会社を出発。最寄の地下鉄駅で降りたところで、課長だけJRに乗った。私たちは市営地下鉄でススキノまで移動。 課長は、JRに乗って某ショッピングモールへ行き、革の小物に名前を焼き付けてくれる店で、退職する先輩へのプレゼントにお財布を買うつもりだと言っていた。 実はM和さんというひとは、一回結婚を機に退職していたのだけど、頼まれて職場復帰している。その彼女も退職するとき、その名前入りお財布をもらったんだって。 課長…。 ステキvvv…。 中華料理の一次会。課長の隣で、新人のひとりの、通称「タロー」の向かい。 今年の新人の中ではがっしりした方で、よく日焼けした感じなのがSEらしくなくて、なかなかカッコいい。 課長とお話しているうちに、課長が、私の大学の先輩だっていうことが発覚!!(学部は違うけど、課長も文系だったので、使っていた校舎も同じでかなりふたりで笑いました) 「なんだ、じゃあ、御茶ノ水は得意かい?」 「はい(苦笑)」 ビンゴゲームで、アルミのフライパンにとうもろこしが入ってて、ガステーブルの上で揺するとポップコーンができるやつが当たりました。わーい(笑)。 ロシア料理の二次会。 お通し代わりにピロシキが出る。 これがまた美味しいー(酔ってるからなおさら、こういう味の濃い、しょっぱい具のものが美味しく感じられる)!! お店のママが、ウォッカの瓶と、ショットグラスみたいな、すごく小さなグラスを配りながら何度も 「この小さいグラス一杯飲んだら、絶対にその後で普通のコップ一杯の水を飲むのよ!!」 と言った。 ウォッカは初めてだったので、想像できなかったが、ほんとに飲んだら、喉にじーんとするんですよ。 私がいただいたのは、レモンウォッカっていう、レモン風味の飲みやすいやつだったんだけど、それでも一口お酒飲んだら、コップ半分くらい水が飲まさる(←「〜(動詞未然形)+さる」北海道弁で、「自然に〜してしまう」の意味)もん。 ちなみに私の席は、課長の向かいで、さっきの「タロー」の隣。 しばらくして、「タロー」がトイレに行き、そのまま帰ってこなかった。 新人研修のとき、ずっと新人のリーダーだったという男の子も同じ配属で、この場にもいたのが「ちょっと様子を見てきます」と言って出て行った。 そして「リーダー」も戻らなかった。 心配して出て行ってみると、ぐろぐろの「タロー」が、店の前の廊下で体育座りをしていて、その周りを「リーダー」と、A木くんとH田くんが囲っていた。 見るからに体育会系な男の子が潰れるのって、すごい美人がゲ○してるのと同じくらい気の毒な図になるもんだね。 「大丈夫?」と声をかけても、「タロー」は動かない。どうやら、全然大丈夫じゃないらしい。 「…そういえば、○川さん、さっきからずっと飲ませてましたよね?」と、A木くんら2年生たちに言われる。 違うよぉ〜!! 私はサラリーマンをしている女性のたしなみとして、グラスが空いたら注ぎ、グラスが空いたら注ぎ、っていうのを繰り返していただけだよー!! …もっとも、それが、たまたま今ワイドショーと週刊誌で話題のウォッカだったってだけで(笑)。 店の中に戻ったら、KDさんも俯いたまま動かなくなってた(笑)。 だから、ママが水飲みなさい、って言ってたじゃないですか!! ... 急に泊まれと言われて。 - 2003年07月03日(木) 旭川の某病院に出張した。 朝から事務所に行かないで、9時ちょうどに札幌発の特急に乗り、10時半頃旭川に到着。 旭川という街は、おそらく日本で最も寒い街だ。冬になれば軽々と氷点下20℃にもなってしまう。 しかし、この街は同時に、おそろく北海道で最も暑い街でもある(けっこう北にあるにも拘らず、である)。年較差が大きいのだ。 病院に到着次第、作業を始める。 一台のパソコンにデータベースと、クライアントソフトをインストールして、スタンドアロンで動くデモ機をつくることが今日のミッションだった。 しかし、12時間経過しても、私は作業を遂行できなかった。 …。 どうもね、そう簡単なハナシじゃなかったみたい。 で、私にこの仕事を依頼して、今日も同行していたT橋さんが一言。 「最後の特急は10時(←22時)だから、今日は仕方ない、旭川に泊まるか」 しかし、ホテルが空いてなくてさー。 部屋が一個しかないの。シングルの部屋がふたつ空いている、なんてホテルが全然ない。平日だっていうのに。 そしたら、天皇陛下と皇后様が、ここらへんに来ているらしく、いろいろとその関係のひとがホテルをとってしまっているらしいのね…(泣)。 でも、最後で大逆転が起こって、駅前に建ったばかりの東横インに泊まることが出来たのー!! 東横インは、女性客にだけ洗顔フォームと入浴剤とかが入った気の利いた“お泊りセット”をくれるのだ。ホントにありがたーい。 そんで。 T橋さんとご飯食べた後、ひとり、部屋で「ドラバラ鈴井の巣」を見て寝る。 今日も私の住む白石区で悪の秘密結社が大暴れである。 ...
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